『りぼん』2000年7月号感想

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毎月3日は“『りぼん』の日”。
私は発売日に『りぼん』を買っているので、『りぼん』の記憶と共に、毎月3日に起きた出来事をよく記憶しています。記憶しているから感じるかもしれませんが、3日はいろいろ忙しいことが多いです。『りぼん』を読んでいるだけの“『りぼん』の日”など最近はないような気がします。

今月3日は「LUNA」、「BLUE・MOON・BLUE」(宝塚月組)を見に行きました。クールビューティ、真琴つばささんを堪能してきたわけですが、生の宝塚は久しぶりなので、かなり精神的にハイになっているような気がします。
来月の“『りぼん』の日”も「FREEDOM」(宝塚宙組)を見に行く予定。来月も危険です。

『りぼん』の発売日前後は、アクセス数が上がるので、『りぼん』の感想を早めにアップしなければと思ってはいるのですが、“『りぼん』の日”だからと当初の予定を外し、1日家の中で待機はできないのです…

毎年7月号は“私にとって記念号”。
『りぼん』にとっての特別号は、2月号(新春特大号…『りぼん』が最も売れる号。当然、編集側はかなり力を入れてくる号になります)と、9月号(新学期特大号…1955年9月号に『りぼん』が創刊されたので、毎年9月号は『りぼん』にとって記念号になるため当然気合が入ります。今年の9月号で『りぼん』は創刊45周年を迎えます)です。
しかし、私は1984年7月号から『りぼん』を読みはじめた事実を大切にしているため、7月号の方が特別な号です。
今月号で私はりぼん歴17年目に突入します。

17年というと、りぼんっこの平均年齢よりも高いのでしょう。23歳にもなってヤングレディースものを中心に読んでいるのに、未だに『りぼん』のどこが大好きで、「『りぼん』を好きな気持ちは、他のりぼんっこには絶対に負けない」と言い切れる自信はどこにあるのかなと考えました。

私は『りぼん』が好きなだけであり、児童向け少女漫画が好きなわけではありません。つまり、『なかよし』・『ちゃお』のマンガは興味がないわけです。
また、『りぼん』の漫画家が他のどの雑誌の漫画家よりもレベルが高く、質の高い素晴らしい作品を描いていらっしゃるとも思ってもいません。
私は『りぼん』の好きなところは、表面的な今『りぼん』に載っている作家とか作品とか、位置づけよりも、本質です。

表面的には『りぼん』を支えているのは人気作品です。しかし、それだけではない。
常に人気作品を生み出す裏側には、新人もベテランも(編集者もでしょうが、読者には見えにくい。ここがまたいいのだけどね)みんなが支えあって一生懸命描いている感じがします。
『りぼん』は、低年齢向けの雑誌であり、ベテランにとって過酷な面があります。有望が新人が大量に出る中で『りぼん』での役目を終え他誌に移られたり、さらに成長して後輩に刺激を与えられる方もいらしゃいます。
『りぼん』の漫画家の数は多いのですが、その厳しい状況の中で、新人は技術的には下手なのですが、若さとパワーで必死に這い上がろうとします。
『りぼん』には少しだけ、時代を先取りしている感じがします。かつて最先端を行っていた時期もありましたが、今は少し前に出たり、少し後ろに下がったりしているのです。
そして、少女漫画雑誌としてのプライドは発行部数からの自信からか、No.1に感じます。

『りぼん』には魔法があります
この魔法は、作品それぞれのパワーを+ではなく、×で大きくします。
その代わり、この魔法は麻薬効果も潜んでいます。作家の足かせになる場合もあるのです。自分の好きなようにやりたくとも、力を試したくても、『りぼん』の力は大きく重いようです。重圧に耐え大きく成長する作家や、中には『りぼん』という温室を飛び出し、自分だけの力で歩き出そうする作家がいたりします。

よくネット上で、「『りぼん』をずっと読み続ける」と言い切っている娘がいます。これは容易なことではありません。
作家や作品が好きなだけでは、『りぼん』を読みつづけることはできません。単純なことで、自分も成長します。そして、自分の好きな作品が終わったり、好きな作家が『りぼん』から出ていってしまわれるかもしれません。それでも、同じ事が言えるのかどうか考えてから答えたほうがいいでしょう。

『りぼん』をずっと読み続けるためには、自分自身のりぼん感を持つことが必要だと思います。
私は自分のりぼん感を持ち、広め、深めるために、HPを作り、『りぼん』を集め、普通に作品を楽しむだけでなく、『りぼん』において作品同士の縦と横との繋がりに興味を持って読んでもいます。
ただ好きで読んでいるというレベルを超えているのが、『りぼん』が好きだという自信になっているのだと思います。
変わり者なのです。『りぼん』以外の部分では、年齢相応のヤングレディースマンガを読んでいる普通の読者なのですが。

りぼんっことしての今年の目標は、あと4年分の『りぼん』の探求本を限りなく0に近づけること
1974年から現在までの『りぼん』を1冊残らず集めたい!


