おっぱいadvertisement

ザッキー 作
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第七話

IORI、MANA、SAYA、CHIHAYA、KANAの5人の人気はデヴューからうなぎ昇りだ。5人ともそれぞれ個性的な美少女なだけではなく、その年齢からは想像もできないアンバランスな体つきが話題に火を付けた。まだ幼さの残る表情に対しメロン大からそれこそスイカと形容できそうな巨大なバストにくびれたウエスト、むっちりとしたなめらかなヒップラインに世の男性の目線は釘付けだった。しかもその肢体は人気に比例するかのようにグラビア毎に発育しているのだ。すごいときは週刊誌の前の週のグラビアと見比べると明らかに豊かに成長しているのが分かるくらいだ。美幸の方もBBAは量産体制に入り、在庫が確保でき次第販売に踏み切る段階になっていた。Rioの方も先週の報告会議では順調に仕事をこなしているようで全てはうまく回っているように見えた…。

拓海は急いでいた。目の前の信号が変わるのがひどく長い時間に感じられ、気持ちばかりが前へ前へと焦る。数分前にかかってきた高村カメラマンからの電話。
「すまないが、問題が起きた。すぐに君のとこの娘を迎えに来てくれないか?」
 拓海が理由を聞くと「直接会って話したい」と言って電話は切れてしまった。事務所を飛び出し車に乗り込み、5人のグラビア撮影が行われている先へと急行したのだった。

「すいません、イエローガブの鈴木です。この度はわが社のアイドルがご迷惑を…あれ?」
 それこそ滑り込みながら土下座するくらいの勢いでスタジオに飛び込み頭を下げるとそこには頭を下げる相手がいなかった。それどころか明かりは落とされ真っ暗な中にセットだけが扉からの光でうっすら浮かびあがっている。混乱する拓海の頭に次から次へと最悪の事態が展開される。その肩にポンと手がおかれると
「ぎゃーー!!!」
 張りつめた気持ちの中で不意に置かれた手に拓海が驚く。
「うわぁ!タクちゃん。俺だよ。俺。」
「た、高村さん!うちの娘たちは!?」
 思わず、取り乱したまま振り返ってしまい拓海はしまったと思う。しかし、対する高村はそれを見て安心したのか少し表情を緩めるがすぐに真剣な顔で答えた。
「控え室の方で待たせてある。とりあえず、今日のところは連れて帰ってもらえないか?」
「何か問題でも…」
 青ざめた表情で拓海が聞き返すと高村は少し顔を赤らめて答える。
「いや、タクちゃんのとこの娘たちはいい子だったよ。ただねぇ…。まぁ、本人たちに会えば分かるよ」
「一体何があったんですか?」
「その、ボリューム…が、ね?」
 気まずそうに顔をそらすとそのまま顎で控え室のある方向を示す。
「分かりました。失礼いたします」
 拓海は普段の営業に戻り一礼すると控え室に駆け込んだ。
「鈴木です。入ってもいいかな?」
「どうぞー」
 ノックの返しに帰ってきたのは5人の明るい声だった。安心して拓海が部屋の扉を開けてた先にいたのは…。

