牧田はボスに呼ばれ、彼の部屋にいた。
ここに来るといつも緊張する。
組では幹部として権勢を振るい、街でも恐いものなしだった彼にとっては面白からぬことである。
しかし、なぜか組長はこのボスに丁重で、牧田はボスに絶対服従するよう言い渡されていた。
噂では、彼の組がボスから莫大なカネを受け取ったらしいとか、この組織が日本に本格的に進出する時の受け皿になるとか言われているが、はっきりはしない。
はっきりしているのは、牧田がここに送り込まれたのは、彼の職務が影響していたということだ。
牧田は、自分の組では女担当だ。
つまり、借金のカタに奪った女や、街金や裏金を使って陥れた女を組に連れ込んで犯し、彼のセックスの虜にするのである。
性に溺れさせ女を操り、取引に使ったり、風俗へ高く売り飛ばしたりして資金源とするわけだ。
覚醒剤でクスリ漬けにすることもあるが、牧田は正攻法で女を調教し、そのテクニックで押さえ込んできた。
その腕を買われたのである。
組長の顔を立てて、渋々やってきた牧田だったが、来てみて考えを改めた。
ボスの組織はかなり大がかりなもので、大げさでなく世界を股にかけているらしい。
欧米やロシア、中国などの犯罪組織ともつながりがあるようだ。
ボス自身、フランス人だと聞いている。
東京の中堅暴力団である牧田の組が飛躍するチャンスであろう。
牧田の組にも上部組織はあるが、近頃は上納金を納めさせるだけで、こっちにとっては大して利点があるわけでもなかった。
組長は、これを機に一気に成り上がることを望んでいるのだろう。
それを牧田の託したのだ。
しかし彼にとっては、そんな使命感よりは実際的な関心の方が強かった。
嬲る女どもの質が極めて高かったのである。
牧田が女を抱くのは、なによりそれが仕事だからであるが、彼にも美意識はある。
組がものにする女たちは、せいぜい十人並みがいいところで、不細工なものも当然いる。
もちろん美形な女もいないわけではないが、数は少なかった。
それが、ここときたら軒並み美女揃いなのである。
数知れぬ女を犯してきた牧田にして、生涯最高という女をもう何人も仕込んできた。
今担当している毛利蘭という少女も、佐藤美和子という女刑事も、顔も身体も絶品といっていい逸材で、感受性も素晴らしく、牧田も腕の振るい甲斐があるというものだ。
牧田がノックすると、「入ってくれ」という声が返ってきた。
「失礼します」
行儀良く牧田が会釈しても、部屋の主は脚を組んで新聞に目を落としたままだった。
「『高校二年生の少女、誘拐か?』か……。これは毛利蘭のことだろうな。やれやれ、だいぶマスコミにも騒がれるようになってきたな」
ミシェルはぶつぶつとつぶやいている。
青い目の外国人が正確なイントネーションで日本語を喋るというだけでも違和感があるのに、この白人ときたら新聞までスラスラ読んでいる。
漢字まで理解するのかと思うと、牧田はゾッとした。
何もかも見通されているような気すらする。
ボスはようやく新聞を閉じ、牧田を見た。
「意外と簡単に足が着いたもんだな、マキタ」
「申し訳ありません……」
「証拠になるようなものは残さなかったろうな? 誘拐に使った男はどうしてる?」
「ご心配には及びません。始末してあります。もともと組とも無関係の男をアルバイトで雇っただけですから」
蘭たちに声をかけ、園子に名刺を拾われた若菜のことだ。
蘭を攫ったあと、クルマごと東京湾に沈めておいたから、おいそれとは発見されないはずである。
「その毛利蘭ですが……」
この際だからと思い、牧田は聞いた。
「どうやって選んだので?」
行き当たりバッタリにしては、いい女だらけなのは腑に落ちない。
といって、芸能人の類でもない。
どうしてああも素人の上玉ばかり仕留めてくるのか不思議だったのだ。
ミシェルはジロリと牧田を見て言った。
「不思議かね? 彼女の場合は雑誌だ」
パレットの獲物選抜は、基本的に実地検証なのだ。
ターゲットにした国へは、組織が本格的に乗り出すまでの間、地元の犯罪組織などを使って徹底的に情報を集める。
その方法は、口コミが中心なのだ。
美人と誉れ高い女がいる噂を聞いたら、早速人間を送って確認する。
あるいは雑誌やテレビなどで、気になる女がいたらそれも調べる。
但し、女優や歌手など、いわゆる有名人は対象外にしている。
著名人を何人も攫ったりしたら、たちまちニュースとして大きくなり、仕事がやりにくくなるからだ。
また、テレビ映りは良いものの、化粧を剥がし、服を脱がせてみると失望した、という見かけ倒しも多かった。
だから、雑誌で情報を得る場合も、大衆週刊誌などで取り上げられるような「美人」は避けている。
そうではなく、一見、美女とは無関係そうな雑誌から拾い出すことが多いのである。
蘭の場合、空手の組み手で都大会優勝しているから、それを取材した空手専門誌には何度も写真付きで掲載されている。
そこに目をつけられたのだ。
このように、アマチュアスポーツ関係の雑誌から得る情報は重宝しているらしい。
稀に名指しで注文してくる客があるが、基本的には断っている。
そういう場合、どうしても女優などが多くなるからだ。
断り切れないお得意さまには、仕方なく受けることもあるが、例外中の例外である。
単細胞の牧田などは、ずいぶんと迂遠なことだと思っているが、この手の犯罪は露見しやすい。
慎重に布くに越したことはないのだ。
波長が合わないなと思った牧田は、さっさと用件を済ませようとする。
「で? お話しはなんです?」
「うむ。実は今おまえに面倒見てもらってる女だが、ひとりに絞る」
「はあ?」
「この状況なのでな、ひとまず日本から撤退することになったのだ」
ミシェルは新聞を叩きながら言った。
「で、急ぐのだ。受けた仕事を半端にするわけにはいかんし、放り出すことも出来ん。だから早めに仕上げてもらいたい」
「ほう」
「で、おまえは毛利蘭の方に集中して欲しい」
「じゃ、あの女デカは?」
「代わりをあてがう」
牧田は不満で鼻を鳴らした。
確かに蘭の瑞々しい肉体もいいが、熟した美和子の身体も捨てがたい。
「……急ぐから、蘭はクスリ漬けにするんで?」
「そんなことはしない」
「しかし……」
そうは言っても、ミシェル自身の指示で、牧田は蘭に覚醒剤を注射してから犯している。
最初だけでなく、二回目以降もヤクを射った。
それも一回に3本くらい注射している。
このまま続ければ中毒者への道へ一直線だし、もう既にそうなっているかも知れないのだ。
「心配いらない。毎回渡しているアンプルの中には中和剤が入っている」
「中和剤?」
覚醒剤を注射しても、その中和剤をすぐに射てば効果を打ち消してしまうらしい。
その薬はパレットが独自に開発したものらしかった。
「それじゃあ……」
「そうだ」
ミシェルがうなずく。
「だから毛利蘭は覚醒剤中毒などにはなっていないはずだ」
「じゃあなぜ注射してるんです? まるで無駄だ」
「だから」
フランス人のボスは、鈍い部下に焦れたように説明した。
「ヘロインには、確かに五感を鋭敏化する効果がある。脳内麻薬を抽出しやすくなるということもわかっている。それはセックスに対して好結果を生むだろう。しかし使いすぎては弊害が出る。中毒になどなったら、とても売り物にはならん。稀にそういう女を好む変態もいるがね」
ミシェルは引き出しから葉巻を出し、セロファンを剥がした。
「だからヘロインは最低限に使って最大の効果を得たいのだ。最初のうちは本物のヘロインを使うから、処女とはいえ蘭も感じたはずだ。そして、あの注射をされてセックスされると得も言われぬ快楽を感じることを身体に覚え込ませるのだ。そうすればもうヘロインなど要らぬ」
「ということは……」
「今はもうヘロインなどまったく使っていない。おまえがヘロインだと思って注射しているもの、蘭がヘロインだと思って注射されているものは、ただの水だ」
「みず?」
「ああ、そうだ。蘭は『儀式としての注射』のあとにセックスされているのだ。もう注射されるということがセックスへの、快感へのスイッチになっているということだ。条件反射だよ、マキタ。『パブロフの犬』ってわけだ」
ミシェルは葉巻の先にライターの火を這わせ、火種を作りながら言った。
牧田は呆れた。
この男、相当の食わせ物である。
「それはそれとして……。今はふたりとも中で射精してますが、それでいいんで?」
妊娠を心配しているのだ。
孕み女など売れはしまい。
牧田がそう言うと、ミシェルが薄く笑った。
「かまわん。そういう依頼なんでな」
依頼人は中国人で、上海の大手製鉄会社のオーナーらしい。
国営工場を買い上げて、このところの経済成長で倍々ゲームで売り上げを伸ばした新興財閥の祖だという。
この男の注文が「日本の十代の女学生。清楚で美しく、髪は染めずに黒く、ロングが望ましい。それをしっかり調教して、孕ませた状態で差し出せ」というものなのだ。
「とんだ変態野郎ですな」
