EF5カウンター55万突破記念

2人の恋のメロディ10

育児権は誰のもの?

Written NASA



毎度お馴染みの第3新東京市の3世帯共同住宅の若夫婦の寝室

深夜、アスカは愛娘のアユカちゃんを寝かせる為に、子守り歌や童話を聞かせていました。

「昔、昔、ある所に・・・・・・・」

(いや)(いや)むぅ〜!!」

「アユカちゃん♪ アユカちゃん♪
 アユカは良い子ですね♪・・・・・・」


(いや)(いや)むぅ〜〜〜!!」

     :
     :

「お願いだから、アユカ、もうそろそろ寝てよぉ」(T0T)

最近寝つきが悪くなってきたアユカちゃんに毎晩悪戦苦闘していました。
何しろ、1月末から育児をアスカとシンジの両親に頼んでから段々と寝つきが悪くなり、アスカとシンジが春季休暇に入ってアユカちゃんの育児を再開した時には、既にアユカちゃんは手が付けられない状態でした。

日中の育児でも

「さあ、アユカ、お眠の時間ですよぉ〜〜」

(いや)(いや)むぅ〜〜〜!!」

「さあ、アユカ、お食事の時間ですよぉ〜〜」

(いや)(いや)むぅ〜〜〜!!」

と、素直には、アスカの言う事を聞かず、最初の10分はジタバタと抵抗しました。
勿論、抵抗すると言っても、所詮赤ちゃんですから、最後はアスカの勝利に終りますが(^^;;

しかし、夜のアユカちゃんは、一味違いました。

昼間、おじいちゃん、おばあちゃん達に甘えられなかった分だけ、駄々をこねて寝つきが悪くなりました。

「アユカぁ〜〜、お願いだからもう寝てよぉ〜〜」(T0T)

(いや)(いや)むぅ〜〜〜!!」



そして、やっと寝付いたアユカちゃんを見て、アスカは呟きました。

(はぁ〜〜)やっと、寝てくれたわ。」

「アスカ、1日ご苦労様。」

「あっ、シンジ!」

「でも、どうしたんだろうね?
 アスカが大学に復学する前は、アユカはこんなに手がかからなかったよ。」


「うん、そうなの・・・・・
 前は、寝つきも良くこんなに我が侭を言わなかったわ。」


アスカとシンジは、グレムリンと化したアユカちゃん の天使の寝顔を見てため息をつきました。


「ねぇ、シンジ?」

「何だい、アスカ?」

「アユカの我が侭の原因は・・・・・やっぱりお義父様達にあると思うの。」(−−;;

「うん・・・・・そうだね。」(−−;;

「シンジ、このままでは、アユカの育児上良くないわ。」

「・・うん」

「でも、対策を考えるにしても、原因が分からないと駄目でしょ?」

「・・・・うん」

「だから、明後日1日アユカの育児をお義父様達に頼んでみようと考えているの。」

「えっ、お父さん達に?」

「うん、それでこっそりアユカの育児を観察しようと思うの?」

「・・・・いい考えかもしれないね。」(^^;;



そして、次の日の食卓で

「あのぉ・・・・お義母様?」

「何、アスカちゃん?」

「アユカの事でお願いがあるんですけど・・・・・」

「アユカちゃんの事?」

「はい、
 明日、アタシとシンジの2人で新学期に着ていく春物の洋服を買いに行こうと思っているのですが?
 デパートでアユカが泣くと困るので・・・・・それでお義母様達にアユカの事をお願いしたいんです。
 ・・・・・・駄目でしょうか?」


アスカは、言い難そうに拝んでからチラッとユイさんの方を見上げました。
勿論、最近アユカちゃんの育児が出来なくて、欲求不満ぎみだった ゲンドウさん は、ユイさんが答える前に答えました。

(バン!!)
 いいぞ、アスカくん!
 アユカちゃんの事は、我々に任せなさい!!

ゲンドウさんは、食卓をおもいっきり叩いて立ち上がり、アスカとシンジに言いました。
ただ、その拍子に食卓のコップやサラダは、全部ひっくり返ってしまいました。

「なあ、ユ・・・・・・イさん?

