大宇宙温泉物語

ttn 作
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「何か腹減ったなぁ・・・」

ここは大宇宙温泉の従業員用の休憩室。優弥は今日は弁当を忘れてしまっていた。

「あれ?これは・・・差し入れか?」

ふとテーブルの上にお菓子の入った箱が無造作に置かれているのが目に付いた。
とにかく今は腹が減って仕方がない。ちょっとぐらいのつまみ食いならバレないだろうと
優弥は結局それを食べてしまったのであった。

「意外と旨いな。これならいくらでも食べれ・・・うっ!!胸が・・・苦しっっ・・・」

突如胸が締め付けられるように痛みだした。息もほとんどできない、意識がもうろうとしてきた。
俺はこんな所で死ぬのか・・・?さっきのお菓子には毒でも入っていたのか?
薄れいく意識の中で様々な思いが交差する、これが走馬燈なのだろうか・・・。



「ハイお疲れー」

優弥が今にも意識が無くなりそうな時、貴子が部屋に入ってきた。

「助け・・・て・・・」

最後の力を振り絞り貴子に助けを求める。だが返って来た言葉は意外なものであった。

「優弥・・・ここにあったお菓子食べたわけ?勝手に食べちゃダメでしょうがっっ!!」

いやそれどころじゃないでしょ!!・・・と言いたいところだが声が出せない。

「あんた何やってんの?服脱ぎなよ。それじゃあ苦しいでしょ?」

そう言って貴子は優弥の上着を脱がせる。

「はぁ・・・はぁ・・・助かった・・・息ができる・・・」

上着を脱がされたとたんに胸の苦しさは無くなった。だが同時に身体に違和感を感じた。

「なっっ・・・!?なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ!!!」



何と優弥は女の身体になっていたのだ・・・!!!
身長は170cmのままであるが髪は腰まで伸び、腰はくびれ、尻も大きくなっていた。
そして極めつけは胸だ。リリと並ぶほどの大きい爆乳が胸にくっついていた。
男モノの服にこんな爆乳を詰め込んでいたのなら苦しくて当然だ。

「あんたねぇ・・・お菓子の説明書き読まなかったわけ?」

貴子の話によるとこれは『ニョータルト』というお菓子らしい。
何でも女が食べても何も起こらないが、男が食べると女体化してしまうらしい。
ちなみに先日、貴子が宇宙旅行に行った時のお土産とのことだ。

「あんら男の従業員が食べると大変だから、女だけで食べるつもりだったんだけど・・・」

かなりの美女となった優弥をさっきからジッと見つめ続ける貴子。

「それにしても・・・あんたいい女になったわっ!もしツグミに見つかったら・・・」
「みんな〜お疲れさま〜!」

噂をすれば何とやらツグミが部屋に入って来た。

「あれ?お姉さん誰ですか・・・?」

ツグミと目が合う。この場を切り抜ける最善策を必死に考え続ける優弥。だが・・・。

「おっ!?おっぱい大き〜いぃぃぃぃぃ!!リリ姉に並ぶほどだよっ!お姉さんっ!!是非おっぱい揉ませてくださ〜いぃぃぃぃぃぃ!!!!」

いや初対面の相手だったら失礼どころじゃ済まないぞ!?もうただの変態じゃないか!!
と優弥は思ったのもつかの間、ツグミが優弥めがけて突進してきた。
身の危険を感じ全速力で逃げ出す。

「まってぇぇぇぇ!ちょっとでいいから揉ませてぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

1歩踏み出すたびに爆乳がもの凄い勢いで揺れまくり走りづらい・・・
だが、今はとにかく逃げるしかない。



「はぁ・・・はぁ・・・何とか逃げ切れたみたいだ・・・」

宇宙人街の中をどれだけ走ったか分からない。
それ程までにツグミにしつこく追いかけられていたのだ。
とにかく今は走って喉が渇いた。何でもいいから飲み物がほしい。
とりあえず近くの店で飲み物を買うことにした。

「は〜!!疲れた時に飲むミルクは最高だなぁ!!・・・ん?ミルク!?」

いつもの仕事帰りのように、シュレース星人のミルクを飲んでしまった。
普段なら男である優弥がミルクを飲んでも疲労が回復するだけで何の問題は無い。
だが今は女の身体である。つまりミルクの効果が・・・!!!

「しまった〜!!!」

叫んだ時にはもう遅かった。優弥はドンドン巨大化し、かなりの巨人になってしまった。
おっぱいもアリアより小振りではあるが、それでもかなりの爆乳である。
災難続きで思わず涙目になってしまう・・・。

「あの・・・どうかされたんですか?」

声を掛けてきたのはノヤと巨大化したゆかりであった。
おそらく二人で宇宙人街へ遊びに来ていたのだろう。

「俺・・・いや、私・・・その迷子になってしまって・・・」

俺が女になっていると分かったらあらぬ誤解を受けそうなので女口調で話す。
とっさに迷子なんて言ってしまったが、こんな巨体で迷子になるなんてあり得ないだろ!
などと自分自身にツッコミを入れたくなる。

「それは大変ですねっ!良かったら私達と一緒に来ませんか!?」

親切心で言われているため何だか断ることができず
俺は一日ノヤ達と過ごすこととなったのだった。



「ちょっと狭いですけど気にしないでくださいね」

夜になり今の巨大な身体で寝る場所もなく、成り行きのままノヤの部屋で寝る事になった。
元々ゆかりも今日はノヤの部屋に泊まるつもりだったらしく
ベッドは俺、ノヤ、ゆかりの3人でぎゅうぎゅう詰めになっている。
ちなみに俺はノヤとゆかりに挟まれている。

夜中になると2人とも寝ぼけて俺に抱きついてきた。
何度も二人のおっぱいが両腕に当たり
興奮のあまり、とてもじゃないが一睡も出来なかった・・・。



朝になると優弥の身体は全て元通りになっていた。
いつもの男の体だし、身長だって巨人ではなくなって一般男子高校生そのものとなっていた。
だがそれでも、喜べる状況ではない。
今の優弥は通常サイズの状態で、ノヤとゆかりという2人の巨人のおっぱいの間に挟まれていたのだ。

「たっっ・・・助けてくれぇぇぇぇ・・・」

このままでは、巨大おっぱいの圧力で潰されるのも時間の問題だ。とにかく今は叫ぶしかない。

「う〜ん、何か声が聞こえる?・・・って優弥ぁ!?何してるのよぉっっ!?」

目を覚ましたゆかりに優弥は何とかおっぱいから助けてもらった。
だがこの後ゆかりとノヤに『寝ている女の子のベッドに潜り込んだ変態』として
散々お仕置きされたのは言うまでもない・・・。