りぼんおたのしみまつり2002


りぼんおたのしみ祭2002レポート

2002年8月7日の「りぼんおたのしみ祭2002」に行ってきました。

レポートは、今年と同じように入退場自由・入場無料で開催された2000年のりぼんおたのしみ祭と比較する部分が多数でてくると思いますので、2000年のおたのしみ祭をご存知でない方はりぼんおたのしみ祭2000レポートに目を通して下さい。

おたのしみ祭は6日も開催されていたのですが、7日に行ったのは、単に仕事が休みやすいからです。(というか、住宅メーカーは普通は水曜が法定休日。)
今年のトークショー&サイン会のメンバーの中では、椎名あゆみ先生に一番興味があったので、両日ともあいていれば、6日に行ったと思います。ただ、7日は初日よりも、スケジュールがみっちりで(いって思いました)濃密に楽しめたのでよかったかもしれません。

駅に9時10分頃着いたのですが、2000年と同様に係員がいませんでした。プラカードをもって立つべきだと思います。(私はわかるけれども、みんなが知っているわけでは当然ないのだから。)また、建物内に入ってもかなり歩くのですが、係員はいるのですが、いまいちどちらに進んでいいのかわからりずらかったです。会場外のスタッフは男性がほとんどだったのですが、人はいるけれども機能していないという感じで人員配置に問題を感じました。
ただし、入場はスムーズでした。グッヅを買わないので、グッヅを待つ列が動き出す時には、列を抜けだして、すぐにイベント会場に入れました。

  • オリジナルグッズ販売コーナー

入場時に配布されるリーフレットの3ページがグッズのカタログとなっていました。
私には何にもほしくなるものはありませんでした。(2000年も買っていません。もう、グッズには興味なし。)
個人的には、「満月をさがして」の高いセットものよりも、価格のリーズナブルなもの(ポスターの種類を増やすとか。1人の漫画家のみはもちろん、連載陣のパターンがあるとよさそう。)を多くしたほうがいいのではと思いましたが。
モノは悪くはないのかもしれないけれど、高いでしょう。
2000年の時には違い、同じグッズは5つ以上は買えないという制限を付けていましたが、売り切れ続出ということはなかったようです。
注文表に、氏名・住所・電話番号を書く欄があったのですが、アンケートにはなかったのに、オークションで買った人は駄目とか細かいことはするとは思えず、どのような意図がある項目なのか考えてしまいました。

  • 原画展示コーナー

『りぼん』の漫画家の他に、『マーガレット』・『別マ』・『クッキー』の漫画家の展示があり驚きました。(『りぼん』では告知されていませんでしたが、『マーガレット』・『別マ』・『クッキー』の各誌ではされていたようです。)

『りぼん』の漫画家の原画は、本誌連載陣中心。2000年の教訓を活かしてか、上下2段の展示は表紙の原画のみとなっていましたが、その表紙の原画に人だかりがあったのはやはり原画は1列展示としましょうということなのではと思います。ただ、原画の間に、漫画家のプロフィールをそれぞれ入れるという工夫は、漫画家のことがわかってとてもいいと思いました。

「満月をさがして」の1話分の前にはチェーンがあって、これも何もなかった2000年よりも改善されていました。種村有菜先生の原画の細かさを体感できましたが、スクリーントーンの多さの方が細かさよりも驚きました。
私はマンガを描かないので知りませんでしたが、今はカケアミ・カケナワ・点描もスクリーントーンなのかという…

原画は楽しかったのですが、面白味には欠けました。
やはり、2000年のときの目玉コーナー“漫画家の色紙”の素晴らしさがあったからかもしれません。今までにのった作品の原画を見れることは歓びですが、おたのしみ祭の会場でなければ、見ることができない、それも来場者にプレゼントされる世界でたった一枚の色紙(写真撮影自由)の展示は、作家それぞれの個性がでていて面白い企画だったと思います。50周年イベントでは是非やってほしいものです。

しかし、『別マ』が原画展を行ったのは知っていましたが、まさか『りぼん』のイベントで、くらもちふさこ「いつもポケットにショパン」、槇村さとる「白のファルーカ」、多田かおる「イタズラなKiss」、いくえみ綾「POPS」他、紡木たく「ホットロード」などの原画が見れるとは思ってもみませんでした。
特に、くらもちふさこ「いつもポケットにショパン」の前ではぼ〜っとたたずんでしまいました。まさかこんなところで、超名作の原画が見れるとは…

『クッキー』のコーナーには、矢沢あい、谷川史子、長谷川潤、水沢めぐみ先生の『りぼん』出身漫画家の作品がありました。
長谷川先生は『りぼん』のコーナーにも原画があり、『りぼん』を最新刊で最後にした長谷川先生の活躍を願いました。私にとって長谷川先生は『りぼん』の漫画家で最も好きな漫画家でした。次といわれるとまだ即答できません。
(「ペンギン☆ブラザーズ」があったので、気分的には椎名先生かな。)

ただ、プリマグラフィーは『りぼん』のイベントには不釣り合いでした。申し込み受け付けの担当の女性の方(2名)暇そうでした。

『別マ』が出身漫画家の原画を展示させたように、来年は『りぼん』の出身漫画家の展示もあれば嬉しいのですが、難しいでしょうね。
初期は無理だと思いますが、現在も集英社で活躍されている漫画家は多いので、気合を入れればできると思いますが、今の『りぼん』編集部に、上層部を説得できるほど、過去の『りぼん』に想い入れがある人がいるとは思えませんから。

例えば、りぼん度チェックのQ15.に挙げた作品内では

「アラベスク」(山岸凉子)…集英社との関わりが薄くなっている。
「花ぶらんこゆれて…」(太刀掛秀子)…海外生活中。
「お父さんは心配症」(岡田あーみん)…引退&本人拒否の可能性大。

以外は、集英社との関わりは深いので意欲さえあれば実現できそうでもあるのですが、難しそう…

  • りぼんホームページコーナー

コーナーには行っていません。準備ばかり大変そうで、何かタイアップ企画がない限り、来年はこのコーナーはないと思います。
わざわざイベントに来て、目の前に原画や漫画家がいるのに、パソコンだけがあるコーナーに行くというのは難しいでしょう。

でも、最近の「りぼんわくわくステーション」は更新も早く、以前よりは充実度は増しているとは思います。ただ、イベントの1コーナーとして成り立たせるためには魅力不足でした。

  • 「GALS!」コーナー

コーナーには行っていません。私はゲームは一切やりませんので。人はそれなりにいました。
6日はイベントがあったので盛り上がったことと思います。しかし、私には、宣伝色が強く感じられ、2002年のプリクラコーナーの方がいいと思いました。
2000年はキャラの数が少なかったので、様々なキャラとプリクラをとれるように選べるととか。
「GALS!」は連載終了後も、このゲームのために本誌で1ページを描いていたのだと改めて感じました。(藤井先生は時間を無駄にしてないのかな。ゲームは結局は藤井先生の今後の漫画人生には関係ないわけですし。)

  • 海外コミックコーナー

一通り見ました。会場の後ろのりぼんホームページコーナーの対象の位置にありましたが、中途半端さを感じたコーナーです。

コーナー内には、大きな世界地図上に『りぼん』の海外版の分布図、ショーケースには『天使』3冊とふろく数個、各国で発売されている単行本10数冊(『りぼん』以外の作品5、6冊含む)ありました。
モノはあるのですが、今自分が読んでいる『りぼん』との関わりがイマイチつかめないのです。「あっ、『りぼん』の作品が外国語に翻訳されている。」程度のイメージしか持てませんでした。

コーナーを作るのなら、海外の出版社・読者の様子も入れて(藤井先生も取材に行ったりしていましたが。)、世界中に『りぼん』のマンガを楽しんでいる読者がいるんだというイメージを、今『りぼん』を日本で読んでいる私達読者にもたせる工夫が必要だったと思います。

  • コミックス販売コーナー

コーナーには行っていません。買うとトレーディングカードがもらえたそうなのですが、トレーディングカードにはまったく興味ないですし、わざわざイベントで買っても荷物が重くなるだけなので。

2000年には、単行本を買うと缶バッチがもらえたのですが、ふろくとの連続タイアップがあるせいか、今年の方が単行本の売れ行きがよさそうでした。
2000年にも単行本を会場の隅で読んでいる娘はいましたが、今回はトークショーを待つ間も、ほとんどの娘が下を向いて単行本に見入っているという状態でした。

