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自分を誉めてあげようよっ!
Episode 02 -がんばってっ!-
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<臨海部>

海岸沿いにイスラフェルの出現。零号機はラミエルとの戦いで大破した為、シンジとア
スカが出撃していた。

『前衛してみなさいよ。』

今まさに上陸しようとしているイスラフェルと、対峙していた初号機のエントリープラ
グに、アスカから通信が入ってくる。

「うん、わかったよ。」

『バックアップに回るわね。』

初号機が前衛。弐号機がバックアップという形で上陸してきたイスラフェルに攻撃を仕
掛ける2体のエヴァ。

アスカの方が上手いのに・・・。
どうしてぼくが前衛なんだろう?

疑問に思ったがそれを口にすることはなく、言われた通り前に出てソニックグレイブを
振りかざした。

『そこよっ!』

ズシャッーーーッ。

アスカの叫び声と同時に、真っ二つにイスラフェルを両断するシンジ。手応えは十分だ
った。

『やるじゃん。』

しかしその時、両断されたイスラフェルが、ぐぐぐっと左右に千切れたかと思うと、そ
れぞれが独立した使徒として再生する。

「うわぁぁぁぁぁっ!」

焦ったシンジは、片方のイスラフェルに攻撃を仕掛けたが、もう1体に見事に攻撃され
付近の山まで飛ばされる。

『シンジっ!!!』

バックアップとして少し後方にいたアスカも、直ぐに攻撃態勢に入ったが、攻撃しても
攻撃しても復活する敵に翻弄され、シンジ同様に付近の山へ飛ばされ沈黙してしまった。

<ネルフ本部>

その後、N2爆雷で一時的に敵の足を止めたネルフは、戦闘記録を見ながら今後の作戦
方針を立てていた。

「無様ね。」

山に頭から突き刺さる2体のエヴァを見たリツコが呟く。同じ様に資料映像を見ていた
冬月も、目を覆いながら静かに口を開いた。

「シンジ君。君は何の為にエヴァに乗っているのかね?」

「すみません。」

何も言う言葉が見つからないシンジは、ただ素直に謝る。アスカも同じ様に見事に敗退
してしまったので、何も言えない。

「もうよい。下がり給え。」

「はい・・・。」

発令所から退室する際ちらりとゲンドウの顔を見たが、全く自分の方へは見向きもせず、
ただ資料映像を見ているだけだった。

父さん・・・。
やっぱりぼくには無理なんだ・・・。
できっこないよ。

しょんぼりと肩を落として廊下を歩くシンジの後ろから、同じ様に会議室を退室してき
たアスカが駆け寄って来る。

「シンジっ!」

元気な声で明るく呼び掛けてくるアスカ。しかし、先程のゲンドウの態度を見た後では、
その声に明るく返事をする気分にはなれない。

「アタシが余計なこと言っちゃったわね。」

「惣流が何も言わなくても、やられてたよ。」

「そーんな暗い顔しないのぉ。次勝てばいいんだから。ちょーっと、日本での初陣が敗
  退っての、気に入らないけどねぇ。」

「・・・・・・。」

「ほらほらぁ。暗い顔しなさんなってっ。」

「・・・・・・。」

「ジュース、飲みに行きましょうか?」

「もうっ! ぼくのことは、ほっといてよっ!」

いろいろと明るく喋り掛けてくるアスカの手を振り解くと、シンジは更衣室へと走って
行った。

<ミサトのマンション>

明かりもつけずに部屋で寝転んだシンジは、月明かりだけが差し込む静かな部屋でヘッ
ドホンステレオを聞いていた。

こんなことなら、エヴァなんて・・・。
やっぱりぼくには無理なんだよ。

今日のゲンドウの冷たい態度を思い出す度に、心が苦しくなる。家出をしてしまいたく
なるが、どうせこの前みたいに連れ戻されるだけだろう。

「くそっ!」

いくらエヴァに乗り続けても、認めて貰えるでもなく、さしたる成果を上げているわけ
でもない。

こんなことしてたら、今度こそ死んじゃうよ・・・。
もう嫌だよ。
怖いよ・・・。

再生しっぱなしのヘッドホンステレオを床にほおり出したシンジは、いつの間にかベッ
ドに顔を埋めて力一杯シーツを握り締めていた。

「ぼくには無理なんだよ・・・。どうして誰もわかってくれないんだよ・・・。」

誰も居ない部屋に、シンジの微かな涙声が聞こえた。

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翌日、シンジが学校から帰って来ると、引っ越しの時に使うダンボールが玄関まで山積
みにされていた。