「まったく…」
 あまりの光景に赤面してしまった拓海は一目散に5人を事務所へと連れ帰った。事務所の一部屋を借り、五人を目の前にして拓海は腕組をしながら深くため息を吐いた。
 目の前に並ぶ五人の美少女は不安そうな表情を浮かべている。おのおの縮こまって椅子に座っているのだが、溢れんばかりに発育したその体は着衣の胸元を大きく盛り上げ、むっちりとした太ももが眩しかった。世間一般での爆乳以上のサイズの乳房が10個不安げにユサユサと揺れている。
「君たちはグラビアアイドルだっていう自覚はあるのかい?」
 拓海が誰に言ううともなく呟く。しんとした空気が数秒流れると麻奈が勢いよく立ちあがり拓海の前に立つ。薄ピンクのキャミソールはスイカ大の乳房に勢いよく持ちあがり満々と張りつめた乳房に引っ張られ満丸なシルエットを浮かび上がらせている。キャミソールにはブラジャーの模様がくっきりと分かるくらい下着のラインが押し付けられ、その淵からはたっぷりと詰まった乳肉が今にも零れ落ちそうだ。そのラインに対抗するかのようにスカートに現れるヒップラインも発育のよさを表す豊かなラインを描いていた。
「麻奈は自分の顔とこの胸で」
 そう言って拓海の目の前で腕を組んで両脇から乳房を寄せ上げる。決壊寸前だった胸元から勢いよく乳房があふれ出し、奥深い谷間を拓海に見せつけ顔を近づける。
「世間の男の子の視線を釘づけにしちゃいます」
「おー、麻奈ちゃん、えろーい。ポリポリ」
「いいぞ、麻奈。言ってやれ〜、カリカリ」
 麻奈の言葉にさっきまでの静けさを吹き飛ばすかのように声が上がる。拓海は目の前の麻奈の体をマジマジと観察する。年齢不相応に発育した体は確かに魅力的なボディラインを描いていた…。しかし…。
「もう、マネージャーさんまでそんなにえっちな目で見ないで下さいよ〜。セクハラですよ〜」
 その言葉の返しに拓海はそばにあった麻奈の頬を摘み、キャミソールに手をかける
「この顔と…」
 たっぷりと肉の付いた頬肉はプニプ二と柔らかく、掴む拓海の手にもその肉厚ぶりがよく分かる。そしてもう片方の手でキャミソールをまくり上げた。体から大きく突き出した乳房のおかげで筒状のシルエットになった布地のしたから現われたのは豊かなウエストラインだった。いや、豊かなというには少しいき過ぎている。わずかに見えるキャミソールと同系色のブラジャーの下にはでっぷりとスカートのウエスト部分に乗っかる白いお腹が鎮座していた。
「この腹を許容するほど…グラビア界は甘くないぞ…」
「きゃー」
 麻奈が拓海の手を振りほどく。
「あー、マネージャーさん。セクハラだー。パリポリ」
「ちょっと、マネージャーそれはいくらなんでも。ムシャムシャ」
 一斉に非難の声が上がる。それを一喝するごとく拓海は言葉を発する。
「だまらっしゃい。お前たちのその顔は何だ。まるで平安時代みたいな真ん丸な顔になっちまって!大方、服で隠れてるウエスト周りもみんな似たようなもんだろう!」
「えー、そんなことないよ。みんなそんな太ってないですよー」
 小夜子があっけらかんと答える。頬は乳房同様パンパンに張りつめている。
「とりあえず、各々手に持ってる菓子は一体なんだんだ…」
「あ、マネージャーさんも食べますか?」
 無邪気な笑顔で伊織が鞄からスナック菓子を取り出す。どうやらパンパンに詰まったカバンの中は全部食べ物のようだ。
「だって、お腹空くんですからしょうがないですよ。ほら、私たち成長期だし。いっぱい食べないと発育に影響が」
 豊満な体を抱き抱えるように加奈が体を揺するとプルプルと全身が揺れた。
「ほら、最近はちょっとぽっちゃりしてる方が癒し系って言ううじゃないですか〜」
 のんびりと千早が答える。どうやら5人一緒に行動させていたせいで互いの変化に鈍くなっているようだ。
「本当は互いに磨きあってもらうために5人同時に売り出したのに…」
 拓海が頭を抱えると騒がしかった雰囲気も消え、一同がシュンとなる。
「だー、お前ら!合宿だ!ダイエット合宿するぞ!」
「えー!!!」
 拓海の宣言に一同が驚きの声を上げる。しかし、すぐさま不満が漏れ始める。
「あ、私今日からお菓子食べるの辞めます」
「ほら、急なダイエットって体に悪いって言うじゃないですか」
「うんうん、まだ伊織中学生だし」
「そうだよね。成長期のダイエットって、ねー」
 くちぐちに意見を述べているがその手はお菓子に伸び続ける。
「安心しろ!俺が完璧なダイエット合宿をプロデュースしてやる!それに君たちの管理は俺に一任されている!」
「マネージャーの横暴だー」
「反対するのは構わないが君たちも二十歳になる前に脳卒中や心筋梗塞で死にたくはないでしょ?」
 その拓海の言葉に一同の顔が青ざめる。
「しんきんこうそくって何?」
「心臓の病気だよ。そういえばパパが最近メタボリックなんとかだから気をつけなきゃって言ってた」
「メタボリックシンドロームだよ。確か太り過ぎるとそういう怖い病気になっちゃうんだって」
「えー、そんなのやだよ」
 拓海はその様子を見て控え室を出る。
「それじゃあ、社長と合宿の相談してくるから」
「いってらっしゃーい」
 満場一致の見送りを受けて部屋を後にする。

