EF5カウンター45万突破記念

2人の恋のメロディ8

パパらっちとアユカちゃんのポルカ

Written NASA



アスカが大学に復学して2日目
アスカとシンジは、昨日同様にアユカちゃんをユイさんに預けて、大学に行こうとしました。
しかし、アユカちゃんは、母親のアスカと暫しの別れが分かるのか、アスカからユイさんに渡された瞬間に泣き出してしまいました。

「マンマぁ〜〜、マンマぁ〜〜・・・・・」(T◇T)

アユカちゃんは、ユイさんに腕の中から、アスカの手を握って離そうとはしません。

「ごめんね、アユカ・・・・ママ、学校なの」

しかし、赤ちゃんのアユカちゃんには、そんな事分かるハズもありません。アユカちゃんは、瞳いっぱいに涙をためて、しきりにアスカを呼び続けました。

「マンマぁ〜〜、マンマぁ〜〜・・・・・」(T◇T)

「ごめんね、アユカ。ママもう行くから・・・・・」

「マンマぁ〜〜、マンマぁ〜〜・・・・・」(T◇T)

「ごめんね、アユカ。ママ早く帰ってくるから・・・・・」

「マンマぁ〜〜、マンマぁ〜〜・・・・・」(T◇T)

「・・・・・」

「マンマぁ〜〜、マンマぁ〜〜・・・・・」(T◇T)

とうとうアスカは、根負けして

「ユイお母様!
 やっぱり、アタシ・・・・・
 アユカを置いて行くなんてできません!!」(・;)


アスカは、ユイさんにアユカちゃんを大学に連れて行く事を申し出ました。
しかし、ユイさんは、やっぱりね といった顔でやさしくアスカに諭しました。

「アスカちゃん、昨日の事を忘れたの?」



昨日は、大学復学の初日
アスカは、今日と同様にアユカちゃんの涙に根負けして、大学にアユカちゃんを連れて行く事になりました。

アユカちゃんを抱いたアスカとアユカちゃんの育児道具を抱えたシンジは、講義開始ぎりぎりに大学に着きました。
その日は、アスカの大学復学初日もあり、大学のクラスメートは、アスカの顔を見かけると、

「碇さん、お久しぶ(!)
「アスカ、元気にして(!)
「アスカさん、どうだっ(!)
     :
     :

と、全員が挨拶の途中で、アスカに抱かれているアユカちゃんを見つけて驚きました。
アスカは、固まった友人達に自慢げにアユカちゃんを見せつけて紹介しました。

「えへっ、これが、アタシとシンジの子で、名前はアユカっいうの」

「ばふぅ〜〜〜〜〜」\(^0^)

流石、アユカちゃん!
アスカの紹介に合わせて、アスカゆずりのパフォーマンスで手を振りながら笑いました。

それを見た友人達は、アユカちゃんの愛らしさを一目見て気に入り、お願いしました。

「「「ねっ、お願い、アスカ(碇さん)、アユカちゃんを抱かせて!?」」」

しかし、本当は、アスカとシンジの遺伝からか、人見知りの激しいアユカちゃんは、アスカとシンジ以外の人が抱こうとすると、朝のトラウマで泣き出しました。

「マンマぁ〜〜、マンマぁ〜〜・・・・・」(T◇T)

抱こうとした友人達は、泣き叫ぶアユカちゃんを見て、自分達が悪い事をしている錯覚に陥りました。

「ごめん、アスカ(碇さん)。やっぱり、いいわ」(−−;;

と、誰1人にアユカちゃんを抱く事は、おろか触れる事もできませんでしたが、アユカちゃんはその愛らしさでクラスの人気者になりました。
シンジやアスカと親しくないクラスメートもアユカちゃんと目が合うと、途端に崩れた笑顔になりました。


そして、講義が始まると・・・・・
アユカちゃんは、アスカとシンジの間に置かれた簡易チャイルドシートに寝かされました。

「良いこと、アユカ!
 授業中は、大人しくしているのよ!!」


「ばふぅ〜〜〜〜〜」\(^0^)

「アユカ、ママのお勉強の邪魔をしちゃ駄目だよ。」

「ばふぅ〜〜〜〜〜」\(^0^)

アユカちゃんは、アスカとシンジの言い付けに訳も分からず返事をしました。

講義の時間になると、やはり腐っても大学生!
試験前もありアユカちゃんの周りに居た連中も席に着き、全員が講義に集中しました。
しかし、そうなるとアユカちゃんは、誰にも相手にされなくなり、暇になりました。

