俺たちは大学の卒業旅行で南米へ遊びに行った
しかしガイドの忠告も無視しジャングルの奥地へと足を踏み入れてしまった
友人たちとはぐれた俺はせめて街へ戻ろうとさまよい丸一日歩いたが、進めど
進めど生い茂る木しか見えない
くそっ!!こんな所で死んでたまるかよ!!
やがて足が疲れきってしまい身動きが取れなくなった

「くそう…せめてガイドの言うことを聞いていれば…」

そんな後悔をしても始まらない…
今は少しでも休んで町へ帰り着くことを考えないと

「…水飲みてぇ…」

もう喉もカラカラだ…
…視界もぼやけてきた…

―その時前方のほうから人の気配がした

「助かる!!」

そう思った俺は残る力を振り絞って草木を掻き分け気配のする方へ走った

「!?」

そこにはあどけない顔をした少女が振り返った
おそらくこの付近の原住民かもしれない

だがその少女が右腕に持っていたのは…

「吉沢ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

友人である吉沢はこの少女に狩られてしまったらしい

…そこで俺の意識は途切れた

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
目が覚めた

「何だ夢か…」
嫌な汗が背中を濡らしている
肌着を着替えないと風邪を引く
かもしれない
…ん?
俺上半身裸!?
そして右腕に違和感…

「…むにゃむにゃ…」

( A ) ゚ ゚

吉沢と思しき人間の遺体を引きずって
いた少女が裸で俺の腕に抱きついて
いる
よく見ると何か萱葺きのテントみたい
な所に居るぞ!?

…そして何故裸!?
てか吉沢はどこだ!?他の連中も狩られ
たのか

もしかしてここに居たら俺殺されるんじゃ
!?

落ち着け俺、ここは素数を数えるんだ!!
1、3、5、7、…
―かえって落ち着かんわー!!!

「ん…」

うわ、この娘っ子目を覚ましたよ(

「…あ」

思わずたじろいた
くそう!!食うなら食うがいい!!!もう覚悟は出来てるさ!!
…多分

しかし一向に飛びかかってくるような気配もない
なんだか判らんけど妙に嬉しそうだ…同時に好奇心のまなざしすら感じるんだが

と、とりあえずコミュニケーションだ!!
もしかしたら言葉が通じるかもしれないっ!!!
「へ、へろぅ!!」

しかしやはり通じてないのか首を傾げられてしまった…
文明圏が違うと言うのはこんなにも辛いものなのか!!

くそう、目が泳ぐ…どうしたら良いんだ!!

その時部屋の片隅においてあるリュックが置いてある事に気がついた

………
……

!!

「吉沢ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

このセンスの悪いリュックを背負うのは奴ぐらいしか居ない!!
まだどこかに居るのか!?
それとも…

さっきまで嬉しそうな顔をしていた少女の顔が急に曇った
少女の言葉もよく判らない
近隣の現地語とも全く違うし…

食ったのか…?俺もそうなっちまうのか?
そんなことを考えているうちに少女は服(と言っても殆ど下着みたいなものだが)を着て俺の腕を引っ張った
どこかに連れて行こうとしている?
とりあえず吉沢のリュックを手にとって少女の引っ張っていくままに行ってみることにする
何かやばいことになりそうだったらとにかく逃げてみるさ
これでも陸上は得意な方だしな
(高校までの話だが)

小屋の外に出ると小さな集落の中だった…が
人の気配はまるでない
生活の臭いすらしない…

何なんだここは?

…今になって気がついたがこの子耳が変な形してる上に尻尾が生えてるが…

少女が立ち止まった

その視線の先に…吉沢のセンスの悪いアロハシャツが木の棒にくくりつけられていた
その下には埋めて間もない跡があった…
「っ…!!!!吉沢っ!!!」

こんな形で再会する事になるなんて…
お前いい奴だったよな…
そういえばこの旅行企画したのもお前だったよな…
俺を連れてきた少女も泣いている…
なんとなく悟った
「きっとお前…この子を助けようとしたんだよな…でなきゃ…」

こんなことなんかに…っ!!

