5.発行部数から見た少女マンガ界

 発行部数のデータと他の少女マンガに関するデータから現在の少女マンガ界について考察を行います。

  発行部数 銘柄数
少女誌 8.2% 16.0%
女性誌 7.0% 19.4%

 『コミック・ファン』07号P8の表から、少女・女性マンガ雑誌のマンガ雑誌全体に対するの銘柄数と発行部数の構成比を表した表です。

少女・女性マンガ雑誌は、銘柄数が多いわりに、発行部数が少ないことがわかります。これは、女性は雑誌で読むよりも単行本で買っている読者の割合が男性よりも多いので、一概に“売れない=儲からない”のではないため、出版社からすれば難しい分野であることが伺えると思います。

  1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 1997年
漫画家数 2500 3130 3200 3250 3340 3550

 P43の漫画家数の表です。明らかに増え続けています。この表で試算した漫画家数はマンガ雑誌の掲載作家数から推定した人数です。つまりは、少女・女性マンガ雑誌は銘柄数が多いということはそれだけ多くの漫画家を抱えていることを示しているわけです。

銘柄数の全体に対する割合で、大体は少女漫画家の人数は試算できますが、少女・女性マンガ雑誌は、少年・青年誌に比べて“分厚い”ものが多いように感じます。
つまりは、銘柄数の割合よりも漫画家数全体に含まれる少女漫画家数の割合は多いと推定できるのです。
このように、増え続けている漫画家数と減り続ける発行部数の関係は需要と供給のバランスが崩れていることに、少女漫画の危なさを感じます。

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