牧田が率直な感想を述べると、さすがにミシェルも苦笑する。
「まったくだな。しかしまあ、気持ちはわからんでもない。やはり日本というのはアジアの中ではある意味で特別なのだ。過去、日本人に蔑まれ、屈辱的な扱いをされた中国人や韓国人の依頼は「日本人の女を」というのが多い。劣等感の裏返しなのだろうな。もっとも、孕ませろというのは珍しいがね」
「あっちの、女刑事の方はどうなんで?」
「あれはイレギュラーだ」
ミシェルはやや顔を歪めて言った。
ため息をつくように紫煙を吐き出し「おまえも知っているだろう」と付け加えた。
「とはいえ、ストックとしては無駄にはならないタイプだ。美人で気も強くプライドもある。おまけにスタイルは抜群で感度も良好、申し分ない。こういう美女を貶め、精神崩壊しない程度に嬲った女というのは良い値がつくのだ。実際、依頼をチェックし直したら、ちょうどいいのがあった。だからあの佐藤美和子という女はすぐに使える」
依頼者は中東某国の王族の若様で、綺麗な日本女性が欲しいとのことらしい。
従順になり過ぎない程度に調教してもらい、アナルも使えるようにして欲しいという注文だった。
カネに糸目はつけないらしいので、パレットとしても最優先で受ける方向だったのである。
「こっちも日本人を希望ですか」
「ああ。日本人女性というのは人気があるのだ。アングロサクソンほど色白ではないが、白人と見まごうほどの白い肌を持った女も多い。何よりその素肌が魅力的なのだ。アメリカ女やフランス女など、若いうちはいいが、25歳を過ぎればたちまち肌ががさがさになっちまう。その点、日本の女は40歳近くでも綺麗な肌の者が珍しくない。加えて日本人は若く見える。申し分ないのだ」
「そんなもんですかね」
牧田は、美和子にも中出ししているがそれでいいのか確認した。
こっちの依頼は、さすがに妊娠しててはまずいらしいが、ミシェルは「気にするな」と言っただけだった。
もうおまえは美和子とは関わらないのだから知らなくてよいと言われてしまった。
こうなると牧田にも追求する理由がなくなってしまう。
浣腸してやった後も、我慢できずに続けて二度ほど犯してやったのだ。
もちろん二度とも、いや最初の含めれば三度とも膣に射精している。
牧田は、自分の精液が濃いことは自覚しているから、あれで妊娠させたかも知れないと思っている。
が、「あとは気にするな」というのだからいいのだろう。
「もう美和子は気にするな。おまえは蘭を徹底的に犯してセックスに慣れさせ、さっさと妊娠させることだ」
ミシェルはそう言うと、顎をしゃくって牧田に出ていくよう合図した。
* - * - * - * - * - * - *
佐藤美和子警部補は、相変わらずあの部屋に監禁されていた。
昨夜、三度に渡って気も狂うような凌辱を受け、浣腸され、挙げ句に排泄シーンを見られた。
身体的にも精神的にも疲れ果ていたが、この日の午前中は食事を摂らされ、睡眠も取ったのでほとんど回復していた。
普通なら、犯されたショックで食事など喉を通らないだろう。
実際、蘭はそうである。
しかし美和子は絶望するわけにはいかない。
ムリにでも栄養を摂り、充分な睡眠も取って体力を温存しておく必要があるのだ。
隙を見て反撃を加え、ここから脱出して蘭を助ける。
警察官としても蘭の知人としても、それを果たすのが自分の努めだと美和子は信じていた。
しかし彼女は一抹の不安を感じている。
あの男に犯され、肉体を弄ばされて感じてしまった。
それも、初めて味わうような悦楽を得て、彼のセックスに溺れてしまいそうになった。
美和子の見るところ、どうも暴力団の女仕込みをやっている男らしい。
あのテクニックで女を狂わせ、虜にして使いこなす役どころだ。
いわばプロ相手だったのだから、自分が感じても仕方がないと思いたかった。
だが、これから何度も何度も犯されたら、自分も狂わされてしまうのではないかという怖れに心が怯えている。
そんな時、ノックもされずにいきなりドアが開いた。
「よく眠れたかい、デカさんよ。思ったより元気そうじゃねえか」
「こんな格好で元気なわけないでしょ」
憎まれ口をきけるようならもう大丈夫なのだろう。
さすがに、処女だった蘭に比べ立ち直りも早い。
もっとも、美和子の言も当然で、彼女は椅子に縛り付けられているのだ。
そんな状態で、元気も何もないだろう。
座らされて、椅子の背で後ろ手に縛られ、椅子の脚に膝と足首を同じく縛られている。
もちろん、その白い裸身には何も着けられていなかった。
「!」
牧田の後ろからこの部屋に入ってきたもう一人の男を見て、美和子はギョッとした。
「だ、誰よ、そいつ……」
牧田より頭ひとつ背が高いその男は日本人ではなかった。
といって、捕まった時にいたボスらしい白人でもない。
なめし革のような光沢のある黒い肌。
黒人の巨漢だった。
背が高いだけでなく、牧田より一回りはたくましい、筋骨隆々といった偉丈夫である。
剃っているのか、頭には一本の髪もなく、つるつるだ。
クセなのか、その頭をぴたぴたと手で叩いている。
「そう怖がるなよ」
牧田は美和子の顔を覗き込むようにして言う。
「ちょっといろいろあってな、今日からこいつがおまえさんのお相手になるのさ」
「……なんですって?」
美和子は驚愕する。
まさか、こいつが……。
「じゃ……じゃ、あんたは」
「ほう、そんなに俺が恋しいかい?」
「ふざけないで! まさか、その間にあんた蘭ちゃんを……」
「あんまり細かいことは気にすんなよ。それにな、他人のことより自分の身の心配をした方がいいと思うぜ。こいつは俺みたいに優しかないからな。そうだよな、兄弟?」
黒人は牧田の言葉がわかるのか、ニヤニヤして答える。
「おいおい、そりゃないゼ、マキタ。こう見えても、オレは女にだけは優しいんだゼ」
少々イントネーションがおかしいが、聞くのも話すのも日本語でいけるらしい。
「まあ、そういうことでな。どっちの言葉が正しいか、それはおまえさんの身体で判断してくれや。それじゃあとは頼むぜ、トッド」
「OK」
牧田は黒人の肩を叩くと、名残惜しそうに美和子を見やり、諦めたように首を振って部屋を出た。
残された黒人と美和子が対峙する。
なるほど、聞いた通り妙齢のむちむちしたいい女だ。
胸も尻も日本人にしては大きな方だろう。
そのくせほっそりとした印象なのも良い。
トッドと呼ばれた黒人は、舌なめずりして美和子に向かって歩み出す。
「ち、近寄らないで!」
美和子は怯えを覆い隠すようにぴしゃりと言った。
弱みを見せたらつけ込まれるだけだ。
「そう毛嫌いしないでくれ。これでも女の扱いにゃ慣れてるゼ」
黒人はそう言いながら美和子の脚のロープを解いた。
女刑事の目に光が宿る。
「てぇい!」
右脚の足首と膝を解かれたとき、美和子は反撃に出た。
思い切り右脚を回し、遠心力をつけてトッドの膝に叩き込んだのだ。
「!」
黒人は予想外のスピードで美和子のしなやかな脚を受け止めた。
それも右腕一本でだ。
座ったまま、腰も使えずに打ち込んだのだからキックの威力は半減だろうが、それでも並みの男なら、まともに膝に食らって転倒していたはずだ。
だが、この黒人は「並みの男」ではないようである。
トッドは歯をむき出しにして笑った。
「なかなかイキがいいようだな、ベイビー」
「く……」
「それくらいじゃなけりゃ面白くない」
黒人は美和子の右脚を持ち上げたまま、開いたその股間を凝視していた。
その視線に気づき、美和子は慌てて引き戻そうとするが、がっちり掴まれていて動けない。
「くっ……ど、どこを見ている! こ、この……」
「どこだ? 決まってるさ、おまえのファッキング・プッシーだよ」
「ふざけないで! み、見るなっ」
トッドは美和子の声を聞き流しながら、左脚の拘束も解いていく。
これで両脚がロープから解放されたが、右脚は黒人に掴まれている。
最後のチャンスだと思った美和子は、掴まれた足首を軸に大きく腰を回転させて、左の膝をトッドの鳩尾に向けて放った。
しかし、決死の反撃も虚しく、美和子の左膝は黒人の大きな掌に吸い込まれていた。
かなりの衝撃があったはずだが、トッドは何ともないとでもいう風に平然と受け止めた。
圧倒的なパワーの差に美和子は絶望する。
「きゃあ!」
女刑事の身体がふわりと宙に浮いた。
トッドが美和子の両脚を掴み、椅子ごと持ち上げたのだ。
マッチョの黒人は、持ち上げた椅子と美和子をそのまま無造作に放り投げた。
彼女は悲鳴を出す間もなく部屋の壁に叩きつけられた。
「ぐっっ……!」
背中に強烈な衝撃を食らって、美和子は一瞬呼吸が止まった。
閉じた瞼の裏に火花が飛んだ。
トッドの方は、彼なりに加減して投げつけたつもりだし、美和子がケガをしないように椅子から壁にぶち当てている。
それでも椅子が砕け散るほどの力だったので、美和子の受ける衝撃も半端じゃなかった。
