ネット関連

1.『なかよし』公式サイトスタート
2000年1月1日に『なかよし』の公式ホームページ・デジなかがスタートしました。
これは何を意味しているかというと「『りぼん』も近い将来公式ページができる」ということです。ということで、『なかよし』に触れたことがない私も「デジなか」を偵察に行ってきました。

集英社というのはすべてが後発で、反対に講談社は常に先発隊です。『なかよし』は『りぼん』よりも発行が早く、同様にレディース漫画に関しても『YOU』よりも『BE LOVE』の方が発行が早いのです。インターネットに関しても、『別フレ』『デザート』は『別マ』よりも公式ホームページの公開が早くなっています。しかし、発行部数から行くと集英社の方が多いのですから、つまり、集英社は先に出たものの様子を伺い、後から一気に抜き去るという性質があるという訳です。私はいつかは『りぼん』にも公式ホームページはできると思っていましたが、『なかよし』の公式ホームページの方が先であることは当然のごとく予想していました。『りぼん』の方が先とということは、ありえないないわけです。

「デジなか」に行った最初の印象は、「デジなか」独自のドメイン名“nakayosi-net.com”をを取得しているということです。これは、『なかよし』編集部のホームページにかける気合い以外の何ものでもありません。また、2000年1月1日に公開されたということで、『なかよし』の創刊45周年の記念イベントの一貫であることが想像されます。

ドメイン名ですが、集英社だったら、集英社の他の雑誌と同じように、『りぼん』のアドレスは間違いなく、“http://www.shueisha.co.jp/ribon/”が、“http://www.ribon.shueisha.co.jp/”に将来なると思います。
『りぼんオリジナル』に掲載されている『りぼん』編集部のメールアドレス“
ribon@shueisha.co.jp”がすでに、ribonというアカウント名を『りぼん』編集部が貰っていることを表しています。それとも、『少年ジャンプ』の“jump.ne.jp”のように、独自のドメイン名を取得するのでしょうか?私は別にどちらでもいいのですが・・・・

「デジなか」の内容は普通です。発売中の『なかよし』&関連誌の案内(掲載作品・プレゼント・全プレ・ふろく・コーナー)、新刊の単行本の案内、漫画家のデータ、漫画家のリレーインタビュー、読者ページのデジタル版(掲示板ではなくて、メールを受け付け選んで掲載する方式)となっています。既存のマンガ雑誌の公式ホームページにのっとった基本的な構成となっています。

『りぼん』が公式ホームページができたとしてもそんなに奇抜なことはないと思います。たとえば、掲示板を設置したりはしないでしょう。とにかく、いいホームページを『りぼん』には期待しています。漢字を読めない読者にも通じるようにルビ付き(画像になるから重くなるけど)とか、工夫をしてほしいです。


2.『ちゃお』公式サイトスタート
『ちゃお』の公式ページ・ちゃおランドがスタートしました。
『なかよし』は、「デジなか」があるので、3誌の中で公式ページを持っていないのは『りぼん』だけになりました。

「ちゃおランド」のアドレスは、“http://www.ciao.shogakukan.co.jp/”ということで、独自のドメイン名を取っているというわけではないのですが、気合は充分のようで、私は「デジなか」よりも内容は内容は素晴らしいと思いました。

予想はしていました。『別マ』(集英社)、『別フレ』(講談社)、『別コミ』(小学館)を比べてみると、『別コミ』が断然内容濃く、サイトのセンスは『別コミ』=『別マ』>『別フレ』の順だと私は思っています。『りぼん』・『なかよし』・『ちゃお』も同じようになるのではと思っています。

「デジなか」について書いたときに、「漢字を読めない読者にも通じるようにルビ付き」にしてほしいと書いたら、「ちゃおランド」では見事にルビ付き。サービス行き届いています。

『りぼん』の公式ページも、近いうちでできるでしょう。公式ページができると、++Of Ribon++のデータは無用になる可能性もあるのですが、誕生年とデビューのきっかけはないと思うのでこれからも続けます。


3.公式サイト
『りぼん』の公式サイトはいつ出来るのでしょうか?
2001年1月号の『りぼん』の発売日が近づいて来て、発表・開設時期はいつなのかというクイズが頭の中を駈け巡りました。
『なかよし』・『ちゃお』と公式サイトができる度に、++Talk++でごちゃごちゃと書いてきましたが、私は今年の初めに今年中には、特に45周年を迎える9月号時点にはできると思っていました。見事に的は外れました…

