ミルクジャンキー その5

VOX Bob 作
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ピピッピピッ。
最早条件反射となった音に反応して、利佳子はもぞもぞと目覚ましに手を伸ばした。
「んー、もう朝か……そっか、あの後ミルクを搾り疲れてそのまま寝ちゃったんだっけ」
目を覚ました利佳子は濃いミルク発する独特の臭いの充満した部屋を見渡した。
昨夜利佳子が飲んだはずの20本以上の牛乳瓶には、どれもなみなみと利佳子の母乳が注がれている。
「ひぃ、ふぅ、みぃ……我ながらよく出したわ。飲んだ分は全部だしちゃったんだし、これだけ搾ったらおっぱいも大分……あれ、少し大きい?」
流石にパンパンに張った186cmのボリュームには及ばないが、それでも十分すぎるほどの圧倒的存在感をその双乳は放っていた。利佳子はメジャーを取り出すと慣れた手つきでそのサイズを測り始めた。
「えーと、140cmかぁ。牛乳飲む前は118cmだったからこの22cmは私の成長分ってことね」
もはや朝の日課となったバストの成長記録をつけると、母に買ってきてもらった店で一番大きなサイズのベストに胸を押し込んで学校へと向かった。その時、起きぬけの喉の渇きに自らの母乳を1瓶ほど飲み干していたがそれは無意識の行動であった。

「ふぅ、疲れたぁー」
早めに家を出たにも関わらず教室についたのは1時間目の始まる3分前だった。これだけのものをぶら下げているのだから当然といえば当然なのだが。利佳子は机の上にどすっと(そう、まさにどすっという表現が相応しい重量感だった)胸をのせると、それをクッションにして突っ伏してしまっていた。
「た、体力が欲しい……やっぱり体操とかしないと駄目ね。このままじゃおっぱいだって垂れちゃうし」
自らの胸の柔らかさを堪能しながらそんなことをぶつぶつとつぶやいていると、突然利佳子の両胸に鋭い刺激が走った。
「ひゃうん!」
前の席に座っていた智子が利佳子の胸を揉んだのだ。智子はその手の動きを止めることなく話しかけてきた。
「おはよー、利佳子。私も大きくなったけどおっぱい枕のできる中学生なんてやっぱ利佳子だけねぇ」
「お、おっぱい枕って智ちゃん……ん、あ、ちょ、ちょっと、やめ、て……」
大きさだけではない、感度も増している胸への愛撫に利佳子の声に甘いものが混じり始めた。流石にその姿に智子も慌てたのか
「あはは、ごめんごめん。そういやさ、明美が来てないよね。入る服が無くて休みだったりして」
とごまかすように言うと前を向いてしまった。
(もう、智ちゃんったら。あんなに搾ったのにまたおっぱいミルクがにじんできちゃったじゃない……でも、確かに明美ちゃん遅いな。いつも真っ先に教室に来てるのに)
そんなことを考えながら利佳子は隣の明美の席を見た。いつも元気でにぎやかな明美がいないと、それだけでなんか調子が狂ってしまうようだった。ただそうこうするうちに授業が始まると、胸が邪魔で四苦八苦しながらノートをとることに夢中になってしまった。狭い机を有効利用して何とか1時間目を乗り切って大きく伸びをすると、その大きすぎる胸に布地を取られてしまっていた上着からは乳肉が飛び出し、辛うじて乳首から上だけが隠れているいわゆる下乳の状態になってしまった。それを見た男子生徒の何人かが前かがみでトイレに駆け込んで行ったが、利佳子自身がその刺激的すぎる姿に気づいたのは休み時間終了間際に戻ってきた智子に指摘されてからだった。自分の大きすぎる胸を皆に見られたかと思うと利佳子は2時間目が始まってからも顔を上げることが出来なかった。しかし、恥しい思いと同時に、初めて自分が注目を集めているという事実は利佳子を興奮させていた。乳首が硬くしこって、ピチピチの布地の上着にはっきりとその形を表していた。

結局明美が来たのは2時間目も半ば過ぎた頃だった。
「すいませーん、遅れましたー」
教室の後ろのドアが開いて明美の声が響いた。黒板に向かって板書していた先生が振り返りながら
「早く席につきなさい。一体どう……」
と、そこまで言ったところで固まってしまっていた。口をぽかんと開けたまま視線はある一点を凝視していた。それを追って利佳子も振り返り、そして同じように硬直した。そこにいたのは紛れも無く明美だった。ある一点さえ除けば昨日と全く変わりない姿である。そう、その胸の大きさだ。ただ利佳子にとっても智子にとっても予想外だったのは、その胸が昨日別れたときとは比べ物にならないほどさらに大きく成長していたのである。優に200cmを越えているのは確実だった。それを見た智子は思わず
「いるじゃん、他にもおっぱい枕の出来るやつ……」
とつぶやいていた。明美はどこから手に入れたのか特大サイズのブラウスを着ていたがそれでも布地とボタンの間はめいっぱいに引き伸ばされ、隙間からはブラにつつまれていない生の肌がのぞいていた。
「胸が重くて遅れちゃいました。すいません」
明美はそう言うとてへっと笑って利佳子の隣の自分の席についた。先生はその明美の声ではっと我に返ったのか、
「え、あぁ、うん、そうか、以後気をつけるように……」
と必死にそれだけ言うと授業を再開しようとした。しかし一度崩れてしまった精神を立て直すことは出来なかったらしく、
「後の時間は自習とする」
とだけ言って出て行ってしまった。出て行くときの姿勢がやや前かがみだったのは気のせいでは無いだろう。しかしながら自習と言われてもこの状況で静かに勉強など出来るわけも無い。教室のざわめきはどんどん大きくなっていった。男子生徒も女子生徒も誰もが明美のほうをちらちらと盗み見ている。そのクラスの様子に利佳子はふとかつてはいつも感じていた感情を思い出していた。自分より大きな胸への羨望や嫉妬の入り混じったそれは急激に利佳子の胸の内を満たしていった。
(昨日まで、ううん、ついさっきまでみんな私を見てくれたのにもう誰も私のことなんか気にしてない。明美ちゃんのほうがおっぱいが大きいから……そんなの駄目、おっぱいをもっと大きく、明美ちゃんよりずっと大きくしないと誰も私を見てくれない……)
既に利佳子はその想いに支配されていた。今すぐにでも家に帰って牛乳を飲まなきゃ。しかし席を立とうとした利佳子はあることに気づいた。
(ふふ、そうよ、家まで帰らなくてもここにたっぷりのミルクがあるじゃない。とびっきり濃くて甘ぁいミルクがいっぱい……)
もはや利佳子には何の躊躇いも無かった。
「明美ちゃん、ちょっといいかな?」
そう言って利佳子は明美を人気の無い屋上へと誘い出したのだった。

続く