場所は、遷都予定の第3新東京市
アスカちゃんとシンジくんが、婚約してから数ヶ月が経ちました。
今日は、日曜日。惣流家では、アスカちゃんが朝からハイテンションで騒いでいます。
「ままーーッ!!
まえからいっていたでしょ!!おかずにぴーまんをいれるのはやめてって!!」
アスカちゃんは、朝食のおかずに入っていたピーマンが原因で騒いでいます。
そんな、アスカちゃんの我が侭に母親のキョウコさんは、うんざりして、
「アスカ!! 好き嫌いは駄目よ!!」(−−#)
と叱りました。
アスカは、怒って朝食を止めて部屋に篭りました。
『ままなんかだぁ〜〜いきらい、いえでしてやる!!』(−−#)
と、決心して用意を始めました。
レモン色のワンピースを着て、
「おようふく、OK!」
サル吉のポシェットに、お財布と携帯電話を入れて、
「おにもつ、OK!」
アスカちゃんは、忘れ物が無いか考えてから、
「(にやり)あとは、あれだけね。」
アスカちゃんは、気合を入れて
アスカちゃんが、自分の部屋からずしずしと足音を立てて出て行こうとしますと、キョウコさんが、
「アスカ、外は陽射しが強いわよ。帽子を被って行きなさい。」(^0^)
「わ、わかったわよ。まま」(−−;;
アスカちゃんは、帽子の忘れものを注意されて部屋に戻りました。
アスカちゃんは、お気に入りの麦わら帽子を被ると
「おぼうし、OK!」
アスカちゃんが、再度出て行こうとしますと、キョウコさんが、
「アスカ、夕方までには戻りなさいよ。」(^0^)
と、声を掛けました。
アスカちゃんは、「ぷぃっ」と返事もしないで出て行きました。
アスカちゃんは、家を出るとすぐに隣のシンジくんの家のインターフォンを押しました。
ピンポーン!!
「はーーい」
返事の主のシンジくんの母親のユイさんが出てきました。
アスカちゃんは、ユイさんの顔を見ると挨拶しました。
「おはようございます、おばさま。」(^^)
「あら、アスカちゃんおめかしして御出掛け? シンジならまだ寝ているわよ。」(^^)
ユイさんは、突然のアスカちゃんの訪問にも驚かずに当たり前の如く話しました。
「おばさま。あたしがしーちゃんをおこしますので、おかまいなく。」(^^)
アスカちゃんは、一応挨拶が終わると毎日訪れている碇家に上がり、シンジくんの部屋に入りました。
部屋に入ると襖を締めてからシンジくんのベットの横に行き、シンジくんの寝顔をジィーーッと眺めていました。
『おとこのくせにこのねがおは、反則よね。でも、このねがおは、あたしだけのものよ。』
そして、悪戯を思いつき、ユイさんのモノマネで起こしました。
「“シンジ、起きなさい。朝ですよ。”(ゆさ)(ゆさ)
“シンジ、起きなさい。朝ですよ。”(ゆさ)(ゆさ)」
「うーーん、お母さん。あと5分....」
アスカちゃんは、なかなか起きないシンジくんに非常手段を使いました。
(でぃーーぷ)キス
シンジくんは、暫くして息苦しさに目を覚ましました。
「ぷぅはぁーーーー、(はあ)(はあ)あーちゃんびどいよ。もうすこしでしぬところだったよ。」(−−;;
アスカちゃんは、優しくキッパリと言いました。
「あら、いいでしょ。ふぃあんせのきすでしねるなら。」(^^)
シンジくんは、寝起きの状態でアスカちゃんのハイテンションについて行けません。
「...あーちゃん、きょうはなんのよう。ぼく、ごぜんちゅうはちぇろのけいこなんだけど....」(−−;;
アスカちゃんは、シンジくんに問いただしました。
「しーちゃん、ふぃあんせのあたしとちぇろとどちらがだいじなの。」凸(−−)
シンジくんは、危なく「ちぇろ」と言いそうになりましたが、
「も、もちろん、あーちゃんだよ。」(^^;;
アスカちゃんは、上機嫌で宣言しました。
「あたしいえでするの。だから、しーちゃんもいっしょにいえでするのよ。」凸(^^)
「なんでぼくまで....」(−−;;
「しーちゃんは、あたしのふぃあんせでしょ。いいからはやくよういしなさい。」凸(^^)
シンジくんは、改めてアスカちゃんの格好を見て、ため息を突きました。
『(はぁ)わんぴーすにむぎわらぼうしにぽしぇっと、どこにいくんだろう...』
アスカちゃんは、シンジくんの態度を見て急かしました。
「はやくしなさい。」
シンジくんは、諦めて御出掛けの用意をしました。
Tシャツに半ズボン
ペンギンがワンポイントのポシェット
アスカちゃんと御揃いの麦わら帽子
この格好を見てアスカちゃんは、「まあまあね。」と、満足しました。
アスカちゃんとシンジくんは、連れ立って外に行こうとしますとユイさんが、
「あら、シンジ。アスカちゃんと初デート。
よし、お母さんが特別に御小遣いをあげるわ。
これでアスカちゃんに何か買って上げなさい。いいわね、シンジ。」凸(^^)
と、一方的に話してから、500円玉を2枚渡しました。
「シンジ、アスカちゃん、夕方までには戻りなさいよ。」(^^)/〜
2人を見送ったユイさんは、大至急、旦那さんに連絡しました。
「あなた。シンジとアスカちゃんが、初デートに出掛けましたよ。トレースお願いします。」
「何! シンジとアスカちゃんの初デート!
