欲を食らわば皿まで

ザッキー 作
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第一話「ガリ勉女」
私の名前は知識学子(ちしきさとこ)。有名進学高校の1年生。両親は学者で幼い頃から親の学者という職業に憧れて勉強してきた。両親は研究が忙しいらしくめったに家に帰ってこないので私は幼い頃から両親の書斎で本を読んでいた。新しい知識を得る喜び。ただそれが楽しくて勉強ばかりしてきた。友達が遊んでいるのも別段うらやましくもなかった。学ぶことが楽しくて楽しくて仕方ない日々。そんな勉強ばかりの私にも学ぶことよりも好きなことができるとは思わなかった。

 赤い柔らかい日差しの中、私は図書室で本に夢中になっていた。放課後は図書館で本を読むのは小学校からの習慣だ。休日も大抵は両親の書斎で読書か市内の図書館で本を読んでいる。図書室内は試験前というわけでもないのでガランとしていて私の他にぽつぽつと生徒が調べ物や読書に勤しんでいる。遠くでは野球部やサッカー部の練習の声が聞こえる。

ガララ…

戸が開くと扉の辺りがざわざわと騒がしくなった。私は大好きな読書の時間を邪魔され、不機嫌そうに入り口の方を見やった。そこには3人の男子生徒がいた。一人が二人に挟まれるかたちで連行されている。脇を固められしぶしぶ歩く男子生徒の顔を見て思わず私は本で顔を覆った。
「北川君…」
 本の間で自分の顔がみるみるうちに赤く染まって行くのがわかる。北川俊昭。同じAクラスで私の初恋の人だった。

 初めて会ったのは始業式の時。入試の最高得点者が代表挨拶するということで私が選ばれたのだが、最高得点者がもう一人いたのだ。それが彼だった。初見の印象は絵に描いた優等生って感じだった。成績優秀、スポーツ万能でルックスもよく家も資産家だという。まぁ、正直その頃の私にはどうでもいい存在だった。
 挨拶自体は簡単なものですぐ覚えられたし、リハーサルも1、2回で終わり始業式当日となった。式が始まってまもなくして、私は今までなかった極度の緊張に陥る。周りにはたくさんの新入生と先輩、父兄。その前で私が挨拶するのだと考えると震えが止まらなかった。それでも、式は順調に進み、私はこのまま出番のないまま式が終わることを願った。しかし、無常にもその時はやってきてしまった。震える足で顔を真っ赤にしながら並んで舞台へ。舞台の上に立ち、振り返った瞬間。目の前に広がる人、人、人、その誰もが私を注視し、挨拶を待っている。私は金縛りになった。声は出ず、目から熱いものが込み上げてくる。その時スッと私の前に立つ影があった。北川君であることに気づくにも時間がかかった。彼は私の代わりに挨拶を始めた。後ろ手にハンカチを渡され私は北川君の影で涙を拭いた。私のパートを北川君が終えると彼は少し間を取り
「できそうかい?」
 小声で私の様子を伺った。私は泣きはらした目で少しぼーっとしていた。
「がんばれ、君ならできるよ」
 北川君は私の手をぎゅっと握ってくれた。暖かくて大きな手に勇気をもらった気がした。ハンカチを握りしめ、彼の挨拶のパートを終えた。それが私の初恋。

 北川君達は周りの様子を気にしながら私から離れた席に座った。相変わらず、北川君の両脇には二人がついている。確か同じクラスの山田と鈴木だったかな?なにやら雑談しているようだが遠くて聞こえない。私はさりげなく本をしまいそっと彼らの近くの書架に身を隠した。そこで最初に聞こえたのは
「お前、高柳さんに告白されたって本当かよ?」
 私の心臓の鼓動がドキンッと跳ね上がった。
「馬鹿、声が大きいよ」
「大丈夫だよ、周りには本ばっかり読んでる連中しかいないって」
「で、どうなんだよ?」
「…されたよ」
 その受け答えに私の頭に同じAクラスの高柳美紀が浮かんだ。高柳製薬のお嬢様、成績は女子では私についで二番目。スポーツ万能で確か北川君と同じテニス部だったはず。
「マジかよ!いいなぁ、あの高柳さんに告白されるなんて」
「だから、声が大きいってば」
「いいなぁ、あのおっぱいをものにできるなんて…うらやましすぎるぞ!トシ!」
 高柳美紀はハーフだ。サラサラの金髪の美人でモデルのようなスタイルのよさだった。特に胸がずば抜けて大きく、まるでスイカを二つくっつけたようなバストでブレザーを盛り上げ、よくブラウスのボタンを飛ばしている。部活中に彼女を間近で見ようと今年のテニス部の新人は例年の3倍だったとか。それでいてそのことを鼻にかけるわけでもなく気さくな令嬢として人気がある。ふと私は本を抱える自分の胸元を見た。本の表紙とブレザーの生地はぴったりとくっつき、硬い表紙の感覚が薄っぺらな胸板に痛い。
「やめろよ。女性を胸だけで判断するようなことは」
 北川君の少し荒げた声に驚くがその内容にほっとなる私。
「でも、大きいほうがいいだろ?」
 しばし、沈黙ののち北川君は少し赤くなりながら
「そりゃあ、女性としては魅力的だと思うよ」
 その一言に私は手足の先まで冷たくなるのを感じた。意識がぼーっと遠くに行きフラフラと本棚から出て席まで戻り鞄を取ると図書室を飛び出した。

 私は学校を飛び出した。走って、走って、足がガクガクになって膝に手を付く頃には家についていた。フラリと起き上がりトボトボと家に入る。玄関を開け、薄暗い廊下を歩き、そのまま書斎へ。部屋一面は本棚で埋め尽くされており、それぞれにはぎっしりと本が詰まっていた。本棚の一つに背を預け、座り込む。
「やっぱり、北川くんも大きいほうが好きなんだ…」
 さっきの会話を反芻するとまた涙が込み上げてきそうになる。自分の胸元に手を当てる。AAカップのブラですら浮き上がりそうな真っ平らな胸。このブラジャーも中学生の頃親に言われて無理やり着けさせられた記憶がある。
「高柳さんはこれくらいかな…」
 手で彼女のスイカのようなバストを想像し、手のひらが丸く円を描きながら宙を彷徨う…。
「ふふふ…」
 ばかばかしくなって顔を腕に埋める。ふと背筋に寒気が走る。走ってかいた汗が冷えてきたのだ。
「着替えなくちゃ」
 部屋に戻って着替える。自分の体のラインを見るのが嫌だった。忘れてしまうようにさっさと着替えると書斎に戻った。部屋に詰め込まれた本を見ると妙に安心した。やっぱり自分には勉強しかないんだなと思うと気持ちも落ち着いてきた。
「あれー?」
 突如、部屋の片隅から発せられた声に飛び上がりそうになる。恐る恐る振り返る…。
「こんちわ!」
「きゃああああ!!!」
「うきゃぁ!!!」
 振り向きざまにかけられた声に驚き腰が抜けその場にペタンと座り込んでしまう。心臓がバクバク言っている。
「もう、驚かせないでよ」
 そういって相手もしゃがみ込む。見ると可愛らしい女の子だった。大きな目がクリクリとしていて小学生くらいに見える。
「あなたどこから入ってきたの?…」
「ん?玄関から入ったよ。扉開いてたし」
 その答えから近所の子が迷い込んできたものだと私は思い対応することにした。
「うちに何か用かしら?」
「うーんとね。ここから発せられた強い波動に呼び寄せられたの」
「波動?何のことかしら?」
「あなたが発したんじゃないの?結構強い波動だったから期待してたんだけどなー。ちぇ」
「あなた、さっきから何をいっ…て・・・」
 そこで私はある事に気が付く。彼女の顔の脇、長いロングストレートの髪から除く。長くとがった耳を…。初めは見間違えかと思った。
しかし、どう見ても人間のそれと比べて長くとがっている…。ふと触れてみる
「いやん、くすぐったいよ」
 少女はくすぐったそうに身をくねらせる。
「ほ、本物!?」
「そうだよ?」
 そういって少女は軽く耳を前後に動かす。私の恐怖は消え去り、元来持っている好奇心がムクムクと首を持ち上げる。
「あなた一体…?」
「ん?あたし?あたしは淫魔だよ。サッキュパスとも言うかな」
「サッキュパス!?」
 奇想天外な答えに頭が混乱するが脳に刻まれた情報が引張り出される…。サキュバス.性交を行うことで命を繋ぐ悪魔っ娘.夜な夜な餌である男性の寝ている元へ現われ,淫靡な夢を見させて精を吸い取ったり,人知を超えた妖艶な肉体で誘惑し,体を交じ合わせて精を吸い尽くす…。
「本当に?」
「本当だよ」
 私がしばし疑いの眼差しをむけていると、少女は嘆息し、
「流石にこのままじゃ信用ないかぁ。でも、発生源はここっぽいし…」
 そう言って立ち上がると彼女はぶつぶつと一人言を発し始めた。よく見ると少女は黒いワンピース水着のようなものだけしか身に纏っていない。流石にドロ遊びなどで汚れると言っても普段から水着で子供を遊ばせる親はいないだろうと思っていると…
「これ、お腹空くんだよねー」
「何を…」
「よーくみててね」
「へ?」
 そういって少女は背中向きになる。
「疲れるんだから少しだけだよ」
 少女の背中がモコっと膨らんだかと思うとバサっとその小さな背中に両手一杯くらいの大きさのコウモリの羽が生えた。
「…!!!!」
 声にならない!目の前の出来事が把握できなくて失神してしまいそうになるのを堪える。完全に私は目の前の少女に心奪われていた。
「どう?これで信じて…」
 羽を収め振り返った少女を突然倒れてしまった…
「え!?ちょっと大丈夫!?」