「しゃれたマネするじゃないか、お姫さんよ。そうか、あんたお巡りだって話だったな。気が強いのも当然てことかい」
「う……う、うう……」
「まあいいさ。だがなデカさんよ、あんまりオレ様に逆らおうなんて思わない方がいいぜ。やることがどんどんエスカレートしちまうんでな。もっとも、多少は嫌がってくれた方がやりがいがあるってもんだが」
「……」
「おとなしくしてれば、おまえが今までに味わったこともないほどの天国へ連れてってやるさ」
美和子はぺらぺらとさえずる黒人を見ながら、何とかこの場から逃れる手段を考えている。
が、どうにもなりそうにない。
脚は解放されたし、椅子の背で縛られていた手も、椅子自体が破壊されてしまったから自由になっているのだが、壁に叩きつけられたショックで、身体も精神もガクガクしている。
トッドが近寄って来ても、ぴくりとも動けなかった。
「ほらよ」
「ああっ」
トッドが、ひょいと美和子を持ち上げた。
彼女の細い腕と、対照的にたくましい太腿を掴み、それこそ物のように扱ってベッドへ放り投げた。
スプリングの利いたベッドで美和子の裸体が何度か弾み、それを押さえつけるようにトッドが彼女の身体に手を掛けた。
「思ったより活きが良さそうだから縛らせてもらうぜ」
「いやっ」
美和子の拒絶など物ともせず、トッドはその太い指からは想像出来ないほどに器用に彼女の肉体を縛り上げていく。
両手後ろ手縛りで、胸の上下にもかっちりとロープを巻く。
これは美和子の動きを封じるという意味ではなく、単にトッドの趣味だ。
この黒人も、美しい象牙色の肌を持つ日本女性が好みだが、ヴォリューム不足には不満なのだ。
美和子は合格ラインを超えてはいるが、それでもさらに胸を括り出す意味で厳しく胸を緊縛した。
まだ美和子は動けない。
脱力した状態ではなく、固く力が入りすぎて思うように身体が動かせないようだ。
黒人も苦労して美和子の身体を操り、縛っている。
下半身の方は、両脚だけ縛ることにした。
両足首を縛り、天井のフックにそれぞれ引っ掛ける。
仰向けに転がし、脚がV字型に開くように固定した。
さらに腰の下に、ソファにあったクッションをふたつ押し込んで、尻が持ち上がるようにしている。
「こ、こんな格好、いやっ」
美和子は腰を揺すって暴れた。
大股開きで、股間をすべて正面に晒してしまっている。
確かに、女性にとってこれ以上恥ずかしい格好はそうないだろう。
いくら身体を動かしても、もぞつかせるのが関の山だと知ると、美和子も諦めたように動きを止めた。
自分をこんな目に遭わせた黒人はどこに行ったのか目で追うと、彼女の足下あたりでガチャガチャやっている。
見えるのはバケツと薬瓶、そして蛍光灯を反射して光るガラス製の大きな注射器だった。
そして漂う、グリセリンの特徴的な臭気。
「い、いやっ」
ハッとして美和子は怯える。
この黒人も、あの怖ろしい浣腸で責めるというのか。
「いやっ、ぜ、絶対いやよっ!」
「暴れるなって」
トッドは、ミシェルに言われた通り、最初に浣腸してから犯すつもりだ。
何より、トッド自身が浣腸で女を責めることが好きだからである。
ボスのミシェルに確認すると、必ず犯す前に浣腸すること、そして最低でも10分以上は我慢させるよう指示されているのだ。
一度くらいじゃ満足できないので聞いてみたら、ミシェルは蔑んだような目でトッドを見たが、結局は許可した。
最低一回以上浣腸して、10分以上我慢させれば、あとは別にしなくてもよい。
したいなら、壊れない限り何度しても構わないと言われた。
美和子の場合、買い手がアナル責めを希望しているため浣腸を施すということもあるが、そうでない女でもミシェルは必ず浣腸させていた。
理由はわからない。
わからないが、浣腸が愉しめることに変わりはないのでトッドにとっては理由などどうでもよかった。
この美和子と毛利蘭という小娘のうちどちらかを担当するよう言われたのだが、蘭の方は浣腸禁止とのことだったので、トッドは美和子を選んだのである。
「ウーーン」と唸って黒人は少し考えた。
いきなり浣腸してやろうと思ったが、こう暴れられてはやりづらい。
出来なくはないだろうが、肛門で嘴管でも折られたら、もうその女は使えなくなる。
それに臀部に力が入りすぎ、ムリに尻たぶを割っても尻の筋肉がつってしまいかねない。
尻の筋肉がつったら浣腸どころではあるまい。
仕方がないので、最初に美和子の肉体をとろかすことにする。
軽くで良い。
前戯の前戯といったところだ。
トッドは美和子の頭の方へ回り込み、そこから身体を傾けて愛撫を始めた。
「ああっ、や、やめろ、触るな! んあっ……」
目をつむって顔を背けていた美和子は、乳房に男の熱い手を感じて叫んだ。
見ると、柔らかな胸乳が、黒人の大きな手で揉みほぐされている。
おぞましいだけだった愛撫だが、揉まれ続けていると、ポッと官能の火が灯ったように感じた。
むず痒いような痺れが、胸からわき上がってきたのだ。
「んう……んううっ……くぅっ、よせっ……あうっ……ああ、あ……」
長年眠っていた美和子の性感は、昨日の牧田による激しい性交でムリヤリ呼び起こされてしまった。
いったん目覚めた肉の情欲は容易に収まるものではない。
女性的に熟し切った美和子の身体は、異常な状況にも影響され、あっさりと火が着いてしまう。
「ああ……あっ……は…あ……あ……っん……」
こみ上げてくる喘ぎ声を噛み殺して、美和子は必死に耐えている。
案外簡単に崩れだした女刑事の感受性に満足しながら、黒人はさらに美和子の胸を責めた。
時に柔らかく揉み上げ、時に激しく揉み込み、早くもしこってきた乳房の頂点の蕾をクリクリと揉み潰す。
それだけで、もう美和子は股間に恥ずかしい液が滲んできてしまう。
ロープで括り出された胸を掴み、ゆさゆさと揺らすように愛撫したり、根元から絞り上げるように揉む。
そして、ぷっくり膨れてきた乳輪に歯を立てると、美和子はたまらず喉を反らせて喘いでしまった。
「ああうっ……は、はあっ……あむ……や、やめ、ああっ……」
トッドが美和子の股間に目をやると、もうしっとりと露を帯びている。
濡れやすく感じやすいと牧田から聞いてはいたが、これならいたぶりがいがあるというものだ。
太くて黒い指をそこに伸ばし、すっと割れ目を撫でると、弾けるようにあわい目が開き出し、ヒクヒクと襞が反応してきた。
ちょっと触れただけなのに、トッドの指にはもう美和子の透明な汁がねっとりとこびりついている。
それを美和子に見せつけて黒人が言った。
「もうこんなだぜ、ビッチ。相当な好きもんだな」
「うるさいっ。も、もう、こんなことやめろっ」
「こんな状態でほっとかれたらおまえだってイヤだろう。おまえのプッシーだって……」
と言って、トッドは思い出した。
確かボスは、言葉で責める時はなるべく女の母国語でやれと言っていた。
確かにその方が、責められる方は羞恥心が湧くだろう。
巨漢はベッドを降り、女の足の方へ回った。
V字に吊られた太腿は、まさに肉柱だ。
すらっとした美しい脚線美が悩ましい。
真っ白でもないが、アイボリーホワイトの肌というのもなかなかいいものだ。
「く……」
美和子は、黒人にどこを見られているのか痛いほどわかり、顔を背けた。
さらけ出してしまっている美女の局部を覗いていた黒人は、両手で内腿をさすりだした。
そこは美和子の身体でも、とりわけ感じやすい場所のひとつである。
ぶるぶると脚を震わせて耐えていたが、トッドの手がとうとう媚肉に達すると、たまらず声が出た。
「ああ、やめてぇっ……ああっ!」
黒人は割れ目を指で拡げ、膣の中を露出させた。
幾層にも重なっている襞をめくると、小さな尿道口と、その下には男をくわえ込む孔がある。
見られて恥ずかしいのか、ひくり、ひくりと蠢いている。
が、そのたびに内部から愛液を滲み出させているのは、この美人警察官には被虐の気がある証拠だろう。
トッドは、媚肉に指を一本だけ入れ、中から淫靡な蜜を掻い出すように抉った。
「あっ、ああ! そんな……あう、あううっ」
ペニスではないが、牧田の指より二周りは太そうな指を入れられ、美和子はぐんっと背筋に力が入った。
このまま指ピストンをされたら、それだけで気をやってしまいそうだ。
「ひぅっ」
黒人が指で媚肉の上にある肉芽を弾くと、ビーンと電気を流されたような痺れが美和子を襲い、思わず仰け反った。
そこで一端責めを引くと、美女はホッとしたように力を抜いた。
もう白かった裸身はうっすらとピンクになっていて、薄く汗もかいているようだ。
もういけるかも知れないと思ったトッドは、ぐいと両手で美和子の尻を割った。
「あっ……な、なにを……」
尻たぶを開かれ、その谷底に鎮座しているアヌスに直接外気が当たるのを感じて、美和子は慌てて叫んだ。
黒人はギロギロした視線で美和子の肛門を凝視している。
黒人にそんなところを観察されていると思うと、美和子は激しい羞恥心を憶えた。
