「はっ……夢か。夢、かァ……」
貴嶺さんのおっぱいが異常な速度で制服やブラジャーの許容量を限界突破したと思った所で目が覚めた……覚めてしまった。
(これまた良い所で終わるんだもんなァ……あの立ち位置的に後もう少しであの凄まじく豊満になったおっぱいに包まれていたはずなのに、何でこうも上手くいかねェのよ……)
そんな無情な事実にげんなりし、再び机に突っ伏したオレ……授業中の居眠りってのは寝る時間が極端に短いせいで夢を見れる可能性も低く、その為に見れたとしても残念な結末になる事がほとんどだった。
(と言うか、まさか見れるとは思ってなかったわ……)
「はぁ……短い割には良い夢だったのになァ……」
「どんな夢だったの?」
「えっ?……た、貴嶺さん!?」
声がした方に振り向くとそこにはプリントの束を胸に抱えた貴嶺さん……と言うか起きてから前しか確認してなかったから誰も居ないものと勘違いしてた。
「ようやく起きたみたいだね、村野くん?」
「あ、あぁ……今さっき起きた所」
「もう、授業中はちゃんと起きてないとダメなんだよ?」
「うっ、ご、ごめん……次から気をつけるよ」
「わかればよろしい!」
そんな言葉のやり取りをして和む、やっぱり貴嶺さんは可愛いなァ……ん?何か抱えたプリントの束の向こうにある貴嶺さんの胸の辺りに違和感が。
「貴嶺さん、それ……」
「それ?」
「ほら、その胸の……うわっ!」
「ど、どうしたの?……って、何これ!?」
胸の違和感を指摘しようとした所、その違和感はブレザーとその下のブラウスを一気に弾け壊しながらむくむくと大きくなっていき……そのまま抱えたプリントの束とブラジャーを押し上げるように勢いよく肌色のそれ、つまりおっぱいが盛り上がってきて貴嶺さんはプリントの束を落としてしまう。
「く、苦しい……」
「貴嶺さん!大丈夫!?」
「も、もうダメみたい……きゃあ!」
そしてどんどん膨れ上がっていくおっぱいは最後に残ったブラジャーすら意図も容易く弾け飛ばして、弾け飛ばした後もその圧倒的な存在を誇示し続けていったのだった。