「ときめきトゥナイト」の魅力〜第2部


1.「ときめきトゥナイト(第2部)」の時代

第2部は、第1部連載終了後(1987年5月号)の番外編の2つのよみきり(1987年9月号・12月号)をはさんで、すぐの1988年2月号から連載が開始されました。ファンからすれば、まさに興奮冷めやらぬうちの連載開始でした。
初回は様子見という気持ちがあったのですが、かなり笑いましたしはまりました。しかし、連載4・5回と重ねるうちに何だか満たされない想いを感じるようになりました。それは、蘭世に重なるなるみには共感を覚える一方「蘭世じゃないのに・・・」と思ったり、運命に翻弄される鈴世を見ては「真壁くんの方がかっこよかったな」という感じたり、第1部に思い入れがとてもあったのが原因でした。
第2部の当時の『りぼん』を読みかえしてみると、巻頭カラーを含むカラーの数、メインを張るふろく、全プレになった回数etc.人気を図る要素は『りぼん』の中でも「ときめきトゥナイト」がとても人気があったことを示しています。もしかしたら、2部を最初に読んだ人は夢中になったのかもしれません。レベル高いですから。

2.キャラクター

「ときめきトゥナイト(第2部)」人物相関図

市橋なるみ・・・1977年3月1日生まれ(O型)

最初から両想いからストーリーが始まるので、恋の障害から、ヒロインに読者を共感されるということができなかったので不利な面があったのではないかと思います。しかし、次々と予想以上に障害が出てくる、出てくる・・・私は超能力研究所のシーンではかなり心を奪われました。なるみと鈴世の物語は第3部の最初に引き続いて登場しますが、そのエピソードも好きです。なるみは、魔界や妖精界の危機とかそういう大きなトラブルよりも、身近な幸せを望む“人間”の女の子の立場を生かした学園生活で描かれた時の方が魅力的だったと思います。

江藤鈴世・・・1976年12月24日生まれ(A型)

鈴世の魅力は完璧でイヤミがないところでしょう。今の時代完璧なヒーローとは敬遠されがちで、かっこいいヒーローが外してその落差で読者に憧れさせるのが楽なのに、正面からかっこいいヒーローを描いてしまう所に感動さえ感じます。あと、私となるみ&鈴世は同い年(1976年生まれ)なのですが、第2部連載開始時(1988年)、13歳(中2)という設定でした。第2部まではほぼ現実と時間の流れが一緒だったのです。

安西二葉・・・1976年8月20日生まれ(A型)

ヒロインの恋のライバルとして登場したアイドルでした。「姫ちゃんのリボン」にも、結花というキャラがいたのを知っている人もいると思いますが、当然二葉の方が先です。「ときめきトゥナイト」と「姫ちゃんのリボン」との関係は「『りぼん』はつまらない雑誌なのか?」の中に書いてあります。
池野先生も書いていますが、かなり魅力的なキャラだと思います。アイドルに好かれて、写真をとられて狼男であることがばれていく流れも自然で、第2部の新顔のキャラの中で私は最も好きなキャラでした。

青柳幸太・・・1976年5月5日生まれ(AB型)

二葉と並んで第2部の中でいい味を出していたキャラです。鈴世が口が上手く照れ屋ではないので、幸太の照れ屋な部分が引き立ったと思います。幸太と二葉が絡むシーンでは好きなシーンが多い気がします。

チップル・・・1976年9月18日生まれ(A型)

第1部でのアロンと一緒の位置にいるキャラです。妖精界が絡むシーンは第2部中でもかなりの割合を占めていたはずなのですが、私はあまり好きではありません。チップルを引き立たせるエピソードとかが必要だったのではないでしょうか?なるみに対するちょっかいは、あまりにも弱く彼の魅力まで引き出せなかったように思います。

市橋マナ・・・1980年4月21日生まれ(O型)

チップル同様、かなりキーポイントとなるキャラだったはずなのですが、思い入れがないです。いきなり、チップルのことが好きになってしまうというのも不自然に感じました。チップル同様エピソード不足の感がします。

3.話の構成

第2部(17巻〜22巻)も、第1部同様に話がいくつかに分かれています。区切りをつけて見ると作品に新たな新鮮味を感じるかもしれません。
(○○編というネーミングは私が勝手に付けたものですので、実際にはありません)

17〜19巻3話目・・・学園生活編

超能力が目覚めたなるみ、恋のライバル・二葉の登場、2重人格になる鈴世、魔界人であることがばれるまで、明るい学園生活を描いたラブコメ的な面、なるみと鈴世の仲が深まっていく様子がわかる恋愛面、人間界に居られなくなるシリアスな面などがあり、私は第2部の中で最も好きな部分です。

19巻4話目〜22巻・・・妖精界編

鈴世があっさり人間界戻ってきたので驚いたように記憶しています。その後は、なるみの妹・マナの登場により妖精界絡みでストーリーは展開します。山場は鈴世がなるみの記憶を無くし新たな能力を持って生まれ変わるところですが、前にも生まれ変わるシーンがあったので、2度目ということで、またかという気がしてしまいました。でも、困難が多いだけになるみの決めセリフもあったりして、二人の恋愛面の進展は目が離せません。

25巻「銀河ロマンスの夜」・・・番外編

第3部の部分に収録されていますが、22巻が終わった段階で読みましょう。二葉と幸太の活躍する番外編で、キレイにまとめられているので楽しめるとおもいます。第2部の締めくくりには欠かせない作品です。

Back

Presented by Eiko.