※このページにおいてあるのはSSではなく、妄想したシーンの切り抜きです。ウルキオラ→織姫で、一護→織姫(?)な設定です。変に萌えたい人だけどうぞ。。無理な人はプラウザバック宜しく。ちなみに一護、負けかけてます(笑)
すべてを理解したその瞬間、一護は思わず問いかけをその口の端にのせていた。
「……どうしてだ?」
本当ならこの瞬間、自分は生きていなかったハズだ。
それを疑うことすら出来ない程、自分のすぐ側を通り過ぎた霊圧の刃は鋭く速く、そして凄まじい威力を有していた。あれをこの身に喰らわされていたら、確実に自分は死んでいただろう。
だがこうして今の瞬間、自分が生きて立っているのは、目の前に立つ敵が発した攻撃を自分が避けたからではない。確実に自分を殺せたハズの攻撃を、攻撃してきた方こそがわざと外してきたからに他ならなかった。
そのことがこれまで幾多の死闘をくり返してきていた一護にはわかる。『外した』のではなく、『外された』、わざとそうされたのだと。
だがその理由はわからない。
一角や剣八の様により戦いを楽しむために情けを掛けてきたなどとは思えない。同じ虚であるグリムジョー などとは違い、目の前にいる男ウルキオラは自分の強さに自信を持ち、その絶対を信じてはいるようだが、それに酔ったり溺れたり、それを披露することを楽しんだりするようなタイプとは違う気がする。
では何故?───『何故』だ?どうしてウルキオラは確実に自分を殺せたハズの攻撃を外したのか。その疑問が浮かび上がり、一護を捉えて離さない。
だから思わず発したその問いかけに、唯一その解答を持つ男は、簡潔に言い切った。
「礼だ」
「『礼』?!」
それこそあり得ないその解答に一護はますます顔をしかめる。自分がこの男に会う時は常に戦場で、敵同士としてしかまみえたことしかなかった。となると当然呪いの言葉をあびせられても、礼を言われる覚えは無い。
だからどうしてそんな言葉が出てきたのか、思考を巡らそうとした一護に向かい、ウルキオラはこう言葉を発した。
「お前は俺と初めて会った時のことを覚えているか?」
「?、───ああ」
いきなり何を言い出すかと思ったが、それでもウルキオラのその言葉こそが自分の疑問の解決に繋がると理解し、一護はこくりと小さくハッキリ頷く。
「たつきの魂が半分吸われて、それからチャドがやられ、ヤミーだったか、お前の仲間のでっかいヤツと俺がやりあって、虚化することを畏れた俺をかばって井上がふっとばされて大ケガ負った時のことだよな」
「そうだ」
今度はウルキオラがこくりと頷く。
「でもそれがどうして」
「お前はあのとき女を助けた」
発した言葉を追い抜くように重ねられたその言葉に、一護は小さく目を見開く。
「え───」
おそらく間違い無く彼が言う『女』とは自分達の仲間である井上織姫のことに他ならない。
それはわかるが、わかるからこそ、それが理由とされるすべてが、一護には理解することが出来ない。
だがそんな疑問すらも超越した解答を、ウルキオラは一護に発した。
「おかげで今まだあの女は生きている。だからお前が死ぬはずの攻撃をさっき外してやったのは、そのことに対しての俺からの礼だ」
「…テメェ─────」
その言葉、そして自分を見据える瞳の奥に宿る思いに、一護は打ちのめされた気がした。理屈とか理由とかそういったものを超越した、すべてを越えた絶対がそこにある、そんな気がした。
そして更にそれに追い討ちをかけるように、ウルキオラは簡潔に言い切った。
「だがこれからの女の人生にもうお前の存在は必要無い。だから礼も済んだことだし、次の攻撃は外さない」
「ふざけるなっ!」
瞬間思わず一護は吠えた。
「『俺』は必要ねぇけど、お前は井上に必要とでも言うつもりか?!」
「そうだ」
簡潔に言い切る。
「これから先のあの女に必要なのはお前でなく俺だ」
「だから『ふざけるな』って言ってるだろうが、テメェ!」
その言葉に一護は更に吠えた。
「それを決めるのはテメェじゃねえ、井上だ!井上自身が決めるんだ!」
「そうかもな」
だがそんな一護の全身から闘気が立ち上るような強い言葉をウルキオラは小さく笑った。
そして変わらぬ冷たいけれどとても熱い、熱い瞳で、ウルキオラは言葉を繋ぐ。
「だがお前がこの先、生きているかはこの俺が決めるんだ」
それを絶対の事実としてウルキオラは言い切ると、一護に向かい宣言した。
「だからさあ構えろ黒崎一護。そろそろ決着をつけてやる」
「望むところだ!!」
途端、魂が込められた剣と力が、鋭く激しくぶつかった。
THE END.
アニメでウルちゃんと織姫が初邂逅した記念に書きました。実際にこんなシーンをやってくれるなら私は悶え死ぬかもしれません。。
ああっ、ウルキオラらぶ。でも一護もらぶ。なのでこのあとどっちが勝つのかちょっと想像出来ません(笑)
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