亜子と先輩

ttn 作
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あの濃密な放課後を共に過ごした、宇城亜子と先輩の二人。

そして、あの日から数週間が経過した現在、二人の仲は更に強く深いものとなっていた。

毎日のように体を縮める薬を使って、人形サイズとなる先輩。
亜子はそんな小さな体の先輩を、いつも胸で精一杯に愛撫していた。
そして、愛撫されている時の先輩の表情はいつも、安らかで幸せそうなものであり、亜子はそんな彼女の表情を見るのがとても嬉しかった。

もちろん、その逆というパターンも存在した。
人形サイズとなった亜子を、胸の谷間に挟み込んでみる先輩。
服の上からでは分かりにくいが、先輩の胸はかなり大きく、非常に豊満なものだった。
そんな先輩の、巨大な二つの胸が作り出す、柔らかで暖かい谷間に埋もれた亜子は、いつも心の底からの幸福感を感じていた。

「えっと……今日はどうします、先輩? いつもみたいに先輩が小さくなるか、それとも今回は逆に、私が小さくなってみます?」

そして今日もまたいつもと同じように、宇城亜子は可愛らしいポニーテールを揺らしながら、目の前にいる先輩に声を掛ける。

「いや……今日はいつもとは違う、新しいことをやってみようと思うんだ」
「新しいこと、ですか?」
「そう。人形遊びも毎日のようにやりすぎて、少し飽きていた所だしな!」

不思議そうに尋ねる亜子に対して、堂々と答える先輩。
そして彼女は不意に、ポケットから小瓶を取り出した。

「さあ亜子……まずはこの小瓶の中にある、液体の匂いを嗅いでみてくれ」
「これですか? 分かりましたけど……あっ…………」

先輩の持っていた小瓶の匂いを嗅いだ亜子は、急に強い眠気に襲われて、意識を失ってしまう。
それを見た先輩は、倒れ込む亜子の体を優しく支えた。

「さあ、始めよう……今日も、私とお前とだけで、じっくりと楽しもうじゃないか……」

先輩は、意識を失っている亜子の顔を見て、怪しげな表情を浮かべる。
そして彼女は今も、部屋の中で一人、静かに笑っていた。







「んっ……あれ? ここは、一体……」
「やっと目を覚ましたようだな。ほら、亜子……周りをよく見てみるんだ」

目を覚ました亜子は、先輩の声を聞いて辺りに目を向ける。

「周りって…………えっ!? な、何なんですか! ここはっ!?」

亜子は大声を上げて、驚愕の表情を浮かべていた。
今の彼女の目の前には、何の変哲も無い、至って普通の街並みが広がっている。
だがその街は一つだけ、全く普通ではない部分があった。

「ミニチュア? いや、でもこんなに精巧で……まるで、本物みたい……!」

足元に広がるのは、ミニチュアのような街並み。
何十階もありそうな高層ビルさえも、ここでは亜子の膝よりもずっと小さかった。

「お前に嗅がせた、あの小瓶の中にある液体はよく効いたようだな……」
「あっ! そういえばさっき先輩が嗅がせてくれた、あの液体に顔を近づけた途端に眠くなって、気が付けばこの場所に……」
「種明かしをしてあげよう。あの液体には何と……幻覚を見せる効果があったんだ!」
「幻覚……ですか?」
「あ。もちろん副作用は一切ないから、安心してくれ……」

心配そうに聞く亜子を見て、先輩は優しげに答えた。

「あの液体は、匂いを嗅ぐと一時間だけ、眠りの中で幻覚が見られるんだ。しかもその幻覚の中の世界は、好きなように作る事が出来るのさ! そして今回、私が考えたのは……」

先輩は、豊満な胸を突き出して、亜子に宣言をする。

「突如、数十メートルはある超巨人になってしまった二人の女子高生っ! 肉感的な全身をフルに使って、街並みを破壊し尽くしても、二人の興奮は収まらないっ!」
「なるほど……いつもやってる人形遊びの反対を、この夢の中の世界で実現しようってことですね」
「その通り! さあ亜子、ここは夢の中なんだ。誰も見てはいない……好きなだけ楽しもうじゃないか……」