よし、わかった。MAGIを使ってトレースするぞ。」
「私とキョウコで尾行して、このイベントを記録しますわ。
成果を期待してね。あなた(はあと)」
「おう、我が息子と将来の娘の初デートだからな。よろしく頼む。」
ユイさんは、次にお茶菓子を持って惣流家を訪れました。
「キョウコどうしたの? アスカちゃん朝から張り切っていたわね。」
「いつもの我が侭よ。
それとこの頃シンジくんがお稽古ごとで構ってくれないからかな。
で、本人は家出のつもりで遊びに行ったのよ。」
「そうね。シンジが、チェロを習い始めてからアスカちゃんと遊ぶ時間減ったわね。」
「まあ、万が一の為に2人のポシェットには発信機が仕込んであるから安心ね。」
(ピッ)
キョウコさんは、テレビと兼用の受信機のスウィッチを入れますと、画面には2つの光点が駅前の繁華街の方向に移動していました。
「ふ〜〜ん、ショッピングセンターでデートかな?」
「ねえ、ユイ。こっそり2人の後を尾行してみない?」
「そうね。キョウコ。行きましょう。私達の息子と娘の成長の記録しましょ。」
そして、10分後
キョウコさんは、マイクアームと集音マイクを装備しました。
ユイさんは、専門家のテレビカメラとバッテリーを装備しました。
2人は、尾行するにはいかにも怪しい格好でした。
さて、主人公の2人は、母親の予想を裏切ってショッピングセンターの手前の○クドナルドに立ち寄っていました。
「しーちゃん、おなかすかない。」
シンジくんは、朝からアスカちゃんに叩き起こされてから何も食べていません。
「うん、あーちゃん。ぼくおなかすいてるよ。」
「しーちゃん、あそこの○くどなるどによっていこう。」
2人が○クドナルドに入ると正面には、5歳児には高いカウンターが聳えていました。
シンジくんは、一生懸命背伸びして注文しようと頑張りました。
「うーーんしょ。すいません。ば○ゅーせっとください。」
カウンターのお姉さんは、声のした方向に振り向き、マニュアルの応対をしようとしました。
「あ、いらっしゃいませ.... あれ? 誰も居ないわ。」
と、悩んでしまいました。
シンジくんは、再度背伸びして注文しました。
「すいませーーん。ば○ゅーせっとください。」
「あれーーッ、ボク、そこに居たの。」
アルバイトのお姉さんは、やっとカウンターの下のシンジくんとアスカちゃんに気づきました。
「おねえさん。ば○ゅーせっとください。・・・・・・」
シンジくんは、3度目の注文でやっとバ○ューセットを買うことが出来ました。
シンジくんが買うのを待っていたアスカちゃんは、あまりの遅さに怒りだしました。
「おっそーーーい。いつまでかかっているの。」
「ご、ごめん。」
と、シンジくんは、条件反射で謝りました。
「さあ、しーちゃん。
あそこのかうんたーにすわりましょ。」
アスカちゃんは、シンジくんを連れて窓際にカウンターに座りました。
シンジくんに買わせた1つのバ○ューセットをシンジくんとアスカちゃんは、仲良く食べ始めました。
まずは定番のオレンジジュースに2本のストローを刺して飲み、
ポテトはお互いに食べさせました。
さて、メインのハンバーガーですが、シンジくんはキョロキョロと周りを見回してからアスカちゃんに言いました。
「あーちゃん、やっぱりはずかしいよ。」
