『りぼん』2000年9月号感想

表紙画像 目次画像

今月号で『りぼん』は創刊45周年を迎えました。
しかし、45年という数字の意味を誰も理解してはないし、それどころか理解しようとも思わないのが普通だと思います。あまりにも大きい数字です。
「Love Dream Smile」では、45年と流れに興味を持てるようなコンテンツを今後とも充実させていきたいと思っています。
『りぼん』は少女マンガ入門誌です。そのためマンガに詳しい人とって、児童向け少女マンガ雑誌は軽視されます。私はそういったことに疑問に感じていました。入門誌だからこそ、時代の風潮に流されない部分もあるのは確かですが、時代を象徴するものがあると思うのです。だからこそ、『りぼん』を時代の流れでとらえ、少女マンガ界を『りぼん』から見る、今の『りぼん』という雑誌だけでは終わらない内容をサイトに組み込みたいと考えています。
最近の『りぼん』だけ、昔の『りぼん』だけしか知らないというのはもったいありません。

実測時期に当たらないということで、日程的に大丈夫そうになったので“りぼんおたのしみ祭2000”に行く予定です。亜月亮先生が見たいから8月20日にしよう。(日傘と双眼鏡は必需品だな)

東京会場にあるという「45周年表紙コーナー」が気になります。『りぼん』の創刊号は国会図書館にないので、生でチェックしてきたいのです。
私の現在の『りぼん』本誌のみの所有冊数は、290冊(24年分+2)です。2000年6月号の段階では、所有冊数、246冊だったので、3ヶ月間に44冊(取引き中も加えると50冊)増えています。かなり凄まじい増え方です。本気に集めていますが、オークションでは1冊も買っておらず無茶はしているつもりはありません。集めるつもりがない1955〜73年を中心に表紙を分析してこようと思っています。


◆時空異邦人KYOKO(種村有菜)
種村有菜先生のネット荒らし騒ぎが冷めやらぬうちに新連載がスタートしました。作家の信用は、作品でしか返せません。ショックを受けたファンはどのような気持ちで作品を読んだのでしょうか?種村有菜先生のファンではない(アンチでもない)無関心な私には想像できかねます。

私は「神風怪盗ジャンヌ」の連載が終わることに対して、とても嬉しいと思っていました。(20006月号感想)種村有菜先生を潰してしまいかねない雰囲気を作品から感じたからです。今でもその考えは変わりませんが、次の作品までに、気分転換くらいはしていただきたかったと感じます。休暇を取るとか、「神風怪盗ジャンヌ」とは毛色の違う作品(読み切りや短期連載)を書くとか…そこが、『りぼん』編集部の惨酷さなのでしょう。しかし、これで潰れるようではそれまでだったということでしょうから、読者も編集も出し抜く強さを期待します。ご本人が楽しそうなのはいいですね。(「神風怪盗ジャンヌ」のファンは嫌なのかもしれないけど、終わった作品に未練があるというのは私は好きではありません。)

種村有菜先生の長所は、少女マンガには無くてはならない第一条件である、作品に華やかさがあるところです。
欠点は、新人作家にありがちなのですが、どこかで見たおいしいシーンをを組み合わせで作品ができてしまい、そのために
作家のメッセージがごちゃごちゃになっているというものだと感じます。この欠点のため、他の作品に似ていると指摘されやすいのです。「神風怪盗ジャンヌ」では、「美少女戦士セーラームーン」と「怪盗セイントテール」という人が多かったようですが、「時空異邦人KYOKO」では、私はビビデ・バビデ・ラブ」本田恵子、MC、全2巻)に似ていると感じました。

先の騒ぎで、種村有菜先生について感じたことがあります。
種村有菜先生は若くして成功し、そのためたくさんの賞賛を受けています。それを実現できたのは、大変な仕事量をこなし、その仕事に対して労を惜しまず、御自身のにできる限りの努力してきた感じます。これは、素晴らしいことです。
しかし、種村有菜先生は、“傷つきやすい人(被害妄想の激しい人)”だったのです。自分の意見が一部分でも受け入れられないと、全人格・作品のすべてが否定されたと感じてしまう。短所として指摘された話題をすりかえてしまったり、常に自分が被害者になってしまうし、自分が一部分でも正しいことを主張し、その指摘されたことが一部分でも間違っていることを主張したり…
この手のタイプについていけるのは、種村有菜先生のすべてを全面的に受け入れる人(つまり信者)だけ。普通は欠点があると知っていても、作品は好きになれるものなのです。否定されたくらいで牙を剥いているようでは、大物でも、プロでもないでしょう。