ランダム・ウォーク(吉住渉)
タイトルの「ランダム・ウォーク」を見たとき、最初「ランベス・ウォーク」(ブロードウェイミュージカル「ME AND MY GIRL」内の有名な楽曲。あらすじは「マイ・フェア・レディ」の男性版ってところ)を思い出してしまいました。
「ミントな僕ら」で、「こいきな奴ら」(一条ゆかり先生の「有閑倶楽部」の元になったことでも有名な傑作)を思い出したように(男女のそっくりな双子と2人の仲がよいという設定が一緒だった)、「ME AND MY GIRL」と何か接点があったりしたら驚きますが、まずないでしょう。

表紙が優架だったわけですが、なんか「かわいくない」と感じてしまいました。左右の眼のバランスが微妙に悪くないですか?次回の表紙に期待!(後ろの「RANDOM WALK☆」って文字は担当さんがつけたのでしょうが、これはどういう効果を狙ったのでしょうかね…色使いはかわいいのですが、それだけって感じました。)

細かい部分ではなく、全部をザッと読んでの第一印象は、「すっきりしていて読みやすい」でした。りぼんっこ用なのかもしれませんが、全体のストーリー構成、ネームがすごくすっきりしているので読みやすいです。当然、絵も安定しているので読みやすい。さすが、バランスの漫画家・吉住渉先生、って感じ。
私は、吉住渉先生の良い点は、バツグンのバランスと、言葉の選び方のセンスの良さ、悪い点は、2000年2月号の「ミントな僕ら」の感想で書いたように「うまくやってますって感じで、本人の思い込みとか、パワーが感じられない。」(by一条ゆかり)だと思っています。

「ランダム・ウォーク」の設定について感じたことは、

  • 高校生のヒロインに『りぼん』は統一されました。
  • また親はいるけれども一人暮らしという設定。多い気がする。
  • 父子家庭ものとは珍しい。「お父さんは心配症」、「Papa told me」、「C.C.さくら」とかが父子家庭ものでは有名です。父親が作家なので、「Papa told me」と比較することに決まる。

くらいです。

私は、吉住渉先生を一条ゆかり先生に重ねて評価しているという変わり者です。話の流れ、エピソードではなく、根本の設定部分に一条ゆかり先生の影響を感じるんですよね。
「ランダム・ウォーク」は、「女ともだち」を思い出してしまいました。「女ともだち」は母子家庭ですが、自立した親子像と、ヒーローが同じ業界人で、あの性格。ヒロインの父親が小説家である点とか重なるなとか勝手に想像しながら読むと面白いんです。

優架は気に入りました。まりあタイプ(「ミントな僕ら」)ですね。光希タイプ(「ママレード・ボーイ」)だったらどうしようかと思ってしまいましたが一安心。
どう違うんだと思われるかもしれませんが、光希タイプだったらカラオケでの望の態度を見て一緒に怒り、かっこいいけど性格悪いとか思うのです。
かっこいいけど最初は印象が悪いというのは『りぼん』では多いエピソードで、吉住渉先生も「四重奏ゲーム」、「ハンサムな彼女」、「ママレード・ボーイ」では使っていたのですが、飽きたのか、頭の回転良さそうだし、そんな手を使うのが馬鹿らしくなったのでしょう。その後やめられました。
この手のヒロインの多くは『りぼん』特有“優等生のいい娘のヒロイン”になってしまう場合が多く、2000年1月号の「ミントな僕ら」の感想で書いたように“偽善”で疲れます。りぼんっこは本当に“優等生”好きだからね・・・この手が増えるのは仕方ないことですが(今は「神風怪盗ジャンヌ」のまろんが典型)
まりあタイプ
だと、りぼんっこにあまり好かれないので大変だと思うのですが、私は好きです、このタイプ。吉住渉先生には楽しく描いていただきたいと思います。

