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シンジくんの大捜索の後、巡り合ったアスカちゃんとシンジくんは、アスカちゃんの提案で買い物に行く事になりました。 「そうだ、しーちゃん! おじいちゃまのぜんかいいわいになにかおくらない?」 「うん、いいね。」 このセリフを聞いた追跡班Bのアスカのおじいちゃんは、号泣しました。 「おぉ・・・・孫と未来の孫が仮病のワシの為に快気祝いを買ってくれるなんて!」(T◇T) 「それにさあ、おこづかいがなくなるまえに、パパやママたちにもおみやげをかいましょ!?」 「うん、そうだね!」 このセリフを聞いた追跡班Bのパパらっちの2人は、おじいさんと同じ様に号泣しました。 「何て、気が利く娘だ!」 「おお、惣流! アスカちゃんは、まったくしっかりした子だな!」 と、父親、祖父が号泣しているのを知らずにシンジくんは、言いました。 「でも、あーちゃん、なんでそんなにおみやげかうの?」 「あたりまえでしょ! しんこんりょこうでは、おせわになったひとへのおみやげは、かかせないのよ!!」 このアスカちゃんの言葉を聞いたツインマザーズは、頭に大きな汗をつけてお互いの顔を見合わせてボヤキました。 「キョウコ? アスカちゃんに何を仕込んだの?」 (まさか、あの時の雑誌の事を覚えていたなんて・・・・(^^;;) 「ユイ? アスカに何を教えたの?」 (まさか、あの時の話を覚えていたなんて・・・・(^^;;) 2人は、お互いに覚えがあるので、同じ様なため息をつきました。 「「はぁ〜〜〜」」(^^;;(^^;; でも、母親達のため息も知らないアスカちゃんとシンジくんは、近くのデパートに入り、色んな物を探しました。 「えぇ〜〜と、おじいちゃまへのプレゼントは・・・・」 「ねえ、あーちゃん? これなんかどうかな?」 シンジくんが見つけたのは、帽子売り場のベレー帽でした。 しかし、アスカちゃんは、値札を見て即座に 「1,2,3,4・・・・きゃっか!」 「そうなの・・・・(ぶつぶつ)」 「じゃあ、これは?」 「きゃっか!」 「じゃあ、あれは?」 「きゃっか!」 : : それから暫らくの間、アスカちゃんは、シンジくんが選ぶ物を全部却下しました。 さすがにシンジくんもこれには、不満げにアスカちゃんにボヤキました。 「ねぇ、あーちゃん、いったいなんならいいの?」 しかし、そこは5歳にして主婦並の金銭感覚を兼ね備えたアスカちゃん! シンジくんを階段の踊り場のベンチに座らせて講義を始めました。 「いいこと、しーちゃん! アタシたちのおこづかいは、かぎりあるのよ!! このなかで、おじいちゃん,おばあちゃん,パパ,ママ,ゲンドウパパ,ユイママ, ようちえんのみんなにおみやげをかわなきゃいけないのよ!!」 「・・・・なんで、ようちえんのみんなまで?」(−−;; 「だめよ、しーちゃん!! しんこんりょこうのおみやげは、1つのステータスよ!! みんなからのせんぼうのまなざしをうけるためのアイテムよ!!」凸(^^) 「・・・・うん」(^^;; 「だから、おじいちゃん、おばあちゃんたちへのおみやげのよさんもわかるでしょ!」 「・・・・うん」 ここまで講義してから、アスカちゃんは、シンジくんの手を掴むと今までとは、別の階に連れて行きました。 そこは、今までいた専門店の階とは異なる・・・・・・バーゲン会場でした。(^^;; アスカちゃんは、シンジくんの手をしっかりと握ると 「けっしてこのてをはなしちゃだめよ!!」 「・・・・うん」(^^;; と、シンジくんに言い聞かせました。 