「マンマぁ・・・・、パッパぁ・・・・」

アユカちゃんが両隣のアスカとシンジを呼びましたが、2人とも、

「しぃ〜〜っ!」

としか言いません。

仕方ないので、アユカちゃんは、チャイルドシートから見えるもう1人の人に向って手を振りました。

「ばふぅ〜〜〜〜〜」\(^0^)

それを見た講義中の助教授は、普段の苦虫を噛んだ様な顔から一転して解けた餅の様に ふにゃ〜〜ぁ とした顔でシンジ達に注意しました。

「碇君、大学に赤ちゃんを連れてくるのはいけないよ。
 仕方ないねぇ・・・今日は特別に許すよ」(^ー^)

「すみません!」(^^;;

「はぁ〜〜い」\(^0^)
「はぁい!!」\(^^)

親の苦労、子知らずでアユカちゃんは、笑顔で助教授に手を振りお礼を言いました。

それから、講義が再開されても助教授は、チラチラとアユカちゃんの方を振り向きました。
アユカちゃんも助教授と視線が合うと、愛想よく「キャッキャ、キャッキャ」(^0^)と笑いました。

「ねぇ、アスカ?
 アユカとあの先生、さっきから何しているのかなぁ?」


「うん、シンジ・・・・
 先生は、アユカの事、気に入ったみたいで、
 アユカと、いないない、ばぁ の要領であやしているみたいなの・・・・」(^^;;


「講義中に、いないない、ばぁ・・・・」(^^;;

シンジは、横で笑っているアユカちゃんを見て呆れました。

で、1時限目は、アユカちゃんと助教授の いないない、ばぁ で、無事?終わりました。

しかし、2時限目に入ると事件は起こりました。
アユカちゃんは、1時限目の疲れからか、2時限目に入ると、ぐっすりと眠ってしまいました。
アスカもシンジもチャイルドシートで寝ているアユカちゃんの寝顔を見て安心しました。

”アユカ、このまま大人しくしててくれよ。”
”アユカ、もうすぐ、お昼だからね。”

しかし、大人よりもライフサイクルが短いアユカちゃんは、両親の安堵を見事に裏切り、生理現象で泣き出しました。

「おんぎゃぁ〜〜、おんぎゃぁ〜〜!!」(;◇;)

アユカちゃんの泣き声は、教室中に響きわたりました。
アユカちゃんの泣き声を聞いたアスカとシンジは、講義に集中していた為、慌ててパニックに陥りました。

「アスカ、どうしたんだい?」(^^;;;

「アユカ、良い子だから、大人しく泣き止んでね。」(^^;;;

しかし、オムツの不快感からのアユカちゃんの泣き声は止む事はありません。

「おんぎゃぁ〜〜、おんぎゃぁ〜〜!!」(;◇;)

それを見かねた2時限目の講師は、怒りを超えて呆れて言いました。

「碇、オムツだ、オムツ!!」(−−;;

アスカは、講師に言われるままにオムツに手を当ててチェックしました。

「シンジ、どうしよう?」

「どうしたの、アスカ?」

「アユカ・・・・・大きい方しているわ」(^^;;

「・・・・大きい方」(^^;;

シンジは、立ち上がると、講師の先生に謝りました。

「先生、すみません。
 あのぉ・・・・大きい方なんで、退出してもいいですか?」


「(ぷるぷる)・・・・かまわん」(−−;;

と、アスカの大学復学初日は、アユカちゃんに振り回されて全時限とも講義に集中できませんでした。



アスカは、昨日の事から、大学での育児は無理だと悟りました。

「マンマぁ〜〜、マンマぁ〜〜・・・・・」(T◇T)

しかし、目の前には、アスカを泣いて求めるアユカちゃんの姿がありました。

「マンマぁ〜〜、マンマぁ〜〜・・・・・」

アスカは、アユカちゃんの顔を見て、やっぱり、アタシには駄目!! と、決心しました。

「ユイお母様、やっぱり、アタシには、アユカを置いていけません!!
 大学での育児が無理なら(!)


