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それでも夢だったのだ
だから『女の子だから』を言い訳になんかしたくない
けれどそういう時がやってきたら
綺麗なバラの花束にとびっきりの言葉をそえて貰いたいと思っていたのだ
だが現実はどうだろう?
彼にその意志があることはかれこれ4か月前から知っている
本当なら自分の誕生日にそれを実行しようとしていたことはすでにちゃんとお見通しなのだ
なのによっぽど運が悪いのか、それともタイミングが悪いのか
記念すべきその日を逃してしまってから後
初めてキスした記念日もクリスマスイブもクリスマス当日も
果てには大晦日やら新年を迎えたカウントダウンやら
いわゆる『チャンス』という日すべてが
ただの普通の記念日で終わってしまって今日という日が来てしまっている
そのことをさすがにマイペースの彼でも気にしているらしく
普通ならあせってあわてようはずなのに
逆に『今日もダメなんじゃないか。。』と
落ち込む時はめり込むように落ち込みまくり
身動きとれなくなる彼らしく
どうすればいいのか困った様にこちらの様子を窺っている
となればこちらがあきらめてやるしかない
こんな男だとわかっていながら
それでも彼を選んでしまったのは他ならぬ自分自身なのだ
けれどやっぱりちょっとだけ───ほんの、ほんのちょっとだけ
夢を壊された仕返しはしてやりたいと思ったから
ほんの少し威高けだかにあごをそらしつつ命令する
「3回まわってワンとお言い!そしたらプロポーズだってなんだって、
あんたがしたいと思ってること、全部させてあげるから」
途端浮かんだ最高の笑顔
今日で25才になったっていうのに子供のような無邪気な笑顔
幻覚に決まってるけどフサフサしたしっぽが見えた程
うれしそうに弾けた笑顔
この笑顔が大好きだから───この笑顔が見たかったから
仕方がないってあきらめよう
どんな夢をあきらめたって一緒にいたいと思えるほど好きな人と一生一緒にいられる幸福を
手に入れられるのに比べたら
ぜんぜん安いものだって心の底から思えるから
THE END.
初のはじいちモノでございます。。日記に載せてたのをこちらに移しました。
こんなところに書く内容じゃないのですが、わたくし、亮くんとはじめちゃんの年齢差がわかりません。。1巻にあるWEを説明するセリフの中に『19才のアイドルユニット』ってあるのに、そのあとで19才の誕生日ネタをやってたからです。一応私はそっちがまちがってると信じて(というか3才差の方が萌えるので)はじめと亮の年齢差は3才のつもりで書いています。
なのでこの話はもうすぐはじめちゃん卒業って時の話です。。
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