しかし、そこはツインマザーズに買い物のイロハを仕込まれたアスカちゃんと買い物は素人のシンジくん・・・・ 主婦連中のキツイ洗礼に対し、シンジくんは対応できませんでした。 割り込んで、行くとき・・・・・ 『どいて、どいて・・・・・』 『五月蝿いわね。』と主婦の独りがエルボーを出すと・・・・ アスカちゃんは、ボクサー顔負けにスウェイバックで避けましたが、シンジくんは直撃を貰ってしまいました。 『子供は、あっちに行ってなさい!』と主婦が裏拳を飛ばすと・・・・ アスカちゃんは、見事なパーリングでかわしましたが、シンジくんは顔のど真ん中に食らってしまいました。 そして、主婦の1人がよろけて倒れてくると・・・・ アスカちゃんは、ツインマザーズから教わった中国拳法で見事避けましたが、シンジくんは下敷きになってしまいました。 そして、5分後 ボロボロになったシンジくんを見かねて、アスカちゃんは、 「これいじょう、しーちゃんがここにいるのはむりね。さっきのベンチでまってて」 と、シンジくんに戦線離脱を命じました。 「・・・・うん、わかったよ。」 勿論、シンジくんはこれ以上ここに居ては、命の保証はないとさとり素直にベンチに戻りました。 それから、暫くして、アスカちゃんは、戦利品を抱えて戻ってきました。 「あーちゃん、かえたの?」 「うん、ばっちりよ!」 アスカちゃんは、シンジくんの横に腰掛けると、戦利品を自慢げに広げました。 まず、冬物のカーディガン 「あーちゃん、これは・・・・」 「おじいちゃん、おばあちゃんへのカーディガンよ!」 「でも、もうあたたかいよ?」 「いいでしょ、安かったんだから! それにことしのふゆには、きれるわよ!!」凸(^0^) 次ぎにブランド物に見えるネクタイ 「あーちゃん、これたかかったんじゃない?」 「それがね、モデルチェンジするまえで、70%OFFだったの!」 「・・・・そうなの」(^^;; 追跡班Bでは、アスカちゃんが広げたネクタイとカーディガンを見て号泣状態でした。 何しろ、初孫、愛娘、息子夫婦であるアスカちゃんとシンジくんからの初めてのプレゼントです。 おじいちゃんとパパらっちの2人は、感動が止まりません。 「「「アスカぁ〜〜〜〜」」」 「「「シンジぃ〜〜〜〜」」」 (T◇T)(T◇T)(T◇T) 後日、開発公社ネルフでは、週1日背広着用日が決まり、アスカちゃんからのお土産のネクタイをしているゲンドウさんと惣流さんの姿がありました。(^^;; 最後にブランド物に見えるスカーフ 「あーちゃん、これたかかったんじゃない?」 「それがね、キズモノで、50%OFFだったの!」 「・・・・そうなの」(^^;; シンジくんは並べられた品物を見て、アスカちゃんの主婦感覚に尊敬の眼差しで見ました。 「あーちゃんって、すごいね。」 「へへへ・・・、そうでしょ」凸(^^) しかし、シンジくんは、品物が足りない事に気が付きました。 「イチ、ニ、サン・・・・ロク ねぇ、あーちゃん? ようちえんのみんなへのおみやげがないよ?」 あーちゃんは、得意げに指を立てて「チッ、チ」と言いながら 「甘いわね、しーちゃん ようちえんのみんななんて、しょせんそのたおおぜいよ! こんなたかいものなんてひつようないわ! しーちゃんは、ハワイのおみやげになぜマカデミアナッツがおおいかしっている?」 「ううん」 「それはね やすくて、りょうがおおくて、はこがハワイをイメージさせるからよ!」凸(^^) このアスカちゃんの言葉を聞いたツインマザーズは、頭に大きな汗をつけてお互いの顔を見合わせて確信しました。 「キョウコ? アスカちゃんに変な番組を見せたの?」 (まさか、あの時のTVの事を覚えていたなんて・・・・(^^;;) 「ユイ? アスカに何を吹き込んだの?」 (まさか、あの時の話を覚えていたなんて・・・・(^^;;) 2人は、お互いにアスカちゃんにこの手の事を教えた覚えがあるので、同じ様なため息をつきました。 「「はぁ〜〜〜」」(^^;;(^^;; 「で、あーちゃん? いったいなにをかうの?」 「もちろん、にほんでもにんきがあるベルギーのチョコレートよ!」 「えっ、そんなにベルギーのチョコレートはにんきがあるの?」 「そうよ、だってバレンタインデーには、とぶようにうれるわよ。」 ”・・・・それって、ちがうりゆうだとおもうよ”(^^;; シンジくんは、アスカちゃんに反論しようとしましたが、そうするとまたもめそうなので・・・・・ 「うん、そうだね。」 と、言いました。 「さあ、しーちゃん。ここよ!」 アスカちゃんは、シンジくんを連れてベルギーチョコレート専門店に連れてきました。 「へぇ〜〜、おおきいんだね。」 シンジくんは、連れて来られた店を見上げて言いました。 何しろ、場所はドイツの古都ベルリン。 第3新東京市と違い、20世紀からの老舗が軒を並べています。 特にアスカちゃんが連れてきた店は、元西ベルリンの古い建物の店だったのでシンジくんは、店の荘厳さに圧倒されました。 「ねぇ、あーちゃん? ほんとうにここなの?」 「そうよ、ここよ・・・・たぶん」(^^;; さすがにアスカちゃんも3、4歳の頃に連れてきてもらっただけですから、記憶も曖昧です。 でも、シンジくんを連れてきた手前、いい加減な事は言えません。 アスカちゃんは、シンジくんの手を引き自信満々で店内に入りました。 『たのもぉ〜〜!!』\(^0^) 『いらっしゃいま(!)』 ドアが開いたので、店員さんは、何時もの営業スマイルで出迎え様としましたが、そこはまだベルリンでは無名のアスカ×シンジのコンビ(^^;; 当然の如く、店員さんは冷たい目で追い返そうとしました。 『あなた達、ここは子供の遊び場じゃないわよ。 ウチの店で扱っている商品は、あなた達に到底買えないのよ!!』 でも、そこはアスカちゃん! 冷静にポシェットの中から両替したユーロ札束を見せて余裕で言いました。 『アタシたち、しんこんりょこうちゅうなの(パラパラ) このみせじまんのチョコレートをかってあげるわ。』凸(^ー^) さすがの店員さんもアスカちゃんが現金を見せられては断れません。 深呼吸をして、何時もの営業スマイルに切り替わりました。 ”お金があるから、この子達もお客様よ! お金があるから、この子達もお客様よ! お金があるから、この子達もお客様よ!” 店員さんは、自分に言い聞かせると逆大魔人(怒り⇒微笑み)で笑顔に戻りました。 『(コロッ!)お客様、何にいたしましょう?』 『う〜〜ん、みばえがいいたくさんのチョコのつめあわせと みせでいちばんおいしいチョコレート!! おいしいほうは、つつまなくていいわ。』 『はい、かしこまりました。』 店員さんは、アスカちゃんの注文通り大きなチョコの詰め合わせと見た目よりも立派なチョコレートを持ってきました。 アスカちゃんは、大きな包みをシンジくんに持たせ、小さなチョコレートをポシェットにしまいました。 シンジくんは、勿論ドイツ語が分からないのでアスカちゃんが買った みせでいちばんおいしいチョコレート を知りません。 アスカちゃんは、目的のモノを大事そうにポシェットの上から触りながら喜んでシンジくんの腕を引っ張りました。 「さあ、しーちゃん。 おみやげもかったし、もういきましょ!」 「うん!」 そして、夕方のベルリンのティアガルテン公園でアスカちゃんとシンジくんは、仲良くベンチ座っていました。 「ねぇ、しーちゃん?」 「なあに、あーちゃん?」 「きょうは、ほんとうにありがとう。 