冬哉くんを落とせ 2



「なんで1人なの?」
「えっ、その‥だから。すっ好きだからだよ」
「へえ〜、草花好きな人に悪い人は居ないって言うけど、見た目によらずもいい奴なんだね」
 冬哉は男の中では可愛いと言っていいだろう顔でにっこりと微笑んだ。ちょっと心が痛む。でもこのチャンスを逃したら俺は欲求不満で犯罪に走ってしまうだろう。いや、今考えてることも冬哉の態度1つで犯罪になってしまうだろうが。

「見た目にって酷いなぁ」
「だってちょっと恐そうじゃない?」
 都築の方がよっぽど恐いじゃねぇかよ、と心の中で叫んでみる。それにしてもそんな風に思ってるのになんで付いてくるんだろう。大人しそうな顔してるのに実は結構度胸があるのか。それとも単にお間抜けなだけなんだろうか。

「何を蒔くの?」
「一応これだけ持ってきた。朝顔、ひまわり、パンジー、マリーゴールド、ポピー、コスモス」
 俺は手にしてた種の袋を読み上げる。園芸クラブはあまりの人数の少なさに裏まで手が回ってないのだ。いつかこちらにも蒔こうと言ったっきり、目立つ表の手入れのみ。先生もこちらのことは諦めていた。
 部活動でもしてれば別なのだろうが、週一の正課だけではとても追いついていなかった。

「でもそういうのって4月に蒔くんじゃないの?」
「そうなんだけどよ。手が足りなかったんだ。冬哉も来年は園芸に入れよ」
「うん、なんか楽しそうだね。狼帝がいいって言ったら入ろうかな」
 袋に印刷してある花の写真を眺めて言う。

「お前な、高校2年にもなって1人じゃ決められねぇのかよ」
「えっ、だっだって‥。狼帝、勝手に決めると怒るんだもん」
「怒るのか? そりゃ恐そうだな」
「あっ、勘違いしないでね。怒るって言い方が悪かったな。どっちかって言えば拗ねるって方が近いかな。俺と一緒は嫌なのか、って言われちゃうから。可愛いんだよ、狼帝って。ちょっと石頭だけどね」
 あの都築のことを可愛いと言えるなんて、やっぱこいつって大物かもしれない。


 俺がスコップとじょうろを取りに行き、水を汲んでくると、冬哉は花壇の雑草を抜いて種を蒔く準備を整えていた。
「どうやって蒔くの?」
「全部合わせて上からばらまいときゃいいんじゃないか」
「ちょっとってほんとに園芸クラブに入ってるの? 信じらんない」
 そんなこと言ったって、勉強に関係のないクラブはここぐらいだったんだ。仕方ないだろう。

「ひまわりとかも混ぜちゃったら、背の低いのには日が当たらなくなっちゃうよ」
 ここは西日はなんとか当たる。冬哉は奥から背の高い順で蒔いたらと提案する。何も考えてなかった俺はすぐと賛成した。
 俺がスコップで溝を作ると冬哉が種を蒔き、手で土をかける。小さな花壇はすぐに一杯になる。じょうろで水をまいて作業は終了した。


「結構簡単だったね。それに楽しかった」
 冬哉は土で汚れた手を洗いに行こうと立ち上がった。
「ちょっと待て。さっきポケットに種が入った」
「えっ、ほんと?」
「あっ、ダメだ。そんな手で触ったらシャツがドロドロになるぞ」
 そう言って俺は冬哉の胸ポケットに手を入れた。散々掻き回して、入れるときに持っていた使わなかった朝顔の種をわざと出して見せる。

、くすぐったいって」
「まだ入ってる」
 初めから無かったくせに嘘を付く。指の腹で冬哉の肌を撫でるように円を書く。すぐに少し硬いモノが引っ掛かった。
「ほら、あった」
 それを種の振りをして摘み上げた。

