milk story

ttn 作
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「ねぇツグミ、最近巨人のお客さんが減ったと思わない・・・?」
「そうだよね。いつもなら少なくても1日10人は来てたのに最近は1〜2人くらいだし・・・そんなことより!私は最近爆乳のお客さんが減ってることの方がショックだよっっ!!!」
「あんたはまたそれかっ!!」

リリとツグミのいつものやり取りを、厨房から眺めているドム。
端から見ると漫才みたいだなぁ、などと思っていた。

「あら、二人とも元気そうねぇ?お久しぶり・・・」

2人が振り替えると180cm程あるスレンダーな美人がいた。
どこかで見たことがあるような気がする・・・が誰だか分からない。

「あら分からないの?私、アリアよ?」
「うそぉぉぉ!?アリアさん・・・おっぱい何処に行っちゃったのぉぉぉ!!」

今のアリアのおっぱいは爆乳ではなく、完全にツルペタであった。それに何故かショックを受けたツグミは思わず叫んでいた。

「いやいや、ツッこむトコ他にもあるでしょうがっ!!アリアさん!どうしてそんな身体になったんですか?」

ツグミに代わりリリが冷静に対処する。

「milk smallっいうお店のミルクを飲んだからなのよ・・・?」
「milk small?聞いたことないですけども」
「そうでしょうね・・・今シュレース星人や他の巨人の間でのみ流行っているのよ?ルイーナさんっていうノンシュ星人のミルクなんだけど・・・」

アリアの話によるとノンシュ星人は、シュレース星人と同じくらいの巨人種族で
爆乳からミルクを出すという、シュレース星人と様々な面でよく似た種族らしい。
しかしそのミルクの持つ力は全く逆のもの。飲むと身体は縮小し、おっぱいはツルペタになる。

「私達巨人って色々不便も多いし、みんな地球人サイズになって羽を伸ばしたいってわけなのよ?」
「それで最近巨人が少なくなったんですねぇ・・・」

納得するリリ。だがツグミはというと・・・。

「ノンシュ星人・・・宇宙の至宝である、巨人の超爆乳を消しちゃうなんて・・・許せないっ!!」

謎の怒りを向けていたのであった・・・。

「ウフフ・・・まさかこんなに上手くいくなんてねぇ・・・?」

怪しく笑うのはルイーナ。milk smallの店主であるノンシュ星人だ。

「計画通りこの街の巨人達はみんな私のミルクを飲んだみたいね。これで巨人は私だけ…」

そしてルイーナの計画は次の段階へと進むのであった。



「アリーサちゃん!今日は久しぶりに巨人のお客さんが来てるよっ!マッサージ頑張って!」
「ありがとうございますツグミさん!じゃあ、行ってきます。」

そしてアリーサはルイーナの待つ絵草の間へと入って行った。
彼女はかなりの巨人であり、胸のサイズもとてつもなく巨大であった。

「チッ!また巨乳っっ!見せびらかしやがって・・・許せない・・・!」

思わずいつものブラックな部分が出て来てしまうアリーサ。

「それじゃあ今からマッサージ始めますからっ!少し待っててください!」
「その必要はないわよ?」

何が起きたのか分からないままにアリーサは
ルイーナの首元のペンダント型の小さな檻に囚われてしまったのだ。

「やっとアルファス星人を捕まえたわ・・・」
「何するんですかっっ!?ここから出してくださいっっ!!!」
「今からあなたは私の奴隷となるのよ?ちなみに今あなたが入っている檻は特注の金属で出来ているから巨大化しても絶対に壊せないのよ・・・?」

首元のアリーサに微笑むルイーナ。余裕の表情、とでも言えるものである。

「望みは・・・何よ・・・?」
「まず、私を巨大化させなさい!」
「アンタみたいな、チチデカ悪人にっ!!そんなことする訳ないでしょうがぁっ!!!」

怒りのあまり、本来隠し続けるはずのブラックな性格となっているアリーサであった。

「そう・・・ならば」

そう言ったルイーナは部屋から出て、目についたツグミを胸の谷間で捕まえた。

「貴方のお友達に痛い目をみてもらうしかないわね」
「ツグミさん!!!・・・・・・仕方ないわね・・・」

巨乳なヤツなんかに協力したくは無い。
だが同じ職場の仲間であるツグミを、危険にさらすことなんて出来ない。
逆らえないままにアリーサは、ペンダントの檻の隙間から、右手の人差し指でルイーナの体に触れ巨大化させる。
元々かなりの巨人であったため、巨大化後はとてつもない巨体になる。

「あぁぁん巨大化って素晴らしいっ!これで私に対抗できるものはいなくなったわっ!!」

上機嫌となったルイーナは快感に酔いしれている。その時だった・・・。



「アリーサとツグミを返してもらうわ」

声の主はノヤだった。巨大化したルイーナと比べるとノヤの方が頭1つ分大きい。

「この街の巨人は私が全て縮小したはず・・・あなた何処から!?それにその巨大さ・・・まさかギガラ星人!?」

ノヤは基本的に地下室にいる為、ルイーナのミルクが流行っていることを知らなかったのだ。

「そう。いい加減諦めたらどう?」
「くそっ!こうなったら・・・最大限まで巨大化させなさいっっっ!」

ルイーナはペンダントの中のアリーサに命令する。

「何度も命令すんなっ!!それに、これ以上の協力なんて・・・!!!」
「きゃあぁぁぁぁぁんん・・・」

ルイーナの胸の谷間の奥深くから、ツグミの叫び声が聞こえる。何だが少し、歓喜の悲鳴のようであったが。

「ほら。早くしないとお友達が、私の胸の谷間で潰れるわよ・・・?」
「ひ、卑怯者め・・・!!」

もはや逆らうこともできない。アリーサはルイーナに再び触れ、最大限の巨大化をしてやった。

「アハハ!最高の気分ねぇっ!宇宙最大の種族であるギガラ星人すら今の私には足元にも及ばないわぁっっ!!これから・・・全宇宙を支配してあげるっっ!!!」

今のルイーナは天に届くほどの巨人。空の上から地上を見下ろしている。

「盛り上がってるトコ悪いんだけど、そろそろ終わりにさせてもらうわ」

ルイーナが後ろを振り替えるとそこには、自分より遥かに巨大なノヤがいた。

「なっっ!?どうして、そんなに巨大化できるのよ!!有り得ないわっっ!!!」

ルイーナは自分を超えてさらに巨大化するノヤに驚きを隠せない。

「巨大化?違うわ、これは『縮小解除』よ」
「どういうこと…?」
「私達ギガラ星人は『巨大過ぎる』から普段は、縮小薬で最大限に縮小しつつ生活をしているのよ」

ギガラ星人は宇宙最大クラスの巨人。だからこそ多くの問題を抱えている。
ただ普通に屋外で生活するだけでも、他の種族とは共存できないほどに巨体なのである。
そのためノヤは普段、外に出るときは必ず縮小薬を飲んで出かけるようにしていた。
それでも充分に大きすぎるほどではあるが・・・。

「ちなみに今はまだ、ほんの数滴しか縮小解除薬を飲んでないんだけど・・・これでもまだやる?」
「うぅっ・・・分かったわよ、完璧に降参するわ・・・」



milk smallはその数日後、何の断りも無くいきなり閉店した。
多くの巨人の宇宙人に好評だったため、惜しむ人々も多かったらしい。
だがツグミなどはむしろ安堵していたという・・・。