おませな恋のメロディEX4

おませなホワイトデー

Written NASA




季節の変わり目の3月に入った頃
我らがアスカちゃんとシンジくんの夫婦にある問題が起こっていました。
何時もは欲しいモノがある時は真っ先に口に出して欲しがるアスカちゃんが、口には出さずに視線と仕種でシンジくんにアピールしました。

朝起きる時でも

 ・・・・・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・
 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・


「おはよう、しーちゃん」

「ん・・・・あーちゃん、おはよう」

「しーちゃん、もう3ガツだね・・・・」

「うん???」

アスカちゃんは、それ以上言わずにじぃ〜〜とシンジくんの顔を眺めるだけでした。


幼稚園でもお昼でも

「はい、しーちゃん、あ〜〜ん」

「あ〜〜ん、あーちゃん」

「じゃあ、おかえしにあーちゃん、あ〜〜ん」

「あ〜〜ん、しーちゃん」

    :
    :

アスカちゃんは、お弁当を食べ終わると、徐に

「しーちゃん、たのしみにしてるからね!」

「うん???」

アスカちゃんは、何かを期待している様ですが、具体的には何も言いませんでした。
しかし、シンジくんは、何のことか分からずにあいまいに返事をしていました。

シンジくんは、アスカちゃんに何のことか聞こうとしましたが、以前アスカちゃんと一緒に観戦したゲンドウさんとユイさんの夫婦喧嘩の時・・・・

「あーちゃん?
 どうして、おかあさんあんなにおこっているのかな?」


「ゲンドウパパが、ユイママとのケッコンキネンビをわすれたからよ!
 おくさんとのだいじなことをわすれるのがいけないのよ!!」


シンジくんは、この時のアスカちゃんの顔を思い出し、”もしきくことがあーちゃんとのだいじなことだったら・・・・”と思い、聞く事を躊躇いました。


そして、シンジくんが何も出来ないまま、日が経ち、3月13日の夜を迎えました。

その日は、アスカちゃんはユイさんと一緒に買い物に出かけて留守だったので、シンジくんはゲンドウさんと一緒にTVを見ていました。
で、ある某コンビニのCMを見てシンジくんは思い出しました。

『ホワイトデーは、当店で!!
      セブン○レブン、いい気分〜〜』


「わ、わ、忘れていたぁ〜〜〜」(@◇@;;

シンジくんは、先月のバレンタインデーの時、酔っ払ったアスカちゃんに押し倒されながら

「10バイがえしだからね・・・・・」

と、言われたの思い出しました。


。。。。。。。。。(どうしよう、どうしよう)
(どうしよう、どうしよう)。。。。。。。。。



シンジくんの突然の行動を見たゲンドウさんは、息子の錯乱に驚いて注意しました。

「どうしたんだ、シンジ?
 いやなら、帰れ・・・・じゃなかった
 座って、落ち着け!!」

シンジくんは、冷静沈着な父を見て、ホワイトデーの事を相談しました。

「父さん・・・・(^^;;
 実は、・・・・カクカクシカジカ」


「な、何ぃ〜〜〜(@◇@;;
 シ、シンジ! お前は、ホワイトデーのプレゼントを忘れていたのか!!
 見損なったぞ、シンジ!!
 アスカちゃんは、カレンダーにあんなに大きな印を付けて楽しみにしていたんだぞ!!」

シンジくんがカレンダーを見ると、丸文字で『10バイがえしよ!!』と花丸が付いていました。

シンジくんは、真っ青な顔でゲンドウさんに助けを求めました。

「とうさん、どうしよう・・・・」

「諦めるんだな、シンジ!!
 今からアスカちゃんのバレンタインデーの10倍のプレゼントなんて無理だ!!
 ワシがユイと付き合っていた頃、ホワイトデーを忘れたら・・・・・・
 ユイの微笑みが消えて 可哀相なヒト(−_−) って哀れんだんだぞ!!」

「・・・・・かあさんが、ほほえむのをやめた!!」(@◇@;;

シンジくんは、微笑みを止めたユイさんの話を聞き、事の重大さを理解しました。

”もし、あーちゃんにプレゼントのことがバレたら・・・・・

 しーちゃんは、アタシのこと、あいしていないのね!!
 あのとき、ちかったあいのことばは、ウソだったのね!!
 アタシのみさおをかえして!!
 アタシのファーストキスをかえして!!


