大宇宙温泉物語

ttn 作
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一流の女傭兵であるデカン星人のユノ。
今日も司令官であり先輩傭兵であったバーバラの指令により
新たなる戦地に送られているのであった。

今回の指令も、とある基地の完全な破壊。
その基地は難攻不落の巨大要塞・・・と恐れられているのだが
それも他の星人達の間での呼び名でしかない。
巨人種族の中でもかなり大きな体を持つデカン星人。
その前では宇宙戦艦も巨大な人型兵器も踏まれ、蹴られ、潰されて終わるだけであろう。

小惑星よりも巨大なデカン星人サイズの移送船は、目的地までもう間近である。

「よぉーし・・・一仕事してこようかしらっ・・・!!!」

移送船を飛び降りるユノ。準備は万全であった。
だがユノはまだ知らない。今回の戦場で出会う未知なる強者の存在を・・・。



「総司令官っ!!奴ら・・・巨人の手を借りたようですっ!!!」

ここはユノの破壊対象となっている基地。
そこにいる兵士は、司令官の男に驚きと恐怖の中でそう伝えた。

「あれが巨人・・・あんなの相手じゃ勝てるわけありませんよっ!?」
「馬鹿者がぁぁっ!!!巨人と言ったってあんな小娘だろうが!!!我が軍の兵器で・・・」

兵士の声に怒りながら反論する司令官。軍人としてのプライドが許さないのだろうか。

「あの巨人の前ではミサイルだってエンピツみたいなもんですよ!?相手になりませんよ!?」
「うるさぁぁっっいい!!!さっさと総攻撃命令をせんかっ!!!!」

兵士の意見は正しい。ミサイルなどデカン星人にとって小さな火傷くらいしか与えないだろう。
だが司令官は絶対。数分後には、基地全体に総攻撃命令がかかる。
まず始めに基地に搭載された大型ミサイル弾の砲身が
目の前にいる大山のような少女へと向けられた。

「面白いわぁ・・・そんなおもちゃで私をを倒そうって言うのねぇ・・・?」

ニヤリと笑うユノ。放たれたミサイルの最初の数発がユノにぶつかる。

ドオゴオォォォォォォォォォォォンン・・・!!!!!!!!!

「やったなこれはっ!あんなデカさだ!ミサイルも外れず全発命中したろうっ!!!」

だが煙の中から姿を現したのは予想外の光景であった・・・。



迷彩柄の軍服を来た巨人の小娘ユノ。
そしてそれを守るように前に立ち塞がった、もう一つの大山のような影。

腰まで伸びた艶やかな黒髪、胸元が大きく開いた藍染めの着流し。
高層ビルも一刀両断出来そうな刀を腰に携えたその風貌は
時代劇からそのまま抜け出してきたかのようなものだった。

「アンタ・・・あたしを今の爆風から庇ったってわけ・・・?」

自分と同じくらいの巨人である、見知らぬ和服の美女に話しかけるユノ。

「いや大した理由ではない。ただ弱いものイジメなど見過ごせ無くてな」
「なっっ!?ふざけんじゃないわよぉっっ!!!あんなミサイル何十発当たっても、痛くも痒くも無かったわ!!!」
「クク・・・強がりを言うもんじゃないぞ・・・?」
「何ですってぇぇぇぇぇ・・・・・・・!!!!!!!!」

こちらをもて遊ぶような物言いにユノはさらに怒り、問い詰め続ける。

「そもそも・・・なんでこんなトコいるのよアンタっ!ここは私の戦場よ!!!」
「仕事をしに来ただけだ。殺し屋としての私の仕事をな」
「こっ・・・殺し屋ぁぁぁ・・・!?つまり殺しの仕事か何かぁ・・・?」
「そう、仕事だ。この基地の司令官の抹殺。そのためにここまで来たのだからな」
「なるほどねぇ・・・」

そんな風に話し合う大山のような女巨人2人に対し、司令官は巨大スピーカー越しに話しかけてきた。

「そこの軍服小娘と和服の女!今から貴様らに地獄を見せてやろうっっ!!!泣いて降伏するなら命は助けてやるかもしれんぞっ!!!もしかしたらなぁぁぁぁっっっ!!!!」

基地にあるありとあらゆる兵器が全て2人の女巨人向けられた。

「殺し屋!あんたの名前は!?私はデカン星のユノ!超一流傭兵よっっ!!!」
「ククッ、私はタマユラ・・・中々に面白い奴だな。お前・・・」

「撃てエエエエエエエェェェェェェェェェェッッッッッ!!!!!!!」

総攻撃が始まる。だが女巨人達は話し込んでいる。

「タマユラねっ!アンタ!私の足引っ張んないと約束するなら、この戦場にいても良いわよっ!?」
「私の目的は司令官の抹殺。お前も邪魔しないなら殺さないでおくが・・・?」

2人の猛者はそれぞれ見つめあいニヤリと笑いあう。
ここに大山のような女巨人2人による、最強の共同戦線が張られた・・・!!!



そこからの2人を止められるものなど誰一人いなかった。

自らの豊満な肉体を使って全てを潰していくユノ。
足で戦車や砲台を粉々にし、手で戦闘機を握りつぶす。そして止めのヒッププレス。
高いジャンプと、ユノのとてつもなく巨大なお尻の持つ破壊力によって
まるで隕石の落下でもあったのかと言うほどのクレーターを作って見せた。

そしてタマユラも負けてないどいない。高層ビルも一刀両断出来そうな刀を抜く。
そしてそれを軽く振るだけで、刀の振りで生まれた剣圧という名の風が吹く。
それが当たり一面を簡単に吹き飛ばしていく。そして全てを両断する刀の技。
その刀捌きの美しさに、思わず呆然として立ち止まる兵士さえいたほどであった。

1時間もせずに基地は壊滅。
生き残った兵士達が必死に白旗を振り続けているのが
巨人である2人の目線からも良く分かった。

瓦礫の中から司令官である男を何とか探し出したタマユラ。
必死にピーピー何かを叫んでいたが、ドンッ!とガスタンクのように張り出した
二つの乳房が作り出す深い谷間に落としてしまうと
もう小うるさい声も、何もかも聞こえなくなった。恐らく乳房により乳圧のせいであろう。
仕事は完了したのである。

「さらばだ、傭兵・・・そうだ、もし始末して欲しい輩がいるなら私に連絡するといい。格安で引き受けるぞ?」
「フンッ!!!倒したい奴は自分の手で倒してこそ・・・アンタの手は借りないねっ!!!」

そんなユノの声を聞き、タマユラは微笑すると静かに戦場を後にした。

「殺し屋タマユラ・・・レイの次はあいつでも良いかもねぇ・・・!」

そしてユノもまたやって来た移送船に乗り、戦場を後にした。

この2人の出会い・・・これは、双方にどんな影響をもたらすのであろうか・・・。