アタシをさがしてくれて・・・・・」 「あたりまえだろ、あーちゃん!」 「でも・・・・でも、アタシ、あのとき、しーちゃんとはぐれてから・・・・ ほんとうなら、ドイツごができるアタシがさがさないといけないのに・・・・ こわくなって、あしがすくんであるけなかったの!」 アスカちゃんは、話していると、シンジくんが、”もういわないでいいよ”とアスカちゃんを抱きしめました。 「・・・・しーちゃん?」 「いいじゃないか、あーちゃん。 みつかったんだし・・・・」 「でも、しーちゃん。」 「あーちゃん、やくそくしたろ? ぼくが、あーちゃんをまもるって!? だって、あーちゃんは、ボクのおくさんなんだし、ボクがまもるのがとうぜんだろ?」 「うん!・・・・ありがとう、しーちゃん。」 アスカちゃんには、夕日に照らされたシンジくんの顔が逞しく見えました。 シンジくんには、夕日に照らされたアスカちゃんの涙が、宝石の様に見えました。 「あーちゃん・・・・・」 「しーちゃん・・・・・」 2人は、お互いの顔を見て、暗黙の了解のキスとなりました。 ・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・ ・ そして、アスカちゃんはキスが終わるとそっとポシェットの中から先程のチョコレートを取り出しました。 「ねえ、しーちゃん? チョコレートたべない?」 「うん!」 「このチョコはね、さっきのみせでイチバンおいしいチョコなんだよ。」 「ほんとう?」 「うん、じゃあさっきのおれいにアタシがたべさせてあげるから、しーちゃんはめをつぶっててね。」 「う、うん?」 ・・・ ・・ ・ 「どう? しーちゃん?」 「うん、・・・・よくわかんないや」 「どうして?」 「だって、いつものあーちゃんのあじがするんだもん。」 アスカちゃんは、シンジくんのその返事をまっていた様にシンジくんをベンチに押し倒しました。 「あ、あ、あーちゃん?」 「しーちゃん、あじがわかるまでアタシがじっくりとたべさせてあげるからね。」 「う、うん」 「だめよ、しーちゃん! あいさつは?」 シンジくんは、アスカちゃんを抱きしめるとアスカちゃんに囁きました。 「あーちゃん、いただきます。」 「(ぽっ!)よくできました。」(*・_・*) こうして、夕暮れの公園では、アスカちゃんとシンジくんの濃厚な試食が延々と続きました。 そして、チョコレートが無くなり、アスカちゃんは残念そうにシンジくん言いました。 「ねぇ、しーちゃん? もっとたべたい?」 「う、うん」 「じゃあ、らいねんまでたのしみにしててね。」 「うん!」 2人のお互いのチョコの試食は、2年越しの約束になりました。 勿論、この買い物の一部始終は、惣流さんのハンディカムDVDカメラに収められました。 そのカメラのDVDには と書いてありました。 後書きです。 耳年増のアスカちゃんは、ドイツでも無敵です。 バーゲンでは、ユイさん達に鍛えられたフットワークでボクサー、拳法の達人並みの動きで人を避け、獲物をゲットします。 今回のSSは、次回のEX3の伏線のSSです。 続きは、EX3にて!! では、また!! |
アスカちゃんしっかりしてますね。将来はきっと立派なおばさんになれるぞと(^^;
それでも一番大切なのはしーちゃんとのひととき。
シンジ君,いただきますってチョコレートを?それとも・・・(*^^*)
さてさて今回はEX3の伏線とのこと。もちろんバレンタインですね。
NASAさんからのあまいあまいLASチョコが届くのはもうすぐだ!
| 素晴らしい小説を書いて下さった作者にぜひ感想を!
感想は作者への感謝と次回作を生み出すエネルギーです。 |