2日目だったためか、これでOK!まんがのかき方〜ペン田吟ノ丞先生の炎のまんが道〜など前日に売り切れた単行本があり、1日目で売り切れた時点で補充の手配を取ることがなぜできなかったのか点が不満が残りました。

  • オリジナルアニメ「ウルトラマニアック」

最初の10分だけ見ました。最初しか見ていないので、詳しいことはわかりませんが、第1話に沿ったものでした。ただ、吉住先生がわざわざ平凡な中学校の校舎を舞台にしたのに、超豪華な校舎になっていました。

あと、吉住先生もおっしゃられていましたが、亜由(雪乃五月)はとても上手く、仁菜(麻績村まゆこ)の声もあっていると思いました。

「ウルトラマニアック」は、全プレになることは間違いないでしょうけれど、少し前には「満月をさがして」のあとに同じ枠で、TVアニメ化の噂がありました。
しかし、「満月をさがして」が1年続くということと、アニメがイベント用のものだったりと、現在は噂は立ち消えた状態になっているようです。
イベントでの司会進行の人が、TVアニメ化してほしいよねということの同意にりぼんっこに求めていたのは、深い意味はあるのだろうかなどと感じました。

  • アニメ「満月をさがして」コーナー

公式ページのりぼんお楽しみ祭2002にある会場案内図の位置には、「満月をさがして」の原画とプリマグラフィーがあり、“「イメージガールコンテスト」の最終候補者のパネルや、アニメグッズの展示など”はまったくありませんでした。

6日のは行ってないので、7日だからなかったという可能性もありますが、わざわざ移動させる理由もありませんし、企画倒れになたコーナーだったのだと思います。直前でのコーナー変更があったことに、イベントへの苦労と混乱を感じました。
(アニメの「満月をさがして」など、まったく興味はないのでコーナー自体はどうでもいいのですが。)

  • アニメ「満月をさがして」声優トークショー&主題歌ライブ

声優トークショーは見ていません。昼食に出ていました。

主題歌ライブは、最初の少しだけ居て(THE★SCANTY)、途中で帰りました。
私はアニメを見ていないので、出演している声優も、歌手もまったく知りませんでした。(『りぼん』のアニメ情報のコーナーも、まったく読みません。本業が歌手の人が声優をやっているということを知っている程度。)

「THE★SCANTY」のライブですが、ボーカルの娘がすごくかわいかったです。(他にもメンバーはいたのですが、遠くからモニターで見たいたので、映りの頻度でボーカルの娘しか覚えていない…)やっぱり、芸能人は違うよという感じがしました。(それまで、漫画家ばかり見ていましたから。漫画家の容姿はいたって普通ですし。)
曲に関しては、同行者曰く“Judy and Mary”。私は音楽には無知ですが、ロックですし、ボーカルの娘の雰囲気もYUKIっぽい感じがしたり。

ライブは盛りあがってはいなかったようです。盛り上げようと努力は感じました。私は結構好きな感じでしたけれど、「Changin' My Life」のボーカルが声優もやっていることもあって、前座的になってしまったのだと思います。(同行者に聞いたところ、オープニングがTHE★SCANTYということでしたが。)

ちなみに、私はというと、ライブを楽しむよりも人物観察をしていました。
今回のおたのしみ祭は2000年の時の4倍は“関係者”が多かったように思います。そして、その関係者の姿が最も多く見られたのが、この時間帯でした。

2000年の時にはなかった関係者受付カウンターがあったくらいですから、関係者の多さがうかがい知れるというものです。
関係者証明のフォルダーの紙も、青・赤・緑の3色で、文字も関係者・主催者(編集者は単に関係者書いてあったので、主催者が何だったのかはわかりません。)・スタッフ(会場案内のイベント屋さんとか、アルバイトの人。)と様々。
集英社関係の人、協賛しているコナミ・バンダイの人、協力の東芝EMIの人はもちろん、本多知恵子さん・斉藤恭央さん、THE★SCANTY・Changin' My Life・黒川智花ちゃんの関係者、取材陣など入り乱れていたことでしょう。

会場が暗くなったこともあり、サイン会をやっていた漫画家も出て来ているかもとか(種村先生がいたような?)後ろの方でうろうろしていました。

前『りぼん』編集長の今井さんの姿をライブの前に見つけて、あまりにも気になったので挨拶しました。今井さんには、関係者の人をはじめ、『りぼん』の漫画家だと思われる人も5、6人挨拶していました。(ひっきりなしに人が集まっていて、声をかけるタイミングをはかってしまった…)今井さんはカラオケ好きだという話がありましたが(くらもち先生談)、THE★SCANTYのライブでノリノリ状態。足がリズムを刻んでいました。
声をかけたら、目が点になっていました。編集長時代に、メディアに顔出ししたことがあっても、まさか覚えている人がいるとは思っていらっしゃらないのでしょう。くらもちふさこ先生の似顔絵そっくりの覚えやすい容姿をしているので忘れようもないところなのですが。

  • 黒川智花 写真撮影

帰ってしまったので、写真撮影は見ていません。

『りぼん』の読者として彼女の活躍は嬉しいですし、『りぼん』としてのプッシュも当然ですしいいことだと思います。公式サイトを見ましたが、さすがにかわいいですね。(『りぼん』では意識したことがないので、顔を知りませんでした。)

『なかよし』・『ちゃお』(&小学館学年誌)では、女の子に人気のあるモーニング娘。のマンガ化が行われています。(『なかよし』「娘。物語」、『ちゃお』「ミニモニ。やるんだぴょん!」)
私は『りぼん』に部外者が入ることを極端に嫌います。私は“りぼんブランド”が好きなので、部外者はいらないのです。

*漫画家は自前で。
現在の『りぼん』があるのは1968年に創設された「りぼん新人漫画賞」以降、自前で漫画家を生み出してきたからに他なりません。いくら人気漫画家であっても、いくら実力があろうとも『りぼん』の漫画家以外は『りぼん』には必要ありません。

*ふろく・全プレは自前で。
『りぼん』のふろく・全プレは、『りぼん』のオリジナルグッズを提供するもの。『りぼん』とは関係ないブランド・人物・キャラクターには何の意味もないと思います。
今回のおたのしみ祭のアンケートでも、メイク道具(というか、コスメアイテムという方が正しいと思います。メイク道具はリップブラシとかのことですから。)とアクセサリーについての質問がありました。

『りぼん』と無関係のものが出てきそうで、コワイところ…
豪華ふろく化は私は『りぼん』ではやめたほうがいいと思っています。『なかよし』・『ちゃお』との差別化できればいいですが、現段階ではそれができるとは思えませんし、「Love Dream Smile」でも冷めたコメント多く、りぼんっこの読者層の広さ(ふろくを歓ぶのは小学生だけ。中学生以降はふろく2の次となります。)、体質を読むべき。
『りぼん』の作品に誇りを持って、漫画家を盛り立てて、ふろくと全プレにも積極的に採用してほしいと思っていますが、このあたりは編集長もかなり様子を見ている感じがうかがえ悩みどころという感じかもしれません。

*アイドルは自前で。
トランプのふろくでよく“りぼんアイドル”というフレーズが使われます。『りぼん』のキャラは『りぼん』のアイドルなのです。

朝日新聞の記事の中の

「読者の気持ちの中で、アイドルという仕事が、『今なれるかもしれない仕事』になってきた」(入江祥雄・『なかよし』編集長)

「もっとも、幼いころから歌や踊りの訓練を重ねてきたとされるSPEEDはまだ、女の子たちにとって、「見上げる」存在だった。しかし「モー娘」は「グループ結成からのプロセスを見せた『たいした子じゃなくても、だれでも入れるもの』。子どもたちにとって、共感できる対象としての役割モデルになっている」(小川博司・関西大学教授)

などのコメントを見ると、『りぼん』もマンガキャラではない、現実の身近なアイドルがほしいところなのでしょう。
『なかよし』・『ちゃお』のように外のアイドル・キャラをもってくることなく、身近なアイドルを、読者から選ばれたモデルと、「満月をさがして」のイメージガールコンテストのような一見派手で、気が長くなるような、地道で面倒な動きにでるところが、私は『りぼん』らしいと思いました。

話はずれましたが、黒川智花さんって受賞時の『りぼん』を見ると(黒川智子ちゃんとなっている。本名から一字だけ変えただけの芸名のようです。)、

「智子ちゃんには、りぼんの読者代表モデルとして、5月号から1年間頑張ってもらうよ!よろしくね!!」(『りぼん』2001年4月号4P)