「あっ、ちょっ‥と、って‥ば」
 シャツの上からではあるが、摘んだまま引っ張り上げようとするたびに、冬哉は違うと首を振る。
「あれ、中々取れないな」
 白々しいことを言いながら、もっとよく探索が出来るように後ろから抱きかかえる。男なんて抱きしめる機会はなかったが、思ったより抱き心地がいい。冬哉は痩せているように見えたが、そんなに小さいわけではないので程良くのった筋肉で弾力があったのだ。

「ねっ‥、。止め‥て」
 身を捩って逃げ腰になる。俺の手を抜こうと冬哉の手が掴みに来る。
「触ると汚れるぞ」
 長袖の真っ白なシャツの腕を、土で汚れた手で掴むわけにはいかなくて、冬哉の手は宙に浮いたままになる。
「んんっ‥、‥止めっ」
 摘んでる指に力を入れるとそれに合わせて冬哉の息が漏れる。
「中に入り込んじゃったな」
 俺はネクタイの下の第2ボタンを外すとそこから右手を差し込んだ。

「ちっ違う‥って」
「ほらこれだから。今取ってやるからな」
 シャツごと摘んだものを、落ちないように差し込んだ右手に渡す。そして直に触る。

「ああっ‥」

 冬哉はビクッと震え、小さく顎を仰け反らした。
「あったぞ」
 本当に種を確かめるように指の間でコロコロと回してやる。
「ちっ‥違う‥って」
「違うなら何でこんなに硬いんだ?」
「そっ、そんな‥こと‥言って‥も」
 右手はそのまま胸の種を摘み、左手はポケットから出す。

「下まで落ちてるのもあるかもしれない」
 ベルトを外し、ズボンのボタンを外すとシャツを引き出し、左手を突っ込んだ。
「そっ‥そんなと‥こに、ない‥って」
 手は下腹を撫でながら股間へと向かう。
っ。やっ止めて」
 冬哉は腰を引いて懸命に逃げる。しかし胸を嬲られているせいか力いっぱいの動きが出来ないようだ。指先が硬くなってる物に当たった。

「ダメッ。ダメだって」
「あれ〜っ、何で硬くなってるんだ。何1人で興奮してるんだよ。種を探してやってるだけなのに」
 冬哉の顔は見る見ると赤くなる。
「だっだだだって。そんな‥とこ、触るんだもん」
「そんなとこって。この種のことかい?」
 左手の指先で硬い物を触りながら、右手の種を上の方へ引っ張った。
「あああっ、だっ‥ダメ‥って」
「こんなに硬いのに。種じゃないんだ。そんでこっちも興奮してるわけ?」
 屹立したモノをやんわりと握りしめてやる。既にがっちりと拘束されている冬哉の足だけが虚しく足掻く。

「はぁっ‥ああっ‥。。止‥めて」
 そそり勃ったモノを扱き出すと冬哉の顔は俺が見惚れた表情になった。後ろから抱きかかえ胸を転がし、股間を扱く。

 もっとこの顔を見たい‥。もっと喘がしてみたい。もっと乱れさせてみたい!

 俺は自分の欲求に忠実になる。やっていることに夢中になる。どんどん動きが早くなっていく。

 そして耐えられず、胸を触っていた右手を抜くと冬哉の顎にかけた。無理やりこちらを向かすとその唇にくちづけた。

「んんっ」
 冬哉の目は見開き、抗議の声を上げる。

 それを無視したままほおに指の力を入れ、口をこじ開けると舌を差し込んだ。

 想像よりずっと良くて舌を絡ませる。男でも変わりがないと感じたが、 握ったままのモノが脈を打っていっそう大きくなる。 すぐ分かるのは女とは違うな、心の中でそう思う。

 感じてると分かるとこちらも興奮する。下を擦り上げながら、 舌も蹂躙する。それだけ感じていたはずなのに冬哉は中々イかない。 イかないから止めることなく、冬哉に殴られるまでそれは続いた。
 ガシッと一発入りそのはずみで顔が離れる。

 ハァハァ、と荒い息で冬哉は叫んだ。


前へ   次へ