「な、なんだこれ?」

突然の展開に驚いて玄関を入って行くと、自分の部屋から今日学校を休んでいたアスカ
が、ジュースを飲みながらひょっこりと現れる。

「どうして、惣流が・・・。」

「なんかよくわかんないけど、今日からアタシここで暮すんだって。」

「そっか・・・。」

シンジは少し悲しそうな目で俯いたが、その反面ほっと安堵の溜息を漏らす。

負けちゃったから、ミサトさんもとうとう・・・。
また、先生の所に戻ろうかな。

「アンタの部屋、こっちだって。」

シンジの心情など知らないアスカは、ひょいと一番狭い部屋を指差した。何のことだろ
うと覗き込むと、自分の荷物がダンボールに押し込められて部屋の隅に置いてある。

「ど、ど、どういうこと?」

「そういうことよ。」

「じ、じ、じゃ、じゃぁっ! 惣流と一緒にここで?」

「アンタっ! 何考えてるのよっ! 変なことしたら、殺すわよっ!!!」

焦りまくっていたシンジだったが、アスカにズバッと真髄を指摘されて、今度は何を想
像したのか真っ赤になる。

「で、で、でも、なんで、ぼくと惣流が一緒に?」

まだ動揺が隠しきれないシンジ。逆にアスカは、事前に聞いている為か、冷静にジュー
スを飲んでいる。

「さぁ、後でミサトから説明があるって。」

「そ、そう・・・。」

何がなんだかわからなくなったシンジだったが、ひとまず新しい自分の部屋の整理をし
て、ミサトの帰りを待つことにした。

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それから少しして帰宅したミサトから、イスラフェルに対する作戦と、これからの2人
のことについて話があった。

「そのユニゾンってのを、1週間で完成させればいいのね。」

「そう。だからこれから2人には、1週間の間同じ部屋で寝泊まりして貰うわ。」

「えぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」

先程はあっけらかんとしていたアスカだったが、流石にこればかりは驚いた様だ。大声
を上げてミサトに食って掛かる。

「だーいじょうぶ。わたしも一緒に寝るから。」

「そういう問題じゃないわよっ!」

その話を聞いたシンジは、アスカと同室で寝ることよりも、1週間でアスカと同じ動き
をする自信が無く困り果てていた。

アスカとユニゾンなんて無理だよ。
できっこないよ・・・。

訓練の始まる前から、シンジは挫けそうになっていた。

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昨晩はそれぞれ自分の部屋で寝たシンジとアスカは、今日から同じレオタードを来てユ
ニゾン訓練開始である。ミサトの指示に従って曲合わせのダンスをする。