とあるのに、現在すでに2002年9月号です。いつのまにか、契約が伸びているというわけですね。
とにかく、年齢的に『りぼん』のモデルができるのはあとわずかだと思いますが、頑張ってほしいです。

  • 「満月をさがして」イメージガールコンテスト

昼食に出ていたことと、同行者が「まんがの描き方講座」を見たいとのことで、そちらに並んでいたので、ほとんど見てはいません。
種村有菜先生だけは、イメージガールコンテストがはじまる前に、mycoと最終候補者と一緒にメインステージに上がっていた時に少しだけ見ておきました。

種村先生は、相変わらず色白で、2000年の時より痩せて、服装がかなり垢抜けていらっしゃいました。小柄でO脚なのでスタイルがいいというタイプではないのですが、服(白いピラピラしたカットソーに、真っ赤なフリフリしたスカート)が、種村先生のイメージを損なわず(基本的にフリフリ、ピラピラ系なのは一緒ですが)、ある意味少し普通の人になってました。
普通の人というのは、2000年の時の服装は、そのまま街を歩いたらちょっと変なのですが、今年の恰好だと「まあいるかな」というものだったということです。普通なところが。それが私には垢抜けて見え、キレイになったなと感じました。(変わった服装が様になってカッコイイならいいのですが、フリフリ、ピラピラ系の服装にはその要素はありませんから…)

イメージガールコンテストは興味なかったので、昼食をとっていたのですが、後から「審査員にいるはずの編集長をチェックしておけばよかった」と後悔しました。やはりボスの存在は、どの漫画家よりも気になります。

さて、イメージガールコンテストの方は、嶋津有麻さんに決まったようですが、ちょっと怪しいコンテストだったように思います。
最終候補者の中に、タレント事務所にすでに所属している人(垣見幸加さん安谷屋なぎささん。ネット上には名前が出ていなくても、他にもいたかも知れません。)がいた点です。
垣見さんは高1だったり、安谷屋さんは身長140センチだったり(「美少女戦士セーラームーン」のミュージカル出演)と、年齢的、身体的、経歴面で満月のキャラとしては不利なのでなということは偶然なのでしょうか。(本気で出して来てないような、捨て駒じゃないか考えてしまったり。)

事務所に所属している娘が、このようなコンテストに勝手に応募していいはずがありません。グランプリを取って後から説得しようというほどのコンテストではないはずなのに、もしや違うのかもとか、アニメ「満月をさがして」の商品CMや声優として活躍してもらうといいながら、審査委員に東芝EMIの人もいたそうなので、アニメ「満月をさがして」のアルバム内であっても歌を歌える可能性があるのかもとか、いろいろと想像が膨らみます。

とりあえず、会場の様子からはそれなりのお金と手間はかかっているようなので、『りぼん』の名に羞じないバックアップを嶋津さんにお願いします。(アニメの「満月をさがして」が終わったら、おしまいっという可能性もありますが。)

ちなみに、『なかよし』の「東京ミュウミュウ夏のイベントアイドル」などでも、同じようなことがあったようですし、2001年のりぼんモデルの準グランプリだった杉本有美さんは、『ピチレモン』の「2002年第1回読者モデルオーディション」でピチレフレンド(準グランプリ)になるなど、私が無知なだけでこのようなことはよくあることなのかも。

しかし、こうなると『りぼん』の読者どうこうということではなく、アイドルをめざして、次々とオーディションを受けているのか。大変そう…(個人的には、『りぼん』や『なかよし』よりも、『ピチレモン』・『ラズベリー』・『nicola』などのファッション誌の方がこの手の早道のような気がすますが。(だって、『りぼん』は所詮はマンガ雑誌。その手のプロではありません。ファッション誌の方が…)

ちなみに、2000年のりぼんモデルの準グランプリだった三輪真由美さんは、『ピチレモン』の「2000年度第1回読者モデルオーディション」でグランプリ。神崎詩織と改名して、女優デビューもしているようです。(黒川智花さんよりも、アイドルレベルは確実に上でしょう。大河ドラマにに出てるくらいですから。)

子タレの世界はいろいろと複雑というお話でした。

  • まんがの描き方講座(講師・亜月亮先生)

今回のおたのしみ祭で、「まんがの描き方講座」ほどじっくり見たものはなかったように思います。同行者がすべて(飛び入りの1人は違いましたが)漫画家志望だったからかもしれません。

横でイメージガールコンテストをやっている中、じっと開場を待って列を作っている様子はちょっと異様なものがありました。(「まんがの描き方講座」の会場である「編集部とのふれあいコーナー」は、イベント毎に入場を整理していたのです。)
時間になり、会場に入って、小さい子を前に周らせていざスタート。私はセンターラインの椅子のある席のすぐ後ろの場所を陣取ることができ、背が低い私でも周りはさらに小さいのでよく見渡せました。

まずは、司会者の紹介でトミーが登場。司会者の方が、“みんながよく知っている”というようなフレーズをつけたのですが、会場の雰囲気は冷めた感じでした。
なぜ、本名ではなく、トミーと紹介させなかったんでしょう。トミーの本名(名字)は有名ですが、やはり、ある程度年齢と読者歴がいってないと、トミー本名からトミーを連想することはできないと思います。

トミーは、1993年10月号から1997年1月号まで読者コーナー「トミーのくねくね横丁」を担当していました。私は「みーやんのとんでもケチャップ」とは遠く及ばないまでも、私の読者歴の中では、編集者の才能を感じた点で、「みーやんのとんでもケチャップ」の次によかった読者コーナーだったと思います。(読者コーナーは、編集の腕を見れる。)

トミーはりぼんっこの冷めた反応を見て、司会者にまあまあという態度で先を促しました。読者コーナーをやって、読者に忘れられるのは、少し複雑な気分がするのではないかなどと思ってしまいました。読者は入れ替わるし、当然だと思えるのかな。(漫画スクールの担当編集者としても、確かに有名でしたが。以前、『りぼんオリジナル』に載っていたメールアドレスにメールを出したら、トミーが読むのかとか私は思っていました。)
亜月亮先生の登場となったときに、司会者は「酒井まゆ先生です」と紹介。トミーは身を乗り出し、言葉を発して、司会者を押さえる。。
編集者っていろいろ大変とか深い意味なくそんなことを思ってしまいました。

さて、亜月亮先生が登場。亜月先生には2000年でも見ていますが(というか、2000年は亜月先生に会いたくていきました。)、変わりました。顔をはじめて見る漫画家も今回いたのですが、亜月亮先生が一番イメージが違ったというくらい変わりました。

スタイルはあいかわらずのナイスバディぶり。ダイエットとよく言っているので、太ったのかと思いましたが、腕はしっかりとありましたが、全身のバランスはとてもキレイでした。(確かに太りやすい体質っぽいですが。)
今回も司会者に驚きの声を上げさせてていました。女ならばつい声を発してしまうようなスタイルなのです。(会場からもため息出ていました。)

ファッション・ヘアスタイル・メイク・話し方・姿勢etc.すべてレベルアップしています。いい女になっちゃってという感じです。
ファッションは2000年と同じくジーンズでしたが、アクセサリーなどの小物使いが、少しレベルアップしていました。スタイルのいい人が何を来てもいいよねということ。(まあ、普通の服装。)
ヘアスタイルは、2000年はややぼさぼさだったのです。今年は、ストレートパーマ(「無重力少年」の風子の髪を気にするあたりは、亜月先生本人だったのでしょう。)で、真っ直ぐサラサラ。(ナイスバディにサラサラストレートのワンレンですでに圧倒…)
メイクは今っぽい薄い口紅をうまくつかっていました。メイクというか、眉がしっかり整っていました。似顔絵でゲジ眉としていますが、ある程度の細さにはしています。髪型以外は似顔絵のままなのですが。)
姿勢は、2000年の時には緊張から全身が縮こまっている感じがしたのですが、今回はすきっと背筋を伸ばして、話し方もそれにともなって、「まんがの描き方講座」でもトークショーでもしっかりとした話し方でした。
話し方は、まんがの描き方講座ではトミー(信頼をおけるベテラン編集者。何かあってもフォローはしっかりやってくれるはず。)という安心感、トークショーは吉住渉先生(『りぼん』でも最長のキャリアをもつ常に第1線の漫画家。亜月亮先生とはキャリアの差があり。しかし、気を使うような方でもない。)という理由もあると思います。
容姿は、それはこれらの全体のイメージアップがあるので垢抜けました。華があるようになりました。
同行者曰く“小雪”。(小雪とは顔のラインが違うかも。目元と鼻は似ています。)私は“菊川怜風”。(容姿は違います。髪型と全体の雰囲気から。)
この変化はやっぱり“男”なのでしょうか。