 私はベッドに横たわる少女の顔を覗き込む。倒れた時は顔も青ざめていて心配だったが今では頬に色が戻り静かな寝息をたてている。少女が心配ということもあったが好奇心の方が大きかった。目の前の信じられないような出来事の数々は私の心を掴まえて離そうとしない。
「んんん…」
「あ、起きたね」
「ここは…?」
「私の部屋」
 まだ寝ぼけ眼の少女の額に手を当て熱を測る。淫魔の平熱は分からないが多分大丈夫だろう。
「そういえば名前を聞いてなかったね。私は知識学子」
「私は二ナ」
「二ナちゃんは何をしに私の家に来たの?」
「強い感情の波動を感じてあそこに。強いコンプレックスだった」
 思い当たる節のあった私は少し戸惑う。その時、グゥっと二ナのお腹が鳴った。
「あ、今夕食持ってきて上げるわ」
「いらない」
「遠慮しなくていいよ」
「違うの。私の食べ物は強い欲求だから。人間の食事とは違うの」
「欲求…精気じゃないの?」
「私は亜種だから」
「ふーん、それってどうすれば満たされるわけ?」
「もちろん、吸うの。私の場合は人間から発せられる強い欲を糧にする。私はその代わりに受けた欲の一部を肉体的に還元して上げるの」
「肉体的に還元ってどんな風に?」
「そうね。大抵は人間を健康にしたり病気を治してあげたり、たまに肉体的な成長を促進したりする感じ」
「肉体の成長の促進…」
「そ、背を伸ばして上げたりとか。でも、健康を保つとか病気を治したりするのに比べて全然効率悪いけどね」
「それって胸を大きくしたりすることもできるの!?」
 思わず前のめりになって聞く。二ナは目をパチクリさせている。
「まぁ、できなくはないよ。痩せさせたりとかはしたことあるし」
「二ナちゃん。私の欲を食べない?」
「え!?いいの!?」
「その代わりお願いがあるの…」
 口に出そうとしてぽっと赤くなる。
「おっぱいを大きくしたいの?」
 二ナちゃんはニヤニヤしながらこっちの反応をうかがっている。
「む、胸だけじゃない。ウエストもお尻ももっと女らしくして欲しいの!…そりゃ、胸が一番だけど…」
 顔が熱くなっているのが分かる。さっきまで好奇心で満たされていた心に急に夕方のことが溢れ出し一気にまくしたてた。
「いいよ。じゃあ、どんな欲を食べさせてくれるの?」
「どんな欲?」
「そ、私は亜種だからある程度あなたが発する欲の種類?みたいなものを教えてくれると食べやすくて助かるんだけど食欲とか金銭欲とか…」
「私の強い欲…」
 言われてみて考えるも私の今までの人生での欲と言った欲が思いつかない。今まで勉強しかしてなくて趣味といった趣味もないし…
「ねぇ、知識欲…ってのは食べられるの?」
「食べられなくはなくもないけど…」
「けど?」
「ううん、なんでもない。」
「ホントに!?ありがとう」
「背に腹変えられないか…」
「え?何?」
「ううん、なんでもないよ」 
「じゃあさ、早速、勉強するね」
 そう言って私は机に向かった。勉強すれば胸が大きくなると思うと普段以上に集中できた。面白いように頭の中に入ってくる。時間も忘れて私は机に向かった。

 ふと机の上で目が覚めた。どうやら勉強しながら眠ってしまったらしい。時計を見るとまだ7時前。学校には十分間に合いそうだ。頭が徐々に覚醒すると私は自分の胸に手を当てた。しかし、そこにあるのは昨日から1mmも成長してない真っ平らなままだった。私はすぐさまベットで寝ている二ナの布団を引っぺがし起こそうとしてぎょっとなる。昨日まで幼児体型だった二ナの腹部が真ん丸に膨らんでいる。まるで妊娠しているかのようなお腹はパンパンに張り詰めていてとても重そうだ。
「ううん」
 二ナが身じろぎして起き上がりふぁぁっと大きく伸びをする。
「あー、よく寝たー」
「ちょっと二ナちゃん、大丈夫なの?」
「ほぇ?何がー?ゲプ」
 まだ半分寝ているようだ。しかし、自分の巨大な腹を見て飛び起きる。
「うわ、結構な量があったんだなぁ。ゲプ」
 二ナは張り詰めた巨大なお腹を撫でながらしきりにゲップを繰り返している。
「もしかして…食べすぎ?」
「そうみたい。思ったより強かったんだね。学子ちゃんの知識欲」
 そう言って重々しいお腹を抱えながらベットから降り立ち上がる。華奢な二ナの体に対してお腹はどーんと前に突き出していてまるでアンバランスだ。するとニナはお腹を抱えながら何やら気合を込め始めた。
「うぅぅぅん」
 目の前の二ナの体が徐々に変化する。お腹がしぼみ始め、それに合わせニナの背が伸び幼児体型だったからだが徐々に丸みをおび始める。どうやらニナの体が成長しているようだ。合わせて私も体が熱くなるのが分かる。特に胸が熱い。昨日までユルユルだったAAカップのブラが急にきつくしめつけ始める。ニナのお腹がすっかりしぼむ頃に、プツッっと音を立ててブラジャーが切れた。
「ふぅ、こんなもんかな」
「ニ、ニナその体…」
「ん?これが私の本当の姿…ってわけじゃないけど、今までは力の消費を抑えるために子供の姿を取っていたの」
「そうなんだ」
 スラリと伸びた手足と細いウエストスレンダー系の美少女になったニナはウィンクした。
「あなたも似合ってるじゃない。そのおっぱい」
「え!?」
 言われて初めて自分の又丘に気が付く。昨日まで下を向けば足しか見えなかった視界にわずかながら障害物ができている。ブラウスの布をわずかながらも押し上げている。初めての女らしい胸元に興奮しながらも触れてみる。柔らかい。ぷにぷにとした初めての触感に私は夢中になる。触れているうちに体が熱くなり指に硬いしこりのようなものが当たるようにんってきた。声が出てしまいそうだ
「あのー、お取り込み中悪いんだけど…」
「んんっ、何ぃ?」
「学校大丈夫?」
 ハッとなって時計を見るといつも起きている時間よりも20分くらい過ぎている。
「ヤバイ!」
 私は急いでシャワーを浴び、朝食もとらずに着替え、家を飛び出した。
「いってらっしゃーい」
 家の玄関でニナが手を振っていたが答える間もなく走る。

 しばらく走って間に合うくらいまでになると私は歩調をゆるめた。せっかくシャワーを浴びたのにこれでは無駄になってしまったなぁと思っていたら急に胸元がヒンヤリすることに気が付いた。そういえば胸が大きくなったせいでブラジャーをつけていない。ブラウスの生地が直接肌を撫でる感触は悪くはないが白いブラウスにはツンと乳首の位置が浮かび上がってしまっている。私はブレザーの襟をぎゅっと狭めた。恥ずかしさと成長した胸に対する喜びで顔が赤くなる。
 ふと視線を上げると前を歩く姿に気が付く。スカートの上からでも分かる豊満なヒップはつつましやかな歩き方に関わらず左右に盛大に振れ、校則ギリギリの短さのスカートから伸びる白い太ももはむっちりとしていながらテニスの成果で足首などはキュっとくびれている。背中にかかる金髪は艶々としておりサラサラと風になびいている。そして、その体の脇からはみ出し真ん丸と膨らみブレザーの生地をはちきれんばかりにしている乳房。間違いようがない。高柳美紀だ。その後ろ姿から発せられる濃厚なフェロモンと上品な気品をまとった肢体に、周りを歩く男子どもの視線がまとわりつく。しかし、そのいやらしい視線を気にすることなく堂々と歩く美紀。そのいやらしい視線に混じって一筋の憎悪の視線があったことには気がついてはいなかった。
 私は高柳美紀の後ろ姿を睨みながら今に美紀を上回る肢体を手に入れ、成績以外の全ても高柳美紀を超えてやると思った。そうすれば、北川君もきっと私を振り返ってくれる。そう信じて疑わなかった。
 校門の前に差し掛かって反対側から北川君の姿を見つけると私は顔が赤くなった。しかし、それは束の間だった。前を行く高柳美紀がその巨大なバストがゆっさゆっさと揺れまくるのも気にせず、北川君に走っていく。そして、北川君の腕をとりその巨大なバストに挟み込むと一緒に歩き始めたのだ。
 私は体に怒りと憎悪が充満して行くのを感じ取った。絶対にあの女から北川君を奪ってやる。

 教室に入るとすぐに私は机に教科書とノートを広げ、必死に勉強した。一秒でも早く高柳美紀を超えて北川君を取り戻してやる。その時は私はすっかりニナを家においてきたことを忘れていた。
「うわぁ、すごい執念」
 学校の木に腰掛け、窓の向こうで一心不乱に勉強する学子を見てニナは驚いた。実は朝、学子が家を出てからずっと追いかけてきていたのだ。
「知識欲なんて全然おいしくないし普通はあんまりお腹にもたまらないんだけどねー」
 そう言って自分のお腹を撫で回す。そこには今朝ほどではないが大きく膨らんだお腹が鎮座している。
「こんだけの量を発してるんだから彼女の知識欲ってのも相当なものよね。これなら思っていたよりも大分早く回復できそうだわ」
 机に噛り付くかのように勉強する学子を眺めているとニナは学子の体から黒いもやのようなものがにじみ出すのを見つけた。
「いいもの見ーつけた」
 ニナはニヤリと口の端を吊り上げ、舌舐めずりをした。