「時空異邦人KYOKO」は、設定には新鮮味を感じませんが、種村有菜先生の良さである華やかさが伝わってきて、いい出だしだと思います。このまま、エンターティメントで突っ走っていただきたいです。私は種村有菜先生のエンターティメントぶりは好きです。でも、メッセージをもたせようとして、そのメッセージに共感できないってパターンがあるのです。ほんとに、このままの調子で行ってほしい。「神風怪盗ジャンヌ」よりも、設定など全体的に「時空異邦人KYOKO」の方が全然好みです。

あとは、絵はあいかわらずキャラクターの区別がまったくつかないので、描き分けられるようになってほしいです。中年の顔が書けないからか書きたくないのか、医療技術で若いままというのは…最初は中年に見えなくて違和感あっても、種村有菜先生だったら絶対に上手くなるはずなのに、最初から挑戦していないことが残念に思いました。


◆ペンギン☆ブラザーズ(椎名あゆみ)
スネークにまったく触れられない今月号は驚きましたが、今私が『りぼん』で最も面白いと思う作品です。
キャラは「ピーターパンの空」、エピソードは「無敵のヴィーナス」に重なる椎名先生の路線(それとも「花より男子」?)なのですが、大成功していると思います。ますます勢いのある作品になってきたので、次号がとても楽しみです。

読者の中には、ストーリー面で「こどものおもちゃ」(小花美穂)を思い浮かべる人が多そうですが、エンターティメントに徹している面で、私は2000年2月号感想で書いたように「いるかちゃんヨロシク 第3部」や、「九太郎がやってきた」、「つばめ組においでよ」の一連の浦川まさる先生の作品を思い出してしまいます。「ペンギン☆ブラザーズ」の方がカッコイイですけれど。

手紙募集で「好きな男性キャラをきかせて」とありますが、陽菜がダントツで魅力的な作品なので、なんか違うのではと思ってしまいます。
男性キャラは誰が人気あるのでしょう。ヒーローは一色宵威だと思うので、一番人気がありそうですが、小柴哲太はいいキャラしているので、ファンがつきやすい感じがします。

余談になるけれど、担当編集さん“ペンブラ”という略は、ダサいと思う…無理にやくす必要は無いと感じます。
あと、自主規制の“この○○
○○ヤローども”ってどんな言葉が入るのだろう。これだ!と思うのが見つからない…


◆GALS!(藤井みほな)
普段に比べると大人しい号でしたが、ストーリーの構成・組み立て方が安定して上手くなったと感じます。まさか「GALS!」が安心して読めるようになる作品になるとは以前は思いもよらなかったことです。

綾と乙幡のエピソードですが、「GALS!」では恋愛モノで印象に残るものが今までなかっただけに(あまり入れてほしいとも思わなかったけど)気合を入れて頑張ってほしいところです。恋愛面抜きで、蘭の人気だけでは長期連載を続けるのは難しいと思います。
乙幡タイプは藤井先生は問題なく書けると思うのですが、綾タイプは現段階ではブリッコにしか見えず、いいエピソードがほしいところです。
乙幡は最初、蘭とつくために設定されたキャラだったのですが、藤井先生がタツキチのキャラを気に入ってしまったりしてお流れになっていたように思われます。今となっては、乙幡が綾と別れても、蘭とつくとは思えませんので(乙幡が蘭に告白しても)、今後の展開が楽しみです。