「ネットで読める『少年ジャンプ』」(2000年11月18日、朝日新聞)という記事を読んで、「『少年ジャンプ』に水を分けられているよな、『りぼん』は…」などと感じつつ、『りぼん』の公式サイトも近いなとも感じました。(ファミ通.comニュース
もし、『りぼん』の作品がインターネットで画像が提供されたら会員に速攻なると思います。まあ、ふろくが提供できなくなるので、『りぼん』作品のネット配信の実現は遠い先だと思いますが、興味深いニュースだなと思いました。

『りぼん』の公式サイトのコンテンツとして私は、雑誌とは別の読者コーナーと、かつての漫画情報コーナー「こちらまんが情報」形式のものを希望しています。

読者コーナーとは、掲示板を作る覚悟が『りぼん』編集部にあるならそれは楽しみですが、その覚悟はないと思います。『りぼん』は、『Cookie』や『コーラス』とは違います。管理は尋常ではなく大変になるでしょう。それこそ24時間、常に管理しないといけなくなる…掲示板の質はそのまま、『りぼん』の評判につながりますから。
ということで、危険な橋を渡るとは思えないので、メールフォームでの受け付けになると思うのですが、各マンガ家へのファンレターや雑誌へのメッセージだけではなく、雑誌とは別のWEB版読者コーナーを作って(コーナーも、キャラクターも、編集者も)投稿を月に何回かコーナー別に投稿を発表するというようなことをしてほしいです。

かつての「こちらまんが情報」形式とは、特定のテーマに沿って漫画家がイラストで答えるというものです。もちろんかつてのようにテーマも読者からのリクエストで決定。すごい好きだったコーナーなので復活を希望したいのです。

漫画家インタビューはあるような気がしますが、1人ずつという形式にも飽きたので(ちっともおもしろくないんですけれど、「それいけ!!まんが情報隊α」の。)、漫画家の人数も多いですし複数人で談話形式とか工夫してほしいものです。
漫画家の日記はない気もしますが、あっても代表で1人とかかな。個人的には、日記とかは漫画家独自で責任を持って公認サイトを作って書いていただきたいと思っています。(その方が自由度も多少は増すし、読んでいる方も楽しい。)

希望通りにはならないと思いますが、なによりも“『りぼん』らしさ”のある公式サイトを望んでいます。
Ribon-LINKに登録されているサイト数は約230です。『りぼん』のファンページは非常に充実しています。コミニティ&データ系サイトは大御所もあります。
私は結構、公式サイトよりもファンページの方が好きな人なのです。ファンページには真実がある部分があるからです。でも、公式サイトでなければできないことというのも多いのです。それを出していってほしいのです。

ちなみに日本語でのドメイン名ですが、お名前.comで調べたところ、りぼん.comと、りぼん.netはすでに登録済みで(りぼん.orgは未登録)、集英社は、com・net・orgのすべて、登録済みでした。『りぼん』の公式サイトが、りぼん.comなら面白いかもしれない…

あと、『りぼん』の2001年1月号のアンケート(P463)で

6.あなたは自分のメールアドレスを持っていますか。
7.次のうち自分専用に持っているのはどれですか。

という、読者のモバイル環境を調べるアンケートを行ってしました。私は公式HPの構想にメールマガジンもあるのかなとまで先走りして、とても色めきだってしまいました。
2000年12月号でも、7の質問を行っていました。再度ということで、編集部が気になっている様子がうかがえます。

『りぼん』の公式サイト開設の遅さは、編集長が公式サイトを重視していらっしゃらないからではないかと最近考えています。
今井編集長は、部数が立て続けに落ちている現状であっても、メディアミックスにはそう熱心ではない感じを受けます。今井編集長が、『別マ』編集部から『りぼん』編集部に移って来て以降の『りぼん』の編集長の渡辺・山田・中森さんもメディアミックスにはそれなりでしたが、部数が落ちている時期にメディアミックスはおいしいものだと思うのですが、メディアミックスよりも新人発掘の方に熱心な感じを受けるのには、『りぼん』らしいなと思います。

まあ、サイトの運営の経費は出版社の持ち出しで、利益になりません。それに、サイトの作成を外注しても、サイトの管理には少なからず、編集者が手を出さないといけないわけで、誌面に全力を注ぎたいならば、その手がおしいという可能性もあります。
あくまでも憶測ですけれど、サイトの管理人として、サイト運営の面倒くささは充分わかっているので、熱心な編集者がいない限り(私がやります。任せて下さいというような。)、後回しになるのかなと。


4.著作権問題
2000/12/18・2001/02/19

『りぼん』の目次の著作権は、『りぼん』を見てもらえればわかるように、集英社(『りぼん』編集部)にあります。つまり、目次を作成することは著作権違反なのです。
とはいえ、集英社は著作権のガイドラインをネット上で明示してはいませんので、目次の作成に関して、集英社がとやかく言ってくることはないと思います。(
小学館の著作権に関するガイドラインは、ガイドライン構想で指摘されているように、法律で定められている基準よりも狭くなっています。)