 6時間目体育の時間。私は勉強したくて仕方がなかった。いっそ、図書館で勉強してようかとも思ったが、サボりということをただ一度もしたことのない私はそれがとてつもない悪いことに感じられ、足は更衣室に向かうのであった。更衣室を開けると中でキャアキャア騒いでいる。見ると着替えをする美紀を囲んで女子が騒いでいる。
「すっごーい、美紀ちゃんまた胸大きくなったんじゃない!?」
「胸だけじゃないよ!お尻もパンティはちきれそうだよ!」
 シルクのブラジャーとショーツを纏った美紀を女子がきゃーきゃーと騒ぎ立てる。美紀もまんざらでもないのか着替えを止めてそのはりきれんばかりの豊満な肢体をみんなに見せ付けている。
「美紀ちゃん、そのブラジャー新しくない?」
「そうなのよ。ブラジャーがきつくてしょうがないから今日変えたの」
 そう言って、胸を両手で持ち上げると左右にゆさゆさを揺らす。豪奢なレースのブラジャーの中でたぷたぷとプリンのように胸が躍る。
「すごーい、一体何センチに!?」
「前は132センチって言ってましたよね!?」
「知りたい?」
 美紀が焦らすと女子はさらに執拗に聞き始める。ようは聞いて欲しいのだ。自分の自慢のバストサイズを。美紀は少しすると小声で答えた。
「144センチよ」
「すごーい!!何カップなんですか!?」
「もうとっくにカップなんてものに収まらなくなってるわよ」
 美紀は笑いながらそう言うと再び着替えを再開し始めた。私は思わず聞き入ってしまった。美紀のバストサイズは144センチ。一体自分のバストとどれだけの差があるのかと考えると少し頭がクラクラした。ブラウスのボタンを外すと心なしか自分の胸が朝よりも大きくなっている気がする。膨らみが丸くなって寄せると小さいながらも谷間ができた。ブルマも穿いてみると心なしかいつもよりも食い込みがきつい感じがする。その感触に私は希望を見い出していた。
 今日の体育はバレーだった。私も運動は得意だったが流石に運動部と帰宅部では運動能力に1ランク差がある。美紀は胸がタップンタップン揺れたり、お尻がブルンブルン揺れようとも気にせず、その運動能力を最大限に発揮していた。スパイクを打つ時にジャンプに合わせユッサと持ち上がりアタックにその胸の自重も合わせているのではないかというほど鋭くボールがコートに突き刺さる。そして、ドスンッと重々しく着地するのであった。そして、立ち上がる姿はしっとりと汗で濡れ、激しい動きでブルマがお尻に食い込み、上の体操着はその激しい胸の動きに耐え切れず、めくれ上がり細いウエストと可愛らしいおへそが見えてしまっている。その妖艶な姿に周りの女子でさえも頬を赤らめてしまっている。完璧さを見せ付けるだけでなく、相手から飛んできたボールを腕ではなくそのバストで受けてしまって笑いをとったりとコート上での注目は高柳美紀の独り占めだった。それを見て私はおもしろくなかった、美紀目掛けて狙い済ましたサーブもことごとく止められてしまうし、破壊的なスパイクなど止められるわけもなかった。
 ゲームが進み、得点は互いにマッチポイント、時間の都合でデュースはなし、これを決めた方が勝ちである。その時、体育館の入り口に外でサッカーを終えた男子達が帰ってきていた。もちろんその視線の先はいやらしい美紀に注がれる。北川君も帰ってきている。私は北川君にいいところを見せようと狙いを美紀から別の一番のウィークポイントになっている女子に変える。その時、私の視線の端にいそいそと体育着をブルマの中にしまい、身だしなみを整えている美紀が見えた。明らかにこちらは見えておらず、視線は北川君を向いている。私の中で黒い感情が湧き上がった。躊躇せず、渾身の力を込めて狙い澄ましたサーブを美紀に叩き込む。鋭いボールは一直線に美紀目掛け飛んでいき、そして…
バスンッ
 なんとボールは美紀の顔面を直撃し、そのまま倒れる美紀。心の中で「よっしゃぁ」とガッツポーズを取る私。しかし、すぐにことの重大さに気が付く急いで倒れた美紀に駆け寄る。すでに人だかりができている。
「ごめんなさい。高柳さん大丈夫!?」
 さも心配しているかのように私は彼女に駆け寄る。見ると、美紀の左の頬が少し赤くなっている。しかし、特に大きな心配はなさそうだ。
「ごめんなさい、私…」
「いいのよ。知識さん、試合中に別のことに気を取られていた私が悪いのだから」
 そう言ってチラリと北川君のいる方を見た。
「それよりもすごいサーブだったわね。知識さん帰宅部なのに勿体無い才能だわ」
「そんな…私なんて高柳さんに比べれば全然だわ」
 私は美紀の手を取り、起こそうとする。普通に立ち上がった美紀だったが軽くよろけて私によりかかる。ムニュンと巨大なバストが私の貧相な胸に押し付けられ、信じられないような柔らかさで変形する。
「だ、大丈夫?高柳さん」
「平気よ。何ともないわ。ごめんなさいね」
 そうは言っていると、先生が駆け寄ってきた
「保険委員いないか?一応、保健室に高柳をつれってやれ〜」
「はい、僕です」
 そう言って輪に入ってきたのは北川君だった。そういえば、北川君って保険委員だったっけ。私は美紀を北川君に預けようとする。すると、またもよろけた美紀は北川君に寄りかかるような形になる。
「あ、ごめんなさい。北川君」
「大丈夫かい。高柳さん。歩くのはきつそうだね。ちょっと、失礼するよ」
 そう言うと、北川君は美紀をひょいっと抱きかかえた。俗に言うお姫様だっこである。美紀もうれしそうに北川君の首に腕を巻き、その胸板に惜しげもなく豊満なバストを摺り寄せている。颯爽と輪から離れ、保健室へ向かった二人。あとに残された私たちにはざわめきが残る。
「くそう、トシの奴おいしい思いしやがって!」
「北川君、お姫様だっこするなんて大胆〜」
「やっぱあの二人が付き合ってるのって間違いなさそうよねー」
「畜生、高柳さんをどうするつもりなんだー!?」
 口々に二人の仲を噂してざわめきは止まらない。
ピピィーーーー
「こらぁ、終業の挨拶するぞー。整列!」
 先生の笛によってざわめきは途切れ、整列すべくゾロゾロと周りが動き始める。私は動きながら何か妙な違和感があってしょうがなかった。おかしい。美紀はまともに正面からボールと受けていた。それなのに鼻ではなく、左の頬が赤くなっていた。私の渾身のサーブと言ってもとても人の足腰をふら付かせるような代物ではない。もし、仮にそれだけの威力があったとしても彼女の頬はとてもそんな衝撃を受けたような感じではなかった・・・
「まさか!」
「ん?どうしたの知識さん?」
「あぁ、なんでもないわ。ごめんなさい」
 思わず、声を上げてしまった。しかし、心の中は穏やかではない。恐らく高柳美紀は私の行動に気がついていた。流石に全試合執拗に狙えばバレる。それを知った上でわざと北川君に注意をそらしたように見せかけた上でボールを打たせたんだ。そして、自分は飛んできたボールの威力をうまく受け流す。しかし、見た目は派手な転び方をし大げさに見せる。それによってダメージを受けることなく、衝撃を受けて足にきたように見せられる。当然、友達の多い高柳美紀だ。先生でなくとも友達の誰かが保険室に行くことを勧める。そして、保険委員の北川君によって運んでもらえる…
「知識さん、どうしたの?授業終わったよ」
「え、あぁ。そうね。教室に戻りましょう」
 そうとなったら確かめる必要がある。私は教室に戻る列の流れを飛び出し保健室に急ぐ。息を切らし、保健室の扉の前に立つ。扉には「退席中」のプレートが掲げられているが人の気配がする。そっと、扉を開け中の様子をうかがう。つい立があって姿は確認できないが白い布に黒い影が向かい合って座っている映っている。
「っ…!!!」
 思わず、声を上げてしまいそうになる私。片方の影の胸が異常なまでに前に突き出している。間違いない高柳美紀だ。
「全く、高柳さんもしょうがないなぁ」
「だって、本当にフラフラしたんですもの」
 普段では考えられないようなしおらしい声の美紀。
「ちょっと、染みるかもしれないよ」
「痛っ…」
「あぁ、ごめん」
「もっと優しくして、お願い」
 北川君がピンセットでつまんだ綿で消毒液を頬に塗っているようだ。美紀はうれしそうに治療を受けている。
「はい、これでおしまい」
「北川君、こっちもお願いしたいんだけどな…」
 そう言って美紀が体操着をまくり上げた!体操着から飛び出したおっぱいがタップンと音が聞こえそうなほど重々しく揺れる。
「うわ、これはすごいな。全くそんな胸してるからって…」
 そう言って北川君が美紀の方へ手を伸ばした!
「いやぁぁ!」
 私は声を上げてその場を逃げ出した。今見た光景が信じられなかった。信じたくなかった…

「誰か見てたのか!?」
 北川は思わず、立ち上がり扉の方を見る。僅かだが扉が開いている。
「見られてもかまいませんよ」
「そうは言っても…」
「それよりも早ぅ」
 見下ろすと美紀が巨大な胸を両腕で寄せ上げ壮大な谷間を見せ付ける。特注のシルクのブラジャーから今にもこぼれんばかりの乳房、汗をかいた肌はしっとりと濡れ、女の香が悶々と立ち上がっている。
「しょうがないなぁ」
 北川はその巨大な胸に手を伸ばす。プニュンと柔らかくそれを受け止める乳房はどこまでも潜ってしまいそうな気がした。
「ひゃぁ!冷たい!」
 急に美紀が跳ね上がる。ぽよんっと胸に弾かれ保冷剤が飛び上がる。
「あぁ、ごめんごめん。でも、仕方ないだろ。まずは冷やさないことには…」
「でもぉ」
「全く、ウケ狙いでスパイクを胸で受けたらアザになっちゃうとか勘弁してくれよ」
「ごめんなさぁい」
 美紀の胸の真ん中には丁度バレーボール大の大きなアザができていた。
「ひとまず、しばらくそれで冷やしてればいいから」
 そう言って、北川は立ち上がるスタスタと扉に向かって歩き始めた。
「あ、ちょっと、北川君!?」
 立ち上がって北川を追いかけようとするが美紀は上半身ブラジャー一枚なのに気がついて急いで体操着を着ようとするが、最近成長激しい胸が美紀が思ったように体操着に収まってくれず、収まった頃には北川はすでに教室に戻っていた。
「んもう!」
 美紀は保冷剤を床に叩きつけた。

