**** 『りぼん』の関連誌について ****
創刊時から現在に至るまでの『りぼん』の関連誌について整理します。
休刊した『りぼん』の関連誌
| 雑誌名 |
創刊年号
休刊年号 |
刊行形態
サイズ |
コメント |
| りぼん増刊 |
不明
1984・夏 |
不定期刊
B5 |
1963年からという最も昔から1984年までという最近まであった関連誌 |
| 別冊りぼん |
1966・1
1968・冬 |
季刊
B5 |
詳しいことはわかっていません |
| ジュニアコミック |
不明
不明 |
奇数月刊
A6 |
『りぼんコミックス』と編集長は同じで、両紙を通じて通巻No.が打たれている。休刊して『りぼんコミックス』となった |
| りぼんコミックス |
1968・1
1969・8 |
奇数月刊
A6 |
『ジュニアコミック』と同じコンセプトで編集された雑誌で、両誌で活躍した作家は、あすなひろし、水野英子、もりたじゅん、北島洋子、望月あきら、樹村みのり、わたなべまさこ等 |
| りぼんコミック |
1969・1
1971・3 |
月刊
B5 |
『りぼん』と同じ作家の起用しながらも、『りぼん』と雰囲気が違う対象年齢の高い作品を掲載 |
| りぼんデラックス |
1975・秋
1978・春 |
季刊
A6 |
テーマに沿った『りぼん』での作品の再録を中心に、読み切りでは『りぼん』とは違う雰囲気の作品を掲載 |
| りぼんティーンズ増刊 |
1996・10
1998・4 |
不定期刊
B5 |
『りぼん』の中でも、比較的年齢層が高い読者に人気のある作家を集めた誌面構成 |
| Cookie |
1999・10
2000・2 |
不定期刊
B5 |
『りぼん』+『ぶ〜け』の共同編集。奥付によると『りぼん増刊号』で、編集長は『ぶ〜け』編集長、発行人は『りぼん』編集長 |
休刊した『りぼん』関連誌は、『りぼん』増刊以外は、3年以上続いた雑誌はありません。少女マンガ界で話題となった『りぼんコミック』も、2年強の刊行期間でした。『りぼんコミック』は、独自にマンガスクールを設け、また『りぼんコミックス』は、異なる作家を起用し、『りぼん』と少し距離のある誌面作りをしていたようです。また、『りぼん増刊』は、現在の『りぼんオリジナル』と同じような形態で、『りぼんデラックス』は、ある特定のテーマにスポットを当てて、『りぼん』の作品を再録する形態でした。
また、比較的年齢層が上の読者を対象とした『りぼんティーンズ増刊』は、『りぼん』の増刊として2冊発行された『Cookie』になりました。『Cookie』は2000年5月に月刊誌として生まれ変わります。この元『ぶ〜け』編集部が引き継ぐ形で『Cookie』編集部となり、『りぼん』の関連誌ではなくなったのですが、『りぼん』関連の漫画家の作品が多数掲載されています。
現在の『りぼん』の関連誌
| 雑誌名 |
創刊年号 |
刊行形態 |
コメント |
| りぼんオリジナル |
1981・春 |
年5回→
偶数月刊
(1993・2)
B5 |
『りぼん』作品の番外編などの読み切りが主。作家の豪華さは『りぼん』に引けをとらず、自由度が『りぼん』よりあるため、ファンが多い |
| りぼんびっくり大増刊 |
1990・秋 |
季刊
A6 |
読み切りのみ。人気作家長編1本+人気作家2、3本+関連誌の人気作家3、4本+関連誌の中心作家4、5本+新人作家+ギャグという誌面構成 |
| りぼんおたのしみ増刊 |
1994・冬休み |
年2回
A6 |
ふろく付き。本誌連載作品の番外編中心の誌面構成 |
現在の『りぼん』関連誌は対象年齢が明確にされています。
「この少女マンガが効く!」、雑誌のキャッチフレーズによると、『りぼんオリジナル』は『りぼん』と同じ、『りぼんびっくり大増刊』・『りぼんおたのしみ増刊』は『りぼん』よりも低年齢向きです。『りぼんびっくり大増刊』は、増え過ぎた『りぼん』専属作家に作品の発表の場を提供しているという印象を受けます。雑誌自体の自立性はあまり感じられません。とにかく、雑誌の表紙がその誌面で1Pも描かれていない『りぼん』の人気作家の絵にすることは、上っ面だけ良く見せようとしているかに見えて非常に気持ちが悪いです。私は、その雑誌上で描かれている作家の絵を利用すべきだと思います。
『りぼん』の関連誌から話は飛びますが、『りぼん』の単行本のシリーズ名が“りぼんマスコットコミックス”になった理由について触れておきます。
りぼんマスコットコミックスは1970年に版行を開始しますが、同時期に、『りぼんコミックス』(1968・1〜1969・8)・『りぼんコミック』(1969・1〜1969・8)という、2つの『りぼん』関連誌があり、単行本のシリーズ名を“りぼんコミックス”にはできなかったのではないかと想像されます。
また、“マスコット”というのは、1960年代後半に、『別冊りぼん』・『りぼん増刊号』についていた別冊ふろくのシリーズ名が「マスコットコミックス」というものだったところからついたものだと思われます。(マスコットコミックス一覧表)
『りぼん』での別冊ふろくのシリーズというと、“りぼんカラーシリーズ”が有名ですが、単行本のシリーズ名が“マスコットコミックス”から取られたというのが興味深いところです。
これは、“りぼんカラーシリーズ”は書下ろし、“マスコットコミックス”はりぼん掲載作品の総集編だったので、単行本という性質があっていたからかもしれません。
“りぼんマスコットコミックス”という名称は、『りぼん』の関連誌やふろくに由来があるというのはおもしろいところです。
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