「ど、どこ見てるの! ……やっ、やめろ、見るなぁっ……そんなとこ、いやあ……」
恥ずかしがってきゅうっと締まるアヌスを、トッドは舌なめずりして見ている。
これはいい。
責めがいのある肛門をしている。
黒人は、ヒクヒクしている肛門に指を押し当て、そこを揉み込んだ。
「ああ、やめてぇっ……そ、そこ、いやだってば……ああ、い……触んないでっ」
円を描くようにしてゆるゆると揉んだ。
おぞましさにすくんだ美和子のアヌスはひくついているが、しっとりとした粘膜はトッドの指に吸い付いている。
美貌の女刑事は、嫌悪の悲鳴を上げて髪を振りたくった。
快感なんてものはなかった。
いびられ、揉み込まれると、頭にまで届くのは悪寒だけだった。
「そんなにここを触られるのはいやか、美和子」
「い、いやに決まってんでしょう! やめて、触らないで! 指、どけなさいってば!」
「マキタの話じゃ、けっこう感じやすいってことだったがな」
「言わないで! そ、そんなことないんだから……ああっ」
トッドは指を自分でしゃぶって唾液をつけ、それからまた美和子のアヌスを責めた。
肛門の皺をほぐすように揉んでみる。
尻の谷間に沿って指を這わせてもみた。
そして、中に入れんが如く指先でつっついてみた。
美和子は当惑した。
いずれも、ぬるぬるした生暖かいトッドの唾液にまみれた指でやられて、乾いていた時よりもずっとこそばゆく、そして妖しい感覚がこみ上げてくる。
(お、おかしいわ、こんなの……お、お尻で……ああ、こんな気分になるなんて……)
性戯に長けたトッドが時間を掛けて責めるものだから、さすがに美和子も保たなくなってきている。
あれほど拒み、嫌がっていたアヌス責めにも感応し出した。
唾液だけでなく、美和子の肛門粘膜自体の湿り気が多くなっている。
トッドが指の腹を肛門におっつけると、その熱さで美和子はぶるっと痙攣した。
つんつんとアヌスの中心を突っつかれたり、こすこすと肛門襞を擦っていると、唇を噛んでいる美和子に美貌から、秘めやかな喘ぎ声すら洩れるようになっていた。
「うう……あっ……あ…う……む……あ、あむ……」
見れば、媚肉は花開き、濡れそぼって、いつでも男を受け入れる準備が出来ているようだ。
いやだいやだと言いながら、肛門で感じているのだ。
被虐感の強そうな女だから、こういう恥ずかしいところは余計に感じるのだろう。
黒人は人差し指を立てて、ゆっくりと美和子のアヌスに差し込んだ。
「あっ……い、入れないでっ……痛い、太いわよっ……」
肛門に異物感を感じた美和子が大声を出した。
トッドは構わず進める。
そのまま入れるのではなく、指を回転させている。
ねじ込むように入れるのだ。
黒人の太い指では、そのまま入れるのに苦労するから、こうしてねじって入れている。
多少は入りやすくなるし、何より、捻り入れられると、肛門の粘膜が指に巻き込まれてしまい、いっそう挿入感が強まるのである。
美和子はたまらなかった。
「やっ、やめてえっ……そ、そんなの…そんな太いの入んないわっ…ああ、痛いっ」
トッドは夢中になって責めていたが、身悶える美女を見て我に返った。
こんなお遊びはいつでも出来る。
まずは言いつけを守って浣腸だ。
「ああ……」
トッドの指の第一関節を飲み込んだだけだったが、肛門が張り裂けるかと思った美和子だった。
ようやく指を抜かれると、括約筋を絞っていた力を抜き、持ち上がっていた尻をクッションに落とした。
太い指を飲まされていた可憐なアヌスは、まだ口を開いている。
少しずつ閉じようとしているところを逃さず、溶液を吸い上げた浣腸器を取り上げ、その肛門に突き刺した。
剥き出しにされ、トッドの節くれ立った太い指で散々いびられた肛門はふっくらとほころんでおり、簡単に嘴管を飲み込んだ。
「あっ、それ、いや!」
冷たい硬質のガラス管が熱を持った排泄口に触れると、美和子は全身をびくりと痙攣させて叫ぶ。
慌てて尻たぶを窄め、肛門を引き締めようと思っても手遅れだった。
「ああ、いやあっ……それだけはいやっ」
気の強い美和子が泣き喚いて逃げようとしている。
それだけ美和子にとって浣腸責めはもっとも嫌がる行為だということだ。
細身の裸体の豊かに張った白い尻に、大きな浣腸器を突き刺している。
トッドの昂奮はイヤが上にも高まり、薄汚い欲情を湛えた目が熱っぽい視線で悶える美和子を見つめている。
そしてシリンダーをぐっと押し込んだ。
嫌がって拒絶の声を上げ続ける美和子の肛門に、とうとう薬液が注入された。
「ひぁぁっっ……あん、あんんっ……いや、いやあっ…」
実際は細い嘴管からちょろちょろと入っているだけなのだが、美和子にはズーンと大量に入れられているように感じられ、泣き叫んでしまう。
必死に唇を噛みしばって耐えようとするのだが、キリキリと強く刺激される腸管の苦しみに、たちまち悲鳴がまろび出る。
「うっ、うんっ……あ、こ、これヘンよ……」
「何がだ」
「だ、だって、ああっ……くぅっ、き、きつくって……ああっ……」
昨日、牧田にされたグリセリン浣腸も苦しかったが、じわじわと重苦しく迫ってくる感じだった。
ところが今日のは、まだ少ししか入れられていないのに、いきなり苦しいのだ。
「言わなかったか。こいつはグリセリンだけじゃない、ワインビネガーを入れてある」
「ワ、ワインビネガーって……」
「昨日と同じじゃ物足りないだろうと思ってな。それにビッチ……じゃない、おまえみたいな跳ねっ返りにはこれくらいきついのがいいのさ」
「そんな……あうっ」
グリセリンの排便効果よりもずっと早く、ビネガー(酢)の強烈な刺激が肛門粘膜と腸内の襞をかきむしる。
アヌスが火のように熱くなり、腸管が何かでかき回されてるようなものすごい感覚だった。
「あむむっ……だめ、やめてっ……これ、きついってば……あ、あううっ……うんっ」
美和子の肢体から痙攣が止まらなくなる。
ぶるぶると震え続け、じっとりかいた汗が辺りに飛び散るほどだ。
「そりゃあきついだろうさ、そのためのビネガーだ。ほれ、どんどん飲みな」
トッドは面白がってグイグイとシリンダーを押す。
300ccほど入れられて、美和子の身悶えが一層激しくなってきた。
「あ、い、いやっ……苦しい……お腹が苦しいっ……あ、もう入れないで……あっ…」
「まだまだ。500全部入れてやるからな」
400ccを越えたあたりになると、顔を真っ赤にして注入に耐えていた美和子の美貌から血の気が引いてくる。
痙攣も小刻みでなく、わなわなと大きく震えてきた。
怖れていたもの−便意−が訪れたのだ。
ビネガーによる腸への拷問に続き、便意を堪える苦痛が加わってきた。
「むむう……う、うむ……き、きつい……も、これ以上は……あっ、は、入ら……ああっ」
「もうこれで終いだよ。結局全部飲んだじゃないか」
「ああっ!」
最後までシリンダーを押しきると、美和子は喉を絞って甲高い悲鳴をあげた。
汗にまみれた裸身をぶるっ、ぶるっと痙攣させている。
目の前に闇がかかり、意識が飛んでしまいそうだ。
もう考えられるのは排便のことだけである。
すさまじいばかりの便意が美和子の脳髄を灼き尽くす。
「あ……あ、だめ……もう、ああ……おトイレに……」
「行かせると思うか?」
「いやあ、お願いぃ……行かせて……お、おトイレ……ほ、解いて……」
美和子は吊られた脚をうねくり、尻を振って訴えた。
黒人の巨漢は、その美和子の苦悩する美貌を眺めながらにやついているだけだ。
とことん我慢させる気なのだ。
「ううっ……あ、あ、我慢…できないっ……あ、早く……早くぅっ……あ、もう……」
「出そうなのかい?」
「ああ、で、出る……ああ、出したいの……お願いだから、ああっ……おトイレにぃ……」
「ダメだ」
「そんなぁ……あ、く、苦しい!」
トッドは時計をちらちら見ながら美和子の様子を確認している。
10分は我慢させたいが、美和子の身体にあまりにもムリがあればすぐにでもさせるつもりだった。
しかし、立派な尻と締まりの良さそうなアヌスを持っているだけあって10分間保った。
それを確認すると、トッドはおもむろに美和子に近づく。
顔を覗くと、冷や汗を流して地獄の便意に耐えているようだ。
「ああ……もう我慢できない……苦しくてもう……出、出てしまう……」
美和子は悶絶寸前だった。もうトイレだ何だと言っているヒマはない。
例え今ロープを解かれても、とても部屋の外にあるトイレまで行けないだろう。
もう何でもいいから排泄させて欲しかった。
それくらい追い詰められていた。
「したいならしろ」
黒人の声で甘い誘惑が聞こえた。
それでも美和子は最後の理性を振り絞って叫んだ。
「こ、ここではいやっ……ああ、お願い、お、おトイレまで連れてって……んんっ…」
便意の発作に耐えながら訴える美和子だが、もとよりトッドはそんな要望を聞く耳など持っていない。
端からここでさせるつもりなのだから。
「していいって言ってるだろ」
限界を超えた。