 私は走った。着替えることもなく、鞄を引っつかんで教室を飛び出した。友達に呼ばれて振り返った時の教室には北川君も高柳美紀もまだ帰ってきていなかった。制服と鞄を抱え家を目指す。家の扉を開け呼び出す
「ニナァ!!!」
「ほーい」
 呑気な返事をしてその淫魔は玄関に姿を現した。
「どしたの?そんなに急いで」
 心配そうに覗き込んできたニナの肩を掴む。
「私勉強する!勉強して勉強して勉強しまくってやるから!あんたもたっぷり私の欲を食らうのよ!」
 そう言って自分の部屋に駆け上がり、机に向かった。

 階段を駆け上がる学子を見てニヤリと笑うニナ。その体はさらに成長し、むっちりとした肉が付き始めてた。見た目からもかなりグラマラスな肢体なのだが、それどころではなかった学子は気が付かなかったようだ。
「たっぷりといただくことにするわ。あなたの気が付いてない黒い欲望を・・・たっぷりとね」
 階段を上がり、部屋を覗き込む。机に向かう学子、その背中には黒いオーラが渦巻いていた。
「あんなご馳走食べたら私の体どうなっちゃうのかしら…」
 期待で背中がゾクゾクする。そのお腹は早くも膨らみ始めていた。

 どれくらい時間が経っただろうか…ペンが止まると夕方の情景が思い浮かんでしまう。それをかき消そうとペンはひたすら動き続ける。ふと、時計が目に入った。2時過ぎ…。かれこれ10時間近くぶっ通しで勉強していたらしい。机の上には読み終えた本や解き終えた問題集が山のようになっている。ペンを止め、自分の体を見て、初めて体操着のままのことに気が付く。しかし、それ以上に驚いたのは自分の体の変化のなさだ。体育の前の時と全くボディラインの変化は見られなかった。私は立ち上がり階段を駆け下りる。玄関は真っ暗だ。靴も夕方私が脱ぎ散らかしたものだけだった。
 暗いリビングに顔を除かせる。
「ニナァ?」
 呼びかけても返事がない。しかし、暗闇の奥からはひゅーひゅーと人の息遣いが聞こえる。間違いなくニナはいる。私は明かりのスイッチを付けた。
「ひっ!」
 私はそこに横たわる塊を見つけ短く悲鳴を上げた。その顔とも思える部分が声を上げた。
「あ、学子ぉ、スゴイよー。食べても食べても減らないの。お腹一杯って思ってもおいしくて手が止まらないの」
 その顔は真ん丸に膨れ上がり顎がだぶ付いているのだが、間違いなくニナだった。
「ニナ、これは!?」
「学子の欲だよー。すんごいおいしかった」
 そう言って満足げに体を揺する。美紀など比べ物にならない巨大なバスト、私が両腕一杯に広げて掴むような感じである。黒い水着の上、握り拳大の乳首と思われる部分からはトロトロと母乳が溢れている。その二つの巨大な肉塊の下にはさらに巨大に膨らんだお腹がある。ざっと見直径1メートル弱はあろうかという巨大腹である。パンパンに張り詰めていて表面を覆う黒い布地は今にもはちれそうである。それだけではない。腹の下の腰は豊に左右に張り出し、たっぷりとした尻肉がついている。太ももも白い肌がパツンパツンになるくらいにむちむちと太くなっている。
「ふぅふぅ、くるしい」
 そう言うと、ニナを覆っていた黒い水着が弾けニナの体が一回り大きくなる。白い肌はどこもかしこも脂肪が詰め込まれパッツンパッツンである。
「これだけ食べておきながらなんで私の体に変化がないのよ!」
「大丈夫よ。これから、還元するから・・・」
 そう言ってニナの体からものすごい汗が噴出し始める。体がビクビクと痙攣し、徐々にお腹が小さくなっていく。腕や足もあわせて細くなっていく・・・
「ふぅ、こんなものかしら」
 そう言ったニナの肉体はすっかり縮んでいた。しかし、その肢体は10時間前とは比べ物にならないほど豊満で妖艶だった。美紀以上に大きなスイカのように熟れた胸。むっちりといやらしい肉の詰まった大きなヒップ。白い肌がはちきれんばかりの太もも。しかし、ウエストだけはさっきよりは縮んだものの妊婦のようなままだった。
「まだ、消化しきれてないみたい」
 うれしそうにニナはお腹を撫でる。それを見て私は大声で叫ぶ。
「ニナは成長したけど、私は変わらないじゃない!」
「今、来るわよ」
「へ?」
 体が熱い。昨日とは比べ物にならないくらい体が熱くなっているのが分かる。
「くぅ、あぁぁぁ」
 そう言っている間に私の視線が徐々に高くなる。手足がすらりと伸び、152センチしかなかった背がグングンと伸びる。視線が急激に高くなる奇妙な感覚。しばらくすると背が止まり、熱は胸やお尻を中心に高まる。
「う、うわぁ」
 目の前の体操着がムクムクと風船のように膨らむ。初めはなだらかだった小さな膨らみはグングン前へ突き出し。前へ左右へと空間を広げる。両手で掴めるくらいのサイズになり、思わず下からすくい上げるように持ち上げてみる。ずっしりとした重量感が手のひらに心地よい。そんなグラビアアイドルサイズで留まらず、なお胸は膨らみ続ける。体操着の襟ぐりがグッグッと引き伸ばされむっちりとした胸の谷間が形成される。重さに耐え切れず手を離すとタップンッと胸が弾み、下に体が引っ張られる。
キュッと股間が絞めつけられたかと思うとお尻も大変なことになっている。元々は脂肪もほとんど付いてなかった堅いお尻は丸みを徐々に帯び、後ろに向かって突き出すように大きくなっていく。ウエストと区別がつかないくらい細かった腰は左右にむっちりと張り出し、ブルマにぐいぐいとお肉が食い込んでしまっている。それでもなおお尻は膨らみ続ける。ブルマを押し上げ、はみ出し、丸く成長し続ける。お尻から続く太もももまるで枝のように細かったのが嘘のようにむちむちと成長している。
 そうこうしているうちに胸はなおも大きくなり続ける。次第に目の前が胸だけになって足元を確認することすらできない。体の脇よりも横に広がり両手を伸ばしてかかえるのが精一杯なほどの大きさになる。体操着一杯に膨らんだ胸は布をぱっつんぱっつんに引き伸ばし成長を続ける。お腹を覆っていたはずの布地はとっくに胸の中心くらいまで移動し、裾から下乳が逃げ場を求めてはみ出している。襟からはこんもりと乳肉が盛り上がってなおも増大中だ。引き伸ばされた襟は乳房の大きさに引っ張られ肩口付近まで伸びきっている。
 不意にお尻の締め付けが痛くなり始める。たっぷりとしたボリュームのお尻を収めきれないブルマが細い紐のようになって体に食い込んでいる。その下のパンティも同じような状態だろう。ガリガリだったウエストも適量な肉がついて柔らかそうなお腹になっている。
ブヅッ
鈍い音がしてブルマとパンティのゴムが切れた。それまで収まっていた肉が溢れ出し、ボンッとお尻が一回り大きくなる。ゴムの切れたブルマはずり落ちることなく豊満なお尻に引っかかる形で止まる。だんだんと体の熱が収まってきた。あれほど活発だった成長も徐々に収まってきている。そして…
「うふふふ…」
 大きなお腹を抱えたニナが妖艶に微笑む。
「素敵な体になったじゃない。あなたの理想どおりでしょ?」
 私はリビングの鏡を見る。そこには今まで知っていた私とは全く違った私が立っていた。唯一変わらないのは三つ編みと眼鏡くらいだ。足は長く、足首はきゅっとくびれ、太ももはむっちりと太く、ヒップの辺りで最大値になり足同士がくっついてしまいそうだ。腰は豊かに横に張り出し、たっぷりとした尻肉は後ろと横に向かってドーンと大きく突き出している。その上には適度な柔らかさの細いウエストと可愛らしいおへそがあるのだが、その上にある片方だけで顔3つ分はありそうな巨大な二つの乳肉によって見ることができない。体操着はほボロボロで辛うじて胸の上半分を覆っており薄く引き延ばされパッツンパッツンの白い布地にはピンク色の親指ほどの乳首が浮き上がってしまっている。美紀を何倍にも豊満でいやらしくしたような体。しかし、ついている顔は美紀ではなく私なのだ。
「おめでとう学子ちゃん」
 ニナがそっと後ろにつく。ポヨンっと柔らかい胸とお腹が押し付けられる。ニナは私の眼鏡を外し、三つ編みを解く。驚いたことに眼鏡を外しても全然ぼやけることがない。むしろ、眼鏡を外した方がはっきりと物が見える。そこには顔のパーツは私でもさらに洗練された可愛らしい顔があった。
「素敵よ、学子ちゃん。これならどんな男の子も振り向くはずよ」
「ねぇ、まだここにある分は注がれてないんでしょ?」
 私はニナの大きなお腹を撫でる。パンパンに張り詰めているお腹は私の心をさらに高鳴らせた。「ここにある分もちょうだ…!」
「まだよ。ゆっくり楽しみましょう」
 ニナは私の口を人差し指で押さえた。その口にはこの世のものとも思えない妖艶な笑みが浮かんでいた。ふと急に私は睡魔に襲われ意識が遠のくのであった。
「もうしばらく、楽しもうかしらね。あなたの欲を全て喰らい尽くすまで…」
 うっとりとお腹に手を這わす。そこにあったはずの巨大なお腹は消えうせていた。

