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新年度を迎えた第3新東京市 惣流家のリビングルームでは、「おませな恋のメロディ」補完委員会のメンバー(両家の親)がそろって悩んでいました。 「碇、何かいい知恵ないのか!?」 「そうですよ、このままでは2人は、休み中家でゴロゴロですよ。」 「シンジも、アスカちゃんもまだ若いのに、勿体ない。」 「・・・・・・・・・」 どうやら4人は、GWの「おませな2人」の演出で悩んでいるようです。 さすがに、今回はゲンドウさんもすぐにネタが出てきませんでした。 ゲンドウさんは、悩んでふと、居間に飾ってある写真立てを見つけました。 写真立ての中の写真は、惣流家のドイツでの家族の写真でした。 写真には、アスカちゃん、惣流さん、キョウコさんと年配の2人が写っていました。 ゲンドウさんは、その写真よりある事を思い付きました。 「ところで、惣流?」 「何だ、碇?」 「お前の親父さん達は、元気か?」 「何だ、いきなり。・・・・確か元気なハズだ。 もう、60を越しても風邪1つ引かないくらい元気だ。」 「ふっ、ぴったりだな。」/_\ ゲンドウさんは得意の笑みを浮べて計画を話しました。 「まず、惣流の親父さんに風邪をひいてもらい、病床のビデオレター・・・・・ アスカちゃんとシンジくんに連休中にお見舞いに行かせる。 勿論、我々がバックアップとして2人見つからない様にサポートする計画だ。」 普段なら全員一致で賛成するところでしたが、惣流さんが反対しました。 「碇、無茶だ!! お前と俺が3日以上休んだら、第3新東京市の都市機能が麻痺するぞ!!」 「ふっ、問題ない。影武者を立てればいいだけだ。(ニヤリ)」/_\ ゲンドウさんを除く一同は、まだ見ぬ影武者に哀れみ覚えました。(^^;; そして数日後 アスカちゃんとシンジくんは、2人のスウィートルームでゴロゴロしていました。 アスカちゃんは、旅行雑誌を広げてシンジくんに尋ねました。 「ねぇ、しーちゃん? こんどのおやすみはどこへいこうか?」 「きんじょのこうえん」(−−;; 「えぇ〜〜、それじゃいつもとおなじでしょ。」(−−;; 「だって、あーちゃん。 ぼくたちのおこづかいでは、どこにもいけないよ。」 「・・・・そうよね。」 アスカちゃんは、雑誌を見て落胆しました。 「あぁ〜〜、アタシたち、まだしんこんりょこうもしていないのよ。」 シンジくんは、アスカちゃんを後ろから抱きしめて囁きました。 「ぼくは、あーちゃんといられればしあわせだよ。」(*^^*) 「(ポッ!)あ、あ、アタシもよ。」(*・・*) アスカちゃんは、真っ赤になって答えました。 そんな2人の日常の会話が途切れた時にキョウコさんが、部屋の外から呼びかけました。 「アスカちゃん、おじいちゃんからお手紙が来ていますよ。」 「はぁ〜〜い!!」 アスカちゃんは、シンジくんを連れて居間のテレビの前に座り、おじいちゃんからのビデオレターを2人揃って眺めました。 【画面には、年配の男の人が、ベッドに伏せていました。】 ”あれ、おじいちゃん? 病気かしら” 「(ごほごほ)アスカ元気かい? わしは、アスカが日本に行ってから寂しい日々を送っているよ。 (ごほごほ)春先に引いた風邪がなかなか治らなくてな・・・・・ アスカ、年寄りのお願いを聞いてくれるかい? もし、できるなら1度でいいから、アスカの元気な笑顔を見せておくれ。」 【画面は、1度と切れましたが、画面の向こうでは、「おじいさんセリフを忘れてますよ!!」と小声でアドバイスがありました。】 【そして、10秒後、おじいさんが再び画面に現れて、】 「それから、アスカが見初めた旦那さんも連れてきておくれ。」 【画面は、消えました。】 これを見たアスカちゃんとシンジくんは、涙うるうるになり、後ろに座っていた両家の親にせがみました。 「パパ、ママ、おねがい!! アタシとしーちゃんをドイツにいかせて!!」 「おとうさん、おかあさん、ぼくからもおねがいします!!」 2人の反応を見たゲンドウさんは、心の中でニヤリとゲンドウ笑いをして答えました。 「行かせたいのは、山々だが。 私達は、仕事で一緒に行けないんだ。 それでも、いいかい? シンジ、アスカちゃん?」 「「はい、おとうさん!!」」 2人は、ゲンドウさんの許しを得て抱き合って喜びました。 そんな、2人を見て、両家の4人は、 /_\/_\「「「「ふっ、予定通りだ!!」」」」