もうこれ以上我慢出来ない。
死ぬ思いで肛門を引き締めようとするが、その力も入らなくなってきている。
美和子はアヌスの震えを自覚した。
「ああ、あ……あ、あっちへ行ってっ……」
「ふふ、出るのか?」
「いやっ……く、どっか行ってってばっ……ああ、み、見ないでっ……」
「……」
「あ……見るなあっ……いやあ!」
美貌の女刑事の悲しい叫びとともに、彼女の堤防が決壊した。
* - * - * - * - * - * - *
部屋の大型換気扇は全開で回っている。
部屋の四隅からは勢いよく水が流され、美和子の身体から出たものを排水溝に送り込んでいた。
「……」
美和子は浣腸と排泄のショックで呆然としていた。
何も感情が湧かなかった。
彼女の常識を遙かに超えた悪逆ないたぶりで心神喪失状態なのだ。
しかし、そんなことで許すほどこの黒人は甘くないし淡泊ではない。
すぐに浣腸器を拾い、バケツに溶かした薬液を吸い上げた。
まだ薬液と汗で汚れている美和子の美肛に、またしても浣腸器を差し込んだ。
「あっ、ああっ」
美和子は一気に意識が戻った。
肛門に感じているのは、またしてもあのガラスの感覚だ。
「あ、どうしてっ……も、もう済んだのに…」
「誰が一回で済むと言った。今日は何度でもおまえのアヌスに浣腸してやるんだよ」
「そんな、いやよ!」
「まだそんなに元気か。じゃ平気だな」
「あああっ」
ズズッと腸内にパンチのある液体が流れ込んでくる。
襞に染み込み、かきむしられるようなこの感じはビネガーに違いない。
またあのきついのを入れられるのだ。
「うむっ……あ、あ……ううんっ……き、きつい……」
「我慢しろ、このアマ。そのうち、そのきついのがよくなってくるからな」
「な、なんでこんなことを……ああっ、な、何回もするの……」
トッドは、ぴゅっ、ぴゅっとリズムをつけながら薬液を美和子にぶち込んでいる。
「なんでだ? 決まってる、おまえみたいな美人の苦しむ顔を見てると昂奮するからさ」
「く……こ、この変態っ……うむっ、苦し……あ、あむむ……」
もう半分入ってしまった。
美和子のバランスのとれた肢体は、便意を我慢していた頃の冷や汗が引き、また腸の苦しさに耐える脂汗がねばっこく滲んできた。
「いずれ浣腸で感じる女にしてやるさ。終いにゃ浣腸器を見ただけで濡らすようなスベタになるんだよ、おまえはな。牝デカのくせしやがってスケベな女だぜ」
「だ、誰がそんな……わ、私が…ああっ…そ、そんなのに、なるわけないわっ……あ、あむ……この、キチガイっ……うんっ……」
トッドは、美和子の相手をしているうちに全部彼女の体内に注ぎ込んでしまった。
きつい注入が終わって、美和子が荒く息をついていると、今度は当然の苦痛が下腹に発生してきた。
じわっと来るのではなく、一気に高まってくる激しい便意。
美和子はまたこれに耐えねばならない。
「ううっ……くるし……苦しいっ……」
美和子は全身に力を入れて堪えているが、今度は5分も保たなかった。
美和子自身は情けないと思ったが、逆にトッドは感心している。
浣腸は一度目より二度目、三度目の方がきついのだ。
最初ので腸内の便は出し切ってしまっているのだから当然である。
なのに美和子は二回目で5分も耐えた。
それでも、もう限界である。
「んんっ……」
「出るならしていいぞ」
「い、いや……見ないで……」
「何を言ってる、さっき見られたろうが、イヤというほどな」
「いやあ……」
美和子は顔を振りたくって泣き喚いた。
涙と汗が飛び散る。
それでもお腹はグルグルいっている。
我慢のしようがなかった。
「あ、出る……み、見ちゃいや……あ、あああっ」
堪えきれない排泄欲が美和子の尻たぶを割って出た。
もう便はほとんどない。
入れられた薬液が噴き出すだけである。
それでも排泄を見られるという最高の屈辱と恥辱は変わらない。
何度見られても死んでしまいたくなる羞恥にまみれるのだ。
黒人は残酷に浣腸責めを繰り返した。
ミシェルの指示は『最低でも一回』だから、こんなに繰り返す必要はないのだが、これは単に彼の趣味である。
「もう……もう、やめて……これ以上は……耐えられない……」
美和子は息も絶え絶えにトッドに泣きついた。
その泣き顔のセクシーさに、トッドはまた痺れるような嗜虐を感じてしまう。
虐めて虐めて虐めぬいてやろうと思った。
黒人は、もうすっかり赤く腫れぼったくなっている美和子のアヌスに、またしても浣腸を加えた。
強くきつい刺激のある冷たい液体が美和子の肛門と腸を襲う。
何度されても慣れないその刺激に、美和子は全身が粟立った。
「くぅぅ……き、きついっ……お願いっ、これはもう……ああっ、やめてぇっ」
冷たい液体なのに、中に入れられると灼熱の汁に変化するかのようだ。
熱い刺激が美女の腸内を灼く。
吊られた脚を揺すり、汗まみれの上半身もぶるぶる震わせると、縛り上げられた乳房までゆさゆさと大きく揺れた。
「し、死ぬ……もう死ぬぅ……きつくてもう……うん、ううんっ……」
「まだだ。よくなるまでしてやるからな」
「そんな……もうムリだわ……んうっ、い、入れてはだめっ……は、入らないってばっ」
腸の襞を通して、全身が冒されるような異様な感覚。
回数を重ねるごとにきつさと苦しさが増大している。
トッドは休めることなく、一気にシリンダーを押し続け、あっというまに全部流し込んだ。
その強烈な注入に、美和子は気絶しそうな苦しさと恥ずかしさを味わわされる。
「んあっ!」
シリンダーを押し切ると、美和子は気がいったような高い悲鳴を上げて仰け反った。
これで都合5回めの浣腸が終わったことになる。
すぐに下腹部の膨満感と爆発しそうな便意が襲いかかってきた。
「あぅ……あ、もうダメっ」
「やけに早いな」
「ああ、だ、だって……」
もう出すものが何もないのだ。
なのに便意だけが苦しいほどに高まる。
美和子は、排便の発作が来るごとに、下腹部と括約筋に力を込めて我慢している。
すると、肛門を締めつけるたびに、媚肉からじわっと愛液が滲み出てきてしまっていた。
トッドが言った通り、浣腸で感じるようになりつつあるのか。
「おい、おまえオマンコ濡れてるぞ」
「ウ、ウソよっ」
「ウソじゃないさ、ほれ、びちょびちょだし、ヒダヒダももぞもぞしてるぜ」
「いっ、いやっ」
美女は羞恥で狂いそうになるが、その思いも激しい便意に押し流される。
「ああ、だめっ……も、もう出る……出るわっ」
「していいぞ。またじっくり見てやるからな」
「いや、だめ、見ないでっ……あ、出るぅ……」
「見せないってんなら栓をしてやる」
「あっ!」
トッドは指を美和子のアヌスに押しつけてしまった。
中に入れれば完璧にふたが出来るだろうが、もう限界の便意は保たないだろう。
入れようとしてぐいと肛門を押しこくれば出てしまうに違いない。
トッドの太い指先なら、上から押さえているだけで栓になる。
「ああっ、苦しい……お腹が苦しいっ……あ、お願い…」
「どうしたよ」
「だ、出させて……」
「そんなにしたいのか、ウンチが」
「……」
露骨に言われて、美和子は唇を噛んで横を向いた。
こんな屈辱は受け入れられないが、便意という生理的欲求に勝てるものではなかった。
「したいんだろ?」
「ああ……し、したい……」
美和子は便意に屈服した。
これは致し方ないことだろう。
「んん……あ、お腹が……は、早くさせて……もう、ああ、もう出したい……」
「よし、まあいいか」
そう言ってトッドが指を離すと、美和子の可憐なアヌスは一気に花開いた。
5度目だから、もう肛門から出るのは薬液だけだ。
匂いもなかった。
それでも、排泄を見られていることに違いはない。
美和子は恥ずかしさに泣き叫んだ。
「見ないでぇっ……ああ、お願い……」
最後の一滴が垂れ落ちるまで観察し終わると、トッドが立ち上がった。
濡れナプキンを取ると、美和子の汚れた肛門を丁寧に拭った。
消毒用アルコールのひんやりした感覚にびくりとなった美和子だったが、もはや声もなくされるがままだった。
「相当まいったようだな、え、デカさんよ」
「……」
「もうあんまり逆らうなよ。あまり言うこと聞かないようなら、また連続浣腸だからな」
「い、いや……」
「だったら素直に調教されるこったな」
「……」
逆らう気力もなかった。
もう、どうなってもかまわないという投げやりな気持ちにすらなっている。
それほど精神的なダメージが大きかったのだ。
とはいえ、この黒人が自分を満足させずに終えるはずもなかった。
トッドはダウンしている美女を見て鼻を鳴らした。
あまり暴れられても困るが、こうぐったりされててもつまらない。
嫌がる女を強引に犯してこそ、レイプの醍醐味が味わえるというものだ。
トッドは服を脱ぎ捨て、素っ裸になると美和子の前に回り込んだ。
そして彼女の髪を掴むとグイと持ち上げ、顔を上げさせた。
「ひっっ……」
ぼんやりしていた美和子が正気に戻った。