しかし、「ランダム・ウォーク」の先月号の桂の絵を見て男女の違いがわかりませんでした。かっこいい系の女の子ってわけですね。
「イティハーサ」(水樹和佳、BC全15巻)にも、男顔負けのかっこいい女で、桂ってキャラが出ていますが、偶然でしょうか?茗子にも重なるキャラだし、苦しい恋でもしていそうですね。さもなければ、ライバルになるか。

ふろしき広げただけの初回なので、細かい点は次号以降に期待しましょう。


◆ペンギン☆ブラザーズ(椎名あゆみ)
結局なんで休載したのかわかりませんでした。個人的には、体調崩したとかではなく、出産(結婚)かとか思っていたのですが、「充電」らしいですから。
吉住渉「ランダム・ウォーク」の整然としたコマ割りを見ていた後だったので、読みにくいコマ割りが気になったり、3つのQの使い方を見ると全体の構成の甘さを感じてしまったりするのですがやっぱり面白いですね。

謎が増えていくのだけど、そういう謎解きをする気にはならず、ただ陽菜を追っているだけで気分がすっきりしていいです。後から謎が明らかになると、作品の矛盾が見えてきてしまって謎は謎であったときの方がよかったとう場合もあるので、それだけには気をつけてほしいところです。

「キャーリー」が何なのかわからない読者もいるのでは?有名なホラーサスペンス映画の古典的な作品です。
陽菜と性格は反対だけれでも、孤立した立場であり、小柴がいった「信頼してる友達に裏切られたらどうだろう・・・」ってのもキャーリーは憧れの男の子にダンスパーティに誘われて、騙されて、血のシャワーを浴びて、プッツンという状態だったのを思い出して重なりました。
裏読みですか・・・

私は、単純な人間なので白雪つぐみだと思っています、スネーク。犯人当て苦手だから、まず当たってないと思いますが。(映画「スクリーム」とかでも、いつも当たらない。犯人の内1人だけは当たっていることもあるのですが、複数ということもよくあるのでね・・・)


◆神風怪盗ジャンヌ(種村有菜)
最終回を迎えましたが、
最終回の内容なんてどうでもいいですよね。
騒ぎが起こってから、触れようか、触れまいか迷っていました。ちょっと触れてはきましたが、かわしてきていました。しかし、ここまで来たら触れないとまずいでしょう。「神風怪盗ジャンヌ」が最終回ということで、触れておきます。

ネット上で、漫画家と読者の距離が近いことは悪いことではないけど、すごくいいことってわけでもありません。漫画家はあまりネットに深く入り込まない方がいいように感じます。読者と傷つけ合うという結果にも招きかねない。

私は種村有菜先生の単行本を買ったことがありません。単行本の柱でも相当な発言を繰り返されていたようですが、私は見たことないので流していました。
しかし、単行本と違って、ネットは双方向メディア。悪いほうに出てしまいましたね。はっきり言って、いや〜嫌なもの見ちゃったという感じました。
読者が何をいっても、種村有菜先生には読者でしかないだろうから、漫画家の方一言忠告してあげたらとか思うけど、あの調子では、避けられているかもしれません。私だったら関わりたくないもの、この手のタイプの方には。

今回の種村有菜先生掲示板で暴れる騒ぎには、私は呆れました。嫌いになったとかいうのではなく、呆れました。漫画家としての自覚がまったくないし、行動・言動がイタくて、頭悪く見えます。

種村有菜先生のファンであることが恥ずかしくなった方いらっしゃるのではないでしょうか?種村有菜先生信者はいいですけど、「神風怪盗ジャンヌ」の普通のファンという非常に多くの方には、嫌な事件だったのではと感じます。

新連載の「時空異邦人KYOKO」。「神風怪盗ジャンヌ」とタイトルの付け方一緒って気が。


◆GALS(藤井みほな)
あっさりと事件が解決したなという感じもしましたが、相変わらず面白いです。各キャラの魅力がすごく光っています。

ストーリーの構成がすごくしっかりしていると思う。だから読んでいて安心できる。
キャラを立てるのも上手い。各キャラに視線が行きます。

問題があるとすれば、コマ構成かな。コマの中の絵の画面構成がいまいちだなと思う箇所がたまにあります。キャラがたくさん出てくるからそのようになってしまう箇所があるのかもしれません。キャラの数が多いのに、構成完璧というと「有閑倶楽部」とかありますが、私がこれが大好きだったりするから悪いのかもしれません。
最後ページの落ちも、他に上手い見せ方があっただろうと思ってしまうわけです。

