「EVA小説ファンクション・ファイブ」10万ヒット記念

『2人の恋のメロディ』

Written NASA

 

 

幼い2人の出会いから14年後のお話です。

ここは、第3新東京市の2人のなじみの教会です。

 

今日は、あの幼かった男の子の誕生日であり、

  13年前に伴侶となる女性と婚約した日でもあり、

    2人と周囲の人々が、待ち望んだ2人の新しい門出の日です。

 

幼かった女の子は、周囲の大人が想像した通りの美しい女性に成長しました。

幼かった男の子は、女の子が見込んだ通りの好青年に成長しました。

 

周りの人々が2人の呼び名を

 

アスカちゃんからアスカさんへ

シンジくん からシンジさんへ

 

変えても、2人の間の呼び名は決して代わりませんでした。

 

美しい花嫁は、逞しくなった花婿の顔を見つめて呟きました。

しーちゃん....アタシの大事なだんなさま

 

逞しい花婿は、美しくなった花嫁の顔を見つめて呟きました。

あーちゃん....ボクの愛しいお嫁さん

 

2人は、お互いの顔を見つめて微笑みました。

「あーちゃん、何?」

「ううん、何でもない。...しーちゃん」

「何?」

「やっぱり、何でもない。」

 

「...しーちゃん。」

「何?」

「出会った時の事覚えている?」

「....うん。」

「しーちゃんは、親の足に隠れている少し臆病な男の子だったわね。」

「うん、あーちゃんは、絵本の人形の様な女の子だったね。

 でも、あーちゃんの事がボクの心に刻まれたのは、初対面でのピンタだったよ。」

「しーちゃん、お願い、その事は忘れて。」(*・・*)

「駄目だよ、あのピンタから、ボクの中にあーちゃんが住みついたんだよ。」

『照れるじゃない、やっぱりアタシの教育(調教)計画は正しかったのね。』

 

「...しーちゃん。」

「何?」

「2人で婚約した時の事、覚えている?」

「...うん。ボクの5歳の誕生日にこの教会で2人で誓いのキスを交わしたね。」

「でもアタシは、初めて会った時から、アタシの旦那様は、しーちゃんと決めていたのよ。」

「うん、ボクもだよ。」

「本当? ならどうして、お風呂、一緒に入れてくれなかったの?」

「だって、...」(^^;;

「でも、結局2人で入る様になったわね。」

『だって、あーちゃんは、強引に入ってくるし、入れないと拗ねるから...』

「しーちゃん、何か変な事考えなかった。」

「ううん。ボクが考えることは、あーちゃんの事だけだよ。」(^^;;

「そう、ならいいわ。」

『しーちゃんには秘密だけど、何時もしーちゃんの計っていたのよ。』(*^^*)

「あーちゃん、顔が赤いよ。」

「なんでもないわ。」

 

「...しーちゃん。」

「何?」

「しーちゃんが、最初に買ってくれたプレゼント覚えている?」

「...うん。2人の初めてのデートであーちゃんにせがまれた指輪だよね。」

「しーちゃん、せがまれたって何よ。」(−−;;

「ごめん。」

「あの指輪は、しーちゃんが買ってくれた婚約指輪だから今でもアタシの大事な宝物なのよ。」

「...あーちゃん、その割にこの前強請った指輪は、何なの?」

「(あせあせ)あれは、正式な婚約指輪よ。」(^^;;

「...正式な婚約指輪」(−−;;

「でもね、しーちゃん。あの時の指輪は婚約の証だと思っているのよ。」

「...うん。」

 

「...しーちゃん。」

「何?」

「この教会のもう1つの思い出、覚えている。」

「...うん。ミサトさんの結婚式の事かい?」

「あの時、初めてしーちゃんからキスしてくれたんだよ。」

「...そうだったかな。」

「うん、いつもアタシはしーちゃんからのキスを待っていたんだよ。」

「...そうだったんだ。」

(チュッ!!)

「(ポッ!)しーちゃん、いきなり何するの。」

「うん、あーちゃんを待たせたお詫び。」

「なら、頬じゃなく、ここにして」

「うん。」

(.....)