しかし、集英社のマンガ雑誌へリンクは事前許可制となっています。『りぼん』の公式ページが開設されたら、私もリンク許可を求めることになります。
リンクの可否を事前に連絡するということは、サイトの内容に関して態度を明確にしなければならないということです。だから、“著作権違反なのでリンクはお断りします。”なんて言われたりするかもしれないなとか思ってしまうのです。

『ぶ〜け』の目次を作成されたSatokoさんが、目次のサイトでの公開に関して『ぶ〜け』編集部に問い合わせたときは

営利目的ではないので、積極的に支持するわけではないが、公開してもよい。
                 図書の家の掲示板過去ログ(2月22日(火)04時12分31秒)

という対応だったそうです。
「Love Dream Smile」は営利目的ではない(もちろん画像もない)ということで、実際には忠告だけではないかといい方に解釈しています。

以前に十二都市十二再疎開物語のぺぇじコンテンツのサイン会レポートに関して小学館からの連絡があり、閲覧を中止したということがありました。
「十二都市十二再疎開物語のぺぇじ」には、
『りぼん』、『なかよし』、『ちゃお』の漫画家のサイン会レポートや、目次、読者アンケートなどがありました。

「十二都市十二再疎開物語のぺぇじ」で、小学館から差し止めがあったのは、サイン会での写真のみのようです。小学館の著作権に関するガイドラインは、目次の公開を禁止しており、「十二都市十二再疎開物語のぺぇじ」には、『りぼん』、『なかよし』、『ちゃお』の目次があったのですが、それに対してはサイトでコメントがないことから差し止めの要求はされなかったものと思われます。

小学館が個人サイトに対して内容の差し止めを行うということは、前にも見たことがあるのですが(画像使用の禁止)、このようにガイドラインで禁止と書かれている事項に対してもそう厳しくはないと感じました。『ぶ〜け』編集部の“積極的に支持するわけではないが”と同じ気持ちなのかもしれません。
しかし、
小学館はネットの監視部隊があったりするのでしょうか。集英社のマンガの話題ばかりなのに、小学館の訪問者に気を使っているというのは変な話なんですが。

集英社は、各サイトで“無断転載、掲載することを固く禁じます。ホームページ上のイラスト、写真、文章等の著作権は(株)集英社に帰属します。二次使用、商品使用などは厳禁です。”と当り前のことを書いているくらいで、リンクは事前許可制ですが、著作権に対して厳しい印象はありません。

それに、『少年ジャンプ』の電車の吊広告で、「ジョジョの奇妙な冒険」の作品のアピールに、無数のファンページがあることを使っていました。これは、『少年ジャンプ』がファンページの存在を公認しているコメントであり、今までだったら単行本の売り上げ部数などで人気がある作品ということを押してきたはずなのにと、私は驚きました。
集英社の方針を見るのは、『少年ジャンプ』の方針を見るのが一番早いので、『りぼん』も似たようなものだろうと想像できるのです。

また、講談社も、講談社BOOKCLUB著作権問題に関しての著作権に関してのコメントを読む限り当然のことを書いてあるだけで、厳しい印象はありません。
「ポケモン」と「ドラえもん」を抱える出版社は違うよなというところなのでしょう。

さて、「十二都市十二再疎開物語のぺぇじ」で問題となった肖像権およびパブリシティー権ですが、肖像権にはプライバシー保護の側面(プライバシー権)と財産権としての側面(パブリシティー権)の側面があるものですが、プライバシー権よりも、パブリシティー権を主張するあたりが、出版社らしいと感じました。『ぶ〜け』編集部のコメントの“営利目的ではないので”のフレーズを思い出しました。

芸能人などの有名人はプライバシー権を制限されるかわりに、パブリシティー権があるためお金がもうかります。漫画家は有名人なわけですから、出版社が漫画家のプライバシー権を主張するよりも、パブリシティー権を主張するのは当然ともいえるのです。(サイン会は、私生活ではなく、漫画家としての仕事の一部なので、プライバシー権を主張しても、納得できないでしょう。)

「また会う約束」で問題となるのは、パブリシティー権ではなく、プライバシー権の方です。これに関しては、漫画家個々から連絡がたまにあるのが現状です。(出版社は守ってくれないので、自分のことは自分で守るということだと思います。)
私の対処は様々です。こちらの言い分、漫画家の言い分を擦り合せて、個々に判断しています。私は公開している内容に責任を持っています。要望を受けたからといっても、その言い分に納得しないと訂正はありません。
ファンサイトなので、プロフィールを公開することで漫画家を不快にさせたくはないですが、読者側の権利も認めてほしいですし、難しい問題だとつくづく感じます。


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