コーナーは全体的に、目の前で絵を描いてくれるということではなく、最初はトミーが、後にはりぼんっこが亜月先生に質問して亜月先生は答えて、トミーがフォローという流れでした。(漫画家志望の同行者は目の前で書いてほしかったといってがっかりしていました。)

亜月先生は、漫画家志望の読者の質問に丁寧な口調で答えていました。性格なのでしょう。トミーがいいというのに、読者からの質問に答えるときには、立ち上がって答えていらっしゃいました。

トミーは本当に頼りになりますという感じでした。話がうまいです。しっかりとした口調で子供にわかりやすい言葉で答えていました。質問があると、すかさず、これでOK!まんがのかき方〜ペン田吟ノ丞先生の炎のまんが道〜をめくりながら、自分に話がふられると(司会者が必ずトミーにふる)、ここに書いてあると単行本の宣伝をしつつ、ほんの少しですが、プラスα的なことを話す。(メインは亜月先生ですから、亜月先生以上は深くは話さない。)
りぼんっこから鋭い質問がくれば、亜月先生と顔を見合わせて「すごいな〜」と言い合ったりして。(意識してやっているかわかりませんが、ああいう行動は、相手を落ち着かせます。)

特別ゲストということで、投稿者に近い『りぼん』の漫画家ということで、半澤香織先生、春田なな先生と紹介されました。細かく段取ってなかったのでしょう。後ろの隅で止まってしまいました。
漫画家志望の方へメッセージをという司会者のコメントに、半澤先生は『りぼん』ではじまった新連載のアピールを、春田先生は初の単行本のアピールをそれぞれしていました。(これは仕方ないでしょう。)
半澤先生は似顔絵(『りぼん』のも)とはまったく似ていませんでした。2001年『りぼん冬休みおたのしみ増刊号』の「りぼんオールまんが家名鑑」の似顔絵がそっくりです。美化しないで、このキャラでいけばいいのに。(2001年の目標に「とりあえずやせる」とありましたが、確かにボリュームあります。高校生の時には太りがちになるものですが、20台前半の女としてもっともキレイになる時期の前にはしっかりやせることをオススメ。)
春田先生は、自分の漫画のキャラ顔に似ているかも。(まあ、「りぼんオールまんが家名鑑」の似顔絵にも似ている。)以前にキクゾーと増刊号に載った時には子供でしたが、高校生といわれれば高校生に見えました。小柄でかわいらしい。
お二方とも会場をあちころ歩いていましたが、一言だけではどんな人達なのかはさっぱり不明。
特に、半澤先生は、「りぼんオールまんが家名鑑」で特技で「アドリブがうまい」とあったのは嘘だなと思いましたが、趣味をみると運動神経よさそうだし、ギャグ漫画家らしく、どんな娘なのか想像できませんでした。

緊張して一言しか話せない二人に向って、亜月亮先生がひとこと「いっしょに『りぼん』を支えていこう。」というような言葉をいわました。私はこの言葉に本当に驚きました。今の『りぼん』の漫画家で自分が『りぼん』を支えようとか、後輩に向ってそれを言える方がいるとは思えませんでしたし、ましてや亜月先生はそのようなものがあったのかと。

あと、もう一つ、「私は本当に『りぼん』が好きで、『りぼん』の漫画家になった」というようなことを2度ほどいわれていました。これも驚きました。『りぼん』の漫画家で、読者に対して『りぼん』が好きだと言える漫画家がいるとはと。

今の『りぼん』の漫画家には責任感がある人は多くありません。お互いに自分の作品への責任で精一杯だったり、性格的にあわなかったり。
後輩に向って『りぼん』を支えていこういうというのは、かなり重いことだと思います。亜月先生は非常に責任感のある人に違いないと感じました。

さて、その重い一言を言わせたのは、亜月先生の責任感と『りぼん』が好きという気持ちからかもしれません。
私は『りぼん』の漫画家が『りぼん』が好きだとは思っていません。編集者にしても同様です。

『りぼん』の漫画家で、『りぼん』の漫画を好きな人は少ないと思います。(出身漫画家を見ているといつもそう思います。『りぼん』で第一線で活躍している方は、『りぼん』が好きだという位置を超えた位置にいらっしゃいます。別に嫌いだということではなく。)
それに、『りぼん』の漫画家は『りぼん』の作品を驚くほど知らないものです。(私が知りすぎているからそう感じるのかもしれないけれど、好きだったら知りたくなるものなのに、知らない。)
『りぼん』の漫画家同士はなかよし。漫画家本人が好きで、その漫画家の作品は読んでも、『りぼん』の全体のことはわからないという状況に陥りがちだと思います。

編集者にしても、部署移動がありますし、『りぼん』が好きで『りぼん』の編集者になったわけでもない人が多いでしょうし、『りぼん』の元編集者の方から『りぼん』のマニアはいないといわれていますし、自分が作っているものに誇りはあっても、それがたまたま『りぼん』であっただけというところではないでしょうか。

亜月先生の言葉は、『りぼん』を心底好きな私には感慨深かったです。

「編集部とのふれあいコーナー」に漫画ができるまでということで、亜月亮先生の「無重力少年」の最終回のネーム、原稿があったのですが、折角1話分あったのに、すべてみせてくれればいいのに(原画)と思わずにはいられませんでした。
このコーナー隅にありすぎた感じがしました。もっと原画のコーナーの方(ステージの後ろの方がよかったのはと思います。)

  • 作家トークショー

★槙ようこ先生・津山ちなみ先生

トークショーは、午前中の時間帯にしては、人が溢れていました。トークショーの観衆人数は、“高須賀・松本<槙・津山≦吉住・亜月”だったように思います。(高須賀・松本先生も大勢いらっしゃいましたけれど。若干少ない感じ。)

槙先生と津山先生は仲良く手をつないでの登場。(ちなみに、吉住先生と亜月先生も手をつないでの登場でした。)
一瞬みただけで、どちらが槙先生がわかりました。単に、槙先生の髪が金髪であることを似顔絵から知っていたからです。(『りぼんオリジナル』2002年4月号)

槙先生は、手足が長く、亜月先生とは程遠いですがスタイルがよかったです。特に腕。若いからかもしれませんが、無駄な贅肉がなくて、すらっと長くてキレイでした。
髪は、上記で触れたように金髪。イタンデいたのか、ボサボサだったかはわかりませんが、パサバサしているように見えました。(髪型は、『りぼんオリジナル』2002年4月号P6の似顔絵と同じです。)
肌は、これも『りぼんオリジナル』2002年4月号にあったように、浅黒く、頬の部分が荒れているのが気になりました。エステもいっていると思いますので、そのうちキレイになるかと思いますが、顔の荒れ方が“高校生”していました。
服装は、似合っていました。あまり気合を入れすぎず、細かいところはそれなりに気を使って。ちゃんとオシャレしていました。
容姿は標準的。ただ口元がキレイではありません。(歯と歯茎というか。)黙っている方がきれいに見えます。目が細いからか、メークで映える顔立ちだと感じました。
メイクはしっかりしていたわりに、まだ中途半端な感じ。高校生ではなく、かっこいいお姉ちゃんを目指した方がいいと思うのですが、あくまでも、“イケテル高校生風”レベルなのが、残念…顔のパーツが派手なタイプではないのですが(ちなみに、津山先生は顔のパーツが派手)、メークでかなりキレイな人になるように思います。来年、再来年あたりは、きっとカッコイイ女性になっているのではないでしょうか。
話し方・態度に関しては、想像以上にしっかりして、サービス精神旺盛で楽しませていただきました。頭の回転よさそうだし、確実に精神的に大人な部分があります。話がところどころ聞き取りにくいところもありましたが、りぼんっこに対して熱い態度で接していらっしゃいました。