「今後のプロジェクトの続行のためにアイドル達のシェイプアップは絶対に必要です」
「ふむ、君の報告書から考えれば確かに必要だが。現在彼女たちは製薬会社とのタイアップももちろん、売り出し中の話題のアイドルだ。そこら辺は問題ないのかね?」
「現時点で彼女達のグラビアは約一か月分の撮り溜めによって余裕があります。むしろこのダイエット合宿自体が新たな企画になると考えています」
 拓海の発言に桐原は興味を惹かれたようだ。合わせて拓海は用意していた企画書を机に提出する。
「なるほど、1ヶ月間のダイエット合宿の成果を収めた映像を作るというわけだね」
「はい、現在人気を集めている彼女達が行うダイエットに世間の注目は集まると思います」
「ふむ、そこまで言い切るからには自信が?」
「大学時代の友人にスポーツインストラクターをしている人間を知っています。本人も大学時代にダイエットを経験しており、私もその変貌実際に目にしました。必ず成功させてみせます」
「ふむ」
 社長は拓海の話を聞き終えると深く椅子に体を預ける。
「合宿にはここを使いなさい。私の知人のやっている宿だ。」
「ありがとうございます!」
「しかし、会社の方で正式な会議にかけたら時間がかかる可能性が高い。承認が出るまでの時間は無駄にはできない。よって君には独力で合宿を遂行してもらいたい。機材の貸し出しは可能だろう。人手も他の取締役の承諾を取り付け次第送ろう。」
「大丈夫です。下積み時代に雑用で人通りの機材は扱えます」
「結構だ…」
 拓海の自信に満ちた態度に桐原は少し考える様子を見せると紙にペンを走らせた。
「鈴木君、この住所に行って合宿に同行させたまえ」

拓海は渡された住所のアパートの前で迷っていた。扉の前に立ちその中の住人にはなんとなく予想が付いた。しかし、社長の態度と現在の状況を合わせるとあまりいいことが待っているとは思えなかった。深呼吸すると意を決してインターホンを鳴らす。
「はーい」
「イエローガブの者です」
 ドタドタと玄関に向かって来る音がする。そっと開けられた扉から懐かしい顔が現われた。
「すいません、秋川さん。まだお仕事に戻れるような状態では」
 少し小さめな声で申し訳なさそうに出てきたのはRioだった。その顔は疲れた様子がアリアリと浮かび上がっているのに頬は満丸に膨らみ顎と首周りには少なくない量の脂肪が付き始めていた。うつむき加減だった顔が上がり拓海の姿を見ると勢いよくドアを閉めようとする。しかし、ドアはほとんど開き掛けていた状態だったので間髪入れず拓海が間に体を挟み込む。
「っ!」
 背中に勢いよくドアが当たるが拓海はドアを閉めようとするRioの手を取り、抱きしめた。
「ごめんね。迎えに来るのが遅くなった」
 拓海の腕の中でRioは声も上げず泣いていた。抱き込むRioの体は一回りも大きく柔らかく成長していた。
「ホント何もない部屋ですいません」
 Rioが落ち着くまでしばらくかかったが、泣きやむと部屋に案内してくれた。物は少なかったがきちんと片付いた清潔感のある部屋だった。テーブルに出されたコーヒーの湯気の先でRioがぎこちない笑顔を浮かべていた。大分ふっくらしてはいるが初めて会ったときの愛らしさを失わない顔。グレーのスウェットの上下という格好だったがその厚ぼったい生地が薄くなってしまうのではないかというほどその中身にはぱんぱんに肉が詰まっていた。特に意識しているわけではないのだろうが前にあった時よりもバストはさらに大きく前に突き出し、バスケットボールよりも大きな乳塊がドスンとテーブルに鎮座している。先ほど台所に立つ後ろ姿も見たが体の脇からユサユサと乳房が揺れるのがわかった。それだけでなくその下に目を移せばたぷたぷと大きなヒップが体の動きに合わせて震える様はなんともエロティックだった。しかし、やはり拓海の予想通りその腰回りもダボッとしたシルエットでも分かるくらい豊かに実っているのがわかった。
「胸の方は順調です。報告を聞くたびに美幸さんが驚いてました」
 ぽつりぽつりとRioが話し出す。
「お仕事も順調だったんですけど、2週間前に収録が中止になってしまって…」
 ということは秋川は今までほとんどRioを放置していたことになる。拓海は腹の底から煮えくりかえるような怒りが吹きあがるのを必死に堪えRioの話を聞く。
「私がいけなかったんです。秋川さんに連れられておいしいものぱくぱく食べちゃって。普段あまり食べないですけど、周りの雰囲気に押されちゃって無理にでもってしていたら、おうちに帰ってもお腹が空いちゃって…。気がついたら」
 恐らく秋川は振り回すだけ振り回してRioが使えないと分かったらあっさり切り捨てたのだ。
「ごめんなさい。マネージャーさんが迎えに来てくれるのを待つ前に私…」
 ポタリポタリと涙を溢しながらRioは何度も何度も拓海に謝った。
「そうだな。僕は迎えに来た」
「でも、私なんかもう!」
 Rioは顔を伏せ泣き続ける。
「明後日から1か月間ダイエット合宿をあるところでする。集合時間は朝6時に事務所の前で」
 涙を溢しながらもRioは顔を上げる。その瞳にはまだ輝きが残っている。
「僕とRioの初めての仕事だ。遅刻しないでくれよ?」
 そう言って差し出した手にRioはそっと小さな手で握り返してくれた。
「はい」

