視線の先には・・・

ザッキー(物語)・桜庭丈一朗(挿し絵)作
Copyright 2002 by Zakki (story)
Copyright 2003 by Joichiro Sakuraba (picture)

私は香奈、綾瀬 香奈といいます。十四歳の中学二年生です。
私、自分の体に悩みがあるんです。
顔は童顔だって友達によく言われます。実際の年齢より幼く見られることもしばしばです。
私の体は小枝のように細いんです。幼児体型ってわけじゃなくて、ほんとガリガリで痩せぽっちなんです。
友達はブラジャ−付け始めたりする話を聞いたりすると私はいつまでたっても痩せっぽっちのままなんじゃないかって
すごく不安だったんです。あんなことが起こるまでは・・・

 秋の夕暮れ・・・紅い夕日にさらされながらいつものように香奈は帰宅中だった。香奈はホントに細かった。
手足はもちろんのこと体は抱きかかえたら折れてしまいそうなほど細かった。
香奈は眼鏡を掛けており髪は三つ編みにしているごく普通の女の子だった。
ただ、あまり目立つ容姿ではないようだ。
「はぁ・・・」
 香奈はいつ見ても変わり映えしないセ−ラ−服の胸元を見つめていた。
香奈は体育の時、友達がブラジャ−を見せ合ったり触りあったりしてたのを思い出した。
「香奈はいいよね細くて」
 友達が私の細く白い体を誉めたつもりらしいが私は嬉しくなかった。
何度も肉をつけようと色んな食事や運動も試してみたがどれも効果はなかった。
「私はいつまでたってもこの体なのかしら・・・」
 トボトボと歩く。
「そこのお嬢さん・・・」
「えっ?」
 香奈は振り返った。さっきまで何も無かったと思っていた木の下に人が座っていた。
多分、下を向いて歩いていたのだろうと香奈は納得した。
「あのぉ、何か?」
 香奈は恐る恐る声を掛けた。その人は黒いロ−ブのようなものを着ていてフ−ドのせいで顔は分からない、小さなテ−ブルを前に小さな椅子に腰掛けていた。まるで影のようだった。
「何か御悩みがあるんじゃないんかね?」
 人は男とも女とも分からない中性的な声で尋ねてきた。香奈はこの影になぜか興味をもっていた。
「あのぉ、私自分の体がいやなんです」
 香奈は自然とこの人に悩みを打ち明けていた。
「ほぉ、こんなに白く細くて美しい体なのに?」
「私、この体にウンザリなんです。友達みたいにブラジャ−したいし大人っぽい格好もしたい。もっと目立ちたいんです」
「ふふふ・・・、勿体無いそんなに美しい体よりも俗物のような体を願うか、じゃあこれを飲みなさい」
「これは・・・?」
「貴女がそれを飲めば人に見られることで貴女の体は望む体を手に入れられるだろう」
「ホントですか?」
 香奈は嬉しくなって立ち上がりその場を去ったが、数歩歩いて気味が悪くなり振り返ったがそこには何も無かった。

 机の上の小瓶を見つめながら考えていた。しかし、考えはグルグルと回るだけで結果は出なかった。
ついに香奈は意を決して小瓶を開けた。御世辞にもおいしそうとは思えなかったが、一気にその紫の液体
を飲み干した。
「うぇぇ、マズイ・・・」
香奈はアニメのような変化を期待したが、何も起こらなかった。
「何よ、何も起こらないじゃない!」
香奈は拍子抜けしてそのまま眠った。

翌朝・・・。
昨日のことを考えながら香奈は登校していた。しかし、道の段差につまずいてしまった。
「きゃッ」
 香奈は特にスカ−トを短くしているわけではなかったが、盛大に転んだのでスカ−トがまくれ、
細く白い足と白いパンティが登校中の男子の視線にさらされた。
「アンッ」
 僅か数秒スカ−トの中を見られただけなのに香奈は電流のような快感を感じた。
香奈は恥ずかしくなりサッと立ち上がり走っていった。
「はぁはぁ、恥ずかしい。あんなことで感じちゃうなんて」
 ふと、香奈はパンティに違和感を感じた。今朝までぴったりだった。パンティがキツいのだ。
香奈はスカ−トをおろし自分の下半身を見た。細かった太ももに心なしかふっくらと肉がつき始めていた。
「まさか?・・・人に見られたから?でも・・・」
 香奈は自分の変化に確証が持てなかった。
「よしっ」

