発行部数と一口で言っても実際にはいろいろなところが、いろいろな名目で算出した数字があります。
発行部数には、主に“公称部数”、“発行部数”、“推定部数”、“実売部数”の4種類があります。
1.公称部数
マンガ雑誌が自社で発表している「発行部数」のことを言います。「公称部数」は広告スポンサー向け・雑誌同士のライバル関係により水増しした部数で、実態とはかなりかけはなれている数字です。「JMPAマガジンデータ」「雑誌新聞かたろぐ」を始め、一般的に出回る発行部数は公称部数のことです。
2.推定部数
全国出版協会・出版科学研究所著の「出版月報」、「出版指標年報」で使われています。
取次ルートを経由した部数から算出された発行部数で、読者への直送や、出版社と書店の直取引は含まれてはいませんが、出版社からのデータではないので、信憑性は高いものです。
3.発行部数(ABC部数)
日本ABC協会の公査員(事務局職員)が発行社を訪問し、調査・確認した部数を掲載する半年に1回発表する「公査レポート」での部数のことをいい、実態に近いと言われています。別名「ABC部数」ともいわれます。
4.実売部数(販売部数)
マンガ雑誌が実際に何冊売れたかという「実売部数」は、編集部の最も基本的な機密の一つであり、編集部によっては編集者の士気に影響するので、具体的な数値を内部の者にも明かさない場合さえあるようです。