鼻面に突き出されていたのは、見るからに恐ろしい真っ黒なペニスだった。
美和子の身体に力が戻り、ジタバタと暴れ出すと、今度はまた下半身側に回る。
そしてV字に吊られている美和子の股間に身体を入れた。
とうとう黒人に犯される……。
美和子はその恐怖と絶望感で悲鳴を出さずにいられない。
怖れとは別に、美和子の脳裏には別の感情もある。
美和子自身は認めないだろうが、やはり黒人に対する偏見や差別感がどうしてもあるのだ。
相手を下等だと思っているわけではないが、心のどこかに蔑んでいた感情があったのかも知れない。
同時に、そんな下賤の者に犯されるという、これ以上ない被虐の感情も渦巻いていた。
トッドは熱く灼けている肉棒を美和子の腿にピタピタとくっつける。
「ひ……いや、いやあっ……やめて、お願いやめて!」
その熱さと硬さに美和子は目眩がする。
しかも、その大きさときたら、まるで赤ん坊の腕くらいはありそうに見えた。
恐怖で歪んでいる美和子には大げさに見えたのかも知れないが、それでも、トッドのペニスは牧田の二回りは太かったし、長さは楽に20センチを超えているようだ。
牧田のものでも充分以上に大きかったというのに、それよりもずっと巨大なものを入れられたらどうなってしまうのか。
美和子は戦慄を抑えられない。
いつ入れられるかとおののいていた美和子をはぐらかすように、黒人はにゅっと乳房に手を伸ばした。
グローブを思わせる巨大な手は、美和子の豊満な乳房でさえも覆い尽くしている。
ゆっくりとたぷたぷ音を立てて揉み込んだ。
黒い指の隙間から、美和子の揉まれている白い乳房が見えた。
黒と白のコントラストが何とも淫靡に見える。
「んんっ……いや……いやあ……」
汗で湿り、やけに熱っぽい手のひらだった。
その手でトッドは、徐々に徐々に力を入れて揉み始める。
じっくりと時間をかけた。
まるで胸への愛撫だけでいかせようとしているかのように。
やわやわと揉んでいた当初と違い、今ではぎゅうぎゅうと絞るように強く揉み込んでいる。
縄目から解放された乳房は、かれこれ20分近く揉み抜かれ、白かった胸丘がピンクに色づいていた。
乳首もピクンと屹立し、触れると痛いほどに硬くなっている。
そこも指で弾かれ、つまみ上げられた。
「ああ……ああっ……あ、む、胸ばっかり……ああ、もう……んくぅ……」
日本女性の肌理の細かい素肌を愉しむように、美和子の柔らかい肉球を揉み尽くす。
感じやすい胸を責められているうちに、美和子の媚肉はまたしても濡れ出してしまう。
じくじくと卑猥な汁を垂らし、シーツを汚していた。
トッドはそれに気づいていたが、わざとそこは責めずに、胸を中心に愛撫を重ねた。
脇腹や腰骨、臍のあたりなどにも微妙な指圧を加え、媚肉周辺も撫でさする。
「あうう……あう、あううっ……あ……あああ……んっ……はっ……ふあっ……」
トッドの繰り出す絶妙な愛撫に、美和子は全身を翻弄された。
肌からは汗が滲み、秘所からは愛液のダダ漏れが止まらない。
口から洩れる甘い呻き声や喘ぎも堪えきれなくなっていた。
包皮からぴょこんと顔を出したクリトリスを指で押しつぶすと、それこそ美和子は背を反らせて喘ぎに喘いだ。
黒人の愛撫がいったん止まると、身体を突っ張らせて堪えていた力をようやく抜くことが出来、美和子は荒い呼吸を繰り返していた。
「…っ……はーーーっ、はーーーっ、はーーーっ、はーーーっ……」
その吐息すら、トッドには甘く香しいものに感じられた。
股を開かされ、無惨にさらけ出されている媚肉は、あわい目を露わにしている。
存分に感じさせられたせいか襞が開き気味で、膣口まで見えていた。
襞はひくひくと男を誘うかのように蠢き、中は蜜がたまり、溢れてきている。
美和子の精神はともかく、その成熟した肉体は男の性器を、そして精を欲しがっていた。
欲情あふれる顔を隠そうともせず、黒人はツバを飲み込んで美和子の性器に手を伸ばした。
開きかけていた媚肉の合わせ目を指でさらに開くと、黒い凶器を押しつけた。
「ほぅれ、ビッチお待ちかねのビッグコックだぜ。おまえの濡れ濡れのカントに食らわせてやる」
「やあああっ」
美和子は絶叫した。
「やめて、やめてぇっ……た、助けて、やめて、入れないでぇっっ……」
あんなものを入れられたら絶対に壊れてしまう。
なのに、ペニスの先端を押しつけられた美和子の媚肉は、待ちかねたようにざわざわと襞を動かし、愛液が後から後から零れてくる。
もう遠慮することはない。
トッドはぐっと腰を落とした。
「ひぃやああっ……ひっ、ひぁぁっ……」
美和子は背筋を弓なりにして肢体を強張らせた。
トッドが早く中へ入ろうと、ぐりぐりと押し込んでくる。
いくら濡れそぼって準備万端とはいえ、経験したこともない巨大なものが入ろうとしているのだ。
美和子のそこは裂けそうなくらいに拡がっていた。
「だめっっ……は、入んないからやめてぇっ……さ、裂ける、壊れちゃうっ」
処女を失う時だって、こんなに強烈ではなかったような気がする。
黒い肉棒が薄紅の襞層を押しのけて入ろうとする。
美和子は股間に手をかけられ、引き裂かれるような錯覚を覚えた。
「ん、んぐううっ……か、かはあっ……うあっ、うむむっ」
何とか亀頭部が埋め込まれると、それだけで美和子はがっくりと失神してしまった。
ムリもないだろう。
直径にして7センチくらいはある最も太いところを飲み込んだのである。
トッドの方はホッとしていた。
ここが入り込んでしまえば、あとは楽だ。
そのままじわっと中に押し込んだ。
「あっ、ああっ……」
太いものがさらに奥へ進むのを感じて、美和子は意識が戻った。
割れ目はもう限界なほどに開かされ、中へ中へと押し込まれていく。
媚肉を巻き込み、めくりこんで長大な男根が美和子の胎内に収まっていくのだ。
「むうっ……んむむっ……もっ、入らないぃ……きついっ……」
美和子は奥歯を噛みしめて頭を激しく振った。
後ろ手にまとめられた両手は、血が出るほどに握りしめられていた。
膣がというより、全身が軋む。
美和子は苦悶の表情を浮かべ、必死に上へ逃れようとする。
トッドは美和子の肩を押さえ、それを許さない。
そしてまた腰を進めた。
「う、うあ……はっ、はああっ……」
苦痛で美和子の肢体が痙攣する。
膣道をいっぱいに押し広げられ、襞を削り取られるようにして奥まで犯されていく。
トッドも美和子を毀さないように気を使ってはいる。
いきなりトッドが犯せば精神崩壊する可能性もある。
そうならないにしても、一気に突っ込んだら膣そのものが裂けて壊れてしまうだろう。
巨根を半分ちょっとほど押し込んだ時、コツンと奥に当たった。
「ひぁぁぁっ!」
トッドの肉棒の先っちょが、美和子の子宮にまで届いたのだ。
もうこれ以上は入るまい。
なのに黒人はさらに押し込んできた。子宮が持ち上げられ、胃の腑にまで届きそうだ。
「あっ、もっ、そ、それ以上は入らないわっ……ああっ……やめ、やめてぇっ」
全部収まりきらないのは不満だったが、これはいつものことだ。
トッドはとうとう美和子の媚肉を犯したことに満足した。
「なんだかんだ言って、立派にオレのチンポを飲み込んだじゃないか、おまえのオマンコは」
「言わないで……」
「へへ、飲み込むのに苦労したろうが、今度はいい気持ちにしてやるからな」
「いっ、いい、いらないっ……ああっ……」
トッドが腰を揺すりだした。
めいっぱいの抜き差しはしていない。
太すぎる黒人のペニスに美和子の膣がまだ慣れていないのだ。
浅く引き、浅く突く。
これを根気よく繰り返した。
「んあうっ…あっ……っ……んんっ……あっ……っ……っっ!」
何しろ太くて長いものをいっぱいいっぱいに詰め込まれているのだ。
ほんの少ししか動かしていないにも関わらず、美和子は凄まじいばかりの苦悶に苦しんだ。
背中まで突き通されそうなほどに突き込まれ、気が狂いそうになる。
「ああ……ああっ……だめ……だめ、深いっ……そ、そんなことまで……あっ……ふ、深すぎるぅぅ……あう、深くて恐い……ああ、お腹が苦しいわ……」
「平気だ、美和子。もうそろそろおまえのオマンコも馴染んできたぜ」
「いや……深いぃ……あうう……」
少しずつ、少しずつ、呻きと悲鳴の中に喘ぎが混じり込んできた。
苦しいほどの大きさのもので犯され、苦悩し苦悶する中で、別の感情がちらついてくる。
それが官能の疼きだと気づいた時、美和子はもうトッドの手管に下っていた。
「うん……くるし……あ、ああう……あっ……はぁぁ……」
トッドの動きが少しずつ大きく大胆になってくる。
ほんの2センチほどのピストンを30分近く行なって美和子の膣を慣らしていき、今ではピストンの振幅が5センチほどにもなっていた。
もう美和子が黒人に貫かれて40分以上経つ。
熟れ切った美和子の性は、太すぎる黒人の肉棒ですら貪欲に受け入れ始めていた。
擦られるだけだった襞は、その大きさと硬さに反応し、擦ってくる肉棒にまとわりつきだした。