津山先生は、非常に小柄に見えました。
以前に、ふろくで顔出しされていらっしゃいますが、その時と大きく変わったイメージがあったわけではありません。
服装は気合が入っていて、オシャレであるというか、この場では場違いではと感じました。(特に首のスカーフ。)本人も別にファッションリーダーを気取る気もないでしょうから、誰にどう思われようが関係なく、自己満足的なファンションの楽しみ方をしているように思いました。
容姿は顔のパーツが派手なタイプで、メークも華があるように見えました。(津山先生が口紅の色が最も明るかったように思います。)背が低いこともあり、全体的にかわいらしさを感じる小動物系タイプ。
話し方・態度に関しては、ギャグ漫画家としては、さらっと冷めたコメントをいったりとか、かなりオーソドックスに思いました。もっとわけわからないタイプの方かと思いましたが、気が合うととても話やすそうな方です。

このお二人のトークショーは、7日の中で最も盛り上がりました。お二人の会話が対照的な部分と、重なる部分があったところがよかったのだと思います。
ただ、司会の方と相性はここが最も悪かったように思います。司会の方はイベント会社から派遣された女性の方なのですが、そもそも『りぼん』のことがよくわかっていらっしゃらないし、7日のトークショーのトップバッターであったことにも原因があったのかもしれません。

槙先生がわざわざこのイベントのためにウチワを作っていらっしゃいました。その事は司会者の人に話してあったのは、わざとらしいなりに、手作りウチワの存在が見ている人に伝わり、モニターにクローズアップされました。
槙先生はお話の中で「ジャンケンとか」と言われました。つまり、槙先生はトークショーの聴衆の中でジャンケンか何かをしてそのウチワをあげたいと考えられていた様子でした。
司会者はそこまでは話を聞いてなかったのでしょう。結局話を流してしまい、トークショーが終わって、ステージから変える時に、槙先生が前の席の娘を手招きして渡すことになりました。
確かに、ジャンケンでは時間がかかりますし、むずかしいと思います。それを8月7日が誕生日の人に限定する、あるいはいなかったら、8月1日〜10日とか限定して槙先生とジャンケンするとか、機転をきかせてほしかったです。
槙先生があのウチワにかけた時間を思うと、ちっともわかってないよと感じたことです。(司会者が、漫画家と読者の橋渡しなのだから、もっと気を使って対応しないと。)

もちろん、悪い点ばかりではなく、会場の質問で「レオの毛は伸びたのか」というものがあったのですが、津山先生も犬をかっていらっしゃるので、司会者の促しで津山先生もご自分の犬について答えられていた点は非常によかったと思います。(公式サイトにある漫画家のプロフィールにそって司会者は質問するので、“飼っているペット”のことを覚えていらっしゃったのでしょう。)漫画家が二人いるのに、質問が偏ることがあった時の対応ができていない司会者の方もいたので、この点はよかったです。

質問で気になった答えがあったので2点挙げておきます。
1つ目は槙先生の「ゆずゆのモデルが、犬のレオだ。」という答えに関して。

話がずれますが、私は「愛してるぜベイベ★★」は、かつての「銀曜日のおとぎばなし」と重ねています。
「銀曜日のおとぎばなし」(萩岩睦美、集英社文庫コミック版全3巻)は、1983〜1984年、まさに「ときめきトゥナイト」(池野恋、RMC全31巻)がアニメ化され、猛プッシュを受けていた時と同時期のヒット作品です。(ちなみに「月の夜星の朝」(本田恵子、集英社文庫コミック版全4巻)の3本が当時の看板。)ちなみに、この3作品で『りぼん』は公称部数を2年で約80万部を上げています。

上記のリンクをたどって「銀曜日のおとぎばなし」のあらすじを見てほしいのですが、小人のポーと、人間のスコットが中心の物語です。ポーは10歳という年齢設定になっていますは、見かけも言動も4、5歳。
ポーは、ゆずゆを遥かに超えるかわいらしさです。何しろ、小人であるばかでなく、リルフィー(小鳥)をつれて完全無敵。ヒットの法則でよくいわれる、ABC(A…アニマル、B…ベイビィ、C…チャイルド)の要素をすべて持っています。

ポー→ゆずゆ、スコット→結平、心→クレア

とキャラ配置が、設定が(母子もの)が重なります。「銀曜日のおとぎばなし」連載当時、萩岩先生は20〜22歳。槙先生は20〜21歳(22歳にはなるはず。)と作家の年齢面でも完全一致。

子供のでてくる漫画はずるいというのがマンガ評論の中では常識。(「こどものおもちゃ」のずるさはよく取り上げてされています。)
子供漫画には傑作も多く、その傑作の中には、漫画家の身近に子供がいたわけではない作品があります。「銀曜日のおとぎばなし」しかり、「赤ちゃんと僕」しかり、「こどものおもちゃ」しかり。(自分の子供時代を書いた「ちびまる子ちゃん」、実際に自分の子供の成長と合わせている「世界で一番優しい音楽」などはむしろ珍しい。)

萩岩先生は「銀曜日のおとぎばなし」の文庫のあとがきで

全くの想像だからこそ作り上げる事のできたドラマなのかもしれません。

と書かれています。レオを見て想像力を膨らます、身近にいないものを題材とする時の漫画家のたくましさを感じました。

2つ目は尊敬する漫画家が誰かの質問に対して槙先生の「ホットロード」(紡木たく)、津山先生の「巨匠!岡田あーみん先生」との答えに関して。

つっこみどころのない答えです。岡田先生は、森ゆきえ・亜月亮・ミキマキ先生など、みんな大好き。現在、漫画家を引退されていることもあって神聖視されています。
よく書くのですが、岡田先生は確かにすごいです。「お父さんは心配症」を初回から読んでいる私はそのスゴサを見て来ています。でも、素人でないプロがそれでいいの?それ以外にないのかと思います。
よく、BSマンガ夜話を見ていると、ギャグ漫画家の厳しさがわかるわけですが、常にギリギリで、自分より自分より前にいる才能を見ていらっしゃいます。(本当に漫画を知っている方というか。)

『りぼん』のギャグ漫画は、私は岡田・さくら先生で終わったのかもしれないと考えることがあります。誰もがその面白さと偉業の前に止まってしまうのです。(岡田・さくら先生の作品読んでれば充分楽しいもの。)
森・津山先生の作品は楽しいと思いますが、岡田・さくら先生に近づくともできないのでは感じる瞬間でした。(他の漫画家ならいいけれども、ギャグ漫画家で岡田先生という答えは本当に笑えない。)

槙先生の「ホットロード」も誰にも文句はいわせないというものでしょう。
集英社の少女漫画作品での単行本総売上げで、1998年10月10日号『Comnavi』ではベスト2に入っていました。(1位「ちびまる子ちゃん」、2位「ホットロード」、3位「有閑倶楽部」、4位「ときめきトゥナイト」、5位「花より男子」、6位「ママレード・ボーイ」、7位「ONE−愛になりたい」、8位「ベルサイユのばら」、9位「天使なんかじゃない」、10位「POPS」。この順位はすでに変わっています。「花より男子」は1位になっています。)
「ホットロード」はたったの4巻しかありません。4冊でこの売り上げ。とにかくブームになった時代の人気度合いは、伝説になっている作品です。

ちなみに、私は「ホットロード」がまったく駄目。「ホットロード」は持ってはいます。少女漫画史の中で避けては通れない作品で、いくえみ先生が影響を受けていらっしゃいますし、避けては通れない漫画家です。「ホットロード」は、ちゃんと14歳のときに読みました。「瞬きもせず」「みんなで卒業をうたおう」「かなしみのまち」なども読んでいます。
槙先生は年齢的にはまったくリアルタイムでは読めない世代です。(私もリアルタイム世代ではないのですから。)その点で、意外ではありましたが、槙先生の作品のむずがゆさと、わからなさは一緒かもしれないなどと思ってしまいました。

トークショーは槙・津山先生のものが最も楽しめました。槙先生に興味がなかったのですが、話やすそうだなと思いました。
ただ、6・7日合わせての漫画家のサイン会のメンバーとしては、なぜ津山先生をいれたのか疑問が残るところです。
津山先生は確かに人気がありますが、同じく4コママンガをひっぱっている森先生は今回はサイン会はないわけですから。それに、現在の『りぼん』のプッシュ度は、前川涼先生の方が、津山・森先生よりも上だと思います。(全プレ・イベントグッズ有り)
『りぼん』のトップクラスで連載が終了しているためサイン会はなかった、藤井先生はゲームのイベントで代行、小花先生は『りぼん』から離れられるとのことで、サイン会がない理由が明らかなのですが、津山先生のサイン会には疑問を感じました。(前川・津山・森先生3人まとめてか、津山・森先生か、前川先生のみという組み合わせ以外不自然な気がするのです。)