「う、ううん」
 なんだかずごいよく寝た気がする。時計は6時過ぎ、学校に行かなきゃと思い体を起こそうとするが体が重い。風邪かなぁ。ボンヤリと体を起こすと体の前でドユンドユンと見慣れないものが盛大に揺れている。
「うふふふ」
 うれしくなって両手で持ち上げる。と言っても両腕でも抱えきれないくらいの巨大なバストは持ち上げることすらできないほど重い。その手のひらに収まらないほどの大きさにさらに満足感を得る。汗を流そうと風呂場に向かうと水音が聞こえてきた。
「学子〜?」
 私の気配に気が付いたニナが風呂場の奥から声をかける。返事をしながら体操着を脱ぐ。
「そうだよ〜」
 ブルマはすぐに脱げたが体操着が引っかかって中々脱げない。
ムニュンッユッサユッサ
 やっと体操着から開放してやると勢いよく胸が飛び出す。戒めから開放されて一回り大きくなったようだ。私はうれしくなって風呂場に駆け込んだ。
「あぁん、もうせっかちねぇ。お風呂、入れないわよ」
 見ると湯船にニナが浸かっているのだが昨晩よりもさらにボリュームアップしたむちむちボディで浴槽にギュウギュウだ。
「んしょ」
 ニナが浴槽から上がり、洗い場に立つ。胸がバユンバユンと揺れる私より一回りは大きい乳房、ぷっくりとした乳輪の上に親指大の乳首があり、その先から湯をしたたらせている。お尻はたっぷりとしたボリュームで太ももはパンパンではちきれそうだ。豊満な肢体の二人が向かい合うとそれだけで洗い場はむちむちのギュウギュウ詰めだ。
「洗いっこしようか」
「え?あはぁんっ」
 ニナはおっぱいを私のおっぱいに押し付ける。ムニュウンっとおっぱい同士が潰れ合い広がる。ニナの方が大きいから私のおっぱいが僅かに包まれるような形になる。その間で乳首と乳首が擦れ合い。私の全身に電気のような快感が走りぬける。
「んもぅ、えっちな声上げちゃって…感じやすいのね」
 そう言ってボディソープを手に取ると白い乳白色の液体を互いの胸に満遍なく塗りたくる。ムニュンッニュルンッ潤滑剤となったボディソープが私たちのおっぱいを包み、泡立つ。互いの体をおっぱいで洗い合う。敏感なった乳首が相手の肌に触れニュルニュルと擦れるのがなんとも気持ちいい。タプンタプンブルンブルン互いの豊満な肢体が泡を飛ばし揺れる。
「背中洗って上げるね」
 ニナが私の背中にまわる。ムニュンっと背中一杯にニナのおっぱいが押し付けられムニュムニュと背中を上下に擦る。押し付けられた胸は私の腕まで包み込み私の胸に触れそうだ。
「私もまさかここまで大きくなるとは思わなかったわ」
 ギュゥッと胸がより一層押し付けられ体の脇から二ナの腕が伸び、おっぱいの先端、乳首を掴む。腕がおっぱいに食い込み、乳首を掴むために乳房が引き寄せられ潰れる。
「あぁぁん、乳首らめぇ」
「うふふ、こんなに乳輪もぷっくり膨らましちゃって。いやらしいおっぱいね」
 ギュッと乳首を握られる度に私の体がビクンビクンと反応する。ヌルヌルとした肌の触感でニナとの肉の境界線が混ざり合ってしまいそうだ。グチュグチュと互いの肉体が汁を滴らせ泡立つ。
不意にニナの手が離され、私は風呂場の床にペタリと座り込んでしまう。そのまま押し倒され覆いかぶさられる。ニナに唇を奪われ、口の中に舌が入ってきた。ニュルニュルと互いに体を擦り付けあう。口の中では互いの舌が相手の唾液をすすり出そうと蠢く。ニナも乳首同士を擦り付け気持ちよさそうだ。互いの体と舌の動きは激しくなり、最高潮を向かえ。
「イクゥゥゥゥッ!!!」
 二人して絶頂を迎えた。互いの体が痙攣し汁を振りまきおっぱいが跳ね回る。
「うふふ、素敵だったわよ」
 ニナがシャワーで私の体を洗い流す。ぼんやりとした意識にシャワーが気持ちいい。不意に温水が乳首にかかると
「ひゃんっ」
「もう、敏感なんだから。早くしないと学校遅れるんじゃない?」
「そうだった!」
 さっきまでの夢見心地から一気に目が覚め飛び起きる。おっぱいがタップンタップン揺れるのも気にせずに風呂場を飛び出した。
「うふふ、本当に想像以上ね。食べつくした頃には私がパンクしちゃうかも…」
 学子を見送ったニナの胸はパンパンに張り詰め、乳首からはトロトロと白い筋が流れ落ちる。その白い筋はそのまま胸よりもさらにパンパンに膨らんだお腹を伝うのだった。

急いで部屋に戻った私だが、こんな体に切れるものがなくて四苦八苦していた。ひとまず、パンティは母親の下着からくすねてきた両サイドを紐で結ぶタイプのものに紐を付け足してなんとか大事なところだけは隠せるようにしたがお尻はほとんど丸見えである。問題は胸だこのままではブラウスも着られないので何かで押さえつける必要がある。父のランニングシャツに無理やり乳房を押し込む。しかし、胸の半分までしか覆えず脇からは押し出された乳房がたっぷりとはみ出してしまっている。それでも僅かに大きさを抑えることができた。私はその上からさらに父のYシャツを着る。しかし、それはボタンが合わさることもなく、乳首のあたりまでを覆っただけで布が尽きてしまった。上は諦めてスカートを履くことにする。しかし、細いスカートは太ももの途中で引っかかりそれ以上は上がらない。力をこめて引っ張るとジッパーの部分がビィーッと引き裂け、スカートの3分の2くらいまで破けてしまう。やっとのことで履いたスカートも巨大なヒップに布を奪われ股下数センチの超ミニスカートになってしまっている。もし、風でも吹こうものならほとんど隠されていない下半身が丸見えである。それでも私は諦めずにブレザーを羽織った。鏡の前に立ち確認するとむちむちの体にボロボロの制服をまとったみすぼらしい姿になっている。それでもなんとか遠めには普通に制服を着ているようには…100歩くらい譲れば見えそうだ。
「そうだ、学校の保健室なら!」
 一筋の光明を見出し私は鞄を抱えダッシュする。時計は7時45分。生徒達の登校がピークになる前に学校につけるはずだ。
バユン、タップン、ブルン
 私が走ると今まで鳴らしたことのないような音が体中から鳴り響く。胸はゆっさゆっさと揺れあっという間にYシャツを弾き飛ばしてしまった。着ているランニングシャツは揺れに合わせてギシギシと悲鳴を上げている。スカートはまくれ、恐らく後ろから見ればむっちりとした巨尻が丸見えだろう。それも構わず、私は学校目指し走る。さすがに正門は人が多いだろうと踏んで裏口を目指しひた走る。慣れない体に汗が噴き出る。おっぱいとお尻が重くてしょうがない。

「はぁはぁ…」
 たかだか10分程度の通学路なのに私の体からは汗が滝のように噴き出し、額からポタポタと汗のしずくが零れる。ランニングシャツはまくれ上がりYシャツが辛うじて乳首を隠しているがぷっくりと膨らんだ乳輪がはみ出してしまっている。読みどおり裏口に人はおらず、私は恥ずかしい格好を見られずに保健室に忍び込むことが出来た。

「よし、誰もいない」
 保険医は職員会議に出ていていない。朝からサボりの不届き物がいるかと思ったがそれもいないようだ。私はホッと息を吐く。窓とドアのカーテンを閉め、鍵をかける。これであと30分は誰も部屋に入ってくることはできないはずだ。タパタパと汗の雫が床に落ちる。私は水道で喉を潤す。ゴクゴクと水を飲み一息つく。次第に汗も収まり、呼吸も落ち着いてくる。ボロボロになった制服を脱ぎ捨てる。心なしか家を出た時よりも体が膨らんでいる気がする。タオルでぬれた体を拭く。一通り拭き終えるとタオルはたっぷりと汗を吸収しポタポタと雫が零れる。私はタオルをゴミ箱に放り込み、目的の品を探し始める。タンスには学校に忘れられたジャージや制服が洗濯され、綺麗にしまってあった。まずは下着を探す。しかし、巨大なバストが視界を遮り、なかなか上手く探すことができない。下着の引き出しを調べたが流石に今の私の体を覆えるようなものは見つからなかった。
「おや?」
 綺麗に並べられた下着の中に一際巨大なブラジャーが収められている。取り出すとカップだけでも私の顔を余裕で包めるくらい大きい。間違いない高柳美紀のものだ。豪奢なレースの縁取りのシルクのブラを手に取り私の胸に当ててみるが半分も収まりそうもない。それを見て勝ち誇る私。それと一緒に巨大なパンティも発見した。これも美紀のものだろう。こっちは伸縮が利きそうなのでなんとか履けるかもしれない。何とか履けたものの腰の締め付けがちょっときつかった。それでも家から履いてきたものよりは大分ましだった。ブラジャーは諦めYシャツを探す。こっちは程なくして特大のYシャツを見つけることができた。腕はダボダボで、袖でダラリと余ってしまったのでまくってなんとかする。しかし、胸はなんとか収まったというレベルにしかならない。やっとのことでボタンを留めてもボタンホールは真横に引き伸ばされギチギチと悲鳴を上げている。その隙間からは健康的な肌色と深い谷間が見える。真っ白な布地はパッツンパッツンに引き伸ばされ、乳首がぷっくりと浮かび上がってしまっている。そのくせお腹のあたりはダボダボなので下から除かれたら胸が丸見えである。スカートは高柳美紀のものであろうものを拝借しなんとかなった。Yシャツの裾をスカートに入れると巨大な胸がさらに強調され砲弾のように前に突き出す。その上から特大のブレザーを引っ掛ければなんとか乳首も隠すことはできたが。制服のあちこちではミチミチと嫌な音が鳴り止むことはなかった。