更衣室、香奈は体育の準備のために着替えていた。いつも香奈は隠れるようにコソコソと着替えるのだが今日はあのことを確認しようと思い切って友達の前で胸をはだけた。そこにはまっ平らな肌に小さなピンクの乳首がのっていた。
「私の胸って何で大きくならないのかなぁ」
「あは、香奈っておっぱいホントないよねぇ」
「香奈気にしちゃダメよ。女の子は胸だけじゃないわよ」
「そうよ、香奈の体って白くて細くてお人形みたいで素敵よ」
「ありがとう」
 たわいも無い会話をしていた香奈だったが、胸に注がれる視線に頬は赤く染まっていた。
変化は始まっていた。小さなピンク色の乳首が、ムクムクと大きくなり始め、あっという間に小指の先ほどに膨み、肋骨の浮き出ていたやせっぽちの胸から、すぐに肋骨は見えなくなり、乳首は押し上げられるように前へ前へと突き出し、緩やかな円錐のように膨らみ、それからは丸みを帯び、半球のように膨らんでいった。香奈はその場にうずくまった
「香奈どうしたの?」
「ごめん、ちょっと貧血みたい。もう少しこうしてたら大丈夫だと思うから」
 一人となった更衣室で香奈はスッと立ち上がった。プルンと軽く胸が揺れた。そう、平坦だった胸が膨らんでいた。
「やった!」
 香奈は喜び、跳ねたり揉んだりと自分の乳房を楽しんだ。
「おっといけない」
 香奈は喜びから覚めて急いで着替えた。女性らしくなった香奈の体に体操着は膨らみ、先端の突起がはっきり浮かび、丸みを帯びたヒップにブルマは食い込んだ。
「ちょっとやばいかな」
 そんなことを思いつつ校庭に急いだ。
校庭ではすでにみんなが走り始めていた香奈はそっと流れに加わり走り始めた。
ぷるんぷるん
香奈は生まれて始めて感じる胸の揺れに感動していた。見向きもしなかった男子達が香奈に熱い視線を送っている。ゾクゾクっと香奈の体に電流のようなものが走る。走るうちに胸は徐々に大きさを増しブルマの食い込みはさらにキツくなり始めた。
プルンプルンップリンプリン
体操着の膨らみはさらに大きさを増し揺れもさらに激しくなる。体育着は胸に布地の大半をとられ、お腹が丸見えだ。汗で透けた体操着にはくっきりとピンクの乳首が浮き上がっていた。
「あぁ、スゴイ。こんなに大きくなって」
香奈は周りの視線を一身にうける自分の体に陶酔していた。

体育の後の香奈の体は別人だった。セ−ラ−服は大きく大きく盛り上がりセーラー服の胸部の布地はぱつんぱつんになり今にも破れそうだ。ゆっさゆっさと大きく揺れ、さらに視線を集める。その視線はさらに香奈の体を豊満でふくよかにムチムチにしていく。
「あぁ、スゴイみんなが私を見てるのね」
大きく胸に息を吸い込むとパン、パンとボタンがはじけ飛んだ.するとそこから顔を出したのは100センチは優に超えた爆乳だった。もちろん香奈はノ−ブラである。その爆乳はまるごと男子生徒の視線にさらされた。
「キャァァ」
 香奈は充分に見せ付けてから胸を隠す。隠す腕の中で胸はみるみるうちに大きさを増しこぼれそうになる。その場にいた男子生徒みんなが血の海に沈んだ。