★高須賀由枝先生・松本夏実先生

トークショーとしては、最も盛り上がらなかったような、盛り上がったような感じでした。

高須賀先生は、すごく前に写真を拝見したことがありますが、普通の人だと思っていたら、そのまま普通の人でした。
服装は、7日のゲストの中では最もかわいく、高須賀先生にも似合っていらっしゃいました。(小柄で細身の体型)
髪型は、前で見た写真がロングだったので、ロングのイメージがありましたが、ミディアムでした。
容姿は、かわいいタイプ。合コンに行ったら、目立つことはないけれど、しっかりもてているような感じです。(彼氏は普通にいるでしょう。)
話し方・態度に関しても、癖がありません。非常に普通の人という感じで、漫画家にならなくても、一流企業でOLして生きていけそうなタイプでした。(頭いいけれど、キャリアじゃない人というか。)
インタビューで(『りぼん』2002年9月号)
A.お休みがとれたらしたいことは?
Q.旅行かな〜‥‥もっと長期のお休みが取れたらアルバイトとかしたいで す。社会勉強のために。
といわれていらっしゃいますが。高須賀先生の作品は、あまりにも内的世界で完結していて、息苦しい時があるので、外の世界をいれるべく、何か今までまったく取り上げてなかった世界を取材して(少し体験して)作品に取り入れていただきたいものです。

松本先生は、20年前の一条ゆかり先生のようでした。容姿・オーラはまったく違いますが(一条先生は女帝オーラ、自分に興味がない人も無理矢理自分の方を向かせてしまうタイプ。松本先生は非常に腰が低く、あまり目立たないタイプ。)、服装・髪型・体型からそのように感じました。つまり、全体がボリュームがあり(一条先生は当時と比較すると本当に痩せられたと思う)、古臭いのです。
服は黒基調のワンピースでしたが、全体がゆったりしているので、ボリュームが強調されているように見えました。(ボリュームがある人が着るのはいかがかと。)
髪は、色が黒で、セミロングで、ソバージュ。当日は、美容院に行ってこられたとのことで、キレイになっていました。ただ、顔の横の髪を後ろでゆわいて(とめて)いらっしゃいましたが、前髪もきちんとそろっていて、ソバージュもキレイになっているので、顔の大きさが強調される印象も受けました。(髪型が気合はいっていらっしゃいました。さすが、美容院。)
容姿は、地味。緊張もあったと思いますが、表情が硬かった点が気になりました。
話し方・態度に関しては、声が聞き取りづらいのも気を付けてほしかったのですが、嘘が付けない・正直な方なのだなという印象でした。

司会者とのトークショーは、高須賀先生は盛り上げようという意志はないですし、松本先生も控えめな方なので、盛り上がりに欠けました。(誕生日が同じネタは盛り上がりましたが。)
盛り上がったというか、誰もが息をのんだのは、読者からの質問。

1つ目は「なぜ、ハルの三つ編みは長いんですか?」という質問。
意味不明のこの質問に、あせる司会者。とりあえず、「なぜ、ハルの髪を長くしたのですか?」との質問に変えて、「元気な娘だから、反対に女の子っぽさを出した」というようなお答えでとりあえず一件落着。

続いて問題の2つ目は「なぜ似顔絵は似ていないんですか?」という質問。
会場が凍り付きました。
高須賀先生は「目次にある似顔絵は頻繁には差し変わらないから。(髪型がロングから、ミディアムになったことを話して。)あと、目が点でだけとか、省略しているから。」、松本先生は「そのままかいてもかわいくない」というようなお答えでした。
ちなみに、お二方の似顔絵は私は許容範囲内だと思います。

★吉住渉先生・亜月亮先生

トークショーの聴衆者の数は本当に多かったです。でも、トークショーが盛り上がったかというと、盛りあがってはいなかったのですが。

吉住先生は、あちことに顔を出されていらっしゃいますので、顔は把握していました。しかし、あまりにもあちこちで見ているからか、いつの時点の写真であるかという認識がごちゃごちゃになっていて、現在、39歳という年齢だけは頭にインプットされていたので、第一印象は若いというものでした。(野間美由紀先生の公式サイト内の漫画家写真館参照。)
10年以上前から、写真を見ていますが、あまり印象が変わりません。確かに老けているよといわれればそうかという感じもしますが、基本的に童顔なのだと思います。はじめてあったような気がしませんでした。
服装は、ジーンズ&カットソーという定番のスタイル。しかし、年齢を考えると、この格好が普通に似合っていることが少し驚きです。
スタイルは、想像していたよりも、小柄で華奢な感じ。顔が丸いからが、もっとボリュームがあるかと思っていました。ステージ上の椅子は高いもので脚はパイプにかけるようになっているのですが、ブラブラさせていたのが印象的でした。
話し方・態度に関しては、本当に始めて実際にあった気がしないほど、イメージのまま。(少しダラっとした話し方。)

上で書いたように、司会者からの質問は公式サイトの漫画家のプロフィールにそって質問していくという形式でした。
亜月亮先生は普通なのですが、吉住渉先生のは変わっているので、司会者の方は盛り上がらなくて、苦労されていらっしゃいました。(『りぼん』2002年3・4月号感想参照

トークショーに印象的だったことをいくつか。
まず、漫画を描くスピードに関して。
亜月先生がネームから原稿アップまで3週間。その他に、プロット・カラー・ふろくの時間をいれたら、1ヶ月オーバーしてしまうわけで、そんなことは実際にはないにしても(同じ質問が「まんがの描き方講座」でもあって、トミーがそんなことないでしょと修正をいれていましたが、本人は気分はそんなものなのでしょう。時間の使い方が上手そうな方ではありませんし。)、かなりの時間を漫画にかけているようでした。(〆切前は24時間という。)
対する吉住先生は、8日?、平均一日8時間)と、亜月先生とは比較にならないスマートな仕事ぶり。しかし、〆切やぶりは、“渉はしめきりの時は、話題の人(笑)”(「天使なんかじゃないイラスト集」あいと渉のラブラブ?対談より)らしいですが。(個人的印象では、椎名・種村・吉住先生がしめきり危険トリオ。)

読者からの質問で、自分の作品がアニメになって声優をやるとしたらどのキャラをやりたいかというものがありました。
亜月先生はチョロ、吉住先生はヒロインの友人とか…というお答えでした。種村先生ではあるまいし、お二人とも自分の作品がアニメになっても、声優として出演したり、ラジオ番組に出演したりするタイプではないのは明らかです。読者にとっては漫画家がどちらのタイプかという境目がないのだなと感じました。

しかし、吉住先生は「ハンサムな彼女」のオリジナルビデオアニメで、普通は漫画家は自分の作品がアニメになると作詞をしたりするのが定番なのだけれど、歌詞とか書くのは好きではないので自ら歌ってしまうという行動が以前にはありました。
今、種村先生が歌うなんてことがあれば、大ブーイングとなることは明らかですが、この手の行動がさらっとできてしまった吉住先生は当時はやはり若かったんだななどと昔を思い出してしまいました。
(ちなみに、レコーディングで苦戦したそうで、それまではプロフィールでは、

特技…カラオケ(マンガより自信がある)
(1990年11月号ふろく「りぼんオールまんが家デラックスハンドブック」より)

とまでのコメントがあったのに、それ以降、特技からカラオケの文字は消えました。トークショーが、現在の吉住先生は何度かの変更を経て、公式サイトのプロフィールでは特技が“ほしいです。”となっています。この調子なので、トークショーはまったく盛り上がらなかったわけですが、特技が“カラオケ”となっていた時代にトークショーを見たかったと感じました。


トークショーは全体的に硬い雰囲気でした。『りぼん』で掲載されるインタビューよりも、丁寧で硬い感じでした。『りぼん』の雑誌カラー漫画家の性格も関係していると思いますが、司会者と漫画家との間のよそいそしさが、イベント会場参加者ともよそよそしさを作り出していたように思います。
槙・津山先生のサイン会での司会者の対応の話は上記でふれましたが、司会者の問題だけではなく、『りぼん』側がトークショーを通じて読者とどのような関係を築きたかったのかという部分を具体的に考えていなかったからではないでしょうか。