ランダム・ウォーク(吉住渉)
吉住渉先生が、入院とは。無理はしないようにお願いいたします

90年代前半までの『りぼん』は、本誌の人気作家を休ませることなどまったくなく、連載をはじめたら、最終回まで休みなし。その他にも、別冊ふろく、『りぼんオリジナル』やらの仕事があり、本誌も今よりもページ数が多い40ページ前後というハードスケジュールでした。
そのためか、原稿落し(入院騒ぎ)もあったのですが、ここ最近では、種村有菜先生は超ハードスケジュールですが、その他の作家を見ると、かつてに比べたら仕事量はそう多くないので、入院さわぎは減ったように感じたのですが、漫画家が体調を崩されたと聞くのは辛いものです。

今日髪を切ったのですが、優架と一緒の髪型…後ろはもっとまっすぐだけど、レイヤーとジャギーの入り具合は同じだ。まあ、年齢が違うし、性格もあんなにかわいくないので、キャラを重ねてみるのは馬鹿らしいですが。

表紙の優架ですが、いかにも高校生がしそうなポーズを切り取るのが上手いなという印象。おたのしみ祭の吉住渉先生のテレホンカードの優架もいかにもって感じがします。

作品の方ですが、ピリッとしないと思います。
別に悪いというわけではないのですが、吉住渉先生ですからね。もっとレベルの高いものを期待してしまいます。

十和という新キャラが出てきますが、出してくるキャラのバランス感覚がいい吉住先生としては順当なタイプのキャラでそれはいいのだけど(反対に、明るいお祭り人間タイプか、クールなキャラしか、この場合ないわけだけど)、十和と優架の絡みがあまりにも平凡
吉住先生ってこういう絡みの部分でうならせる上手さを持っている方なのに、こんなんでは読んでいるほうは盛り上がれない。
優架が、美穂(一条ゆかり「正しい恋愛のススメ」のキャラ)とか、まりあタイプかと思ったら、光希タイプに今月号の流れでは近いようですね。優架が美穂タイプならば、十和は護国寺(一条ゆかり「正しい恋愛のススメ」のキャラ)にあたるわけだから、あんな反応するはずないもの。

十和という設定は、望との対比や類似を考えるとすごく計算されていて面白いと思うので、今後に期待しています。あの顔でひょうきんタイプにすると、収(吉住渉「ハンサムな彼女」のキャラ)にかぶるので当てなかっただけなのかもしれませんけれど。

ネームでは、「相対的じゃなくて、絶対的な「好き」がほしいのに〜…」が上手いと思いました。やっぱり、言葉の人だと思います。


◆グットモーニング・コール(高須賀由枝)
ある意味とってもかわいいのだけど、なんだかどこがいい作品なのか、私にはわからなくなってきました。次号巻頭カラーということは、人気があるはずなのに。

「グットモーニング・コール」が好きな娘は、大人になっても「グットモーニング・コール」を好きでいられるのかな。このように感じるのは、私にとっては「グットモーニング・コール」は何度も読み返して楽しむ作品ではないからです。別に1回だけ読んで「かわいい」だけでもいいのだけど、次号を楽しみにして、枕の下にいれて毎日『りぼん』をむさぼり読んでいたりぼんっことしては、読み返したいと思わない作品というのは、かなり興味がないということなのです。

Hネタですが、今まで出てこなかったのが不思議なくらいのネタですね。夏なので出したのでしょうけど「グットモーニング・コール」の雰囲気を思うと出してほしくなかったです。浅く扱って楽しい話題になるとは思えないネタだと思います。

私としては、菜緒は生理のときどうしているんだよとか思ってしまいますが、今でこの手の話題が扱えるのは、『りぼん』では小花美穂先生だけなんですよね。
Hシーンを描いたり、要素を入れている作家は他にいますが、体温変化がないタイプのヒロインなので(女性は体温に波がありますが)、エンターティメントとしてのHでしかないわけです。エンターティメントのHって、安易にいれてもプラスにはならないと思います。入れるなら徹底的にいれたほうがいい感じでしょう。

読む・感じるよりも見るための作品だと頭ではわかっていますが、マンガ読みとしての心がついていかない。(目だけではマンガは読めません。まず、心ですよね)崩した顔ばかりが心に残る回でした。


◆世紀末のエンジェル(倉橋えりか)
倉橋先生にとって全8回の関門を切り抜け
初の長期連載となります。倉橋先生は、ベテランに位置する作家(デビューは1988年。『りぼん』ではデビューから10年以上経つとベテランと見ても差し支えないと思います)なのですが、かなりスローペースということになります。

