DEATH NOTE 月×ミサ


SEXとウソとシーツの波間 - sekkusu to uso to situ no namima-





 

 ちょうどいい機会だから言っておくことにした。


「ねえ、月、月ってセックス下手だよね」
「・・え?」


 さすがに終わった直後、自分の下でアンアンうめいてた女にそう言われて驚いたらしい。あたしをあんなに壊したのにいつもの澄ました綺麗な顔に戻っていた顔がほんのすこし崩れてあたしの方をふりかえった。



 だからそれに満足してあたしは言葉を続けてしまう。

「だって強引だし、豪快だし、本気の『イヤ』とそうじゃない『イヤ』の区別があんまりついてないよね。だからいっつも月だけ1人で気持ち良くなっちゃって、ミサは1人でおいてきぼり。それって下手ってことでしょう?」




 すると月はひどく不機嫌そうな、だけど一部納得したカオをして、ふて腐れたようにこう言った。


「だけどミサはそれがいいんだろう?」
「ん?」

 その言葉にあたしが目をくりんとさせると、月はいつものように冷たい程の澄んだ瞳であたしのことを見下ろしながら、その言葉にこう続けた。


「『《僕が気持ちいいこと》がミサには一番気持ちいい』んだろう?」


「!、フフッ」
 そう言った月の瞳は確信に満ちた、『間違いない』って言い切る瞳───キラの時と同じくらい、ううん、キラのときよりもっともっと冴えた瞳。


 だからあたしは嬉しくなって月の背中に飛びついた。


「すごいね〜、さすが月!どうしてミサの気持ちがわかるの?!」
「さあな」


 すると月は苦笑してあたしをぽいと引き剥がした。おかげであたしのカラダはしっかり再びシーツの波間。

 そしたら月はそのあたしをさっきまでと同じように押しつぶすようにのっかかってきて、耳もとで意地悪く囁いた。



「だから『これ』もあたってるだろう?『ミサは僕にこうして欲しい』───『もう一度こうしてほしい』んだ」



 ホント、すごいね、さすがだね、月!月はどうしてこんなにも、あたしの気持ちわかっちゃうんだろ?

 『今だけでいい、一瞬でいい、もっと月をあたしの中に閉じ込めて、捕らえておきたかった』って今はそう思ってたこと、どうしてそんなに簡単に月にはわかっちゃったんだろ?


 だからね、もっと溺れるね、月。
 あなたがくれるものならばあたしにとっては何でも全部、最高で、素敵で、幸せなの。あなたのことが大好きで、ホントにホントに愛しいの。





                                 THE END.







 映画公開記念で月×ミサです。わかってないようでわかってるとことか、でもやっぱり奇妙にずれてるからこその不協和音的調和とかがこのカプの魅力だと思います。なのですでに読まれた後の後書きに書いても意味ないのですが、シチュやヤってることは半分スルーする勢いで見ていただけたらな、と思ってます。。
                        


 
 

 
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