シンジくんは、6歳の若さで離婚を意識しました(^^;;

シンジくんが肩を落としてガックリしていると、丁度アスカちゃんとユイさんが帰ってきました。

「ただいまぁ〜〜!!」
「ただいま!!」

アスカちゃんは帰ると即座にシンジくんを抱きしめてキスをして、言いました。

「しーちゃん、さびしかった?(チュッ!)
 あとでいっしょにおふろはいってあげるからね。(チュッ!)


しかし、シンジくんにとって、アスカちゃんの優しさは針のムシロでした。

「・・・・・うん、ありがとう」(−−;;

シンジくんは、アスカちゃんの手料理の夕食、アスカちゃんとの入浴と
アスカちゃんのフルコースのサービスで反対に暗く落ち込みました。

”こんなにあいしてくれるあーちゃんにプレゼントをわすれるなんて・・・・・なんてボクは、バカなんだ!!”

勿論、シンジくんが暗い顔をすると、アスカちゃんが心配してシンジくんに気をつかいました。

「どうしたの、しーちゃん?
 アタシのりょうりおしいしくない?」


「・・・・ううん、そんなことないよ」(^^;;


「どうしたの、しーちゃん?
 もしかして、アタシといっしょにおふろはいるのあきたのね!!
 アタシのカラダにあきたのね!!」


「そ、そ、そんなことないよ!!」

シンジくんは、咄嗟にアスカちゃんを抱きしめました。

「ありがとう、しーちゃん・・・」

「あーちゃん、かわいいよ」

シンジくんは、腕の中のアスカちゃんに囁きました。
アスカちゃんは、真っ赤になって下を向いて俯き・・・・・ニヤリと笑って握ってシンジに言いました。

「しーちゃんもカワイイよ・・・・・ねっ、ぞーさん

「あ、あ、あーちゃん」(^^;;


アスカちゃんとシンジくんは、寝る時間になり、仲良くベッドに入りました。

「ねぇ、しーちゃん?」

「なんだい、あーちゃん?」

「あした()」

シンジくんは、アスカちゃんがホワイトデーのプレゼントを要求してきたと思い、即座にベッドから降りると土下座してアスカちゃんに謝りました。

「あーちゃん、ごめん!!
 あーちゃんがこんなにあいしてくれるのに
 ボクは、ホワイトデーのプレゼントをわすれてしまったんだ。
 ごめん、ごめんなさい、あーちゃん!!」


シンジくんは、アスカちゃんからの涙の制裁を覚悟しました。

”もう、あーちゃんは、ボクのことあいそつかしたよね。
 きっと・・・・・・・・


 しーちゃんは、アタシのこと、あいしていないのね!!
 あのとき、ちかったあいのことばは、ウソだったのね!!
 アタシのみさおをかえして!!
 アタシのファーストキスをかえして!!


 って、ボクのことをきらいになったよね。”



しかし、何時まで経っても、アスカちゃんからの返事はありませんでした。
シンジくんが、恐る恐る顔を上げるとアスカちゃんはデコピンをしました。

 ピン!!