『りぼん』は、最近漫画家の若返りを図っているところがあり、新人時代に与えられたチャンスをものにしないと、その後の『りぼん』本誌での活躍への道はほぼ閉ざされるという厳しい状態です。倉橋先生は、大ヒットはなくても、定期的に本誌の連載をもらっていましたが、この手のチャンスは、徐々に新人漫画家に移ってしまう中で、まさに最後というべきチャンスをものにしたといえると思います。よくぞ踏ん張ったという感じです。

構成は整ってはいませんし、絵もいただけない部分があるのですが、倉橋先生の今までの作品にはなかったキャラの魅力と、読者を引き込ませるエピソードをいくつか作り上げられたというのが成功につながっていると思います。

倉橋えりか先生はそう好きではないのですが、なんか頑張っている様子を感じるので、応援モードになっているようです。このようなことがあるのは、本当に珍しいことなのです。


◆きゃらめる・ロリポップ(長谷川潤)
長谷川先生は、つくづく
乙女ちっくの人です。
ただ、ストーリーの骨格も、エピソードも今回は単純過ぎたように思います。そのため、長谷川先生の独自の外しも不自然さを感じました。かつてのように、
乙女ちっくに徹した方がいい作品になったのではないかと思います。
最初から両想いという設定なのだから、もっと切ないエピソードを重ねてくれないと物足りないうちに終わってしまったように感じました。(乙女ちっくものにありがちなのですが)

ミッキーというあだ名は70年代じゃないんだからと思ってしまいました。(ナッキー「生徒諸君」、マッキー「ミルキーウェイ」etc.とかの日本人なのに何故か西洋風のあだ名)

あと、絵。長谷川先生ってこんな絵だったか…?女の子の顔がそんなにかわいいと思えませんでした。(男の子はかわいいけど。)小学生くらいに見える女の子の絵だからかもしれません。次回作品では、高校生にヒロインの年齢はあげてほしいです。

作品の構成とか、コマ割りとかはさすがベテランの味で非常にバランスよくまとめられており、安心して楽しむことはできました。

あとP264で、マドンナの足にソックスを描き忘れているので、単行本になるときには修正しましょう。


◆パートナー(小花美穂)
来月で最終回か…なんだか、はまれないうちに終わってしまいます。
緊迫感のあるシーンで、緊迫感なく読んでしまっています。別に流して読んでいるわけでもないのですが、緊迫感を持てないので感動するシーンでいまいち感動できないんですよね。
5月号がピークだった気がします。

「パートナー」はナレーションこそついてないですが、内面の言葉は、それそれのキャラ毎の視点で語られています。それがころころ変わるわけです。すべてのキャラに小花美穂先生の視点が等間隔で注がれているからだと思いますが、苗と武だけにしてくれたほうが、私は読みやすいです。外側からそれぞれのキャラを読むのではなくて、1人のキャラに飛び込んでその視点で読ませてくれた方が感情移入を私はしやすいのです。

苗は好きなタイプのキャラでした。だからこそ、私は苗に感情移入して読みたかったです。小花先生はそれを許してはくれませんでした。ヒロインに興味ない作家と、ヒロインが好きな読者では、すれ違うよ…


◆Wピンチ!!(亜月亮)
クライマックスが近い感じがする。次号カラーなしとは、好きな作品なだけに寂しいです。
亜月亮先生の裏のない作風が好きです。

クライマックスに向っているような気がするのですが、最後はどう落とすつもりなのでしょうか?ありさと暁名がくっついて・猪神くんの正体がわかったらいいというものではないと思うのですが。やはり、ありさの2重人格を治すか、治さないでも納得できるエピソードをつくるかも必要ですよね。

とにかく次号も楽しみです。連載1年は超えてほしいぞ。


◆もっとちょーだい!(あゆかわ華)
作品のメッセージが何だかわからなくなっています。
いつのまに、
遠距離恋愛がテーマになったのでしょう…
ついていけなかった。


◆5−ファイブ−(芳原のぞみ)
人気が出ずに打ち切りの形になってしまいました。
最終回の展開が完全に想像通りで、がっかりしてしまいました。

Promise BBS‐‐2000/07/08の私の書き込み
最後は、篤朗とマミが仲直りして、のりことコータちょっといい感じとかいうあまりにもありがちな最後だけは避けていただきたいです。