ゲンドウさんが隣のユイさんに同意を求めると、そこには髪の毛を逆立たせた ゴブリン がいました。

「あぁ〜〜なぁ〜〜たぁ〜〜」

ユイさんは、地獄の底から響く様な声で食卓を指差しました。

ゲンドウさんは、ユイさんの指差した先の 食卓の惨劇 を見て、青ざめた顔になりました。

「ユ、ユ、ユイさん
 こ、これは、不可抗力だ!
 わ、悪気はないんだ!!」

ゲンドウさんは、白州で裁きを待つ罪人の如く、無罪を訴えましたが、ゴブリンことユイさんの裁きは無情でした。

「成敗↓」
 パシィーーーーン!!


ゲンドウさんは、ユイさんの ハリセンストラッシュ!! に一撃のもとに食卓に沈みました。

ユイさんは、ゲンドウさんに制裁を加えてからアスカとシンジの方を向く90度の間にゴブリンから何時もの微笑みのユイさんに戻って、アスカ達に言いました。

「アスカちゃん、シンジ、お父さんもこう言っている事だし、明日は任せなさい。

 シンジ! アスカちゃんをしっかりエスコートするんですよ。
 アスカちゃん! 明日は 着崩れしても大丈夫な服 で行くんですよ。」

「・・・・・はい」(^^;;
「・・・・・はい」(^^;;

アスカとシンジは、ユイさんの偉大さを改めて実感しました。



問題の日

アスカとシンジは、こっそりとソ●ーのスタミナハン◎ィーカムを押し入れに仕掛けて外出しました。


「お義母様、ママ、アユカの事よろしくお願いします。」

「はい、アスカちゃん2人で楽しんでらっしゃい。」

「アスカ!?」

「何、ママ?」

「あんまり、早く帰って来ちゃ駄目よ。はい、臨時の小遣い」

「ありがとう、ママ」(^^;;


「じゃあ、お父さん、お義父さん、アユカであんまり遊ばないで下さい。」

「シンジ、お前までそんな事言うのか!」(TT)

「シンジくん、君だけは、我々の味方だと思っていたのに(ウルウル)

玄関先でアユカと託したアスカとシンジは、アスカはツインマザーズに励まされ、シンジはパパらっちに泣きつかれました。

勿論、ここは閑静な住宅ですが、一応近所にも人が住んでいます。近所の人達は、やれやれ何時もの光景だと微笑みながら歩いていきました。


「シンジ、そろそろバスの時間よね。」

「う、うん、アスカ、そうだね。」

アスカとシンジは、申し合わせた様に何時も元気な親たちの前から逃げ出しました。


2人を見送ったゲンドウさん達は、2人が見えなくなったのを確認すると、4人で顔を見合わせて

「「「「にやり」」」」

と、笑いました。

勿論、アユカちゃんも4人の笑い顔でこれから何が始まるか分かり、笑い出しました。

「じぃじぃ〜〜、ばぁばぁ〜〜(^0^)/
  じぃじぃ〜〜、ばぁばぁ〜〜」


アユカちゃんの声にゲンドウさん達も ほにゃ笑い になりました。

「アユカちゃん、直に始めますからね。」

「げきぃ〜、げきぃ〜」

ユイさんは、アユカちゃんを連れてシンジ達の寝室にいき、何処からかチャイルドシートを持ってきてアユカちゃん座らせました。

ユイさんは、チャイルドシートのアユカちゃんに哺乳ビンを与えて言いました。

「アユカちゃん、もう少し待ってね。」

「げきぃ〜、げきぃ〜(パチパチ)

アユカちゃんは、入り口に向かって手を叩いて催促すると、ピエロ役のキョウコさんが入ってきました。

「はぁ〜い、アユカちゃん、元気かなぁ〜〜!!」

「げきぃ〜〜!!」

「じゃあ、今日もおばちゃんがお伽の国に連れてってあげるからね。」

「うん、げきぃ〜!!」

そして、キョウコさんが話を始めると、話に合せてゲンドウさんと惣流さんが何時もの着ぐるみを着てパントマイムの劇始めました。

「昔、昔、ある所に○ッキーと●ナルドという仲良し2人組がいました。」

              :
              :
              :