ユイさんは、アスカの訴えを遮り、さっと手を挙げて合図しました。

「アスカちゃん、アユカちゃんの事なら私達に任せなさい。
 伊達にあなたとシンジを育てたんじゃないわ。
 さあ、いいわよ!!」

ユイさんの合図で、隣に居たキョウコさんは、隠していたラジカセのスウィッチを入れました。
ラジカセからは、アユカちゃんも大好きは、某テーマパークの音楽が流れてきました。

 タッタァ タッタァ タッタ タッタ タァ〜
 タッタァ タッタァ タッタ タッタ タァ〜

          :
          :

そして、タイミングよく、某テーマパークのネズミとアヒルの着ぐるみを着たゲンドウさんと惣流さんが出てきました。
2人は、その音楽に合わせて、右に左に手で輪を描き踊りました。

もともと、その手のキャラクタが大好きなアユカちゃんは、急に現れたネズミとアヒルを見て、泣き止んで呆然としました。

それを見たゲンドウさんと惣流さんは、着ぐるみの 顔を見合わせると肯き

”いくぞ、惣流!!”
”分かった、碇!!”

と、アイ・コンタクトで、今度はアユカちゃんに愛想を振りまく様に踊り始めました。

最初は、呆然としていたアユカちゃんも、目の前でネズミとアヒルが愛想良く踊ってくれるのですから次第に笑いだしました。

「キャッキャ、キャッキャ!!」(^0^)

ゲンドウさんと惣流さんは、笑い始めたアユカちゃんを見て、心の中でガッツポーズをとり、着ぐるみで抱き合いました。

”い、い、碇!!”
”そ、惣流ぅ〜〜”

””2人の恋のメロディで初めて報われたな!!””(T◇T)(T◇T)

しかし、感無量の2人に水をさす輩がいました。
シンジとアスカは、突然乱入してきたネズミとアヒルがアユカちゃんをあやす一部始終を見て、唖然としました。

「これは、何なのかな・・・・・」
「いくらパパ達でも、其処まではしないでしょ・・・・」

2人の冷たい視線を受けて、ゲンドウさんはシンジ達を追い払う様に手を振り言いました。

「何をしている、さっさと行かんか!!
 アユカの事は、我々にまかせろ!!」

このセリフも敵の前とかで言えば感動する場面なのですが、
・・・・着ぐるみのままではコミカルなジェスチャーにしか見えません。(^^;;
シンジとアスカは、着ぐるみまで着て頑張っている父親達をみて

「父さん・・・・」(何で其処までするの! でもありがとう(^^;))
「パパ・・・・・」(アタシ達のために・・・・・(^^;;)

と複雑な心境でした。


そして、アスカとシンジが大学に行った後
アユカちゃんが、アスカが居ない事に気がつきそうになる度にパパらっちの2人は、必死になって練習した某テーマパークの着ぐるみのパントマイムを披露しました。
そして、30分後、踊り疲れたゲンドウさんは、息も絶え絶えにユイさんに言いました。

(ぜえ)(ぜえ)ユイ・・・・そろそろいいか?」

何しろ、プラスチック製とはいえ、総重量10kgを超える着ぐるみを着て30分も踊ったゲンドウさん達は、体力的に限界でした。

ユイさんもそんなゲンドウさんを見かねて

「いいわ、あなた
 アユカも泣いたり笑ったりして疲れて眠った様だし、
 あなたと惣流さんも疲れたでしょうから、最初の2時間は私とキョウコでアユカの面倒を見るわ。」

(ぜえ)すまんな・・・・ユイ」

ゲンドウさんは、この時ユイさんの心配りに感謝しましたが、・・・・・


そして、2時間後
ゲンドウさんと惣流さんは、育児当番の時間となり気持ち良さそうに寝ているアユカちゃんの両脇からアユカちゃんの寝顔を眺めていました。

(じぃ〜〜ん)碇、モニターから覗いているより格段に良いな。」(T_T)

「ふっ、そうだな。問題・・・・・おお有りだ!!
 どうして、シンジ達は、我々に 微笑ましい孫と祖父をやらせてくれなかったんだ!!