2000年のイベントでは、トークショーはサイン会がはじまる前の前振りでした。だから、『りぼん』が漫画家のトークショーを、今回のような誰もが入退場自由にできるイベントで開催することは始めてとなります。その点での不慣れさは確実にあったと思います。
漫画家をトークショーに慣らすことはできませんし、そんなことをやっても意味がありません。ただ、全体をどのようにプロデュースしていくかは、今後のイベントでは編集側でもう少し考えて進めていった方がよいのではないかと感じました。

具体的に説明すると、J-WAVEホリデースペシャル西武シンデレラフェスティバル・マジックウォンドの小花・吉住先生のFM番組へのゲスト出演した時の様子についての文章読んで下さい。小花・吉住先生の楽しそうな様子が文章からわかると思います。
今回のイベントと正反対の部分は、イベントは主、FM番組は従(ゲスト)という点です。FM番組では、the brilliant greenの川瀬智子さんがゲストよりも話す場となってもいいのですが、トークショーでは司会者が漫画家よりも話す場ではありません。しかし、司会者が二人の漫画家と話をするというスタイルは一緒ですので、取り上げさせていただきます。

FM番組の雰囲気がトークショーよりもいいと感じされたのは、一つは小花・吉住先生が司会者に対して好感を持っていること、もう一つは小花・吉住先生が仲がよいということという二点に絞られるのではないでしょうか。

その点、今回のトークショーを見ていると、1つ目は漫画家同士の組み合わせがあまり漫画家のことを考えていないものだったり、司会者との関係の希薄さは上記で記した通りですが、いい組み合わせでも話を引き出せていませんでした。

槙ようこ・津山ちなみ先生組は、上記で触れたように組み合わせもよく、司会者との関係だけでした。
高須賀由枝・松本夏実先生組は、漫画家の組み合わせとしてイマイチでした。お二人が仲が悪いという意味ではなく、普段の付き合いがあまりなさそうというか。
吉住渉・亜月亮先生組は、組み合わせとしてはいいのですが、司会者の話の進め方がイマイチでした。亜月・吉住先生はお二人とも旅行好きという共通点があります。どこへ行ったという一言だけではなく、FM番組で話題になっていたようには、今興味ある旅行先・旅行秘話などは聞き出せてはいませんでした。『りぼん』の漫画家同士で旅行をいったりもしますし、取材旅行で行った先でのことなどもう少し話を膨らまてほしかったです。
例えば、質問を公式サイトからではなく、漫画家に質問10問を矢継ぎ早に出して、その答えに関連してトークをするとか、漫画家同士で1つ質問をし合うとか。形式ばらないトークショーを考えてほしいと思います。

あと、トークショーに限らず、司会者がりぼんっこのことを“おともだち”と呼んでいたことが、気になりました。
小学生の低学年じゃあるまいしと、違和感を感じました。『りぼん』のイベントなのだから、“りぼんっこ”がいいと思います。次回のイベントでは、修正をお願いしたいものです。

  • サイン会

おたのしみ祭会場図左図は、おたのしみ祭の会場図です。(公式サイトの図に加筆。)
メインステージでトークショーがあった後、編集部とのふれあいコーナーでサイン会があります。

低い壇上に机を並べて(漫画家と書いてある位置)、前にサインをもらう人が並びます。(茶色の丸)壁と、サインを待つ人と、控え室からステージへの通り道とで、このサイン会が非常に見難かったです。

見たい人がいるという前提で考えていなかったのだと思います。
レポートに図をいれている気合の入り方からわかるように、私はサイン会を楽しむ人です。2000年の時と同じようにサイン会を見やすい工夫をしてほしかったです。(2000年の時は、メインステージが1つで、トークショーもサイン会も同じ場所でやったので、根本的にシステムが違うのですが。)

2000年の時と同様に漫画家の側にはサポートとして担当編集者がつきます。
編集者は、主に漫画家がこれからサインをする色紙の絵柄をサインをこれからもらう人に見えるように掲げてます。
2000年の時にもしていたのですが、今回はサイン会を見ている人には色紙は遠すぎて見えませんし、また、これからその色紙にサインをしてもら人に向って常に色紙を上げている必要性を私は感じませんでした。
それこそ、槙先生がいわれていましたが、編集者も普段、読者と直接合う機会は少ないのだからサインに当選した人と会話したほうが有意義なのではないかと感じます。色紙はバイトにまかせればいいと思います。

また、会場にはサイン会に当選することができなかった読者が多数いるものと思われます。それに今回のイベントでは、会場に足を運んだ人にプレゼントが何一つありませんでした。
だから、余分に5〜10枚を漫画家のサインを用意し、アンケート回答、或いは会場でサイン会をしている漫画家の単行本を買った人に応募用紙を渡して、後日プレゼントするということはできなかったのでしょうか。名前は、後日郵送で対処すればいいと思います。
あくまでも、当選者だけにサインを限定するなら、せめて遠くからではなく、近くで見れるように、編集部とのふれあいコーナーの一角に漫画家のメッセージをいれたサインした色紙を展示することはできなかったのでしょうか。こうすれば、2日間イベントに来れる人はほとんどいないわけですが、自分がこない日の漫画家のサインも見れるようになります。
漫画家がサインしている場所とサイン会を見学できる場所はかなり離れており、色紙の色調くらいしか判断できません。

「編集部とのふれあいコーナー」のアイデアはとても新鮮でいいと思うのですが、主催者側の都合だけでなく(サインをもらう人を効率よく並べる)、読者側の視点にたって、どうしたら読者はイベントをより楽しめるのか、読者はどのようにイベント会場で行動するのかなどを、予算が増えない範囲内でのアイデアをもっと出してほしいと思いました。スタッフ側は全体のタイムスケジュール調整ばかりにかなり気をとられていたように感じました。
次回以降は、読者の考え・動きまで予想した対応を期待します。

さて、サイン会ですが、槙・津山・松本・高須賀先生のサイン会はほとんど見なかったので、とても後悔しています。(津山・亜月・吉住先生以外の担当編集者の話は聞いていません。)
サイン会では、サインをしてもらった直後の読者へのインタビュー(今の気持ち、好きなキャラ、先生にひとこと)と、編集者へのインタビューがあります。
漫画家の話は上記で記したので、編集者の話をします。

◆津山先生の担当編集者:まっち

津山先生の担当編集者は、まっちです。まっちは2000年の時に亜月亮先生の担当編集者だったので、その時にも見ています。感じがいいのは相変わらずでした。ただ、津山先生と亜月先生とは身長差があるためか(津山先生は身長が低い、亜月先生は身長が高い)、前よりもまっちが大きく見えました。

公式サイト(まっち)・トークショー(津山先生)・サイン会(まっち)の3ヶ所で、コミックス最新刊である「HIGH SCORE」第3巻の表紙が「HIGH SCORE」初の少女マンガ風のものであることしかし、帯に“はふつうの少女マンガではありません”との煽り文句があること(「HIGH SCORE」だから、やっぱり普通じゃないのよというオチ)の繰り返しでした。私には、「HIGH SCORE」第3巻の宣伝ばかりではなく、他の話を聞きたかったです。

まっちは、ご存知のようにふろくの担当をしています。アンケートは、かなりふろくに関して(普段のオシャレへの興味度)の設問が多く、アンケート作成に関わっているらしいまっちは、アンケートへの回答をはじめ、ほしいふろくへのリクエストを熱心に話していました。
今、ふろくをめぐる情勢は厳しく、変化も激しく、『りぼん』の方針も不明確で大変だと思いますが、その熱意で頑張ってほしいなと感じました。

◆槙先生の担当編集者:トミー

槙先生の編集者はトミーですが、サイン会の手伝いは、モリーがしていました。(モリーが担当編集との話もあり。)

槙先生と若い女性編集者との取り合わせは意外で驚きました。というのは、モリーは、入社2年目ということで、23、24歳。
槙先生は、1999年デビューで、4年目です。ということは、モリーが担当編集者として、槙先生をデビュー時から見ている可能性はありません。
槙先生の担当編集者のトミーのピンチヒッターだったわけですが。