「(ボォーッ)しーちゃん、ディープなキスもうまくなったわね。」

「(照れ)うん、この13年間、あーちゃんに鍛えられたからね。」

『婚約してから、起こす時は必ずしていたわね。』

「あーちゃん、何思い出しているの。」

「勿論、しーちゃんとのキスの思い出よ。」

「あーちゃん、あの時のキス、覚えている。」

「あの時?」

「うん、学芸会の時」

 

「...あーちゃん。」

「何?」

「あーちゃんが、初めてボクにお弁当作った時の事、覚えている?」

「うん!! あの時からずぅ〜とアタシは、しーちゃんのお弁当作っているもん。」

「...そうだね、でも、ボクは、あの時からあーちゃんのお弁当が一番の好物になったんだよ。」

『ユイママ、ありがとうございます。』

「しーちゃん、しーちゃんが、アタシにお弁当食べながら言った事覚えている?」

「...うん」

「ふふふっ、『ずぅ〜とアタシのお弁当が食べたい』だったわね。まるでプロポーズのセリフね。」

「(照れ)いいだろ、その前のボクとあーちゃんは、婚約していたんだから。」

 

「...しーちゃん。」

「何?」

「しーちゃんと初めての時の事、覚えている?」

「(ポッ!)うん、あの時のあーちゃんは、巣から落ちた小鳥の様に振るえて、可愛かったね。」

「(ポッ!)そう、でもしーちゃんも良かったわよ。」(*^^*)

「(照れ)そうじゃないよ。あの時、か弱い女の子だって分かったんだ。一生守っていきたいってね。」

「(照れ)そう、じゃあこれからは、ずぅーと弱さを出そうかしら。」

「あーちゃん。そんな事しなくても、可愛いよ。」

「(照れ)当たり前でしょ。しーちゃんもね。」

「うん。」

 

「...でも、その後、パパ達に見つかった事覚えている。」

「うん、てっきり怒られると思ったら、4人とも喜んでいたね。

お義父さんには、『アスカをよろしく頼む!!』とお願いされるし、父さんには新居を用意されるし...」

「そうね、この式の手配も何年も前から予約していたみたいだし。」

「だけど、あーちゃん。新居に移ってからもボク達の生活は、変わらなかったね。」

「そうね、だってしーちゃんとは、4歳の頃から起きてから寝るまで一緒だったわね。」

 

 

 

「さあ、そろそろ時間だよ。あーちゃん いや ボクの花嫁さん」

「そうね、行きましょ。しーちゃん じゃなかった アタシの花婿さん」

 

2人は、14年前から繋いできたお互いの手を取り合って教会の礼拝堂に入っていきました。

 

礼拝堂には、今日この日を指折り待ち望んだ碇家と惣流家の両親がいました。

 

「アスカくん、よくぞここまでシンジを育ててくれた。ありがとう。」

「アスカちゃん、頑張ったわね。おめでとう。」

「シンジくん、アスカを大切にな。(尻には引かれるなよ)」

「シンジくん、アスカちゃんと仲良くね。」

 

 

そして、教会の鐘が鳴り、参列者から祝福を受けながら、

アスカちゃんとシンジくんは13年前から2人が望んでいた幸せを手にしました。

 

「あーちゃん」「しーちゃん」

「「愛してるよ!!」」

 

FIN

 

おまけ

 

2人が挙式してから1ヶ月後、2人の愛の巣に、碇本家からメモリアルDVDが届けられました。

荷物には、

『2人の恋のメロディ』

と書いてありました。

 

後書き

なしつぶさん、10万ヒットおめでとうございます。\(^0^)/

今回は、いつものシリーズとは少し違う2人の回想の形で書いてみました。

おませなアスカちゃんも流石に18歳になれば...お淑やかになるでしょう。(実は、まだ考えていません。(^^;;

教育(調教)されたシンジくんは、18歳でしっかりと捕まるでしょうね。(5歳で既に捕まっているかな。(^^;;

 

...でも、10万ヒットなのでめでたく2人を結婚させる事にしました。\(^0^)/

なしつぶさん、まだシリーズは続けますから安心して下さい。

 

6 愛の抱擁へ
 

 ありがとうございますNASA様
10万ヒット記念を考えていてくれたなんてなしつぶ感激です(Π▽Π)

10万ヒット...カウンターの桁が1つ増えたのね。

「おませな〜〜〜5」までの回想録,総集編の形になってますね。
でもお弁当の後の話はまだありませんね。

ということは( ̄ー ̄)ニヤリ

「おませな〜」での今後の予告を示唆しているのか?

まだシリーズは続くと言うことなのでぜひ感想を送ってNASAさんの創作意欲をわかせよう。

素晴らしい小説を書いて下さったNASAさんにぜひ感想を!
感想は作者への感謝と次回作を生み出すエネルギーです。


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