俺、日本に帰りつけたら親御さんに伝えておくよ…
「あいつは立派な男だった…」って

そうなるとここを出るべく準備をしないことにはな、
俺は手持ちの荷物は落としちまったからちょっとばっ貸し拝借させてもらうぜ…吉沢

リュックを開けて目ぼしいものはないか確かめた…

…前言撤回
こいつ南米にまで来て何しようとしてたんだ!?
よくよく考えたらこいつのせいでこんな所で迷う羽目になったんだよ!!
「ちょっと良い所があるらしいぜ!?」とか俺を誘わなければ!!
そもそも小学校の頃から変態の兆候はあったんだ!!
女子のパンツの中にかえる入れて泣かしたり更衣室のロッカーの中に隠れて出られなくなったり!!
「吉沢ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!(怒)」

 …さて、吉沢が死んだことも確認したし(さすがに墓を掘り起こすのは
気が引けたからやらなかったが)
 まだ体力も回復しきってないから小屋に戻って休ませて貰おう
そういえばこの子の名前まだ知らないな…こっちも自己紹介してないし…
伝わるかどうか判らないけどやってみるか
自分自身を指して彼女の前で言ってみる
「おれの名前は啓太郎、黒部啓太郎」
「?」
「け・い・た・ろ・う」
「けーたろ?」
「うん、けいたろう」
「ケータロ!!」
どうやら伝わったようだ
「君の名前は?」
今度は彼女を指差して聞いてみる
「…チャパ」
「チャパかぁ」
なんか変な名前だけど可愛いなぁ
「チャパ、ケータロ、ヨシザワ」
吉沢!?何で吉沢!?
「!?…おれは吉沢じゃないぞ!?」
しかしチャパの視線は妙に熱っぽい
と、その瞬間チャパが抱きついてきた
「うわっ!!」
「ケータロ、ヨシザワ!!」
おれは吉沢じゃないって!!
…てかこの子めちゃくちゃ腕力あるぞ!?めっちゃ華奢なのに!!
あたたたたたたたたたたたたたた!!!
「ケータロ…」
「チャパ!!ちょwwww嬉しいけどwwwww…」
ゴキっ

…そこで意識を失った
その後再びチャパに引きずられて小屋に連れ戻されたらしい
気の遠くなる最中何度もチャパに呼びかけられた気がする…
起き上がると既に夕飯の用意がされており腹の減っていた俺は一も二もなく平らげた
とはいえフォークもスプーンも箸もないのでいささか不満ではあったものの
味はまずまずと言った感じだった
食事を終えるとチャパは小屋の明かりを消した
どうやら早くも寝る時間らしい
俺は横になりながら考えていた…
ところで吉沢ってここいらでは何か意味のある言葉なんだろうか…?

暫くするとチャパの寝息が聞えてきた
う…寝顔も可愛い

そんな寝顔を見つつ少し幸せな気分に浸りながらうとうとしかけている頃
異変が起こった

体が…主に股間の辺りが妙に熱い
亜熱帯と言うこともあり蒸して寝辛いというのもありはするのだがこれは
それとは全く種を異なる

心臓がバクバク鳴り始め興奮が止まらないっ!!
自分を制止しようとしても止められない…
理性が…飛ぶ…

もう止められない止まらない
チャパの服に手をかけた時にふと気がついた

…寝てない!?
チャパは寝てなかったのだ
よく聴いてみると寝息ではなく荒くなった息を必死で押し殺していたのだ

俺と同じく汗でぐっしょりとなっていた
同じ物を食ったしなぁ…一服盛ってたらチャパにも効くよなぁ…
等と考えていると少し涙目になったチャパが声をかけてきた
「…ケータロ…」
前後の言葉はよくわからなかったが俺を迎え入れるという意味には違いなさそうだ!
服を擦り上げて乳を露出させる
チャパはちょっと恥ずかしそうにうつむく
下腹部に手を伸ばすと汗とまたそれとは違う液体でぐっしょりとなっていた
腰の横でくくっている紐をはずし敏感になっているであろうところをまさぐる
「…っあっ!!!」
チャパのからだがくねる
…もう我慢できないっ!!
もう既にヌルヌルになっているそこに俺の物を押し付けた
早く入れてといわんばかりのチャパの表情がますます俺を興奮させる
「…いくよ」
俺の物が一気にチャパの中に入る
「―あああああああああっっっっ!!!」
ブチっ!!という音とともにチャパの瞳から涙がこぼれ小屋の中を叫び声が響いた
押し開いた恥部からは血が滴り落ちる
「っごめん!!…やめる?」
というと彼女は首を横に振った
言葉が通じてるのかどうかは判らないがどうやらチャパも続行したいようだ…
「…ケータロ…ヨシザワ…」
また吉沢?でもなんだろう、響き的に名前を呼んでいるようには思えない
ヨシザワって…もしかして…

俺は本能の赴くまま突き上げた!!
「ヨシザワッ…ヨシザワァァァ!!!」
恐らくヨシザワとはここいらでは「愛してる」とかその辺の言葉のような気がする
チャパに併せて俺も言う
「よ、よしざわ!!
チャパッ!!よしざわぁぁぁぁぁぁぁ」

