百十の母

bakuさん110万アクセス記念



☆沙羅☆(物語)・検索(挿し絵)作

「せぇがさたんしろぉー、せぇがさたんしろぉー、せっがたさぁーん・しろぉー。」
 あまり上手でもない歌の一節がまるで壊れたレコードの様にくり返し響きわたる、そのうちに
布団の中から白く細い指が出てきて格闘家型人形の頭をぴこっと叩く。
「本日も遊びの道に精進せいよ。」
 と、格闘家が野太い声でいえば、ちょっとアニメ声の入った女性の声がする
「うぇ、もー朝かぁ?」
 と布団の中からうにょーんといった感じで一人の女の子が出てきた。
作者:おいおい、今日は君の一日のご紹介なんだからみなさんにご挨拶しなさい。
 え?私ですかぁ?夕子って言います!え?自己紹介ですかぁ?名前言ったでしょ!それだけじ
ゃだめなの?
 じゃあ、身長は160センチ、年齢は19才で好きな物はマロンケーキです!
 これだけじゃだめ?じゃ・・恥ずかしいけどウエストは58センチで〜す、へへぇ、結構細め
でしょ?ちょっとだけ自慢なんだ。ヒップは・・ほんのちょっとだけ大きめの92センチってと
こかな?体重は50キロ、重い?言わないでよぉ、気にしてるんだから!
 え?バスト・・聞くの?えっと・・えへへっ。ってかんじかな?だめ?はぁい。110センチ
ですぅ・・胸が重いから体重も重いんだってばぁ、ホントだよ・・だからあんまり聞かないでよ。
 現在、私の仕事はなしってゆーか、フリータやってます。なんだか大学行くのもめんどーだっ
たし就職してもよかったけどこの不景気じゃいいとこなんてめっかんないしぃ。ってなわけで高
校出てすぐにぷーしてます。
 今のバイトは本屋の店員、コンビニも考えたんだけど深夜までやんなきゃいけないしへんな兄
ちゃんにおそわれるかもしんないから時給が安いけどこっちを取ったってこと。
 さって、よいしょ!と言いつつ、のそのそっと布団から起き出してくんの、残念でしたネグリ
ジェなんか着ていないよ。上半身はねぇ、ふつうのTシャツで下半身は高校で使ってたジャージ
です、あー笑ったなぁ。
 Tシャツには可愛いひまわりの花柄がプリントされてるからこれはお気に入りなんだけど、私
が着ると横方向にのびちゃって、フットボールのような形の花柄になっちゃってるのだ。ちょっ
と悲しいかな?
「よっし!今日もがんばっぞー!」
 鏡に写った自分の姿を見て気合いを入れる、これを忘れると一日なんだか落ち着かない気分に
なる。単なる気分的な事だと解っていてもやっぱりやりたい。えいっと片手を思いっきりあげる
とそれに合せて胸が少し揺れる。
 その後でさっさと着替えてバイト先の本屋さんへ向かう、上着はたぽたぽっとしたおおきめの
Tシャツ、下は飾り気の無いジーンズっていう格好。本屋さんだからあんまりセンスの良い服を
着ていく必要も無いのだ。
「おっはよーございますぅ。」
 今は朝9時、本当は朝10時の開店だけど1時間前にはきてやんなきゃいけないことがいっぱ
いある。まずは掃除、そして新本の棚だし、開店前だからって遊んでいられないのだ。
 さてまずはそーじ、中掃除は閉店作業で夜の人がやるから私は外掃除、店のシャッターを開け
て水をまいて掃除をする、胸に隠れてほうきの先が見えないから適当な掃除だけどどーせ毎日掃
除するし適当でいっか。これで10分くらいっと。
「てんちょー、外のそーじおわりましたー。」
 さてお次は届いている本をならべる。実はこれ結構苦手なのだ、屈みこんだときに胸と膝が当
たって邪魔だし、背中や腰には本の重みと一緒に胸の重みをずしっと感じる。
 昔行きつけの下着屋さんで聞いたけど私の胸は両方で3キロ以上あるらしいから、ブラジャー
を作るのも楽じゃないって言ってた。
 10時になって開店したからレジに立って接客、一つ一つの本を受け取って金額を打ち込んで
お金をもらって頭を下げて次のお客さんを待つ、そのくり返し。1時〜2時は休憩してそんなこ
んなで5時になると次の人がくるので交代。
 そうやって仕事をしていると次第に胸の中にミルクが溜まってきてどんどん胸が重く大きくな
ってくるのが分かる、朝家を出る時には胸がブラの中でぷかぷか泳いでいたけど今はブラの中に
ちょうど収まってる感じかな?
 まだ大丈夫だけど、お仕事が終わる時間になって家に帰る頃になると、ミルクで胸が張っちゃ
ってとっても痛くって・・ブラが小さくなったみたいで締め付けてくるからちょっと嫌になる。
 そうそう仕事中胸にお客さんの視線を感じる事なんていつもの事、そのうち8割くらいは男の
人だけど2割くらいは女の人の視線、そんな時にその人の顔を見ると気持ち悪がってる顔。
 中には露骨に私の胸を見て「やぁねぇ、そんなに男の視線を集めたいのかしら?」というおば
さん達までいる。私だって手術とかでむりやりで大きくしたんじゃないんです〜!
 小学5年生の時に初めてブラをつけてから勝手にドンドン大きくなったんだからしょうがない
でしょ、中学校卒業した頃には既製品のブラジャーが使えなくなってくるしミルクは出てくるし
で結構大変なんだよ。
 たまにはハプニングなんかもあるけど普通はレジで5時までやったら引き継ぎしてお仕事を終
了、基本的にはこれだけど時々変則的になるし税金とかを引かれるので1ヶ月で9万円くらいっ
てところ。この中から毎月4万円をおうちに入れるので私が自由に使えるお金は5万円くらい。
 この自由に使える5万円の中から遊びにいくお金だとか、服を買うお金とかにすんだけどその
ほとんどが上半身、それもインナーに消えてしまうのだ。
 だーってブラいっこで2万円もするんだよぉ、お店で売ってる既製品じゃ合わないからオーダ
ーメイドの特注品、それに3キロの乳房を支えるから傷みも早い、だから毎月買わないとダメだ
もん、服とかは彼氏に買ってもらえてもインナーとかっておねだりしにくいから結局自分で買う
事になる。特殊体型ってすっごく損!!
 でもってお仕事が終わったらまっすぐおうちに帰ります。もうその頃には胸の中に溜まり切っ
たミルクで皮膚がパンパンになっちゃって胸が重くなってきたからブラの肩ひもが伸びてきても
う少しでちぎれちゃいそう・・。
 服もたぽっとした服にして目立たなくしてるけどもう気付かれちゃってるのかなぁ?午前中は
背筋伸ばして午後は背中丸め気味にしてるけど午後の方が胸、ちょっと大きく見えるから。
 そうそう、帰り道はちょっと恐いかな?途中にくらい道があるから遅くなると酔っ払いのおじ
さんに抱きつかれたことがある、だから早めに帰らないと・・ね。そうして今日もおうちに帰り
着く
「みんな元気だったー?」
 お部屋の電気を点けるとみんな私の方を見る、ぽんたにぴーすけにみーこにゆーた、みんなあ
たしの可愛い子供たち。って言っても人間の子じゃないよ。全部どーぶつの子供たち。
 ぽんたはハムスター、友達のゆーちゃんの家で生まれたんだけど増えすぎたんで1匹うちに来
た子。ぴーすけとみーこは猫、バイトの帰りに2匹一緒の箱に入ってたんで拾ってきた。
 ゆーたは犬、昔はここへ時々餌をもらいに来るだけだったのにいつのまにか家の住人になって
た。ぴーすけやみーことケンカでもしたらどうしようかとおもってたけど今の所大丈夫みたい。
 みんなあたしの回りに集まってくる、みんなおなかすいてるんだから・・ミルクを飲ませよう
として服を脱ごうとするけどTシャツが胸に引っかかっちゃってなかなか脱げないのだ。
 下から手を入れて胸を迂回させるようにシャツをめくりあげる時に胸を押す、すると胸からミ
ルクが出てくるのが分かる。
 そうした後ブラを外すとブラにべったりと白いミルクが付いている。母乳パッドもミルクを吸
い込みきってこれ以上吸い込めないみたいで指で押すとそこからじわっとミルクが出てくる、そ
れをぽいっとごみ箱へ入れるとべったんという音を立てた。
 そして私が座るか座らないかのタイミングでぴーすけが私の胸をめがけて飛び込んで来た。早
速右の乳首から吸い始める。早速ゆーたも負けじと左に吸い付いてくる。