藤井先生らしい個性がある作品なので、もっとその個性を伸ばしてほしいなと今後の展開がいろいろ楽しみです。


◆近距離恋愛(朝比奈ゆうや)
朝比奈ゆうや先生はマンガの技術は決して高くない。でもなんか、
いいものを持っているなと感じる初連載でした。

新人の作品は、「子供っぽい」との「子供らしさ」がごっちゃになっています。年が若いので、恋愛経験っていっても高校生とか、二十歳そこらでは、ただがしれているし、『りぼん』という雑誌の性質が「子供っぽい」さを引き出してしまうかもしれません。
しかし、読者は子供であっても、「子供らしさ」はいいですけど、「子供っぽさ」を望んではいないと思います。朝比奈先生は「子供らしい」のですが、「子供っぽく」ないなと感じました。

絵は出直してこいレベルで読んでいると疲れてしまいます。キャラの顔のアップはかわいいのですが、顔の細かい、自然な表情が描けない。キャラの表情が、いかにもマンガのキャラだなという表情になので、作品もいかにもマンガですという感じで陳腐な軽いものに思えてしまうのが残念でした。

キャラの建て方は新人にしては上手いと思いました。
ただ、武蔵にかなり力を入れていたようですが、中途半端でしたね。私にはどこがかっこいいのかわかりませんでした。詩織にもっと読者を感情移入させて読ませてくれないと駄目です。直接武蔵に入り込ませようと単純な演出に走っているように思います。

ネームが光るんですよね。ふと引き付けられるネームがあるのが嬉しいのですが、コマ割り・構成が下手なのでそのネームが光らないように感じられました。ネーム(ここでのネームは漫画家さんが使う意味でのもの)をたくさん描いて、読者の視点に立ち、読みやすさを意識した作品作りを期待します。


◆Wピンチ!!(亜月亮)
想像したとうり、
キャラの使い捨てが起こっています。ジュリィはどこに行ってしまったのでしょう。宮沢エリカが悪いというわけではありませんが、行動に新鮮味が欠けています。キャラを使い捨てにすると、後から出たキャラのインパクトが薄れていくという危険を持つことになるのです。

でも、今月号はコマのテンポがよくて肩もこらなかったし、よかったです。
P264の暁名も格好よくて、P265のありさには少女マンガ特有の泡みたいな浮遊物も飛んで“乙女チックモード全開”で嬉しくなりました。

しかし、ありさって惨酷だよね。アリサの方が感がいいだけに惨酷さはないよ。つまり、
「無神経で、ひとりで極楽。相手が女として見ているのに気付かないフリして、友達モード全開にして、相手を逃さず、触れさせず、抱かせず」って奴。
こういうのは、後悔してからじゃ遅いよ。私は惨酷なので何度かやったことあります。男に囲まれている状況だと難しいだよねというのは言い訳です。もう2度としないと誓っております。
ありさは嫌な女にならないでほしいものです。(すでに遅いか・・・)

あと、亜月亮先生の作中の突っ込みがすごく好きです。今月号は「どーでもいいけどなんで転校生はみんな2−Cなんだ?」に笑いました。

なんやかんや言っても好きな作品であることには違いありません。


◆もっとちょーだい!(あゆかわ華)
キスマークは、
ファンデーションで隠してしまえばいいのでは?コントロールベースとかでもいいけど、変にバンドエードしたり、服で隠すよりも早いような気がします。

ほんとに、小道具と背景を描くようにしてほしいマンガです。こういうのがないと薄っぺらい作品に見えてしまいます。既製品も使わないでほしい。


赤ずきんチャチャ(彩花みん)
「赤ずきんチャチャ」が来月で最終回かぁ・・・
現在連載中の作品の中では一番長かった作品だったので驚きました。私はギャグ系の作品はあまり得意ではなく(別に嫌いでもないですし、読みはしますが)思い入れということはないのですが、面白く読ませていただいていた作品だったので残念です。

彩花みん先生の次回作は、「赤ずきんチャチャ」を越えるのは難しいと思います。『りぼん』に初掲載されて、初連載にもなったと、岡田あーみん「お父さんは心配症」と一緒の状況なんですよね。だからそう思うわけです。次々回作あたりには新たなパワーを発揮してくれるのでないかと想像しています。