/_\/_\ と、ニヤケました。 ゲンドウさんは、苦虫をかんだ顔をしながら、2人に話しました。 「いいかい、シンジ、アスカちゃん。 私達が、空港までの見送り、飛行機の手配、ドイツ惣流本家への連絡をしてあげよう。 それ以外の事は、2人で頑張るんだぞ。」 「「はい!!」」 アスカちゃんは、少し言い難くそうにもじもじしました。 それに気がついたユイさんは、アスカちゃんに話しかけました。 「どうしたの、アスカちゃん?」 アスカちゃんは、自分では言い難いのでシンジくんの脇腹を肘で突ついて小声で 「しーちゃん、おこづかい。」 と、一言いいました。 シンジくんは、アスカちゃんに後押しされる形で、ユイさんに言いました。 「かあさん、おねがいがあるんだけど・・・・・」 「何?」 「あのぉ〜、りんじのおこづかいがほしんだけど・・・・」 ユイさんは笑顔で、 「いいわよ、ただし無駄遣いは駄目よ、シンジ。」 と、言うと、アスカちゃんが元気に返事をしました。 「はい、わかりました、ユイママ!!」 それを聞いた大人達4人は笑い、ユイさんは、アスカちゃんの頭を撫でて、言いました。 「アスカちゃん、いい奥さんになるわよ。」 「はい、ユイママ!!」V(^O^) こうして、2人のドイツ旅行が決まりました。 次の日ネルフ本部、社長室 椅子には、眠らされた加持さんが縛りつけられていました。 「おませな恋のメロディ」補完委員会のメンバーは、 『太郎ちゃんのバリカン』 『太郎ちゃんの鋏』 『シェービングクリーム』 『髭剃り』 『赤いサングラス』 『付け髭』 『ゲンドウさんの代えの上着』 を用意して加持さんが起きるのを待ちました。 ”・・・・・・う〜〜ん、ここは何処だ。確か、誰かに当て身を貰って・・・・” 加持さんが目を覚ました瞬間、スポットライトが加持さんにあてられました。 「*****」(**) 「加持くん目が覚めたかね。」 「社長!! 此処はどこなんですか!? 僕はどうして縛られているんですか!?」 「実は、加持くんに休日出勤を頼みたくてな。・・・・・ロープは保険だ。」 加持さんは、腕を縛るロープを色々動かしましたが、少しも緩みません。 加持さんは、諦めて言いました。 「僕の答える選択肢は、1つしかないんですね。」 「すまないね、加持くん。ボーナスはハズムよ。」 加持さんは、心の中で『ミサトすまん!!』と愛妻に謝りました。 「で、僕に何をさせたいんですか?」 ゲンドウさんは、暗闇でサングラスを1瞬光らせて、腕を上げてメンバーに合図しながら言いました。 「・・・・・・・碇ゲンドウ社長の影武者だ。」 そして、加持さんの返事を聞く前に、補完委員会のメンバーが加持さんに襲い掛かりました。 まず、ユイさんが電光石火の早業で、加持さんのトレードマーク『馬のシッポ』を切り落しました。 「あ、あ、あぁ〜〜〜〜、ユイさんなんて事をするんですか」(T◇T) 「仕方ないでしょ、ゲンちゃんには”馬のシッポ”が無いのよ。」凸(^0^) 次にユイさんが頭を押さえつけて、キョウコさんが加持さんの第2のトレードマーク『無精ひげ』を剃り落としました。 「キョウコさんまで、僕の大事にしていた髭を剃るなんて・・・・」(T◇T) 「駄目でしょ、社会人なんだから、キレイさっぱりしないと。」凸(^0^) 加持さんが、精神的ダメージを受けている間にユイさん、キョウコさんは、加持さんのヘアースタイルをゲンドウヘアーに揃えました。 「止めて、生え際は剃らないで」 「駄目よ、男は諦めが肝心よ!!」 「ユイさん待って、前髪だけは見逃して」 「もう遅いわ、諦めなさい」 : : ユイさん、キョウコさんは、悪戦苦闘の末、やっと満足できる髪型にしました。 「どうかしら、あなた?」 「ふっ、問題ない。」 ゲンドウは、整髪された加持さんを見て満足しました。 一方、尊い犠牲者である加持さんは、鏡を見てうるうるしました。 「あんまりだぁ〜〜〜〜〜!! ミサトぉ〜、ごめんよぉ〜、きれいにされちゃったよぉ〜〜」(T_T) 惣流さんは、嘆き打ちひしがれる加持さんのロープを解き、「付け髭」と「赤いサングラス」「ゲンドウさんの代えの上着」を渡しました。 「・・・・・惣流副社長」 「すまん、私達の家族の為に犠牲になってくれ。」 傷心の加持さんは、無言で3つのアイテムを付けて振り向きました。 待ちわびた一同は、賞賛の声を上げました。 一同の前には、想像以上にゲンドウさんにそっくりな加持さんが立っていました。 