ガララ…
授業前の教室のざわめきは私の入室と同時にシンと静まり返り、視線が私に集中する。その異常な視線の集中に私は後ずさりしそうになるが胸を張って、ブツっとボタンが弾けて飛んだのも気にせず、自分の席に座りドサッとその超乳を机の上に載せた。ギギッと机と椅子が軋む。静まり返った教室内だったが次第にざわめきを取り戻す。私に視線を向けながら。
「うひょぅ、なんなんだ?あのデカパイ女は?」
「おっぱいだけじゃないぜ、全身むちむちだよ〜、たまんねぇ〜」
「あそこの席って知識さんでしょ?じゃあ、彼女が?」
「うっそぉ、信じられない。知識さんってあんなに迫力ある体つきだっけ?」
「そうよねぇ。高柳さんよりも全然大きいし」
 口々に私の体を噂する。視線を集めるのがこんなにも気持ちいいものだとは思わなかった。体が今までになかった興奮に震える。
「おはよう。知識さん」
 そんな私に話しかけてきた影。視線を上げるとその自慢の爆乳の山の向こうから高柳美紀の鋭い視線があった。
「おはよう。高柳さん」
「知識さんったら、昨日とは随分雰囲気が違うんですね」
「そうかしら、最近成長期なのか。発育が激しくって困るわ」
 そう言って、これ見よがしに胸を寄せ上げる。
「そうよねぇ。私も人よりちょっと発育がよくって下着とかにすごく困るのよねぇ。知識さんのお胸は一体いくつあるのかしら?」
「ちょっと、家にあるメジャーじゃ計りきれないから計ってないのよねぇ」
「それじゃあ、下着とかに困るんじゃなくて?」
「そうなのよねぇ。私も高柳さんみたいに特注品で収まるくらいの体で十分なのに…」
 高柳美紀が言葉に詰まる。見るとさっきまでの鋭い視線はなくなり、頬を赤く染め涙目になっている。
「そうですわねぇ。でも、くれぐれもご自分の体はきちんと管理した方がいいですわよ!」
 そう吐き捨てると一目散に教室を飛び出していってしまった。私は心の中で勝利のガッツポーズ。ふと視線を感じて振り返ると北川君がこっちを見ていた。北川君は私と視線が交差すると顔を赤らめあさってを見た。
「うふふ、北川君には後でたっぷり私の体のこと教えてあげる・・・」
 そう思うと体が熱くなりギュッと体が締め付けられた。放課後を思うと授業は上の空だった。どうせ大分前にやってしまった内容だし。ノートを取ることもない。もっとも巨大な胸が邪魔してノートが取れるかどうかも怪しいが。休み時間に興味本位で話しかけてくる人たちを適当にあしらい、私は目の前に広がるたぷたぷの枕でウトウトと午前中を過ごした。お昼休みになり食堂に向かう。ゆっさゆっさと揺れる胸とプルンプルンと左右に振れるお尻に生徒達の視線は釘付けだ。
「あんたすごい体してるねぇ。たーんと食わないと駄目だよ」
 食堂のおばちゃんにそんなことを言われ普通の倍はあろうかという量のおかずとご飯をよそわれてしまう。まぁ、朝も食べてなかったしお腹も空いているので食べきれなくはないのだが。目の前にある大盛の食事よりも自前の特盛のおっぱいが邪魔でなかなか食事が進まない。周りは山盛りのご飯とドッサリとテーブルに載せられた胸に興味津々である。そんな好奇の視線にでさえ体が反応してしまう。

「げぇぷぅ。さすがに食べ過ぎた」
 山盛り特製ランチを平らげると周りから拍手を貰ってしまった。それが完食した私に対する賛辞なのか、目の前でタップンタップンと揺れまくる胸に対するものなのかは謎だったが。張り詰めたお腹をさすりながら角を曲がったところで
バユン!
「うわぁ!」
「きゃぁ!」
 曲がり際に誰かと鉢合わせたらしい。私の胸がクッションになりお互いを吹き飛ばしてしまった。
「ごめん、知識さん。大丈夫かい」
 かけられた声は北川君の声だった。立ち上がった北川君が転んだ私に対して手を差し伸べている。その顔は真っ赤に染まっている。
「大丈夫です」
 北川君はそれを聞くと真っ赤な顔をして横を向いてしまった。私はぶつかったはずみでYシャツのボタンが弾け飛び胸の上半分がはみ出し、深い谷間が露になってしまっていることに気付いた。
「きゃっ、ごめんなさい」
 私はシャツの端を引張り精一杯胸を隠そうとする。片手で胸元を押さえながらもう片方の手で北川君の手を取る。始業式と変わらない暖かい手。その手が僅かに震えてるのに気付いた。
「よっと」
「ありがとう」
 北川君が起こしてくれる。それに合わせゆっさと胸が弾む。
「すまない、角を曲がった瞬間に知識さんの…その胸が飛び込んできたもんだから…」
 そう言って北川君は恥ずかしそうに下を向く。今しか言うチャンスはない。私は勇気を振り絞って声にだす。
「あの…北川君にどうしても伝えたいことがあるの…。放課後、教室で待ってて下さい」
 そう告げると私は一目散に走り去る。胸がどんなに揺れようとも、スカートが翻るのも気にせずその場を離れた。
「言っちゃった。言っちゃった…」
 さっきの言葉を反芻しながら女子トイレに駆け込む。個室に入り鍵を閉める。私の体にトイレの個室は手狭だった。一苦労してトイレに腰を下ろす。プラスチック製の便座がミシミシと音を立てる。とりあえず、落ち着くためにも用を足す。個室の扉をぼんやりと眺めながらさっきのセリフをもう一度思い出す。
「放課後、教室に来てくれるかなぁ…」
 私は頭の中で勝手に放課後のシチュエーションを浮かべ、顔を赤らめた。
キーンコーンカーンコーン
 予鈴が校舎に鳴り響く。
「わ、いけない〜」
 我に返って気が付く。なんだか個室が午前中に来たときよりもずっと狭く感じる。おっぱいは両側の壁にくっ付きそうだし、便座からはみ出すお尻のお肉の量も増えてる気がする。
「午前中そんなに勉強してないよなぁ…」
 午前中は寝てしかいなかったのに成長するわけがないのだが今の私には「この体なら北川君に気に入ってもらえる」ということで頭が一杯で僅かな時間に起こった急成長などきにも止めなかった。授業に遅れないためにもゆっさゆっさと体を揺らしトイレを後にする。

誰も居なくなったトイレの壁にすっとニナが姿を現す。
「フフフ…思っていた以上のスピードだわ。あの子、体の成長に伴って自分の欲望も肥大化していることに気が付いてないのかしら…」
 今朝の体に比べ、ニナの体は乳房が二周りは大きく成長し、二つの塊は既にニナの顔6つ分はありそうだ。ヒップと太ももはこれ以上にないほど皮下脂肪を蓄えパッツンパッツンに張り詰めている。しかし、風呂場で見た大きなお腹はその成長の比ではない。本人の体よりも大きいのではないかというくらいにまで膨らんだ腹はニナが僅かに前に倒れこむだけで床についてしまいそうだ。その巨大な腹の上に先程の超乳が押し上げられるように載っているため正面から見るとニナの体は巨大なお腹と胸と顔がわずかに見えるだけになっている。その重さ何百キロというお腹は時々胎動し、僅かながらもその大きさが増しているようである。

 授業が耳に入らないどころの話ではない。私の頭の中は放課後のことで頭が一杯である。振り向いて、北川君と目が合ったときは思わず悲鳴を上げそうになる。心臓の高まりは留まるところを知らない。バクンバクンと長距離を走った後でもならないような速度と強さで高鳴っている。こんな状態じゃ、放課後実際に顔を合わせたときにはどうなってしまうんだろうか…
「んふぅぅぅ…」
 声を押し殺し、胸の谷間に顔を埋める。午前中よりも柔らく、弾力に富んだ感触に我ながらため息が出てしまう。不意に胸の先端が前の席の男子生徒に当たっていることに気付いた。
「あれ?私のおっぱい今朝からこんなだっけ?」
 気が付けば机からはみ出す量が朝来たときよりも増えている気がする。座っているイスも今やお尻の半分くらいしか座っていない。ひとまず、座りなおそうとするが大きくなりすぎたお尻のせいで大しておっぱいの位置は変わらない。しかし、動いたせいで男子生徒の背中を撫でるような動きになってしまう。生徒は体を前屈みにしながらもその感触を味わおうと背中を押し付けてくる。その懸命な姿に私はニヤリと口元を歪めた。机と合わせて徐々に前に体をずらす。向こうも気が付いたのか慌てて体を元に戻そうとするが後ろに重心がかかっていたせいで僅か及ばず、私の胸に飲み込まれてしまった。谷間に挟まった生徒は両側からかかる乳圧で身動きが取れない。上半身を必死に動かし脱出を図る。
「ウリウリ、早くしないと窒息しちゃうわよ」
 生徒が必死にもがけばもがくほど私は被虐心を狩り立てられた。さらに机とおっぱいを前に進め、生徒を取り込もうとする。胸の谷間での生徒の動きがこそばゆい。私がそんな快楽に溺れていると…
「そこ!何ガチャガチャやってる!知識!今の問題答えてみろ!」
「はい!」
 先生の注意に反射的に立ち上がる。ゆっさとその動きに合わせて胸が持ち上がりタップッタップと揺れ動く。その際に、ズルリと生徒は谷間から抜け落ちた。もちろん、私は授業どころか先生の話も全く聞いてなかったが、板書を見てサラリと答えを言う。
「X=5、Y=7、Z=1です」
「正解だ…」
「ちなみに途中式の第二式の第四項と第五式の第二項の符号が逆になってしまっているのでそのままだと誤った答えが出てしまいますよ」
 先生は自分のノートと板書を交互に見比べる。みるみるうちに先生の顔が赤くなる。
「あ、それはすまなかった…。ありがとう」
「座ってもよろしいでしょうか?」
「あぁ、結構だ」
 そのまま腰を降ろすとドシンっと音を立てておっぱいも机に着地する。それと入れ替わるように前の席の生徒が前屈みになりながら立ち上がって
「先生!」
「今度はなんだ!」
「すいません、トイレに…」
「さっさと行って来い!!!」
 生徒は前屈みになりながらヨタヨタと教室を出て行く。
「うふ、ゴメンネ」
 私は教室を出て行った生徒に向かって舌を出して小さくウィンクした。