…そして彼女の中で果てた

…が、興奮が収まらない…
やっぱり飯に入ってた薬かなんかが効いてるんだ!!
チャパもまだまだし足りない様子を見せる
少しばっかり調子に乗った俺はチャパを四つんばいにさせた
少し不安げだがそんな姿もまた可愛く感じる…

一方その頃死んだと思われている吉沢は…

「ヨシザワ〜〜〜!!!!」
「ヨシザワ〜〜!!!!」
「ヨシザワ〜〜〜〜〜〜!!!!」
「誰か助けてくれぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!何であいつら俺の名前呼んで来るんだよ!!!名前も教えてねーのにっ!!!」
俺の名前は吉沢 仁
大学の連れと一緒に卒業旅行で南米へ来たは良いが売春宿への行き方を間違えたらしく
ジャングルへ迷い込んだんだ
彷徨っているうちあまりの暑さに脱いでしまったシャツとお楽しみ七つ道具を入れたカバンを落としてしまった

で、たどり着いた集落があったのだが

…そこに居たのは男だけの異様な連中だった
しかも何か尻とか股間とかにやたらと視線が突き刺さってくる
「これはやばい!!!」
と思い脱兎のごとく逃げ出した
しかし奴らどんなに逃げてもついてきやがる!!
しかもその目は異常なほどにギラギラとしてまるでケダモノのようだ
捕まった途端何されるか判ったもんじゃねえ!!

クソ!!生き延びてやる!!!絶対にあんな奴らに捕まってたまるか!!!

チャパの求めるまま後ろから挿入した
「アァ…ハァッ!!ケー…タロ…」
甘い吐息を漏らしながら俺の名前を呼ぶ

そのままゆっくりと腰を動かし始める
するとチャパは動きに合わせるように
「アッアッアッ…」
と息を漏らす

愛しさが止まらない!!
背中に覆い被さると潤んだ瞳でこちらを見てきた
「大丈夫…」
そういいながら唇を重ねた

「チャパ…ヨシザワ」
「…ヨシザワ」

俺…チャパを日本に連れて帰りたい…
そう思った

オマケ

久々にチャパ
くぱぁはじめて描いてみたけど難しいorz
この絵自体本編とは直接関係ないので何ですが




猫耳娘が襲いかかって来た
コマンド?
→[戦う]
  [撫でる]
  [脱がす]
  [襲う]
天の声の赴くままに叫んでみた
「よしざわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

目の前に吉沢(妹)ダークアナザーが召還された
神殺しと恐れられる魔剣[チェーンソー]を片手にこちらを睨んでいる
こっちを睨んでないで猫ミミ娘を何とかしてくれ!!!
むしろ助けて猫ミミ娘
!!

自棄になって猫ミミ娘に襲いかかった

猫ミミ娘は混乱している
その隙に服をたくし上げおっぱいを露出させた
吉沢(妹)ダークアナザーはその様子を見ている

>コマンド?

それから

猫ミミ娘のパンツを脱がそうとした時いきなりチンコをつかまれた
不意に顔を見ると
「ウホッ!!いい男!!」
に変わっていた
その刹那真後ろから
「ぶぅおぉぉぉぉぉぉん」という音が鳴る
どうやら吉沢(妹)ダークアナザーがチェーンソーを起動したらしい
しかも顔はなぜか妙な笑顔をたたえている
助けてドラ○もん!!
>コマンド?
「うわああああああああああああああ!!!」
恐怖の余り目が覚めた

ああ夢で良かった…
夢じゃなかったら今ごろ俺からチンコがさよならしてた所だ…
てかなんで夢の中で自分の名前を呼ばにゃいかんのだ…
なんで妹にチンコ斬られんといかんのか
昔ちょっとイタズラ(性的な意味で)をしたことを根に持ってるのか?

おっと、自己紹介が遅れた
俺の名前は吉沢 仁(よしざわ ひとし)
南米に卒業旅行に来たはいいがむふふんなところがあると
聞いてガイドについて行ったところはぐれてしまい
ゲイの集団に三日三晩追い掛け回されていた…
それが大体一週間くらい前までの話だろうか?

何とか振り切ったと思ったらなんか足にまとわりついてくる…
それが今豪快な寝息を立ててるネコ耳のがきんちょだ
どんなに追い払ってもついてくるんで仕方なく一緒に行動している
名前を聞いてもわからんので今の所「ネコ助」と呼んでる
まぁ女の子なんだがな