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 すると私の胸の中で痛いくらいに溜まっていたミルクが次々と流れ出していくのが分かる。こ
くこくと飲む度に胸の痛みが引いて軽くなっていく、ぴーすけとゆーたがごっくんごっくんとミ
ルクを飲む。
 ぴーすけもゆーたも5分くらいミルクを飲んだら満足したみたいで隣の部屋にのんびり歩いて
いった、そうしたら今度は今度はみーこがやってきてあたしのミルクを飲む。
 あたしはみーこの飲み方がすき、ゆっくりと優しく飲んでくれるから。ぴーすけとゆーたも嫌
いじゃないけど2匹とも慌ててるのか時々飲んでるうちに乳首をかまれることがある。だけどみ
ーこはゆっくりと飲んでくれるから好き。
 やがてみーこもおなかいっぱいになったみたいであくびを一つすると興味ないと言った感じで
どこかに歩いていった。多分隣の部屋でみんな一緒に遊んでるのかな?
 最後に残ったミルクを搾ってお皿に入れてぽんたにあげるけど、最近まだ残ってることが多い
から植木鉢の中へ注いでおくの、ミルク以外に肥料をあげていないけども元気に花が咲いてくれ
るからうれしいな。
 でも、最近もっとミルクが出るようになったからお昼に一度帰ってこないとだめかな?みんな
も飲みきれなくなっちゃうからもう1・2匹どこかからもらってこないとだめなのかなぁ・・。
 それじゃみんなにミルクもあげたし私はお風呂でも入ってのんびりしよーっと、台所で夕飯を
作っているおかあさんにただいまの挨拶をしてからおふろ場に行きジーンズとショーツを脱ぐ、
だけど胸に隠れて下が見えないから鏡に写しながら脱いでいく。
 そうしてお風呂に入ると胸が湯船に浮かぶ、これが結構気持ちいい。手でお湯をすくって胸に
かけてみる。お湯が胸を伝っていく。胸がお湯を弾いてお湯が胸を滑っていく。
 私はこの瞬間が好き、自分が美しい存在だなってちょっと思えて少しだけ自分が好きになれる
瞬間だから。
 そう、私は4匹の子供たちの母なの、きっとこの胸はあの子たちと私のために神様が私にくれ
たものだと思うから大切にしなきゃ。それじゃ、ばいばい!!