キーンコーンカーンコーン
 退屈な授業がやっと終わりを告げる。前の席の彼は授業が終わって帰ってくるとゲッソリとやつれており、そのまま早退してしまった。
「ちょっとやり過ぎちゃったかな?」
 しかし、放課後は北川君との対決!と言っては大げさだが運命の瞬間が待っている。そう思えば前の席の彼など前哨戦に過ぎない。HRが終わり、いよいよ放課後になった。生徒が一人、また一人と帰っていき。遂に私と北川君の一人きりになった。北川君は約束を守ってくれた。私は意を決して席を立つ。ドクンドクンと心臓が鼓動を打つ。その鼓動に合わせて私の胸も合わせて揺れているんじゃないかと思うくらい大きな音が体中に響く。一歩一歩北川君に向かって行く。彼は顔を赤く染めて立っている。
「話って何かな?」
 北川君から切り出す。私はどう切り出したらいいか分からない。今まで蓄えた知識など欠片も役に立たない状況に頭が真っ白だ。私は咄嗟にハンカチを差し出した。始業式、北川君が貸してくれたハンカチ。
「これは…」
「あの、始業式の時に私、挨拶、上手くできなくて…」
「あぁ、あの時のか。知識さんは律儀だなぁ。それくらいいつでもいいのに」
 北川君はホッとしたような表情になるとハンカチを受け取ろうとする。ところが、受け渡そうとした時に北川君がつまずいてしまう。
「危ない!」
ボニュウン
 私は咄嗟に受け止める。その巨大な又球で。北川君の体が私の胸の谷間に挟み込まれる。
「あぁ、ごめん。すぐどくから!」
「うぅん、大丈夫、そのままでいて」
「え?」
 山のような胸を挟んで私と北川君が向き合う。いい感じだ…。今なら全てが上手くいく気がした。私は…
「北川君!私っ…!」
「止めておきなさい!」
 突如、横から入った一喝に二人の視線が教室の入り口に集まる。そこにいたのはスイカのような胸と豊満なヒップ。昨日まで学園一の豊満な肢体を持っていた者。高柳美紀だった。
「高柳さん!なんでここに!?」
「知識さん、悪いことは言わないわ。その先は言わない方が貴方のためよ」
 まるで全てを知っているかのような美紀の話し方に私はカッとなる。
「何よ!!今までその体で北川君とイチャイチャしてたのに自分よりも魅力的な体になった私に北川君を取られるのが怖いの!?」
「そんなつもりでここに来たんじゃないわ!」
「じゃあ、どんなつもりよ!私の方が胸もお尻も大きくなって嫉妬しているんでしょう!」
「それもない」
「嘘よ!いつも自慢げにおっぱい揺らしてブラジャーのサイズ自慢してたあなたがそんなわけないじゃない!」
「私はパパとママがくれたこの体を誇りに思っているわ。でも、他人との優劣なんて考えたこともないわ!」
「え?」
 予想してなかった返答に私は思わず戸惑う。
「私のパパとママ、お薬の研究しているの」
「だからどうしたのよ!」
「私のパパとママは人の体の発育を助けるお薬の研究をしてるの。発育不良な赤ん坊や子供達を助けるためのね」
「まさか…」
「そうよ。パパとママの薬の初めての被験者は私だった。超未成熟で生まれた私は生まれてすぐ保育器に入れられた。普通ならしばらくすれば他の赤ん坊と同じように育てることができるはずだった…。しかし、慢性的な発育不良で私はなかなか保育器から出られなかった。そんな中、私を救ったのがパパとママのお薬だったの。私は薬のおかげで順調に発育し、1歳になる頃には普通の赤ん坊においついた。でも、その後に成長期に受けた投薬の影響で私の体は平均的な女の子よりも発育がよくなりすぎてしまった。そのおかげで私もよく苛められたわ。その内、自分の体を隠すようにして生活するようになった」
 美紀は自分の体を抱きしめるようにして話を続けた。
「そんなある日、私の元にパパとママの薬のおかげで助かった女の子が訪ねてきたの。その女の子はね。私の体を見て言ったの「私もお姉ちゃんみたいな素敵な体になってお母さんになるの。そして赤ちゃんいーっぱい産むんだぁ」って。それを聞いて思ったの。私は私の体に自信を持っていいんだって、この体はパパとママに一杯愛されてできた体なんだって」
「ふーん、美しいお話だけど、私には関係ないわね。私はこの体に自信を持ってるし。第一、今の話も本当かどうか…」
「そうね」
 美紀は少し残念そうな顔をするとブラウスとスカートを脱ぎシルクのブラジャーとショーツだけになる。その体は学子には劣るものの一般人から見れば豊満でいやらしい肢体だった。
「何をする気!今更色仕掛け?」
「そんなもの、貴方の前でするだけ空しいわ」
美紀は胸の谷間から金属のケースを取り出し、注射器とアンプルを取り出す。慣れた手つきで注射器に薬液を満たす。注射器内に満たされた薬液は夕日を受けピンク色に怪しく光る。
「まずはこの体の真実を見てもらいましょうか…」
 そう言って美紀は注射器を腕に刺す。薬液が体に注入されると美紀の体から汗が噴き出す。
「んんぅぅぅ」
 僅かながら美紀の胸を描く円が大きくなる。昨日の学子の成長ほどではないが徐々にピッタリだったブラジャーのカップから胸がはみ出しているのが分かる。太もももむっちりと太くなっていく。少し余裕の合ったショーツの皺がなくなり、ぴっちりと肌に張り付き食い込み始めた。増量した乳肉はブラのカップから溢れ脇からもはみ出している。数分の変化を終えると美紀はすっきりとした顔でこっちを向いた。
「どう?信じてもらえた?」
「すごいわね。今までもそうやって体を成長させて周りの反応を楽しんでたのね」
「そうね、そんな節もあったかも知れない」
「っ!!!…」
 あまりにもあっさりしている。本当に北川君にも自分の体の豊満さもなんら問題にしていない。そんな美紀に私は焦りすら感じ始めた。
「ご自慢の薬ですら私には追いつけなかったようね。見てみなさい。私は貴方がちんけな薬に頼っている間にも発育しているのよ!」
 自分でも不思議だった。勉強していないのに私の体はさっきからギュッギュッと音を立てて増量されているのが分かる。制服も徐々に体を締め付け始めている。
「可哀想な子。自分を信じられずに私のような体に惑わされてしまったのね」
「何を言ってるの!?」
「貴方、自分がどれだけ魅力的だったか気が付かなかったのね。自分に自信がないから噂を信じて私の真似をした…」
「貴方を真似たんじゃないわ!私は貴方を超えたのよ!」
「そのこと事態がそもそもの無駄なのよ」
 そう言って美紀は儚げに微笑んだ。
「そんなことはない。私のおっぱいは貴方の倍は大きいし。お尻もあなたのパンティを引きちぎっちゃうくらい大きいのよ!」
「可哀想にそれがそもそもの間違いなのよ…」
 美紀では話にならない。全く別次元の生物に思える。私はすがるように北川君を見つめた。
「北川君!私、貴方のことが好きなの!始業式の時からずっと貴方のことが好きだったの!」
「っ…!!!」
 北川君は少し驚いたが特に答える様子もない。
「私、がんばったんだよ!北川君好みの女の子になろうっておっぱいだってこんなに大きくなったし、お尻だって!」
「もう止めてくれ!」
「え?」
 北川君は吐き捨てるように答えた。頬には一筋の涙が零れている。
「僕も君のことが好きだった。頭がよくってスポーツもできて、いつも本を読んでいて周りと溶け込めないところはあったけど。体育の時に見る陶器のような白い肌がいつも眩しかった」
「それなら!今の私でも好きなはずじゃない!」
 私の悲鳴にも近い叫び。両方の頬には涙が伝いその豊満な乳房の表面を流れていく。
「聡明な君でさえもみんなと同じような大きな胸に憧れるんだね…」
 私が近づくと北川君は後ろに下がる。徐々に逃げ場がなくなる。私が手を伸ばそうとするとそれよりも先に巨大に膨れ上がったおっぱいが北川君に迫る。
「ごめん、僕!おっぱいの大きな女の子はどうしてもだめなんだ!!!」
 そう叫んでスルリと私の脇を抜けると教室を飛び出していってしまった。私には追いかける気力もなかった。私はその場でくずおれた。ムニュウと床一杯におっぱいが押し広がる。暖かい胸に触れる床は氷のように冷たく感じられた。
「だから言わんこっちゃない。彼、小学校の頃はアメリカに住んでいたんだけど、その時に近所の物凄いおっぱいの大きな女の子達に苛められてたんだって。その子達におっぱいで窒息させられそうになったりとか性的な悪戯もされてたみたい。それ以来、胸の大きな女の子を見ると蕁麻疹が出るほど嫌いになっちゃんだって」
 美紀の話す北川君の過去の話は私の右から左へ抜けていくばかりだ。
「私も告白した時、北川君ったら体中に蕁麻疹作って泣きながら今の話するもんだから、初めて見た時の憧れなんて吹き飛んじゃったわ。でも、彼も貴女のことはショックでしょうね。好きだった相手が2日の間にこの世で最も嫌いな体になってたんだから」
 そう言いながら美紀は脱いだ制服を着始める。
「うわ、きつい。これは新しくブラジャー作らないと…。知識さんも折角、そんな体になったんだから別の男の子探しなさいよ。貴女みたいな体好きな男の子ならこの学校にも掃いて捨てるくらいいるんだから」
 学子は全く返答しない。息を殺して涙を流し続けている。美紀はそっとその場を離れ教室を出て行った。