「ふふん」
 香奈は上機嫌で髪を解き整える。眼鏡を外しコンタクトをはめた。それだけで香奈はさらに可愛らしくなった。結局あの後保健室でLLサイズのセ−ラ−服を借りて授業受けたが、顔より大きい香奈の爆乳を気にしないものはいなかったし、むっちりとした香奈の肢体を気にならない者はいなかった。初めぴったりだったLLのセ−ラ−服も有り余る成長を遂げた香奈の豊満な肢体を隠しきれなくなっていた。セ−ラ−服はとてもバストを覆いきれていない。かつてお腹の辺りを隠していた部分はその上の二つの肉塊を覆うために奪い取られ,それでもなお,その肉塊は三分の一ぐらいしか収まっておらず谷間の下の部分は丸見えで,小さなおへそが覗く。
香奈は保健室で失敬した短くされたスカ−トを履く。そのスカ−トは歩くだけでも中が見えてしまいそうだ。
香奈は着替えると颯爽と町に出た。

 いつも通りの帰り道ただ一つ違うのは道行く人達が香奈に振り返っていた。髪を下ろした香奈の顔だけでも人目を引くのにそれに加えてもの凄い豊満な肢体がさらに視線を集める。
「スゴイ、みんなが私を見てるのね」
 香奈は自慢げに胸を突き出す。圧倒的な重量感とどっしりとした存在感を出す。たっぷんとセ−ラ−服が覆いきれず胸の半分くらい露わになる。圧倒的な質量の差で溢れているのが見える。香奈はかまわず歩く。
タップンタプゥンプリンプリン
駅に着く頃には香奈の肢体は倍くらいに膨らんでいた。胸はすでに西瓜、いや西瓜より優にふた回り大きく、セ−ラ−服を今にもはちきらんばかりに膨らみ、ミニスカ−トから伸びる剥き出しの太ももはむっちりと肉がつき大人のフェロモンを出していた。
「もっともっとぉ私を見てぇ」
 香奈はパンティが見えるのも気にせず階段を上る。もちろんその間にも成長していた。そして香奈は階段の一番上で突然、靴紐を結んだ。
「あぁん、靴紐がぁ」
 スカ−トからはパンティの食い込んだムッチリとしたお尻を見せつける。

 電車に乗り込み香奈は座る。帰宅ラッシュの中幾つもの視線が香奈の肢体に注がれる。
「もっともっと・・・」
 その視線を受けて香奈の体はムチムチと膨らむ。胸は大きさをぐんぐん増し、セ−ラ−服を弾き飛ばす勢いで膨らむ。豊満さを増す体を感じながら香奈はウトウトと眠ってしまった。その間も厭らしい視線は遮られることはなかった。

 ハッと香奈は眼を覚ました。何だか胸元がス−ス−する。目をやるとセ−ラ−服は弾け跳び香奈の頭より巨きな肉の集まりが二つ、胸にくっついて、ぶら下がっている。幅はもう、体の脇にくっつけた腕よりもはみ出すぐらい、高さもそれぐらい、香奈自身先っぽが見えるか見えないかぐらいあって、まんまるな形をしている。そしてスカ−トからも水分をタップリと含み胸にもおとらないほどパンパンに膨らんだ肉感的な太ももになっていた。そしてその豊満な肢体に厭らしいねっとりとした視線はさらに注がれる。その目の奥には香奈を恐怖させる怪しい光が宿っていた。
「いやぁ!」
 香奈は自分の家のある駅についたのを確認すると一気に飛び出た。
ダプンダプン!ブルンブルン!
豊満な肢体は厭らしく揺れ、あの恐ろしい視線がつきまとう。
「いやぁ」
 香奈は走る。しかし、体はまるで他人のものかのように重い。香奈の体は元の体の倍以上に豊満にふくよかに成熟していた。胸はへそを隠すほどに膨らみムチムチのお尻はブリンブリンと弾けた。
香奈は走った。家に向かって・・・。道を曲がる度に体が豊満になり重くなる。香奈の体はすでに下着一枚だった。セ−ラ−服やスカ−トは弾けてしまった。

 香奈は家に飛び込むとそのまま二階の自分の部屋に入り布団を被り自分の体を覆い隠した。
「香奈ァどうしたの?」
 母親が香奈を心配して香奈の布団を捲くろうとする。
「いやァァァ!見ないで私の体を見ないでぇ!」
(おしまい)