モリーに興味を魅かれたのは、若い女性編集者が槙先生の担当かもということの他にも、とてもかわいいかったということがあります。

まっちがかわいくなかったということではありません。まっちは、かわいいとか、キレイという前に、働く女性(キャリアウーマン)でした。
まっちは、1995年5月号にふろくファンルームに初登場、1997年2月号から全プレコーナーを担当、1997年5月号からふろくをメインで担当(2001年5〜9月号に一度、がちゃこへ担当替えがありましたが、2001年10月号から復活。)、ということは、ふろく担当を始めた時期が入社2年目と仮定すると、現在、入社9年目で31歳くらいということになります(4月号に誕生日ネタがありましたが、誕生日が3月であれば30歳くらい。)30歳まで、バリバリ編集者をやっていれば、キャリアウーマンになって当然かもしれません。

まっちと比較すると、モリーは女の子していました。がちゃこのように早々と退職してしまう人もいるようですが(ふろくファンルームを見る限り、移動ではなく、退職でしょう)、女が仕事をするには世の中厳しいですが、『りぼん』編集部はウチよりも確実に環境がよさそうですし(1960年代にも女性の編集者の存在が確認されています。代々女性編集者がいる部署のよう。)頑張ってほしいものです。
まこにしっかり鍛えてもらって、2年後はふろくの担当となれるように励んでほしいです。

◆松本先生の担当編集者:治部さん

松本先生の担当編集者は、ぢぶさんです。松本先生の担当編集者はジョバンナ王子だと思っていたので、ぢぶさんを見たときには、手伝いをしているのは担当編集者ではないのと思ってしまいました。というのは、ジョバンナ王子は細細という話だったのに、ぢぶさんは丸丸だったのです。

トミーの話で担当替えがあったという言葉があって納得できたのですが(松本先生も最近担当替えがあったようです。)、その言葉を聞くまでは、槙先生の編集者の意外性もあって、何がなんやらという感じでした。(だから、話を聞いておけばよかったと後悔しているのです…)

ぢぶさんは、入社2年目で25歳だそう。近くでみたわけではありませんが、25歳といわれればそうかもしれませんが、上に見えました。
大きく、丸い体を縮めて、読者と接していたのが、印象的でした。

◆高須賀先生の担当編集者:松田さん

高須賀先生の担当編集者は松田さんです。私的には好みの顔。

「グットモーニング・コール」の時は、高須賀先生の担当は大橋さんでしたが、こちらも担当替えがあったようです。最初、小池さんでもないし、もしやメガネもしているし、ハンちゃん!?(以前の『りぼんオリジナル』の読者コーナー「はんちゃんのブンブンカフェ」の担当編集者。朝比奈ゆうや先生、「アンダンテ」、「ペンギン☆ブラザーズ」などを担当。最近では“ハン”となぜかカタカナ化。)とか思ってしまいました。私の考えていた容姿と違うので混乱しましたが(「はんちゃんのブンブンカフェ」での想像ではとんでもない人かと…ハンちゃんの最近の似顔絵『りぼん』2002年8月号P113の「めだかの学校」内。)、やはり、別人でした。

◆亜月先生の担当編集者:トミー

亜月先生の担当編集者は、「まんがの描き方講座」でも亜月先生と一緒に出ていたトミーです。今まで出てきた編集者の中では貫禄十分という感じ。編集歴が長いですという雰囲気がだたよっていました。
トミーの年齢を推測すると、1993年10月号から読者コーナー「トミーのくねくね横丁」がスタートしています。(今思うと、田辺真由美先生のトミーの似顔絵そっくり。特に、左右の目の下がり具合とか。)この時、入社2年目で24、5歳と仮定すると、現在、33、4歳くらいということになります。(もう少し年齢がいっているようにも見える…)
しかし、1993年9月号では、身長173cm、体重60kgという話でしたが、今は70kg台はあるように見えました。あと、トミーと亜月先生と身長差はほとんどなかったので、亜月先生の身長は170cm以上あると思われます。

編集者がひとこと話すところで、亜月先生がどのような漫画家なのかという質問があったのですが、真面目で一生懸命漫画に取り組み、旅行にいったりと行動的でと100点満点の誉め方だったように思います。
トミーは人気作品をたくさん生み出しているベテラン編集者ですし(代表作は「こどものおもちゃ」でしょう。他には「ご近所物語」、「GALS」とか。)、亜月先生も自分のスタイルができているところなので、亜月先生の作品でもう一つ引き出せていない感動の部分が、トミーの力もあわさって亜月先生の成長がより楽しみという感じがしました。

◆吉住先生の担当編集者:ジョバンナ王子

吉住先生の担当編集者は、ジョバンナ王子です。トミーと同様に最近、吉住先生の担当になったそうです。

ジョバンナ王子は王子様のコスプレをしての登場でした。私は公式サイトで確認していなかったので知らなかったのですが、昼にサイン会があったそうなので、そのまま着替えずにサイン会の手伝いをしていたものと思います。
26歳ということですが、もっと若いといっても通ると思います。院卒ということもないはずだから、社会人4、5年目のはずなのに、社会人モードバリバリではないというか。

読者コーナー担当のため、ジョバンナ王子の容姿に関して気になっている人もいると思いますが、おおいま先生の似顔絵は似ていると思います。カッコ悪くないです。彼がモテないとすれば、顔よりも、背が低く、ほそく、白いというところからくる頼りなさが問題かもしれません。(でも、彼女はいそうな気がします。いなくても、有名大学出て、集英社に勤めていれば、彼女を作るのに困るとは思えません。)

亜月先生の時と同様に編集者に対して、吉住先生がどういう漫画家かという質問があったのですが、ジョバンナ王子がその質問に答える時にそれまで笑顔を絶やさなかったトミーが急に真面目な顔にいきなり変わりました。トミーは吉住先生の担当をしていたことがあるのかもしれません。
吉住先生とトミーというと、「ママレード・ボーイ」で亜梨実のファンクラブのメンバー名に、村井(現編集長で「ママレード・ボーイ」の担当編集者)、今井(前編集長)、富重(トミーの名字)が出てきたことがありました。
なぜ当時(1994年4月号)、トミーの名前がここで出てきたのかは未だによくわからないのですが、その後の吉住先生の作品数を考えると担当していても不思議ではありません。(あの表情の変化は、吉住先生の担当をしたことがなければ、出てこないと思うのですが。)ジョバンナ王子が読者コーナーについてに話が移ると、トミーはまた笑顔に戻っていました。

笑顔といえば、吉住渉先生の満面の笑顔が印象的でした。トークショーとサイン会で最も表情に差がありました。もっと冷めた感じかもと思っていたのですが、本当に嬉しそう。
トークショーが終わった後に、漫画家が一言いうのですが、吉住先生からは「またイベントに来たい」というようなコメントがあり、来年も『りぼん』に残る気持ちがあるということを確認できました。(他の漫画家と吉住先生では立場が違います。常に『りぼん』を出るのか、とどまるのかという状況が付きまといます。)『りぼん』を出る気であれば、「ウルトラマニアック」の連載前に出ていると思いますが、実際にこのような発言を聞くと、驚くやらうれしいやら残念やらという気分でした。


今回のイベントで感じたことは、『りぼん』が、読者と漫画のみで相対することを避けているということです。
つまり、

◆他誌の原画

『りぼん』以外の漫画作品の原画の展示。わざわざ他誌の作品の原画を持ってくる必然性に欠けました。『りぼん』の読者は他誌の漫画作品よりも、もっと多くの『りぼん』の漫画家の原画を見たいものなのに。

◆部外者ばかり・宣伝ばかり

歌手・声優・ゲームetc.『りぼん』の名を借りた部分で、メインステージがかなり使われていました。関係者の多さから察するに、読者よりも他の関係者に意識がいっていたのではないでしょうか。
優先すべきはエンドのはず。読者に向けて直接漫画を売ってないから、感覚ずれて来ているような気がします。(関係者同士で気を使うのは裏でやって下さい。)

『りぼん』の漫画家、漫画作品だけで、読者は充分に満足できるイベントとすることが可能だと思います。単純に、サイン会をする漫画家の人数・展示する原画の数を3倍にすればいいわけですから。部外者のゲストよりも、読者はこちらの方が楽しいもなのです。

コンテストやゲストを優先させたために、東京での開催しかできなかった2002年のりぼんおたのしみ祭。2000年のおたのしみ祭よりも、満足度が低かった人が多かったのではないでしょうか?
来年のイベントは、読者あっての『りぼん』だということを1から改めて考えてほしいと思いました。
『りぼん』が読者と漫画のみで相対することに自信がないと感じているのではないかと、今回のイベントで感じ、今後の『りぼん』に一抹の不安を感じました。


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