「駄目駄目。シンジくん、もっとよく音楽を聞いて。」

流れる様な曲線を描いてダンスするアスカに比べて、シンジはぎこちない点の集まりの
様な動作で踊る。

「シンジくん? アスカの動きと全然合ってないわよ。」

「すみません。」

「アスカも飛ばしすぎよっ。」

「これくらいでいいのよっ!」

「それじゃ、もう一回最初から。」

学校も休み、朝からユニゾンの特訓を続けるシンジだが、一向に上達している気配がな
い。

やっぱり駄目だよ。
いきなりこんなの無理だよ。

ミサトに言われるから仕方なく続けているだけで、昼過ぎになった頃にはほとんど諦め
かけていた。

「はぁぁ・・・駄目ねぇ。ちょっと、休憩しましょうか。」

ミサトが溜息をつきながら音楽を止め、休憩の指示を出す。シンジは、やっと解放され
たという感じで、疲れた身体を動かし自分の部屋へと入って行った。

惣流はいいよ・・・。
ぼくなんか、いくらやったって。

コンコン。

自分の部屋の椅子に腰掛けた時、部屋をノックする音が聞こえたかと思うと、着替えた
アスカが襖を開けて入って来た。

「パンか何か、買い行きましょ。」

「パン?」

「パンよ。パン。お腹減ったでしょ?」

「うん。」

「じゃぁ、行こう! 玄関で待ってるわ。」

今日は朝から訓練をしていたので、昼食の準備などできていない。確かにそろそろお腹
も減ってきた頃だ。

<コンビニ>

コンビニには、菓子パンにサンドイッチ,おにぎりや弁当などが、陳列されていた。ア
スカはそれらの中からめぼしい物を選んでいる。

「アンタ、おにぎりばっかり?」

「パンより、こっちの方が好きだから。」

「アタシも1つ食べてみよっかな。まだ食べたことないのよねぇ。おにぎりって。」

自分達の食べる物を買った2人は、それらが詰められた袋を持ってミサトのマンション
へ戻って行く。

「アンタさぁ、何考えながら訓練してんの?」

「ごめん・・・。」

「別に謝まんなくってもいいわよ。」

「やっぱり、ぼくには無理だよ。」

「はぁ・・・どうせそんなこったろうと思ったわ。」

「ごめん・・・。」

コンビニの袋を持つシンジの1歩前を歩いていたアスカは、くるりと振り返るとシンジ
と対面する。

「最初っから諦めてたら、なんにもできないわよ? できるとこまで、がんばればいい
  のよ。」

「ぼくにはできないよ。」

「できるとこまででいいって言ってるでしょ? もうちょっとがんばってみなさいよ。」

「う・・・うん・・・。」

「約束よ?」

「うん。」

いくらがんばっても、とてもアスカにはかなわないと思うシンジだったが、ひとまずア
スカに言われた通りにすることにした。

<ミサトのマンション>

訓練も4日目になり、リズムも覚えてある程度ダンスらしくなってきたが、とてもアス
カについていけるレベルには達していなかった。

やっぱり、いくらがんばっても無理なんだよ。
これが限界なんだから、しょうがないじゃないか。

どんなにがんばっても、一向に上達しない自分への苛立ちと焦りと情け無さから、殆ど
投げ遣りになっていた。

ピンポーン。

その時、玄関でチャイムのなる音が聞こえる。ミサトもおらず、丁度休憩中だったので
アスカと一緒に揃って玄関に出て行く。

ガチャッ。

玄関を開けると、そこにはトウジとケンスケそしてヒカリが、もの凄い顔をして立って
いた。

「う、裏切りもんっ!」
「しかも、今時ペアルックっ!」
「ふ、不潔よっ! 2人ともっ!」

「誤解だよっ!」「誤解だわっ!」

3人の言葉に、自分達の状況を理解したシンジとアスカが、慌てて弁解しようとするが、
誰も聞く耳を持とうとしない。

「五階も六階もないわぁっ!」

「おもんないで・・・委員長・・・。」

ボソッと言ったトウジは、ギンとヒカリに睨まれ冷汗を掻きながらたじたじになる。

「あら、いらっしゃい。」

半分引きながら大騒ぎする3人に必死で言い訳をしているところへ、レイを連れたミ
サトが帰ってきて事情を説明してくれた。

「で、ユニゾンは上手くいってるんですか?」

リビングまで招かれたヒカリが、ペンペンと遊びながらミサトに聞いてみた途端、ずっ
こけるシンジ。

「「「はぁー・・・。」」」

もう本番まで時間が無い。いつまで経っても、なかなかタイミングの合わない2人に、
ミサトは天を仰ぐ。

「前から言ってるでしょ。アスカも飛ばしすぎよっ。」

「アタシがシンジに合わせる必要なんか無いって言ってるでしょっ!」

零号機が大破している為、アスカとシンジのペアを変えるつもりはなかったが、刺激を
与える意味で連れて来たレイに目配せをする。

「レイ。」

「はい。」

「やってみて。」

「はい。」

アスカと替わって、シンジと曲合わせのダンスを始めたレイは、ぴったりとシンジに息
を合わせてタイミングを取った。

「「「おぉぉっ!」」」

その絶妙のコンビネーションに、感嘆の声を上げるトウジ達。

「これは作戦変更して、レイと組んだ方がいいかもね。」

そんな嫌味を言いながらアスカの方をちらりと見ると、拳を握り締め目を吊り上げたア
スカが、情け無さと怒りの入り混じった様な表情をして肩を震わしていた。

「そんなこと言ってるから・・・くっ!」

レオタード姿のまま家を飛び出して行くアスカ。そんな様子を、シンジはきょとんと見
ている。

「碇くんっ! 追い掛けてっ!」

「えっ!?」

「女の子を泣かせたのよっ! 責任取りなさいよっ!」

怒るヒカリに後押しされる形になり、シンジもレオタード姿のままアスカを追い掛けて
玄関を走り出て行った。

<コンビニ>

コンビニに入ると、アスカはジュースの並ぶ冷蔵庫の前に座り込んでいた。何と声を掛