アスカちゃんは、そんな弱気なシンジくんにキッパリと言いました。
「しーちゃん、あんたはあたしのふいあんせでしょ。まわりをきにすることないのよ。」凸(^^)
「う、うん。」(−−;;
それから、アスカちゃんとシンジくんは、1つのハンバーガーを両方から食べ始めました。
これを見せられた店内の人達は、顔を赤らめて2人を見守り続けました。
『やるじゃない。あの子達。』
『ねえ、アタシ達もしようよ。』
:
:
店内を侵食し始めた精神汚染は、2人が出て行くまで続きました。
このシーンをユイさんとキョウコさんは、店の端から集音マイクと望遠レンズで記録していました。
記録した後、ユイさんとキョウコさんは、
『さすが、私達の子供ね!!』
と、手を握り合いました。
ブランチを済ませた2人は、駅に向かいました。
2人は、駅の掲示板を見上げて悩みました。
「しーちゃん、ここはどこなの。」
「うーーんと、わからない。」
さすがに5歳の2人には、掲示板の「第3新東京駅」の漢字が読めませんでした。(^^;;
「うーーん、ここがどこかわからないといえでもできないわ。」
アスカちゃんとシンジくんが悩んでいますと駅員さんが話かけてきました。
「お嬢ちゃん、おぼっちゃん何処までいくのかな、おとーさんやおかあーさんは何処かな。」
駅員さんは、2人が迷子か家出だと疑ってます。
シンジくんはこの駅員さんに脅えていますが、アスカちゃんは開き直って尋ね返しました。
「あたしたち、おとーさんにくうこうまでのでんしゃちんをしらべてくるようにいわれたの。
おとーさんは、あのきっさてんでまっているの。」(^◇^)
駅員さんは、アスカちゃんの態度にすっかり騙されました。
「ふぅーーん。じゃあ、おじさんが調べてあげるよ。
第3東京国際空港までの電車代は、大人1200円子供600円だよ。」
「おじさん、ありがとうございました。」
アスカちゃんは、駅員さんに礼を言うとシンジくんの手を引いてその場を立ち去りました。
物影でアスカちゃんは、2人の所持金を確認しました。
「しーちゃん、いくらもってるの。」
「1000えん。
あーちゃんは、いくらもってるの。」
アスカちゃんは、シンジくんにVサインを示しました。
「200えん。」
シンジくんは、ため息をついて言いました。
「(はぁーー)あーちゃん200えんじゃとなりのまちもいけないよ。」
アスカちゃんは、現実の壁を直視し考えました。
『う〜〜ん、くうこうまで600えんか。
じゃあ、ドイツまでいくらかかるのかしら。
:
:
こんかいのいえでは、むりね。
(そうだ!)せっかく、ここまできたんだから、しーちゃんのおかねでかいものにへんこうしましょ。』
アスカちゃんは、考えをまとめてからシンジくん宣言しました。
「しーちゃん、こんかいのいえではちゅうしよ。
そのかわり、あのでぱーとでかいものしましょ。」凸(^^)
シンジくんは、アスカちゃんの決心の変更に唖然としましたが、ユイさんの
『これでアスカちゃんに何か買って上げなさい。』を思い出しました。
「うん、あーちゃん。
あのでぱーとにあそびにいこう。ぼくのこずかいであーちゃんになにかかってあげるよ。」
アスカちゃんは、心のなかで飛び上がり喜びました。
『やったぁーーー!
