大宇宙温泉物語

ttn 作
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「優弥さーん!絵草の間のお客さんが呼んでましたけどー?」

そう大声で呼びかけて来たのは双子の元気な妹のほう、ツグミだ。

俺の仕事といっても床掃除だったり客の要望を聞いたりと簡単なものだ。
ただ、俺を悩ませたのは男の従業員でも女湯の掃除をしなければならないこと。
必死に見ないようにとしてはいるがなかなか大変であった。

そして一番苦労してるのは自分より大きな宇宙人の相手。
浴衣をしまうのだって100メートルの浴衣じゃ苦労させられる。
驚くことに小指ほどのレイ先輩は数センチしかないのにもかかわらず
飛んだり跳ねたりして上手く仕事をこなしていた。俺も色々と慣れるべき事が多い・・・。

「ああ、分かった!今行くから!」

そう言って俺は絵草の間を目指す。

宇宙にはさまざまな大きさの生き物がいる。
だが彼らは大きさで種族を区別したりせず上手く共存している。だが、それにも限度はある。
だからこの温泉ではあまりにも大きい宇宙人や小さい宇宙人は別室でおもてなしをしている。
絵草の間は大きすぎる宇宙人用の部屋の一つだ。

絵草の間に到着、さっそく浴室へ行く。

「すいませーん!今来たんですけど・・・」

そう大声で言って辺りを見回す。だが俺には浴室の壁しか見えない。

「ここですわ・・・お願いは体を洗ってもらう事です・・・」

開いた口が塞がらない。浴室の壁が震えたと思ったら
それが持ち上がり、見上げればビルほどはありそうな身長を持つ
真っ白な肌をした金髪の美少女が立っていた。
顔つきは10代位に見えるが、その体は凄まじいふくらみを持っていた。

「私は横になって眠っているのでその間に・・・お願いしますね?」

そう言うと彼女はうつ伏せになった。
ビルがいきなり倒れてきたような衝撃が地面に走り思わず転ぶ。

「まずは背中から重点的に・・・足や首も・・・そして・・・」

彼女は指を指す。その先には、俺から見ればガスタンクほどの大きさのふくらみが二つ。
もちろん体のどの部分かは、言わずとも分かるだろう・・・。

「終わったら教えて下さいませ。今度は仰向けになりますので・・・」

そう言い終ると彼女は目を閉じ眠り始めた。

やるしかないだろ、これは・・・男ならば。
俺はドラム缶いっぱいのボディーソープを背負い
ブラシを片手にまず3階建てはありそうな足の裏を登り始めた。



俺に体を洗ってと頼んだその客はすっかり眠ってしまったらしい。
気の遠くなるような巨大さだがやるしかない。
足の先からロッククライミングのように登っていく。
そして大量のボディーソープを少しずつ使いながら体の背面を洗う。
両足、背中、首・・・そしてあの場所は最後に行うことにしている。

ガスタンクほどのふくらみが二つ。健康的な引き締まりを持ちつつも
たぷんっと聞こえてきそうなほどにやわらそうで大きな彼女のお尻だ。
呼吸に合わせて静かに膨らんだり、縮んだり。
遠くから見てもその大きさはよく分かる。やらなければ。
足を置いてみる。マシュマロのようなその感触に衝撃を受けた。
あまりのやわらかさに歩くだけでもままならない程であったが
なんとか必死に歩いていく。
そのままお尻の真ん中へ行き、横になってみる。

ふにょんっ・・・と倒れた体の全てを包み込むやわらかさ。
暖かく、心地よい。このまま眠ってしまいそうな・・・。

その幻惑を耐える。体を洗えといわれたのだ、仕事はしなければ。
ボディーソープをお尻全体に撒く。そしてブラシでこすっていく。
ブラシに力を入れる度に、ゆるやかにお尻の形が変わっていく。
その大きな二つのふくらみに抱きつきたい・・・という幻惑に何とか耐え
無事に体を洗い終わった・・・・・背面だけだが。



「ありがとうございます、それでは正面もお願いしますね・・・」

そう言うと彼女はまた大振動を起こしながら体を動かす。
今度は仰向けになった。大船のような足、広大なお腹。そして・・・

「山・・・だな、これはもう・・・」

可愛らしい寝顔の下にそれはあった。天高く突き上がる胸の先。
何千トンあるのかと考えさせられるその質量。
彼女が少し仰向けになっただけなのにもかかわらずそれは
ぼよよょぉっんっ・・・と激しく大きく動いてくれた。

尻の幻惑にさえ耐えかねたのに、はたしてこれを見て俺は
満足に仕事をしていられるだろうか・・・?
だがやらなければならない。俺は背面と同じ手順で始める事にした。



背面と同じように足から登って洗っていく。
ジャンボジェットのような大きさの太ももに引き付けられそうになるが、何とか耐えて洗い終える。
広大な土地のように広がるお腹は引き締まっているのだが
適度に肉が付いておりそれがまた俺を誘惑した。
だがそれら全てを洗い終えた俺に残された最後の場所。

「文字通り、山登りするか・・・」

体からぼおぉんっっ・・・と張り出している巨大な胸の端にしがみ付く。
お尻の柔らかさも超えるほどの柔らかさ・・・上手く登る事ができない。
なので登る際には強く地面を掴んだ。
ぼゆんっ、たゆんっ・・・と掴むたびに胸という大地がわずかだが揺れているのがわかる。

頂上に到着。そこにある数メートルほどの薄いピンク色をした巨大な突起物。
あれだって体の一部。しっかり洗うに決まっている。
ボディーソープを付けた両手でしがみ付き、揉みしだくように洗う。
びぐぅんっ!と地面が揺れたと思うと目の前の突起物がじんわりと膨らみだす。
もっと必死に洗う。びぐびぐぅんっっ!とより激しく地面が揺れる。
もっと・・・!と思ったが、さすがにやりすぎたようだ・・・
あまりの揺れに体のバランスが崩れた。そのままぼよおぉんっっ・・・と落ちていく俺。
途中で足を滑らせ思わず死を覚悟したが、運が良い事に何とか助かった。
だが全身がすっぽりと挟まってしまったらしい。広大な胸という大山の谷間に・・・。
手や足で押し返してもむにゅんっ、ぼにゅんっ、もにゅんっと全て吸収されているようである。

結局大声を出して彼女を起こすしかなかった。

「あらあら・・・体を洗ってもらうはずがどうしてそんな所でおくつろぎに?」
「はぁ・・・色々ありまして・・・出来れば出してください・・・」

その後、谷間に挟まり動けない俺は彼女に恥ずかしいところを見られてしまった。



「優弥さん随分時間掛かりましたねー?まあ、初めてですしこんなもんですかね」
「はぁ・・・出来ればこの仕事、他の人に回してくれたら嬉しいんだけど・・・レイさんとか」
「何言ってるんですか!明日と明後日、予約済みですよ!レイさんは別の仕事がありますし!」
「えええええぇぇぇ!またこんな事を!?」

今更だが・・・この仕事は辛い・・・。
お楽しみがあっても・・・やっぱり大変である・・・。