そして、驚きも覚めやらぬうちにゲンドウさんが、加持さんの肩を抱きお礼を言いました。 「すまない。こんな無理な任務を押し付けて。」 ゲンドウさんの謝罪の言葉に加持さんは、驚きました。 そして、ゲンドウさんは、小声で尋ねました。 「土産は、無修正版はいいかね? それともバイ○グラがいいかね?(ニヤリ)」 「勿論、両方です。(ニヤリ)」 ゲンドウさんと加持さんは、目を合わせてニヤリとしました。 その光景は、ゲンドウさんが2人で微笑み合う、『悪夢のような光景』でした。 GWの初日の第3新東京国際空港 送迎デッキに緊張したアスカちゃんとシンジくんの姿がありました。 2人は、おにゅうの余所行きの服を着て、自分の身体と同じサイズのアタッシュケースを横に置いていました。 2人は、見送りにきた親達に幾つも注意を受けてました。 「シンジ、アスカちゃん、生水には気をつけるんですよ。 それからお土産は、忘れないでね。」 「アスカ、おじいちゃんにシンジくんを旨く紹介するのよ。」 「シンジ、迷子になったらアスカちゃんを守るんだぞ!!」 「アスカ、シンジくんじはドイツ語が分からないんだからアスカがフォローするんだぞ!!」 : : 2人は、延々30分も続いた注意事項にうんざりした処でゲンドウさんは、 航空チケットをシンジくんに、臨時の小遣いをアスカちゃんに渡しました。 アスカちゃんは、お小遣いを貰うと、即座にサル吉のポシェットに仕舞いました。 シンジくんは、ジト目でアスカちゃんに言いました。 「あーちゃん、ぼくのぶんもあるんだよ。」 「いいの、アタシたちはふうふでしょ。 しーちゃんのものは、アタシのもの アタシのものは、あーちゃんのものよ!!」凸(^^) シンジくんは、不満そうにアスカちゃんに尋ねました。 「・・・・・しーちゃんだけのものはないんだね?」(^^;; 「ううん、1つだけあるわ。」 「なに?」 「ア・タ・シ・(ちゅっ!!)」 「あ、あ、あーちゃん!?」 「アタシのキスじゃふまんなの!?」(・;) 「ふまんじゃないよ!?」 「じゃあ、しょうこみせてよ。」 「しょうこ?」 「そうしょうこよ。ここにね。」(*^^*) アスカちゃんは、唇を指差して目を瞑りました。 シンジくんは、アスカちゃんの無言の催促と周囲の期待に後押しされて、アスカちゃんを抱きしめてキスをしました。 ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・ ・ シンジくんは、アスカちゃんへのキスに誤魔化される形でお小遣いの事を忘れました。(^^;; 両家の親達も2人のやりとりを嬉しそうに聞いていました。 「シンジ、アスカちゃん、そろそろ時間よ。」 ユイさんは、延々続く2人のキスを搭乗時間がきたので終わらせました。 ユイさんは、アスカちゃんに小声で囁きました。 「アスカちゃん、これから旅行中2人きりなんだから、キスなら何時でもできるでしょ。」 「はい、ユイママ。」(*^^*) 2人は、アタッシュケースをカウンターで預けると、搭乗口へ向かいました。 搭乗口で2人は振りかえると、大きく手を振りました。 (^0^)/〜(^0^)/〜 2人を見送った4人は、物陰に隠していた旅行鞄を持つとゲンドウ笑いでニヤリと微笑みました。 「「「「さあ、我々もそろそろ行くか。」」」」 /_\/_\/_\/_\ 惣流さんの旅行鞄には、ハンディカムDVDカメラがありました。 DVDには、 と書いてありました。 後書きです。 今回から始まったのが、新婚旅行ネタです。 幼い2人だけでは、とても海外旅行は無理ですので、両家の親4人を影ながら同伴させました。 幼い2人だけで飛行機、空港、知らない街を歩かせたら、なんか恐いですね。(^^;; 被害者が少ない事を祈りましょう。 次回は、飛行機の中からです。 予定では、3、4回で帰宅させるつもりです。 では、また次回をお楽しみに!! |
いってらっしゃ〜い(^0^)/〜しーちゃん,あーちゃん。
ついでにその他大勢(^^;
それにしてもかわいそうなのは加持さん,保険をかけられてしっぽを切られてきれいにされちゃって。
これでは汚いのが好きな?ミサトさんに嫌われてしまいそうですね。
いよいよはじまったおませな新婚旅行はたしてどんな展開が待ち受けているのか。
素晴らしい小説を書いて下さったNASAさんにぜひ感想を!
感想は作者への感謝と次回作を生み出すエネルギーです。