Rioの震える手を思い出しながら拓海は車を走らせていた。この合宿は何としても成功させなければいけない。そのためには完璧な準備が必要だった。
車を降りて慣れた様子で厳重なセキュリティをパスして行く。
部屋の奥で彼女はいつも通り待っていた。
「どうも実験効率を上げようとした時期に成分調整した時に失敗したみたいなのよねぇ」
 美幸はパソコンのディスプレイに向かいながら拓海に報告を続ける。
「バストの成長率は思った通りに上がったんだけど、どうも肥大化が全身に回っちゃったみたいで。お乳以外もたっぷり肥えちゃったわけ」
 前会ったときですらほとんど限界ギリギリだったであろう椅子がギシギシと嫌な音を立てる。
「Rioちゃんは特に適性がよかったからその影響がもろに出ちゃったのよねぇ。本当に申し訳ないと思っているわ」
「で、対処法は?」
「今、全力で対処法を検討しているけど、量産品にそれらが紛れてないか検品する作業やら何やらでとてもじゃないけど手を回してられないのよ」
「その結果がこれか?」
 拓海は後ろから両手を伸ばし、その頬肉を両側へと引き伸ばす。もっちりとした肌触りの頬肉はどこまでも伸びていってしまいそうだ。
「ひょっとふぁめてよ」
 美幸が顔を振ると拓海は手を離すがその動きで、椅子の肘かけだけではなくデスクの上まで大量に広がった乳肉がだっぷんだっぷんと波うった。
「お前も一緒に合宿に来るか?」
「な、何を言ってるのよ」
 拓海がニヤニヤとその様子を眺めながら言うと美幸はその気配を察して作業を中断し振り返る。ギィィィっとシャフトが鈍い音を立てて椅子が回転する。デスクチェアーに所狭しと詰め込まれた肉体に拓海も驚く。以前会ったときよりもさらに巨大に成長した片方だけで顔三つ分くらいありそうなバスト、ヒップは座面からはみ出し、パツンパツンの太ももの白い肌が眩しい。しかし、体前面を半分覆ってしまいそうな巨大なバストの影からたっぷりとした腹肉が見え隠れするのを拓海は見逃さなかった。
「随分、御立派に成長してるようですなぁ」
 肥大した乳房に引き伸ばされた乳房をタプンタプンと揺さぶる。もはやブラジャーが追いつかないのかピンク色の突起が早くも自己主張を始めていた。その手はそのまま乳房を通り越して豊かにはみ出しているウエストを掴み取る。
「痛い、痛い」
「こんな状態の美幸に圧し掛かられたら俺が大怪我しちまうよ」
「だ、大丈夫よ。今、これを改善するためのやせ薬を作ってるから」
 そう言って、美幸は椅子から立ち上が…れなかった。どうやらあまりにも大きくなりすぎたヒップが椅子に嵌って抜け出せないらしい。顔を真っ赤にして椅子から抜け出そうとするが徐々にその顔は青ざめていった。
「お手をお貸しましょうか?お嬢様」
 うやうやしく拓海が手を差し出すと美幸は顔をプイと反らす。
「べ、別に私はこの状態でも困ってないんだからね。それにやせ薬ができれば」
「俺は反対だな」
「え?」
 拓海の予想外の反応に美幸が驚いた表情を浮かべる。
「今の美幸たちの状態ですら普通の人間から見れば劇的な変化なのに。これ以上さらに無理やり体に負荷をかけたら美幸たちの体が心配だよ」
 拓海の真剣な表情とその眼差しに美幸の眼に涙が浮かぶ。
「拓海ぃ〜〜〜」
 勢いよく拓海抱きつこうとすると同時に椅子の肘かけが外にたわみ、その巨大なヒップが椅子から解放される。人類史上最大級の豊満な肢体を拓海は悲鳴を上げる間もなく全身で体感することとなった。
どっす〜〜〜〜ん!