アユカちゃんは、○ッキーと●ナルドが入ってきた時から、目をキラキラ輝かせて食い入る様にゲンドウさん達のお芝居に熱中しました。

勿論、ゲンドウさん達は芝居の所々での休憩の前には、アユカちゃんの前にきて握手するパフォーマンスを忘れず入れていきました。

アスカちゃんは、このお芝居の間は自分の部屋がディ●ニーワールドになった様にうっとりしました。

(キャッキャ)(キャッキャ)みっきぃ、どなどなぁ!!」


そして、アユカちゃんが疲れて眠ると劇はお開きになりました。

「あれ、アユカちゃん?」

「Zzzzzz・・・・・・・」

「アユカちゃん?・・・・・・寝たわね

 あなた、ご苦労様。
 アユカちゃんは寝たわ。」

ユイさんが、アユカちゃんが寝たのを確認すると、ゲンドウさん達はパントマイムを止めて座り込みました。

「やれやれ・・・・・終ったか・・・・・
 それにしても酷いぞ、キョウコ!」

「そうだ、ユイ!」

惣流さんとゲンドウさんは、大きな着ぐるみ頭を外すとツインマザーズに文句を愚痴りました。

しかし、ユイさん達は、得意げに

「だって、この前の賭けに負けたあなた達がいけないんでしょ!」

「そうよ、負けた方が、勝った方の言う事を何でも聞く約束でしょ!」

と、ユイさん達は前回の『じじババうぉーず』で負けた時、ゲンドウさん達に育児の時に服従する約束を確認しました。

「「・・・・ぐっ!!」」(−−;;(−−;;

ゲンドウさん達は、黙ってこの屈辱に耐えるしかありませんでした。(^^;;



そして、その日の晩

何故か艶やかになったアスカと少しやつれたシンジは、備え付けたビデオを再生しました。

画面には、昼間の実物大ディ●ニー劇が映し出されました。

「・・・・・パパ、お義父様」

「・・・・・お母さん、お義母さん」

「そこまでやるの!!」」(^^;;(^^;;

2人は、両親の超過保護的な育児(劇)を見て固まりました。
勿論、その横では、アユカちゃんが昼間の劇を見て(キャッキャ)(キャッキャ)とはしゃいでいました。
 
 
そして、数分後

アスカとシンジは、ヒッシ!と抱き合って、今回の敗北を認めました。

「アスカ、早く2人の自由な時間を作って、育児に専念しようね!!」

「うん、シンジぃ〜〜」

と、アユカちゃんの育児権の奪回を心に誓いました。

2人の横では、アユカちゃんが不思議そうに親の抱擁を眺めていました。


「ぱっぱぁ〜〜? まんまぁ〜〜?」(゚0゚)?

2人は、無邪気なアユカちゃんを見て、一層強く誓いました。

「アユカは、僕(ワタシ)達の娘だ(よ)!!」

凸(T◇T)凸(T◇T)
 
 
FIN



後書き

\(^0^)なしつぶさん、「EF5」55万ヒットおめでとうございます!!

たまには原点に戻り、アスカに母親として復活してもらいました。
ただ、既にツインマザーズ&パパらっちに染まっているアユカちゃんを更正させるのは一苦労ですね。(^^;;
何しろ、ツインマザーズ&パパらっちに毎日実物大人形劇を見せてもらっていますから、
アスカのまともな育児では、アユカちゃんは満足できませんね。(^^;;

主役と親の権威と取り戻す日まで
  頑張れ、アスカ!
    負けるな、シンジ!!

では、また



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 なしつぶです

 アユカちゃんに駄々こねられて泣きが入っているアスカはちょっと可愛そうでしたね。
しかしやっぱりと言うか原因はジジババ達だったとは(^^;
 すっかりアユカちゃんはパパラッチとツインマザーズに染められちゃって
これじゃあ子守唄や童話は退屈でしょうがないですね。
 しかもユイさんがアスカを送り出す時の言葉,まるではやく帰ってきて欲しくないような送りだしにもう1人孫(おもちゃ)がを望んでいるような言葉・・・
だんだんとゲンドウに似てきたような(^^;;;
 すっかりシンジ君にアスカちゃんは親の権威がなくなっちゃって果たしてアユカちゃんの親として権威を取り戻せるのはいつの日やら・・・。


素晴らしい小説を書いて下さった作者にぜひ感想を!
感想は作者への感謝と次回作を生み出すエネルギーです。
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