先輩は、ゆっくりと亜子に近づき、その体を優しく抱き寄せる。

「はい、そうですね……夢の中なら先輩と、どんな恥ずかしいことだって……」

抱き寄せられた亜子は、頬を赤らめながら小さくうなずく。
今、巨人となった二人だけの、濃厚な時間は始まった。

「…………何だかやりづらいですよね、先輩」
「そんな事はないさ。夢の中だぞ? もう存分にやってくれ!」
「では……行きますっ!」

まず初めに亜子は、先輩を押し倒して、制服の上着を脱がした。
制服という締め付けから解放され、先輩の巨大で柔らかそうな、二つのおっぱいが露わになる。
そして二人の巨人が動くたびに、街並みはドンドン破壊されていった。
亜子はまず、目の前で凄まじい存在感を放っている先輩の二つのおっぱいを見て、それを力一杯揉みしだいた。

「あんっ! あああぁぁぁ…………もっと力強くても、いいんだぞ亜子……?」
「分かりました……それじゃあ、更に…………!」
「ああ…………はああああんっ!」

何度も形を変えながら、勢いよく揺れ動く、先輩の爆乳。
二人のプレイが激しくなるほど、街はさらに圧倒的な衝撃を受けて破壊されていく。

それから一時間もの間、二人だけの濃厚な時間は続いたのである。









「おっと、そろそろ一時間だな。今日はこれで、終わりにしないと……」
「ええっ!? そんな先輩……私、まだ全然物足りないですっ!」
「まあ、そう言うなよ亜子。明日だって、たっぷり楽しむ時間はあるさ……それに今日は、初めてにしては充分に楽しめたはずだろう?」
「……分かりました。確かに、そうですね……今日だって、先輩と何度も触れ合えたし、明日はもっと……」

そう言うと、亜子はこの一時間の記憶を思い出して、恥ずかしそうに顔を手で覆った。

「さあ亜子。もう一度、この小瓶を嗅いでくれないか?」
「へっ? 幻覚の中で、また幻覚を見るんですか? 何だかややこしい事に……」
「この液体の効果で見た幻覚から、安全にちゃんと抜け出す為には、こうするのが大事なのさ……幻覚の中で眠りに付く事で、現実世界のお前が起きるってわけだな」
「はあ……何だかよく分からないですけど、先輩がそう言うなら……」

亜子は、先輩の言う通りにまた小瓶の匂いを嗅いで、再び眠りに付いた。

「よし、ちゃんと眠ったようだな。ふふふっ……亜子は寝顔も、本当に可愛いな……」

先輩はそう言うと、スヤスヤと眠る亜子にキスをして、彼女をおぶった。
そして廃墟と化した街を、歩いていく。

実は、目の前にあるこの光景は幻覚ではない。
先輩が、亜子に嗅がせた液体も、ただの即効性の睡眠薬なのである。

二人がいるこの場所は、無数のミニチュアが設置された、とあるスタジオの中であった。
先輩は驚くべき事に、巨大化した二人の女子高生という、シチュエーションのためだけに
わざわざスタジオを一つ借り切って、そこに自分一人の手で、黙々とミニチュアの模型を並べていったのである。

その労力は計り知れないものがあるが、先輩は、二人で共に過ごす楽しい時間のためならば
むしろ一切そんな事は気にならず、満足感や達成感の方が上回っていたのだった。

「亜子の、この満足そうな寝顔が見られれば、私の数十時間にも及ぶ努力も報われるというものだな……ホント、素晴らしい時間だった……」

先輩は一人でそう呟きながら、街から歩き去っていく。

明日は一体、どんなプレイをしようと考えているのか。
それは、彼女自身にしか分からない……。