◆パートナー(小花美穂)
個人的に最近「パートナー」の
表紙が好きです。押さえた色使いなのですが、キャラの表情とか、構図とかを見るのが楽しいです。

さて、武が撃たれてしまってクライマックスに傾れ込むかという注目の号。
第一印象を読んだ順に。

助ける気のない目―に見えません。こういうところが読んでいる身としては辛いです。もっと上手いネームなかったなのかな〜沈黙で通すとか。

何故武の前から遠ざかるんだ?普通だったら近寄ると思ったのですが、苗の意外な行動に驚いてしまいました。1ラボに向うとはね、苗は頭が良すぎです。

ネームのミスがありましたね「殺すな」のつもりだったのでしょうか?「死すな」はおかしい。緊迫したシーンでやってほしくないミスです。

48時間立ちつづけるとはすごい。トイレくらい行きたくなりそうなのに・・・しかし、P370〜373で感動はありませんでした。

何故、武は無事だと嘘をつかなかったのでしょう。私だったら武の手術室の様子が見れるようなモニターを即要求すると思います。心配じゃない・・・もちろん意識が戻ったら連れてこさせる。状況が分からないのは辛いことでしょう。武が頑張っていると思えば、頑張る力も湧いてきそうだし。

言葉でなくて、顔を触って確かめようとする苗に感動しました。ここのシーンの方が私は好き。P375、376は感動させるシーンだから当り前か。

なんだか、ラストに向っているような感じがしますね。延ばすとなるとそれも難しそうな話しですが、なんだかいまいち盛り上がりに欠けています。かなり起伏はあるはずなのに・・・
やはり、舞台がずっと1ヶ所なので、話の展開が小さく見えてしまうのかもしれません。このまま素直にラストに向うのは納得できない。


◆世紀末のエンジェル(倉橋えりか)
唯一の中学生ものです。高校生がヒロインと言っても精神年齢は同じ『りぼん』だからか、あまり差を感じませんけれど。

あくまでも助けを期待する鈴花。ちょっと苗を見習ったほうがよいようです。振りほどけそうに見えるので、どきどきせずにイライラしていまいました。
でもその後のシーンは、いい感じでした。特に落ちるシーンは、コマ割りもきれいで迫力ありましたし、ネームともしっかりかみ合っていて、緊張感がありました。今野が幽霊にまたなってしまうのも想像はしていたのですが、いい展開だと思います。

しかし、最後の「命をかけて愛してる」というネームがありますが、「命をかけて愛してほしい」ものですかね〜私は別に命をかけて愛してほしいとか思ってない人なので、草太郎のセリフに感動しなかったのですが。


◆5−ファイブ−(芳原のぞみ)
P445、446の流れがとてもキレイで、元々芳原先生は絵が上手い方ですし、こういうのがいいな〜と思ってしまいました。無理矢理コメディ路線は辞めたほうがいいと思います。面白味が反対に欠けるだけとしか思いません。

しかし、「音楽やってる方があんたらしいよ」ってネームはおかしいです。このセリフを効果的にするためには「音楽をしていないのりこ」を篤朗が見ていなければならないわけですから。
結構重要なシーンでのセリフのはずなのですが、エピソードの積み重ねに欠けます
いいシーンを作り出すためには、いきなりではなく、じっくりとした前置きが必要です。その前置き無しにハッとさせるシーンを作り出すのは難しいことなのです。その辺を工夫したらいい感じになっていくのではと思います。

次号からは篤朗の昔の女か彼女が現れての恋愛模様の展開になるようです。つまり、盛り上がるというわけです。
芳原先生は基本的にレベルが高いと思っているので期待しているものが大きいです。頑張ってほしいなと思います。


想像の通り、今年のりぼんおたのしみ祭は東京ビックサイトのようです。会場へは誰でも入れるそうですが、私は行くつもりは今のところありません。
まあ、
北海道の亜月亮&小花美穂先生コンビが東京であったら行ったかもしれませんけど、夏は修論で休みなしっぽいし、まあ、気が向けばということで…

読者コーナー担当者が、顔を見せましたね。小さくて良く見えませんが、かなりさわやかな笑顔だ。みーやん(「みーやんのとんでもケチャップ」を担当した編集者)の時にも驚きましたが、これは珍しいことです。キクぞーは何を考えてこんなことをしたのでしょうかね・・・
「キクぞーのパオパオサーカス」はまあまあ好きです。普通って感じなのですが、掲載した手紙にはコメントを書くと言う当り前だけど、当り前でないことをしているだけで好感が持てます。

個人的に、女性編集者に読者コーナーを担当してもらい、漫画家さんとラブラブぶりを見てみたいと思ってしまいます。男性の編集者と漫画家の関係だと似たようなものなんだもの・・・17年目となると飽きる。ふろくファンルームから連れて来ましょう。


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Presented by Eiko.