それは、ゲンドウ&惣流さんの2人が、TVのミサト以上に家事が無能だったからです。
何せ、20世紀産まれの2人は、旦那が仕事、妻は家庭の古い考えの持ち主でした。(^^;;

で、ゲンドウさんの心からの叫びに答える様にアユカちゃんが、反応しました。

その異変に気が付いた惣流さんは、ゲンドウさんに注意しました。

「お、おい、碇!!
 あんまり大きな声を出すと、アユカちゃんが起きるぞ!!」

ゲンドウさんも惣流さんも、ユイさん達に大見得を切りましたが、本当は赤ん坊の育児などまるで知りません。
2人は、事前の相談で、2時間ひたすらアユカちゃんを寝かしつけようと決めました。(^^;;

ゲンドウさんは、注意されて、慌てて声を静めました。

「す、すまん」(^^;;

「もし、泣かれたらどうするんだ!!」

しかし、一度始まったアユカちゃんの起きる兆候は、パパらっちの願いも空しく止まりませんでした。

最初に鼻をむずむずさせ・・・・・
 次に瞼に段々と涙を溜めて・・・・・
  最後に声を高らかに泣き出しました。

「おんぎゃぁ〜〜、おんぎゃぁ〜〜!!」(;◇;)

パパらっちの2人は、アユカちゃんに泣かれてパニックに陥りました。
何しろ、何時もなら監視カメラの音声を絞り、ユイさん達に連絡で対処していましたが、
今回は、目の前で肉声の泣き声です! 迫力が違います。

「そ、そ、惣流、どうする!?」(@◇@;;

「お、お、落ち着け、碇!!
 おまえのキャラクタは、そんなイメージじゃないぞ!」

「おお、そうだな
 (すぅーはぁー)(すぅーはぁー)
 お、そうだ!
 あれだ、あの手を使おう!!」

ゲンドウさんは、朝の手でアユカちゃんを笑わす事を思い付きました。

 ドタ、ドタ、ドタ、ドタ、ドタ・・・・・ドタ、ドタ、ドタ、ドタ、ドタ、!!

ゲンドウさん達は、急いで某テーマパークから裏で入手した着ぐるみを持ってきました。

「いくぞ、惣流!!」
「おお、碇!! 62秒でカタをつける!」

「「1・2・3! 音楽スタート!!」」

 タッタァ タッタァ タッタ ・・・・・・

ゲンドウさんと惣流さんの2人は、TV9話のシンジ&アスカ顔負けのユニゾンでアユカちゃんを泣き止ますパントマイムを踊り始めましたが、アユカちゃんの泣き声は、一向に止まりませんでした。

育児の経験の無い2人は、大事な事を忘れていました。(^^;;
赤ん坊の泣き声には、意味がある事を・・・・

ちなみに、アユカちゃんのこの泣き声は、シモの合図でした。(^^;;
アユカちゃんは、オムツの不快感から”気持ち悪いよ! オムツを取り替えてよ!!”と、泣いているのです。
それに対し、パパらっちのパントマイムを見せられても泣き止むはずありません。

 おんぎゃぁ〜〜
 おんぎゃぁ〜〜
 おんぎゃぁ〜〜
 おんぎゃぁ〜〜
 おんぎゃぁ〜〜!!(;◇;)

パパらっちの2人は、62秒経つ前にアユカちゃんの泣き声に根を上げました。

2人は着ぐるみのまま、アユカちゃんを抱き上げると、リビングに居るツインマザーズに泣き付きました。


「ユイぃ〜〜」
「キョウコぉ〜〜」


「「アユカが、大変なんだ!!」」

\(T◇T)/\(T◇T)/



「「・・・・」」

(^^;;(^^;;



後日、ユイさんとキョウコさんは、こっそり録画したこのビデオを

『パパらっち と アユカちゃんのポルカ』

と囁き、笑って鑑賞しました。


FIN



後書きです。

\(^0^)なしつぶさん、「EF5」45万ヒットおめでとうございます!!

前回の続きで、アユカちゃんの育児編です。
アスカが大学に復学したら・・・・・大学でも、家でも大変な事になりますね。(^^;;
まあ、ユイさん&キョウコさんは、育児経験者なので大丈夫ですが・・・・
育児未経験のパパらっちには、無理でしたね。

では、また



2人の恋のメロディ 9 へ



 なしつぶです

  NASAさん,45万ヒット記念ありがとうございます。

あのアスカが諦めきれずにアユカちゃんを連れて行こうとしたときに現われたパパラッチには笑いました。
きぐるみを着ながら踊って出てくるなんて(^^)
そしてその格好のまま抱き合うとはアタマにでっかい汗がついちゃいますね。


素晴らしい小説を書いて下さった作者にぜひ感想を!
感想は作者への感謝と次回作を生み出すエネルギーです。
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