よし、しーちゃんのきおくにのこるものをかってもらおう。』
アスカちゃんは、顔を崩して確かめました。
「しーちゃん、ほんとーーぅね。ほんとうにほんとうね。」(^^)
「う、うん。ほんとうだよ。」(^^;;
アスカちゃんとシンジくんは、手を繋いでショッピングセンターに行きました。
『ぶろーちがいいかな。
それともりぼんかなぁ。
やっぱりぺんだんと....そうだ!あれにしよう。でもいくらかな。』
アスカちゃんは、目的の品物がある店に猪突猛進で来ました。
そこは、ジュエリーショップでした。
シンジくんは、心配そうに尋ねました。
「ねえ、あーちゃん。なにをかいたいの。まさか...」(^^;;
アスカちゃんは、シンジくんの想像通りの物を答えました。
「うん! あたしたちのこんやくのあかしのゆびわよ。」
2人が店に入りましすと、店員さんが営業スマイルで固まりました。
「いらっしゃいませ....」
アスカちゃんは、固まった店員に催促しました。
「おねえちゃん、こんやくゆびわをみせてほしいんだけど。」
何とか正気を取り戻した店員は、尋ねました。
「ねえ、お嬢ちゃん、僕。お金はあるのかな?」
アスカちゃんは、人差指を立てて言いました。
「1000えん。」凸(^^)
店員は、頭に大きな汗を付けて言いました。
「で、何が欲しいの。」(−−;;
「だいやのこんやくゆびわ。」凸(^^)
店員は、顔を振って答えました。
「お嬢ちゃん。ダイヤの婚約指輪は50万円はするのよ。その僕がもっと大きくなってからにしなさい。」
アスカちゃんは、また現実の壁を直視し考えました。
『なんで、だいやがそんなにたかいのよ。
50まんえんなんて、あたしとしーちゃんのこずかいの...うーーんとたくさんじゃない。
でも、きょうのきねんにぜぇーーったいしーちゃんになにかかわせないといけないわ。
よーーし、だいやがだめならほかのでもいいわ。』
アスカちゃんと店員さんは、某インドの商人の様に交渉を始めました。
「さふぁいや」 「駄目」
「るびー」 「駄目」
「とるこいし」 「駄目」
「あめじすと」 「駄目」
「しんじゅ」 「駄目」
「めのう」 「駄目」
「すいしょう」 「駄目」
:
:
「じるこにあ」 「...参りました。」
(注意:ジルコニアとは、模造ダイヤとして、ネパール等では100円位で売られています。
但し、ブリリアンカットするとなかなか奇麗です。)
アスカちゃんは1時間の格闘の末、シンジくんに買ってもらう念願の婚約指輪が決まりました。
「しーちゃん、そのゆびわかってね。(はあと)」
シンジくんもこの格闘に付き合い、へとへとに疲れて返事をしました。
「(はぁーー)わかったよ、あーちゃん。」
「(へろへろ)毎度ありがとうございました。御幸せに。(どたーーん)」
アスカちゃんと1時間格闘した店員は、そのまま倒れてしまいました。
アスカちゃんは買ったその場で指輪をシンジくんに差し出し、言いました。
「しーちゃん、つけて。」
シンジくんは、真っ赤になりながらアスカちゃんの左手の薬指に指輪を着けました。
アスカちゃんは、左手の指輪を愛おしそうに触ってから、シンジくんに抱き着きました。
「しーーーちゃん、だぁーーいすき!!」(^^)
シンジくんも疲れた体でアスカちゃんを抱き止めました。
「ぼくもあーちゃんがすきだよ!!」(^^)
このシーンをユイさんとキョウコさんは、真正面の植え込みから集音マイクと望遠レンズで記録していました。
記録した後、ユイさんとキョウコさんは、
『やったわ、ユイ(キョウコ)。この瞬間の映像(音声)を記録したわ。』
と、2人は抱き合い涙を流し喜びました。
2人の小さいカップルにより、精神汚染を受けた店員さんは、心身ともに疲れ果てて1週間の強制入院となりました。
「あんな娘が、もう婚約しているのに....私には、彼氏も居ない.....」
『あぁ〜〜しあわせ。しーちゃんの最高のプレゼントだわ。』
アスカちゃんは、右手にシンジくんの腕を取り、左手の指輪を満足そうに眺めながら公園のベンチで座っています。
「うれしい?あーちゃん。」(^^)
アスカちゃんは、天使の微笑みで肯きました。
「うん、しーちゃんのさいこうのぷれぜんとだもん。」(^^)
もちろん、アスカちゃんの笑顔にシンジくんも自然に笑みを浮かべて囁きました。
「ぼくもあーちゃんのえがおがみれてうれしいよ。」(^^)
「ば、ばか。」(*・・*)
小さいカップルは、今日の出来事を思い出し、肩を寄せ合い語り続けました。
その頃、碇家では、碇家・惣流家共同制作メモリアルDVD第2巻が公開されていました。
題名は、
後書きです。
なしつぶさん、愚作ですが続編を投稿します。
これは、1作目を書いている時に平行して作成しました。
だんだん、設定のアスカちゃんより年相応になってきました。(^^;;
希望があれば続編を書けるかなぁ?
ありがとう (^o^)/ NASAさん
あ,あーちゃん でぃ−ぷキスなんてどこで覚えてきたんだい(^^;
子供って無邪気にこういうことができるからいいですね。
あーちゃんはそれを最大限に利用していますね。
希望があれば続編を書く?とおっしゃっているのでぜひみんなで感想を送って続編を書いてもらお〜
感想は作者への感謝と次回作を生み出すエネルギーです。