「ふぃー食った食った〜、ご馳走様〜」
 まるでお腹に体がくっついている。そう表現してもいいくらいの巨大な腹を抱えたニナが入れ替わるように教室に入ってきた。お腹のそこが床を掃いてしまっている。
「流石、私が見込んだだけあるわぁ。おいしぃ〜欲をたっぷり食べさせてもらったわ」
 その言葉に学子がピクリと反応する。
「あなた、私の何の欲を食べたの?」
「うーん、ここまで来ると欲でなくてもいいんだよねぇ。例えばほら、この部屋一杯に充満してる悲しみとかさ」
 学子が顔を上げると辺りにはドス黒い靄が漂っている。ニナは大きく息を吐くと一気に当たりの黒い靄を吸い込み始めた。掃除機を何倍も強力にしたような吸引力であっという間に教室中の靄を飲み込んでしまった。ズズズッと鈍い音を立てて巨大なお腹が地に付き前へと迫り出してくる。
「げぷぅ。うーん、やっぱりさっきまでの方がおいしかったなぁ〜。でも、まぁまぁの質と量ねぇ。ついつい食べ過ぎちゃうわ。げぷ」
「あなた、私の知識欲だけを食べるんじゃないの?」
「最初はそのつもりだったんだけどね。あなたが勉強して成長してから徐々に黒い欲望が出てきたからおいしくいただいちゃってたの」
「黒い…欲望?」
「あら、気が付かなかった?初めは純粋な知識欲だったものが成長した途端、あの高柳美紀とかいう女に対する嫉妬に代わって、昨日の晩には対抗心と競争心になっていたわ。朝になると今度は自己顕示欲に。そのあとはどんどん雪だるま式に大きく真っ黒になっていったわ」
「騙してたのね!」
「騙してたなんて人聞きが悪い。私は欲を食べてあなたに一部を還元するだけ。欲がどんどん黒く大きくなっていったのはあなたのせいよ。まぁ、唯一騙してたとすれば欲だけじゃなく黒い感情も好物ってことかしらね」
「うるさい」
 私はニナに掴みかかろうとした。しかし、途端に体が重くなり、その巨大な乳房に引きずられるように床にひれ伏した。
「何!?体に力が入らない」
「力が入らないんじゃないくて、それがあなたのもとの力なの。そんな大きなおっぱいとお尻、普通の人間が支えられると思ってたの?私が力を貸して上げなきゃ、今の貴女は立つこともできないでおっぱいを床に押し付けてでっかいお尻を空に突き上げることしかできないのよ」
「くそぉぉぉ!!!」
 私はニナの顔を憎悪を込めて睨む、ニナはうれしそうに体を揺らす。
「あぁ、おいしいわ。あなたの憎悪〜」
 目の前のニナのお腹がズズズッと迫り出してくる。もはやニナの顔は巨大なお腹の影になって見えない。声だけが震える肉塊の無効から響いてくる。
「あらやだ、ついつい食べ過ぎちゃうわ。ホント、あなたって最高よ。学子ちゃん」
「馴れ馴れしく呼ぶなぁ!」
「まぁ、怖い。さて、いつまでも圧縮して溜め込むのも体に悪いし。そろそろ消化しちゃおうかしら」
 そう言うと目の前のニナのお腹がグググッと徐々に縮まり始めた。目の前の白いお腹が縮むにつれて徐々に黒く褐色の肌に染まっていく。程なくしてニナのお腹は縮まっていき、元のニナの体にまとまった。戻ったニナの体は大きく身長は180センチ強はありそうだ。真ん丸に膨らんだおっぱいは下腹部の当たりまで下がり、体の倍くらいの幅がある。褐色の肌に映えるぷっくりと膨らんだ乳輪の頂からはドプドプと母乳が垂れ流れている。お尻は大きく後ろに突き出し、おっぱいほどではないが横に豊に張り出している。褐色の肌はどこもかしこも脂肪でパンパンではちきれそうだ。
「ふぅ〜。疲れた。あれだけの量は一度に消化するもんじゃないわね」
 そう言うニナの顔は妖艶な美女の顔に変わっていた。
「どう、新しい私は?」
 確かにむちむちとした肢体はボリュームアップしているが、あれだけのお腹を消化した割には変化が乏しく感じられる。
「周りを見てみなさい」
 学子は周りを見て唖然とした。さっきまで夕方だった教室が真っ暗なのだ。違う、教室の壁という壁が黒いもので覆われている。
「翼…」
「そうよ、よく分かったわね」
 教室全部を覆うような翼。初めて会った時に見せた羽とは比べ物にならないような大きさである。その翼の持ち主が妖艶な笑みを浮かべる。
「さぁ、これで誰も邪魔に入れないわ。学子ちゃんの成長ぶりったぷり見せてもらうわ」
そう言って私は体を起こされる。手足に力が戻り、立つことができるようになっている。しかし、そんなことを思う間もなく私の体は熱く加熱し始める。
「いやぁぁぁぁ」
 体中から汗が噴き出す。胸の奥が熱くなって乳首が掻き毟りたくなるほどむずがゆい。思わず私は腕をめり込ませ、乳首を握り絞める。
「ひぐぅぅぅ!!!」
 触れた途端、脳天を突き抜けるような快感が体を走り、
ビュルッビュルルルゥゥゥ
乳首のからスゴイ勢いで黄色味かかったねっとりとした母乳が噴き出した。ビュルビュルととめどなく溢れる母乳。教室の机や椅子を瞬く間に白く染め上げる。
「うふふふ、スゴイ量だな。しかもこんなにネットリとしていて色は黄色っぽい。」
 そのミルクの奔流を舌で受け止めるニナ。
「これは、上手い。ネットリとした濃厚な味だ。どれ、ニナには私のを飲ませてやるか」
 私のおっぱいの上にニナの巨大な乳房が載せられ、顔の前に乳首が差し出される。
「それ、学子。咥えるんだ」
 私は握り拳ほどもある乳首を口に咥えた。中から甘ったるいニナの母乳が私の口の中に流れ込む。
「おぉぉぉ、そうだ。上手いぞ」
 ニナは私に母乳を吸われて歓喜の声を上げる。そうしているうちにも学子の乳房は母乳を吐き出し続け、さらに膨らみ始めた。お尻も大きくなって邪魔なパンティを弾き飛ばしす。むちむちの臀部も大きくなっているのだがそれ以上に乳房の成長が早く、激しい。みるみるうちに大きくなりニナのおっぱいを持ち上げ、私の体も持ち上げ始めた。真っ白に染まった机や椅子が胸でグシャリと潰れていくのが分かる。私から見えるのは白い柔肌とニナの乳首だけだ。教室は私のおっぱいだけで埋め尽くされてしまった。
「はぁはぁ、どうだ。学子。今の気分は?」
「と、とっても気持ちいい」
 胸の下で乳首がドクドクと母乳を吐き続けているのが分かる胸全体が性感帯のようでニナが触れているだけで気持ちがいい。
「どうだ、学子。私たちの仲間にならないか?」
 それもいいかもしれない。こんな体になってしまってはもう元の生活には戻れないし。北川君も振り向いてはくれないだろう。
「それとも、その体の全てを私に返し、元の体に戻り、元の生活に戻るか?」
 それを聞いた途端、ピクンと体が跳ね上がる。もうどうでもいいと思っていた日常。このまま快楽のまま生きようと傾きかけていた心が元の生活を渇望する。
「もとの…もとの体に戻りたい…」
「そう言うと思ったよ」
 そう言ってニナは唇を重ねた。目の前で二ナの体がムクムクと膨らんでいく。私の胸が縮んでいくのが分かる。ニナの体が風船みたいに膨らんでいき、褐色の肌がに包まれ私は気を失った。

 気づいた時には私は夕暮れの教室に一人だった。咄嗟に体を確認する。制服は2日前まで着ていたものだし、眼鏡もかけている。教室はどこも壊れてないし、母乳の匂いもしない。まるで今までが夢だったかのようなフワフワしか感じが私を包んでいた。
「ニナ…?」
 誰もいない教室に向かって呟く。当然、誰も答えはしない。
「全く、苦労したんだからね」
「ニナ!?」
 どこからともなく聞こえる声。しかし、教室の隅々を探しても声の主を見つけることはできない。
「教室とあんたの制服はサービスで治してあげたわ。教室は私のせいでもあるしね」
「ニナ!?どこにいるの!?」
 学子は教室に向かって話す。
「そんなに必死に呼びかけないで。ここを離れにくくなっちゃうわ」
「どこに行くの?」
「私は淫魔だからね。あまり一つの場所に留まるのはよくないのよ」
 その声はどこか寂しげだった。
「そっか、ちょっと仲良くなれたと思ったんだけどな」
「そう言ってくれるのはあなたが初めてだわ…」
 言葉が続かず沈黙する。
「もう行くわ」
「そう、気をつけてね」
「淫魔に「気をつけて」もないと思うけど…」
「そうね。全くだわ。ふふふ…」
「ははは…」
「そうそう、もう一つサービスとして昨日と今日のみんなの記憶は消してあるわ。欠席の理由でもよーく考えておくことね」
「それって…ニナ、ありがとう」
 ニナの気遣いに学子の胸が熱くなる。
「じゃあ、そろそろ本当に行くわ。これ以上いると姿現しちゃいそうだから…」
「さよなら」
「さよなら、あぁ、最後にその胸はサービスじゃないわ。本当のあなただから大切にしなさい」
 言われて学子が胸に手を当てると真っ平らだった胸がなだらかに盛り上がりAAカップのブラジャーがきつくなっていた。
「ニナ!」
 呼びかけたがそこには返事をする淫魔はいなかった。
「バイバイ、優しいサキュパスさん」

「ぐぁー腹減ったー」
 ニナは夜の街を彷徨っていた。せっかく学子でたっぷりと余るほど腹を膨らませたのに最後の最後で学子の欲が二ナの許容量を僅かに上回りパンクしてしまったのだ。おかげで今の二ナの背丈は中学生くらいだがその体はガリガリのヒョロヒョロ。また力を節約するために幼児形態を取らなくてはならなくなるのは時間の問題だろう。今一度学子で腹を満たそうかとも考えたが、しばらくして戻った学園で学子は北川とラブラブに幸せ一杯で、とても二ナが食べられそうな欲を持ち合わせていなかった。しかも、学子は北川と付き合い始めてからムクムクと胸が膨らみ、美紀と変わらない爆乳になったのに北川は好きな女の子が爆乳になったならとトラウマはどこかへ消え去ったらしく毎日学子の胸を揉み育成に余念がない。全く男というのは単純なものである。
「くそー!私にもハッピーエンドをよこせー!!!」
 ニナが叫ぶと同時に力尽き幼児形態に戻ってしまう。そこに強烈な欲の波動にニナの髪の毛の一本が逆立つ。
「おいしそうな欲みーつけた!」
 そして、また二ナは夜の街に消えていくのであった。