けて良いのかわからず、おずおずと後ろから近付いて行く。

「アンタ・・・。」

シンジが近付くと、後ろ向きに座ったまま静かに強い口調で声を出すアスカ。

「アンタ・・・。アタシとレイと、どっちとユニゾンしたい?」

「・・・・・・。」

レイとなら今のままでもユニゾンがほぼできている。しかし、アスカとやろうとすると、
まだまだかなりの訓練が必要となる。

「でも、ぼくがいくらがんばっても・・・。」

「がんばったの?」

「え?」

「本当にがんばったの?」

すっくと立ち上がったアスカは、くるりと振り返りシンジの目をじっと見据える。その
アスカの目を見ていると、”がんばった”という言葉が言えない。

<公園>

サンドイッチなど幾つかの食べ物を買い、2人は近くの公園までやって来た。赤い夕日
が、公園のベンチに座るシンジとその前に立つアスカを照らす。

「できるところまでやるって、約束したわよね。」

「うん・・・だから・・・。」

「だからなに? ある程度やってたら、アタシがレベルを下げてくれるとでも思ってた?」

「・・・・・・。」

「アタシは、レベルを下げないわよっ! 出来る限り全力を尽くすわっ!」

アスカはサンドイッチを頬張りながら、真剣な目をシンジに向ける。

「それじゃ・・・。ぼくには・・・。」

「それじゃ? それじゃ何よっ! 」

「それじゃ・・・。」

「アンタにはできるはずよっ!」

ぱくりとサンドイッチを口にほおり込むと、1,2歩前に出て直ぐ目の前まで歩み寄っ
て来るアスカ。

「アタシはレベルを下げないっ! でも、アンタにはユニゾンくらいできるわっ!」

「そんなの・・・・・・・・・・うっ!!」

アスカがそう言い放ったとかと思うと、ベンチに座るシンジの首にすっと手を回し、突
然優しい顔で、じっと覗き込んできた。

「アンタにはできるの。」

「・・・・・・。」

顔を赤くしながら、目をパチパチさせてアスカの顔を見ていると、そのままアスカはシ
ンジの頭を自分の胸に押付けぎゅっと抱きしめてくる。

とくとく。

アスカの心臓の音が聞こえてくる。

とくとく。

その音を聞いていると、アスカの温もりを感じていると、暗く落ち込んでいた心が不思
議と落ち着いてくる。

「アンタにはできるっ! がんばってっ!」

頭を抱き締められながら聞こえきたその言葉が、落ち着いた心に染み渡っていく。

「うん。」

そして、離れる2つの影。

「やってみるよ。」

「えぇ。」

にこりと微笑みかけるアスカ。

そうさっ、できる限りがんばってみるんだっ。

今度こそがんばってユニゾンしてみようと決心したシンジは、赤く照りつける夕日の中
をアスカと一緒にミサトのマンションへ帰って行くのだった。

<ミサトのマンション>

2人が家へ帰ると既にレイ達は帰ってしまっており、ミサトがユニゾンの訓練の準備を
して待っていた。

「あの・・・。もう一度、惣流とがんばってみます。」

「そう。じゃ、始めるわね。」

シンジの言葉に笑顔で答えたミサトは、早速練習を開始した。



その日からのシンジの成長は、今迄の訓練が夢だったのではないかと思える程に、目を
見張るものがあった。

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そして、いよいよ本番を明日に控えた訓練最終日の夜。ミサトは作戦準備の為、ネルフ
へ泊まり込みとなったので、2人は久しぶりにそれぞれの部屋で眠ることにする。

ここまでできるとは思わなかったな。
とても惣流に付いて行くなんて、無理だと思ってたのに・・・。

自分の手の平をじっと見つめながら、ユニゾンが上手くできる様になった自分自身に我
ながら驚く。

でも・・・明日は・・・。
失敗は許されない・・・。

そう考えると、急に不安になってくる。しかし、やれることはやったと信じるしかない。
シンジは不安になる心に、そう言い聞かせて眠りについた。

<ネルフ本部>

翌日プラグスーツに着替えたシンジは、更衣室を出るとケージへ向かって歩いていた。
緊張と不安をなんとか振り払おうとするが、考えれば考える程、緊張し不安になる。

あれだけ、練習したんだ。
大丈夫さ・・・。

しかし、一度考え出すと不安になってしまい、ついつい俯き加減に歩いてしまう。

でも・・・もし失敗したら・・・。

エレベーターに乗りケージへ降りたシンジが、不安を必死で振り払いながらエントリー
プラグに乗り込もうとした時、不意に肩を叩かれた。

「シンジっ。」

「惣流・・・。」

そこには、赤いプラグスーツに身を包んだアスカが立っていた。シンジは手を広げたり
閉じたりしながら、不安気にアスカの顔を見返す。

「うっ!」

その途端、アスカが背中に手を回したかと思うと、全身でぎゅっとシンジの体を抱き締
めた。アスカの顔が目の前に迫る。

「そ、そ、惣流・・・。」

目の直ぐ前にある青い瞳が、自分のことを貫く様に真っ直ぐ見つめている。そして、そ
の水晶の様な瞳の中には、自分の姿が映っていた。

「大丈夫っ! がんばってっ!」

「う、うん。」

それだけ言ってパッとシンジから手を離したアスカは、エヴァ発進の警報が鳴るケージ
の中を、弐号機へ向かって走って行った。

あれだけ練習したんだっ!
そうさっ!
できるさっ!

今迄、暗雲の様に心を支配していた不安が、不思議と晴れ渡ってくる。シンジは、ぐっ
と瞳を見開いて初号機に乗り込み出撃した。




そして、作戦開始から62秒後。

ネルフ本部には、イスラフェル撃退の報が響き渡った。

To Be Continued.

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