ぴちぴちに拡げられているのに、トッドの肉棒の動きがスムーズになってくる。
美和子の膣から生産される淫らな潤滑液がたっぷりと分泌され、ペニスの律動をサポートしているのだ。
トッドが抜き差しすると、ずちゅっ、ずちゅっと、濡れた卑猥な音が響いた。
黒人の肉棒には、透明な愛液だけでなく、ところどころに白く濁ってとろみのある蜜もこびりついてきた。
美和子の膣は本気汁を染み出してきていたのである。
「あう、苦しい……あ、ああ、いっ……深いの……ああ、深いわ……あう……あ、あ……」
美和子の態度が一変した。
苦痛で青ざめてすらいた顔に赤みが戻ってきた。
吐息が熱く、太くなってきている。
喘ぎ声の割合が増え、呻き声すら艶っぽい甘さに彩られていた。
「はう……はううっ……い……あ、いっ……ううんっ……」
黒人は、さらに美和子から蜜を絞り出そうとして、ピストンするごとに悩ましく揺れる乳房を再び揉んだ。
手形がつくほどに揉み絞られ、乳首は嵐の海に流される小舟のように動き回る。
両胸を掴まれ、ぶるぶると揺すられると、頭の芯まで一緒に揺らされるような快楽を感じてしまう。
強く揉まれ、乳首をつままれると、キューンと痺れるように電流が突き抜けてくる。
いずれの快感も、膣へ、そして子宮へ直結するが如く感じて、媚肉が悶え、濡れてきてしまうのだった。
さらに滑りがよくなった美和子の膣を、トッドはさらに深く、そして大きくグラインドし始めた。
きついことはきついが、もうすっかり膣がトッドの逸物に慣らされたようだ。
「あ、あふうっ……くああっ……あ、ああんっ……」
「なんだなんだ、そんなに感じやがって。ニグロに犯されるのがそんなにいいのか?」
「そんなことは……あっ……あああっ」
「気持ちいいんだろうが」
美和子は弱々しく頭を振った。
激しい拒否といった風情ではなかった。
「よければそう言えよ」
「ああ……」
トッドの肉棒は美和子の子宮口まで届き、小突き回った。
大きく腰を使い、長いピストンを愉しんでいる。
美和子の方は泣き悶えていた。
苦しいのか気持ちいいのか、もうよくわからなくなっていた。
どうしようもなく腰が動いてしまう。
美和子は、もうはっきりと官能を感じ取っていた。
黒人のペニスで抉られ、気の遠くなるような愉悦を味わっている。
もう抑えが利かなかった。
頭の中はトッドのペニスのことしか思い浮かばず、肉体は激しい快美感に悶え、のたうっていた。
「はっ……はああっ……あう、あっ……」
美和子の声が1オクターブ上がった。
性の喜悦に巻き込まれ、最後まで到達しようとしているのだ。
突き込まれる媚肉の襞は火が着いたように燃え盛り、膣も黒人のペニスの熱さで灼け付きそうだ。
揉まれ続ける胸も熱い。
どこもかしこも熱を持っていた。
トッドももぞもぞしてきた。
もともと狭い美和子の膣で窮屈な思いをしていたトッドの肉棒は、美和子が肉欲に負け、感じてるたびに締めつけてくる襞に悲鳴を上げそうだった。
なんて締まりのいいオマンコだ……と思い、美和子の美貌を覗き込むと、苦悶と快感に歪み、喘ぐその表情に、ぐぐっと情感が一気に高まってしまった。
だが、女がいく前に自分が出すなど、トッドのプライドが許さない。
歯を食いしばってピストンを強め、美和子を追い込んだ。
「あっ、あああっ……だめ、ああっ……あっ、もっ…ああっ……」
「い、いくのか?」
「いやあっ……」
「中で出してやるぞ」
「だめっ」
美和子が目を剥いた。
「ああ、それだけはだめっ……に、妊娠しちゃうからだめっ……」
「知るかよ、孕むくらいに出してやる」
「な、中は許してっ……ああ、出さないで……中だけは……あううっ……ああっ、ううんっ!」
その瞬間、腹から太い声を絞り出し、全身を突っ張らせた。
一度だけでなく、何度も全身を火花が駆けめぐり、素晴らしい快感が立て続けに美和子を襲った。
そのたびに美和子は肢体を激しく痙攣させ、ぶるるっと大きく震えた。
美女の激しい絶頂シーンに、トッドもたまらず射精した。
どっびゅううっ。
びしゅっ。
びゅびゅっ。
びゅるんっ。
特濃の精液が驚くほど大量に美和子の胎内に撒き散らされた。
膣内すべてに熱い精を浴びて、美和子はまたぶるっと痙攣し、仰け反った。
激しいオルガスムスに痺れ、腰はまだぶるついている。
吊られた腿もぷるぷると痙攣し続けていた。
トッドは、その汗にぬらついた太腿に舌を這わせて言った。
「ヘイ、美和子。随分と派手にいっちまうもんなんだな」
「……」
「いった時のおまえの声と来たら、けだもの並みだったぜぇ」
「……」
恥ずかしい指摘をされ、美和子は顔を伏せて涙を流した。
口答えも出来ないほどに凌辱されてしまった。
しかもトッドに言われた通り、思い出すだに恐ろしいくらいの愉悦を与えられ、絶頂を極める女の秘密を堂々と晒してしまったのだ。
たっぷりと中出しもされてしまった。
黒人の子など孕んでしまったらどうなるのか。
強姦された女刑事は口ごもり、声を忍ばせて泣いた。
膂力たくましい黒人は、哀れな生け贄のロープを解きだした。
足首の拘束を解いたが、美和子は何の動きも見せなかった。
何しろ、射精を終えたとはいえ、まだトッドの肉棒は美和子の媚肉に入りっぱなしなのだ。
揉み抜かれ、薄く手形すらついている豊かなバストが上下していた。
まだ呼吸が整わないらしい。
揺れ動く胸の隆起や、半開きの唇を見ているだけで、またしてもトッドのペニスに芯が入ってくる。
むくむくと膨れ、硬くなってくる肉茎で膣が内側から拡げられる感覚に、美和子はわれに返る。
「…あ。あ、ああっ、またっ……」
(く、くうう……し、信じられない……出したばかりなのに、また、こんな硬く……)
トッドの精力は一度や二度出したくらいではとても終わらない。
5,6回が普通で、ひどい時は一晩中で10回射精したのけたことすらあるのだ。
トッドは美和子の官能的な太腿を抱え、ぐいぐいと腰を押し込んだ。
長大なペニスをずぶっ、ずぶっと抽送されると、抜かれる時はカリのエラで美和子の愛液をかき出し、差し込んだ時も中の蜜が行き場をなくして零れてくる。
それと一緒に、多量に注ぎ込まれたトッドの汚濁液までボタボタと垂れてきた。
再び、痺れるような悦楽が高まってくる。
たまらず美和子が叫んだ。
「ああ、どうしてっ……も、もう終わったのにぃ……ああっ…」
「何度言えばわかるんだ。浣腸もセックスも一度じゃ終わらないんだよ」
「そ、そんな……もう、からだ壊れちゃうわ……んむっ……」
30回ほど美和子の媚肉に律動すると、トッドはいったん動きを止めた。
足を解いても、もはや抵抗する気力もないらしいと知ると、美和子の脚を掴み、ぐるりと回転させた。
そして彼女をうつぶせの状態にしてしまった。
今度は後背位で犯そうというのだ。
「あああうっっ」
締まり良い膣に、みっちりと肉棒を詰め込まれたまま一回転させられると、まるで膣の襞を削られるような感覚を得て、美和子は甲高い声で泣いた。
苦痛か快美の声なのか、傍目では見極めが難しいところだ。
トッドは、突き出された豊満な尻をつかむと、ペニスをぐうっと奥まで差し込んだ。
さっきの正常位の時より深いところまで入れられ、美和子は目を剥いた。
「ひぁううっ……そ、そんなに深く……だめぇ……う、うむ……ふ、深すぎるわ……」
未知の領域を突っつかれ、美和子にまた苦痛の呻きが混じってくると、トッドはすかさず他の箇所への愛撫を絡めてくる。
美和子の白い背中に、黒い身体を覆い被せると、ゆさゆさと重たげに揺れている見事な乳房を大きな手で鷲掴みにする。
あまり力を入れず、やわやわと揉み始めた。
「ああ……あん……あ、あふ……」
胸を愛撫されると、そこからじわじわと官能の渦が巻き起こり、背から入り込んで子宮まで届き、膣に加えられる苦痛をほぐしていく。
胸を揉まれるだけでなく、異様な熱を持った厚ぼったい舌が綺麗な背中線を描く背筋を舐め出す。
性感の鋭い二カ所を優しく責められると、美和子はこそばゆさだけでなく、どうしようもない性の快楽を感じ取ってしまう。
その快感で媚肉がまたしても潤みだし、膣の軋むような苦痛が快楽に変化してきていることを、美和子は恐ろしいもののように感じていた。
なぜ黒人に踏みにじられるように犯されているのに、こうも肉体が感応してしまうのか。
一度激しい絶頂を極めた直後なだけに、その肉体は性的にもろくなってしまっていたのである。
美和子のバストを揉みしだくトッドの指に力が入ってくる。
柔らかく愛されていた胸に、突如としてきつい刺激が入ってきた。
その変化に美和子は戸惑ったが、身体はすぐに受け入れてしまう。
強く揉まれ、乳首を転がされ、捻られると、キューンという強い快感が脳髄にまで届く。
まるで牛の乳搾りでもするかのように、ぎゅうぎゅうと揉み絞られていたが、こんな愛撫ですら、刺すような快美を感じ取っていた。
「ああ……ああっ……はっ……はあっ……」