アスカちゃんは、笑顔で言いました。

「これで、ゆるしてあげる。
 しっていたわ。
 だって、しーちゃんとまいにちいっしょにいるのよ。」


「ほんとう、ほんとうに、ゆるしてくれるの?
 だって、カレンダーにしるしをつけるくらいたのしみにしていたじゃない!?」


「バカねぇ、しーちゃん・・・
 あれは、ユイママがかいたのよ。
 でも、しーちゃんがセキニンをかんじているなら・・・・・めをつぶって、じっとしててね。」


「・・・・うん」

シンジくんが、目を瞑って待っていると、アスカちゃんが引き出しからゴソゴソと何かを取り出してシンジくんに近づいてきました。
シンジくんは、アスカちゃんが目の前にきて何かをしているので、不安げに尋ねました。

「あ、あーちゃん、なにをしているの?」

「だめ、まだめをあけちゃだめよ!」

「う、うん」

アスカちゃんは、紐状のモノをシンジくんの首に巻くとシンジくんの正面で縛りはじめました。
シンジくんは、首への違和感で悪い事を想像しました。

”しーちゃんが、アタシのことをあいしてくれないなら、
 アタシはしーちゃんをころして、アタシもしぬぅ〜〜!!”


シンジくんは、首に紐から無理心中を連想して慌てて目を開けました。

「あーちゃん!!
 ち、ちょっと、まってよ!!」


アスカちゃんは、目的を達成してシンジくんの首から離れました。

「はい、できたわよ、しーちゃん」(^ー^)

シンジくんが、鏡を見るとシンジくんの首にはケーキを包装していたリボンが巻いてあり正面にチョウチョ結びがしてありました。

「・・・・・・あーちゃん、これは?」


(^ー^)
◆●◆


アスカちゃんは、自慢げに言いました。

「アタシへのホワイトデーのプレゼントは、しーちゃん!!
 まえからいうつもりだったんだけど、あしたはいちにちショッピングにつきあってね。」


「そ、そんなことでいいの。」

「うん!!
 そのかわり、しーちゃんはアタシのプレゼントなんだから、あしたはアタシのいうことをきくのよ!!」


「わかったよ、あーちゃん。」

「じゃあ、いまからいっていい?」

「うん」

「アタシがねるまで、あいしている とささいて」

「うん・・・」(^^;;

ベッドの中でアスカちゃんは、シンジくんの腕枕でシンジくんを見上げるような体制でシンジくんの囁きを聞きました。

「あーちゃん、あいしてるよ。あーちゃん、あいしてるよ。あーちゃん、あいしてるよ。・・・・・・・・・・・・」

アスカちゃんは、シンジくんが囁き疲れた頃に

「アタシもあいしているわ、しーちゃん!」

 ”おやすみ・・・・”
 ”おやすみ・・・・”

 ・・・・・・・・
 ・・・・・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・
 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・



そして、次の日

シンジくんは、アスカちゃんとのショッピングに付き合い、買い物の最中の絶え間無く、「あーちゃん、あいしているよ」と言わされました。
勿論、シンジくん、アスカちゃんの顔は、終始笑顔でした。


FIN



後書き

なしつぶさん、急遽作成したWD編です。
最初は、WDを見送るつもりでしたが、やはりVDのお返しをしないとアスカちゃんが可哀相なので(^^;;
アスカちゃんのベルギー製チョコレートのお返しは、やはりシンジくん自身ですね。
アスカちゃんが一番ほしいのは、なんといってもシンジくんですから!!

で、シンジくんにリボンをつけてみました。凸(^0^)

今回のできれば、WDネタで幾つかのSSを投稿したいですね。
結果は、「愚者の部屋」をご覧ください。
では、また!!

 なしつぶです

  WDを見送ろうとしても見送れないNASAさんはやっぱりLAS人ですね。
LAS魂がそうさせるのでは( ̄ー ̄)ニヤリ
それにWDを見送ろうなんてなしつぶが許してもあーちゃんが許しませんよ!!!
作中ではあーちゃんはWDを忘れていたしーちゃんを許しているけど心の底ではきっと10倍返しを期待していたに違いないでしょう。
 


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感想は作者への感謝と次回作を生み出すエネルギーです。
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