これぞ、芳原先生だと思わせるエピソードを打ち出せるように頑張っていただきたいです。
今のままでは、他のマンガ作品ですべてのエピソードを例にあげることがでいます。1次的に似ていてもかまわないと思います。そこから御自身でひねりを加えて、少女マンガにありがちなエピソードを、「芳原先生らしい」と思わせてくれたらと思います。
鋭い視点のファンの目を大切にして下さい。


◆聖・ドラゴンガール(松本夏実)
『りぼんオリジナル』でのシリーズということで、一連のシリーズは読んでないので知りませんが、かなり
世界観がまとまっているようで、安心して楽しむことができました。
このシリーズ自体が“占い”の要素を自然に組み込める作風であったことも、まとまりある作品に仕上げられた要因だと思います。
ただ、現代の日本が舞台なのに、そう見えない作風が私は苦手です。


◆おでかけサンデー(井上多美子)
『りぼん』にテーマものは合わないなとつくづく感じました。松本先生のように成功すればいいでしょうが、「おでかけサンデー」は井上先生気の毒としか思えませんでした。
『りぼん』はテーマものなど伝統的にしないカラーがあるのですから、作家にそれを私も求めていません。(テーマものが多いのは、レディース誌や、講談社の少女マンガ)
薄っぺらい作品に思えました。井上先生はこんなに作品を描く方ではないと思ったのですが。


◆奇跡をあげる(高月悟里)
「本誌初登場になります。初登場がテーマものなんてお気の毒。」
と書いたのは誤りでした。修正させていただきます。

高月悟里先生のデビューの時期を考えると、この時期になっての本誌初登場は不自然なので、疑問に感じて調べてみました。そうしたら、やはりというか、案の上というか“おまじない”をテーマにした作品を以前に発表されていました。

考えてみたら、『りぼん』なのです。
9月号の感想で「『りぼん』はテーマものなど伝統的にしないカラー」と、企画自体が『りぼん』としては不自然なことだと指摘しています。そうでも、「聖・ドラゴンガール」(松本夏実)のように「シリーズ自体が“占い”の要素を自然に組み込める作風」の作品を選ぶのは、『りぼん』では自然なことだということも書きました。

不自然なことを『りぼん』は何度も重ねたりはしません。不自然なテーマもので、不自然な本誌初登場などするはずがないのです。松本先生と同じようにテーマが絡む作品を発表されていたと即座にわからなかったとに、すごく反省しています。気持ち悪くて調べたら、高月悟里先生には同じタイトルの単行本があって、自分の誤りがわかったのと同時にすっきりした気分です。
高月悟里先生先生には申し訳ない誤解をしたなと反省しています。(作品の評価は変わりませんけれど)

「デビュー8年目の本誌初登場になります。占いもので評判のよい作品を地道に発表していたことが、このような結果につながったのでしょう。」
と最初の一文を修正させていただきます。

絵はかわいいのですが、ヒロインがやたらブリッコなのが気になります。
りぼんっこはブリッコ(優等生・いい子ちゃん)が好きですが、ここまでくるとイライラしてしまいます。こんな風にアタックされたら、男で落ちない人はいないでしょうけど、女には嫌われます。かっこいい幼なじみを利用し、裏から好きな男に近づき、つくしぶりを見せて落とすなんて。
全然、ヒロインに感情移入できないで、ムカムカしてしまいました。いくら、『りぼん』でもこれはないでしょう。

占いネタとしてのキャンディのおまじないも不自然で、さらに平凡というマイナスにしか見えず、入れないほうがよかったはずなに、テーマを上から押しつけられてかわいそうだと感じました。本誌の「ちゃらめる・ロリポップ」と重なったのも運が悪かったですね。
この手のネタは「オリーブのほうれん草」(大塚由美)も似たようなものだし、そっくりそのままの占いネタの作品もあったように思えます。(題名思い出せないけど)

次は、ヒロインの性格が違う作品を読みたいものです。


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