太刀掛秀子先生への想い
私にとって太刀掛秀子先生ははじめて好きになった漫画家です。それまでも好きな作品はあったのですが、漫画家として好きになったのは太刀掛秀子先生が初めてでした。
姉が太刀掛先生のファンだったので、私は小2にして太刀掛先生の作品に深く触れることになりました。

始めて読んだ作品は「秋への小径」でした。小2の私には重い作品に感じ、わけがわからなかった部分もあったのですが、読んでいるうちに、読む度に泣いている自分に気づきました。何度読んでも泣ける作品は出会ったことはそれまでにないことだったのです。

次に読んだ作品は「うらら・恋予報」。最初読んだときから大好きになった淡い初恋を描いた作品です。「秋への小径」とのギャップを感じましたが、話だけでなく淡い色調の絵にも強く心を惹かれました。そして運命の作品「星聖夜」。この作品以上に読み返している、泣かされた短編マンガ作品はないと思います。今でも、大晦日になると「星聖夜」を読むのが日課です。この作品が決定打になって太刀掛先生が“好きな作家”から“特別な作家”へと変化しました。

太刀掛先生といえば、りぼん乙女ちっく漫画家であり、多くの方が70年代後半の『りぼん』での活躍を思い起こす人が多いと思います。私のように、1985年前後の先生の作品を深く心にとどめている人は少ないと思います。(その時点で小3でしたし)私は、太刀掛先生をリアルタイムで経験した最後の世代のファンといえると思います。

私は太刀掛先生のファンになったとたんに先生が引退されてしまったからか、どこか負に落ちない想いを常に抱えていました。「花ぶらんこゆれて・・・」の解説を読んだときに、先生のいろいろな想いを読んで泣いてしまいました。緊張の糸が切れたのでしょうか?気持ちが整理されて落ち着いてしまったような感じでした。(GCの解説は読んでいたのですが・・・)

そして、太刀掛先生は作品はエッセイマンガの連載を始められました。先生の作品への復帰はありえるのでしょうか?
私は太刀掛先生の新作を強く望んでいるわけではありません。でも、絵本を描かれる仕事などを是非やっていただきたいなと思います。


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