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※この話は262話ネタばれです。コミックス派、アニメ派の方でねたばらしされたくない方&かなりオトナむきの、ぶっちゃけ強姦ネタなので、それ系ダメな方はプラウザばっくおねがいします
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「やめて、ウルキオラさん、やめてくださいっ!」
そう泣き、そう叫ぶ織姫はその時まるで蝶だった。
織姫にはそれがどういった代物かはわからない。けれど約束したとおり退出してからきっちり1時間後に戻ってきたウルキオラが、織姫が命じられた食事に一切手をつけていないと理解した途端、彼女を何もない壁に縫い止めてしまったのだ。両手をほぼ真横に広げ、その手首を淡い金色に輝く霊力の束で縛りあげるという、まるで十字架に掛けられ殺されたイエスのごとく。
だがそこから織姫にされた行動はいにしえの聖者にされたそれとは大きく違っていた。
1時間前に宣言していたその通り、彼は織姫の中に縛り付けて捻じ込んだのだ。食物ではなく彼自身を───彼の身体に附随する、彼を象徴する一部をだ。
その行為はとてつもなく織姫を傷つけた。触れられず、濡らされずねじ込まれるその行為は、初めてだった織姫には限り無い負担と言ってよかった。まるで身体の中心からまっ二つに引き裂かれるような痛みが全身を強く貫いたのだ。思わず意識と関係ところで、勝手に涙が溢れだし、勝手に涙が散ってしまう。
なのに────それなのに、 織姫がやめてくれと叫んでいるのは、その痛みが原因ではなかった。
痛みだけなら、処女を無理矢理奪われて犯されるだけならまだ耐えられる。彼の手をとってこの虚圏に来ると決めた時から殺される覚悟と犯される覚悟はとっくの昔に決めていたのだから。
では何が耐えられないのかと言えば、彼が自分に強いている行為が、生理的な欲求を逆らうことが出来ない自分にぶつけてきたのでも、魂を屈服させるためにその行為をしてきたのでもなく、その行為の目的が自分を癒す為────食事をとろうとしなかった自分に栄養を注ぎ込む為に行うものだったからだ。
だからその証拠に織姫の一番深いところには痛みとは違った感覚が満ちている。淡く、柔らかく、あたたかい何かが織姫の中に浸透し、織姫を満たそうとしているのだ。
そのことが織姫には許せなかった。時が経つにつれ痛みを凌駕し、快楽すらも感じさせるその感覚が、どうしても織姫には許せなかった。
痛みがいい────痛みならいい。やがてそれを超越して、女というより雌として、その行為に快楽を感じてしまうのなら仕方がないとそう思える。それを理由に憎んで許さないことが出来るから。
でも彼が織姫に強いているのは『生きる』、ただそれだけなのだ。その為の手段として、ある意味織姫を救う為に彼はその行為を実行しているのだ。
だから織姫はただただ叫んだ。
「やめてください、ウルキオラさん!やめてっ!!」
これでは彼を許さなければなくなってしまう────憎むことができなくなってしまうから、織姫はただただそう叫ぶ。
けれどそんな織姫の叫びを、ウルキオラはいつものように、変わらぬままで一蹴した。
「文句を言うな。俺はちゃんと言っておいただろう?1時間後に来るまでに食ってなかったら縛り付けて捻じ込んでやると。それなのに食っておかなかった自分が悪いと何故わからない」
「けどっ!」
「女」
反論しようとする織姫に、ウルキオラは言う。
「俺はこうも言ったはずだ、『俺はお前をあやす為に此処に居る訳じゃない』とも。それがどうしてわからない?」
その辛らつな言葉と、何より冷たいその瞳に織姫の心をうち抜かれる。
「…っ!…」
そうなのだ────ただその為だけに、彼はこうしてここに居て、ここでこうして、こうしているのだ。そのことがたまらなく織姫には痛い。身体を穿つ痛みより、その何倍も心が痛い。
だから織姫は、せめてとばかり懇願した。
「────…じゃあ…じゃあウルキオラさん、あたしに『好き』って言ってください」
「…何?!」
さすがのその言葉にウルキオラの表情が変わった。
それを受け、織姫は言葉を続けた。
「だからあたしに『好きだ』って────『好きなんだ』って言ってください。そうしてくれたらあたしあなたのことを許さないで済むようになるから」
その為にどうしてもウソが欲しい、何より甘美で残酷な最高にひどいウソが欲しい────だからそんな願いをこめて、今この時を支配する執行者に向かって懇願した。それだけが今の自分を救えるたった1つの方法だと信じてやまないから。
だがそんな織姫に対し返された『応え』は、そんな生易しいモノではなかった。
「わかった。なら言ってやろう────『愛してる、織姫、愛してる』」
「え────」
その言葉に織姫は小さく目を見開く。
「…なっ、なんで…」
声が思わず震えた。
だがそんな織姫には応えない。代わりにウルキオラはもう一度囁く。
「『愛してる、織姫、愛してる────お前のすべてを愛している』」
「そんな…────」
途端、これまでとは違った意味での涙が織姫の瞳から溢れ出す。
「ひどいよ、ウルキオラさん、ひどすぎるよ…────」
だって声が違ったのだ────その響きが違ったのだ。そんな声でこんな言葉を絶対聞きたくなんてなかった────絶対聞かされたくなんてなかった。
だから溢れだし、とまらなくなった涙をその瞳から滴らせながら、織姫はただただ心から泣いた。
「…ひどい、ひどすぎるよ、ウルキオラさん…」
だがその言葉には答えない。
代わりに薄い唇で涙の雫を拾いながら、何度も何度も愛の言葉を囁く。
「『愛してる、織姫、愛してる』───『お前だけを愛している』」
織姫が望んだからと装って吐き出される本気の言葉───ニブいと評判の織姫にだってわかる程、真摯で揺るがぬそれらの言葉。
それらすべてが織姫の中に侵食していき、揺らしてそして狂わせていく。こうある今が───こうあることこそ至福であるとでもいうかのように。
だから織姫は瞳を閉じた。せめて自分が堕ちるその瞬間を、鏡のように自分を映す彼の冷たい緑の瞳に見つけないで済むようにと。
だけどそれはもう遅くて、悲しいほどにそこにあった。自分の一番奥深く───自分自身のその根底に。
THE END.
……ついヤッてしまいました(死)
だってぇ〜『縛り付けて捻じ込んでやる』ですよぉ!だったらヤるしかないじゃないですかっ!!
にしてもなんて萌え。。たった8ページのエピソードですでにあと3つほど申そうが出来てしまっています。やっぱ不毛系は最高ですッ!!
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