背中に浮いてきた汗を舐め取るように、トッドは念入りに舌を這わせた。
唾液を乾かせてザラザラした面で擦るように舐めたり、逆に唾液でドロドロにして軽く舐め上げたりと変化をつけてやると、美和子は顔を、背を、腰を揺すって反応した。
必死に喘ぎ声を噛み殺しているが、それも時間の問題だろう。
この間、トッドは美和子に挿入したままで動かしはしなかった。
太いものをくわえさせられているだけでも大変だったのに、今では動かないことが不満のように媚肉が蠢いていた。
じくじく溢れる美和子の淫蜜は、内腿を伝ってシーツを汚している。
透明な液からとろみのついた白濁に変わってきていた。
美和子は、官能の炎にとろ火状態で炙られているようなものだった。
背中で縛られていた美和子の両手が、何かを握りしめるように握られたり開いたりを周期的に繰り返している。
美和子がだいぶ高まって昂奮してきたと判断したトッドは、揉み込んでいた乳から手を放し、彼女の腰をがっしりと掴んだ。
そして本格的に突き込み始めた。
「感じてきたんだな、美和子」
「いや……あっ……ああ! …ああ、うんっ……う、うむぅ……あっ、あ……」
規則正しくピストンし、美和子の官能をどんどんと高める。
リズミカルに突かれると、それに応えるように膣の襞が黒い肉棒に絡んできた。
白い肢体をしならせ、うねらせる。
腰を突かれるごとに、ぶるんぶるんと豊かな胸肉が揺さぶられた。
「はっ……はんんっ……あ、あっ……」
「そんなにいいのかよ」
「く……くああっ…」
犯されることを拒否し続けた美和子が、打って変わったような淫らな反応を見せ始めると、トッドも昂奮して一気に追い込もうとする。
それまでのリズミカルな律動から、今度はムチャクチャに突き込んだ。
「んあああうっっ……は、激し……く、きついっ…」
「その激しいのが、いいんだろ? きつい責めが好きなんだろうが」
「んあっ……はあうっ……く、き、きつ……あっ、あううっ……あ、す、すごっ、い……」
トッドの肉棒が膣のあちこちに届いてくる。
正常位とは違った場所を突っつかれ、擦られて、美和子は性の歓喜で泣き喚いた。
正常位で犯された時は、その大きなペニスで背中まで突き破られそうだったが、バックで犯されている今は、膣に埋められた肉棒が口から飛び出してきそうだ。
それほどの深みにまで押し込まれていた。見ると、さっきは半分ちょっとしか入っていなかった肉棒が、2/3ほどまで美和子の中に収まっている。
「どうだ、深くていいだろう。バックの方が深いところまで入れられるからな」
「あう、あううっ……ふ、深すぎて……ああ、恐いっ……あ、あっは……」
「恐いったって、もう美和子のプッシー…じゃなくてオマンコはうまそうに飲み込んでるぜ」
「いやああああ……」
美和子が叫んだのを契機に、トッドは動きを止めた。
「あ……あ、な、なんで……」
美和子はとろんとした瞳で黒人を振り返った。
トッドは美和子に、自分から求めさせるつもりだった。
「なんだその物欲しそうな顔は」
「……」
美和子は悔しそうな顔を前に戻した。
唇を、血が出そうなくらいに噛みしめて、淫らな欲望に耐えようとする。
しかし身体はそうはいかない。
腰が勝手にもぞもぞと動き、トッドの責めを望んでいた。
身体の裏切りに美和子は絶望した。
このままでは肉欲に流されてしまう。
そう考える時間もなく、肉体の奥底からわき起こる欲望が、美和子の思考を麻痺させた。
黒人に犯されて感じるという恥辱よりも、この肉の疼きを鎮めたい欲求の方が強かった。
女刑事が根負けするまでに、そう時間はかからなかった。
「あ……」
美和子はゾッとするほど色気がこぼれる瞳でトッドを見つめた。
そのフェロモンに、女を辱めることに慣れきっていた黒人も生唾を飲み込む。
「……あ、おね、お願い……」
「ど、どうした」
トッドも昂奮で声が震えている。
とうとうこの美女が自分の軍門に下る時が来たのだ。
「は……ああ……もう…もう、我慢できないの……」
「……」
「おかしくなりそう……」
「どうして欲しいかはっきり言え」
「ああ……」
やはり恥ずかしいことを言わされるのだ。
美和子は屈辱を感じたが、すぐに打ち消されてしまった。
早く、早くカタをつけてもらわないと。
「も、もっと……ああ……」
「もっと、なんだ」
「ああ、もっと犯して! み、美和子を……思い切り犯して……欲しいっ」
「ようし」
「あああっ」
媚肉を割るように侵入している肉棒が、膣に勢いよく突き込まれると、堪えきれずに歓喜の声が洩れた。
「ああっ……ああ、いいっ……」
トッドは腰をつかみ直し、ズンズンと激しく突き動かして犯しはじめた。
太すぎるペニスが出入りする媚肉の襞がめくれ、淫靡な蜜がこんこんと湧き出る。
美和子の腿はその液でべとべとだ。
熱い火箸で全身をかき回されるような激烈な快さに、美和子の声に生々しさが加わってくる。
「んんあっ……す、すごい…いいっ……あ、深くていいっ……おっきい……」
トッドの凄惨なセックスで、美和子は脳がとろけてしまうような快感を味わっていた。
「どうだ、気持ちいいだろうが」
「ああ、いいっ……す、すご、く…気持ちいいっ……あ、あ、……か、硬いのが……」
「硬いのがどうした」
「お、奥まで届いて……ああ……」
「硬いだけか?」
美和子はぶるぶると首を振った。
「す、すごいおっきいの……熱くて……ああ、硬い……お、おかしくなるぅ……」
美和子は、与えられ続ける快楽に染まっていた。
少なくとも今は、彼女はもはや刑事ではなく、トッドの性奴隷になっている。
次々に襲い来る新たな快楽を貪るように満喫していた。
黒人のペニスが子宮にまで届き、入り口をこじ開けるように擦ってくると、美和子は一気に高まった。
「んあううっ……あ、そこ、だめっ……あ、いいっ……」
きゅうっ、きゅううっと彼女の媚肉が締まってきた。
豊かな尻がぶるぶると大きく痙攣している。
その尻をぴしゃぴしゃ叩きながらトッドが訊いた。
「お、もういきそうか」
美和子はまったく抗わず、素直に首を縦にガクガク振った。
「あ、いく……んむむっ、い、いきたい……あ、また、いきそうっっ」
あまりに淫らな美女の悶えっぷりを見ていると、トッドもいよいよ切羽詰まってくる。
そうでなくても、彼のペニスはぎゅうぎゅうと締めつけられているのだ。
トッドは昂奮して、美和子の髪をつかみ、こちらを向かせた。
肉欲に溺れた美女の濡れた黒い瞳を見て、たまらず黒人は唇に吸い付いた。
「んむむっ」
べちゃっと、唾液で濡れた熱くて厚い唇が押しつけられ、一瞬、美和子も正気に戻ったが、突き込まれる腰からくる大きな悦楽ですぐに染まった。
美和子は少し躊躇したが、唇を開けてトッドの舌を受け入れた。
黒人のキスは凄まじかった。
美和子の可憐な唇や舌が痺れるほど強烈に吸われた。
大きな舌が咥内を暴れ回り、美和子の甘い口を存分に味わっている。
トッドの舌で、上顎の下や頬の粘膜、舌の裏などの性感帯をまさぐられると、美和子もトッドの舌を吸い返すほどだった。
恋人以上に激しい口づけを交わしている黒い巨体と白い女体は、互いの舌がより深く入り込むように顔を傾けた。
トッドは満足するまで美和子の口を味わうと、ようやく唇を離した。
黒人のキスでぼうっとなっていた美和子は、唇に残るトッドの唾液を舌で舐めとった。
その妖艶さにトッドの昂奮も頂点に達した。
胸をこねくり回すように揉み込み、腰の突き込みを激しくした。
美和子はたまらず頂点目指して駆けだした。
「あっっ、あっ……だめ、いくぅ……はんんっ…あ、いく…」
「へへ、いきたいか美和子」
「い、いきたいっ……あ、最後までっ……い、いかせてぇっ…」
トッドのペニス亀頭部が、膣の中でぐぐっと一回り大きくなったのが美和子にもわかった。
(ああ……また大きくなった……で、出るんだわ……)
突き込まれ、貫かれた美和子の媚肉は黒人のものに馴染んできた。
滑りがよくなり、挿入が速くなってきている。
「はっ、あああっ……奥が……」
「奥?」
「お、奥が感じるっ……奥が気持ちいいっ……痺れちゃう…ああっ……」
美和子は完全に劣情に支配された。
もう胎内で射精されて妊娠する恐怖よりも、奥の奥に熱い汁をたっぷり出されて感極まる方を望んでいた。
「あっ、もっ、ほ、ほんとにいく……ほんとにいっちゃうぅぅっ」
「よし、出すぞ!」
「は、早く……早く出して! ああ、奥までぇっ」
トッドは、こじ開けた子宮口にぴったりと先端をくっつけ、熱い精液をどっと噴き出した。
「ああっ、いくぅぅっ!!」
出された瞬間、美和子は今までで最も高いところまで昇り詰めた。
トッドの射精は長い。
しばらく続いた射精の発作の間、美和子はじっとして膣を締めつけていた。
一滴たりとも逃したくないといった風情だった。
二度目とは思えぬほどの大量の精液が子宮に流れ込んでくるのを、美和子は身体の奥ととろけきった頭で感じていた。